今日は隆ちゃんと、夏祭りデートに行く日。
あたしは昨日からドキドキで
すっごく楽しみだった♡♡
隆ちゃんに少しでも可愛いって
思ってほしくて
浴衣を着て…髪も可愛くして…
びっくりさせようと思って…
でも…
待ち合わせ場所で隆ちゃんの姿を見つけて
びっくりしたのは、あたしだった。
隆)あ、来た。
〇)……///
隆)どうした?
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思わず立ち尽くすあたしのところへ
隆ちゃんが歩いてきてくれた。
ㅤ
隆)〇〇ー?
〇)……///
隆)何ぼけっとしてんのw
〇)…だ…って…///
ㅤ
隆ちゃんも浴衣を着てきてた。
ㅤ
〇)浴衣…///
隆)うん。
〇)びっくりして…
隆)お前も着てくるだろうなって
思ったからw
〇)え…っ///
ㅤ
バレてた…///
なんか…恥ずかしい///
ㅤ
戸惑ってるあたしの手を取って
いつもよりゆっくり歩いてくれる隆ちゃん。
胸が…ドキドキする…///
ㅤ
隆)花火までまだ時間あるから
色々食おうぜー♪
〇)うん。
隆)なーにお前w
〇)え?
隆)なんで大人しいの?w
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隆ちゃんが顔をのぞきこんできた。
顔が近いよ…//
あたしが思わずうつむくと
ほっぺにチュッと軽くキスをされた。
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隆)へーんなのw
〇)……///
ㅤ
今日は…
あたしが隆ちゃんをドキドキさせたかったのに
あたしばっかりドキドキさせられてる…///
そのまま手を繋いで歩いてると
ちらちらと視線を感じた。
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〇)??
隆)それ…、さ…
〇)??
隆)自分でやったの?着付け。
〇)うん…//
隆)そっか。
〇)どこか…変…?
隆)いや…?
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隆ちゃんはそう言って
下唇を少し噛んで、逆の方を向いた。
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〇)隆ちゃん…?
隆)なに。
〇)……
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こっちを向いてほしくて
繋いでる手を少し引っ張ると
ちらっとこっちを見た。
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隆)なに!//
〇)え…っ
隆)……//
〇)えっと…、可愛い?浴衣…
隆)……
〇)……
隆)ん!
〇)……//
ㅤ
照れてる隆ちゃんが可愛くて
手にぎゅっと力をこめた。
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隆)浴衣も…可愛いし
髪もめっちゃ可愛い。
〇)え…っ//
隆)つーか…
〇)……
隆)お前が可愛い//
〇)……っ//
ㅤ
どうしよう…
すっごく嬉しい///
あたしは…
繋いでる手を2回ぎゅっぎゅっ
って握った。
すると隆ちゃんも
ぎゅっぎゅって2回、返してくれた。
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〇)ふふーー♡
隆)なに。
〇)これね、「す」「き」って
意味だもん♡♡
隆)はぁ?w
〇)あたしが作った合図ー♡♡
隆)なーにそれw
〇)えへへ///
ㅤ
隆ちゃん…好き…♡♡
もう一度手を、ぎゅっぎゅってすると
隆ちゃんもまた
ぎゅっぎゅってしてくれた。
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〇)え…好きって意…
隆)好きって意味だよ?
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あたしの言葉を遮って、
隆ちゃんがそう言った。
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〇)え…っ///
隆)何その顔。
〇)だって…//
隆)〇〇ーー
〇)……//
隆)おい、こっち向けってw
〇)……//
隆)お前が言い出したんだろ、これw
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また手をぎゅっぎゅってされた。
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〇)そうだけど…//
隆)ほんとお前は…w
〇)だって…//
ㅤ
嬉しくて恥ずかしいんだもん//
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隆)可愛い奴w
〇)えっ…
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隆ちゃんの顔を見ると
すごく優しい顔であたしを見てた。
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〇)////
ㅤ
どうしよう…
すっごく好き…///
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隆)あ、俺あれ食いたい。
〇)焼きそばー?
隆)うん。
〇)いいなー♡
あ、あたしあれも食べたい!
隆)お、たこやき?
〇)うん!
隆)よっし、じゃあ一緒に食お♪
〇)うん♪
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それからベンチに座って
半分こずつ食べて…
甘いものが食べたくなって
いちご削りをまた半分こして…
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隆)これめっちゃ美味いな〜〜
〇)ね♡美味しい♡
隆)家で今度作ろっかな。
〇)えーー!出来るのー?w
隆)食べたい?
〇)うん!食べたい!
隆)じゃあやってみるw
〇)え?
隆)〇〇が食いたいって言うから。
〇)……//
隆)いちご凍らせれば…できるよな…
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隆ちゃんがブツブツ一人言を言ってる。
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隆)あ、なくなりそう。
最後の一口食べたい人〜〜
〇)……
隆)いらないの?w
〇)え…隆ちゃん食べていいよ?
隆)だ〜〜もう、口開けて。
〇)え??
〇)え、え…//
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あたしが口を開けると
最後のイチゴを隆ちゃんが
口の中に入れてくれた。
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〇)甘い…//…ありがと…///
隆)んー。
〇)?
隆)やっぱ俺も食いたい。
〇)え??……んっっ///
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隆ちゃんの手が頭の後ろにまわってきて
唇を塞がれた。
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〇)んっ…んんっ…///
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キスのあとに
ぺろっと唇を舐められて…
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隆)あーまw
〇)〜〜〜///
隆)なんだよ。
〇)ばか…///
隆)え?もっかいって?w
〇)言ってない!//
隆)しょーがねぇなぁ〜〜w
〇)ちょっと!
言ってないってば!//
あっ…//…んんっっ///
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しばらく激しいキスが続いて…
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〇)はぁ…っ、は…ぁ///
隆)かーわいー
〇)え…っ///
隆)顔、真っ赤…w
〇)〜〜〜///
ㅤ
隆ちゃんが…
こんなキスするからだもん///
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隆)なんか…我慢できなく
なりそうなんだけど…
〇)えっ!!///
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隆ちゃんはそう言って立ち上がると
あたしの腰を抱き上げて
あたしを向かいに立たせた。
ぎゅっ…
〇)……///
隆)はぁ…
〇)隆…ちゃん…?//
隆)〇〇が…花火楽しみにしてたから…
〇)え…?
隆)ほんとは今すぐ連れて帰りたいけど…
今はこれで我慢。
ぎゅーーー
〇)隆ちゃん…っ、苦しいよ…///
隆)なんだよーー
〇)……///
隆)我慢してんだからこれぐらいさせて…
…って、お前まだ顔赤いしw
〇)だって…//
隆)ほら、花火見に行こっ。
〇)…うん//
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隆ちゃんに優しく手をひかれて
湖のほとりまで歩いた。
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隆)こっち穴場なんだよなー♪
〇)全然人いないね。
隆)みーんなあっちの混み混みんとこで
ごった返して見てんだよ。
〇)ほんとだ!あっちすごい人!
隆)俺らはこっちでゆっくり見よ?
〇)うん♡
隆)人いないからって
エッチなことしてこないでねー
〇)何それ!!//
隆)あはははw
〇)しないもん!//
隆)うん、したいのは俺だった。
ごめんw
〇)え…っ//
ヒューーーーーーッ
バーーン!!!
ㅤ
隆)お、上がった!!
〇)わ!!すごい!!
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次々に打ち上がる、色とりどりの花火。
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隆)すっげぇキレイじゃん!♪
〇)うん!すごーい!♡♡
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ふと隆ちゃんの横顔を見ると
目をキラキラさせながら
花火を見上げてる。
可愛いなぁ…♡♡
横顔…キレイだなぁ…
今、隆ちゃんと一緒に
手を繋いで、花火を見てること…
あたし、一生忘れない。
〇)……
あたしが隆ちゃんを見つめてると
隆ちゃんが振り向いた。
ㅤ
隆)ん?
〇)……
隆)見てた?
〇)うん。
隆)なんでw 花火を見ろよw
〇)だって…
カッコイイんだもん…//
隆)はぁ?w
ヒューーーーーーッ
パン!パン!パパン!!!
最後の花火が打ち上がった。
ㅤ
隆)ほら、終わっちゃったよ?
〇)うん。
隆)〇〇…?
ぎゅ…っ
あたしは隆ちゃんに抱きついた。
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隆)……
〇)好き…//
隆)知ってるよ?
〇)……//
ㅤ
隆ちゃんがあたしの身体をぎゅっと
抱きしめてくれた。
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隆)なーに…甘えんぼ?w
〇)違うもん…//
隆)こんな抱きついといて?w
〇)……//
ぎゅっぎゅっ…
〇)えっ…
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隆ちゃんがあたしの身体を
2回ぎゅってした。
ㅤ
〇)今の…っ
隆)伝わったー?w
「す」「き」って…合図…
〇)……っ///
ぎゅ〜〜〜〜っっ
隆)おい!苦しい苦しい!!
ギブギブ!ww
〇)もう〜〜///
ㅤ
隆ちゃんのことが好きすぎて
力いっぱいぎゅって抱きしめた。
ㅤ
隆)お前はどんだけ
俺のこと好きなんだよーw
〇)……//
隆)しょうがないなぁ…w
ㅤ
隆ちゃんが優しく頭を
ぽんぽんしてくれた。
ㅤ
〇)……//
隆)何その顔…
〇)…え?
隆)そんな可愛い顔してたら襲うよ?
〇)え!!
隆)ぷっw
チュッ♡
〇)!!!
隆)今はこれで我慢〜♡
〇)……
きゅっ
〇)隆ちゃ…ん…
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大きな手を、きゅっと掴んだ。
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〇)もっかい…//
隆)チュー?
〇)うん///
隆)////
ㅤ
隆ちゃんが両手であたしの顔を包んだ。
優しく頬を撫でられて…
ぴくんっ…
ㅤ
隆)おい。
〇)……//
隆)こっち向いてw
〇)……//
隆)〇〇。
〇)……//
隆)チューして欲しいって言ったの、誰w
〇)……//
ㅤ
だって…
こんな優しく触れられたら…
あ…
おでこがコツンてぶつかった…
あたしがゆっくり顔を上げると
隆ちゃんの唇がそっと触れた。
ㅤ
〇)……////
ㅤ
目を閉じて隆ちゃんのキスに応えていると
キスはどんどん深くなっていく…
やわらかくって
溶けちゃいそうなキス…
ㅤ
隆)ヤバ……きもち…//
〇)…は…ぁ……//
隆)あ〜〜〜〜〜もう…//
〇)…隆ちゃ…ん?
隆)やっぱ今日…、連れて帰っていい?
〇)え??
隆)帰したくない。
〇)え…っ///
でも…明日も仕事だし…
隆)いいじゃん、もう無理…
〇)え…っ///
隆)お前…可愛すぎんだもん//
〇)……///
隆)お願い。
ㅤ
今度は真剣な顔をして見つめてくる…
ずるいよ…//
ㅤ
〇)明日…、朝早いよ?
隆)俺も一緒に起きるから!
〇)ほんと…?
隆)うん。
〇)6時起きだよ…?
隆)え…
〇)……
隆)うん、いいよ。
〇)え…
隆)お前といれんなら
いくらでも早起きする。
〇)……//
隆)だから…連れて帰っていい?
〇)////
ㅤ
あたしが小さく頷くと
隆ちゃんはすごく喜んで、ニッコリ笑った。
ㅤㅤ
隆)あ〜〜もう好き!!
chu♡
〇)……//
隆)chu♡
〇)ちょ、ちょっと…//
隆)chu♡
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隆ちゃんがほっぺや首や鎖骨に
次々キスしてくる。
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〇)もうっ…///
隆)はいはい、ごめんなさい〜w
〇)……///
隆)じゃあ…行こ…?
〇)…うん///
ㅤ
またお祭りを通って、二人で歩く。
ㅤ
隆)もう食いたいもんないの?
〇)あっ…
隆)なに?
〇)りんご飴…食べたいっ!
隆)あいよw
ㅤ
隆ちゃんがりんご飴を買って
あたしに渡してくれた。
ㅤ
〇)ありがとう♡♡
隆)ん。
〇)美味しい♡♡えへへー♡♡
隆)…ほんっと…
〇)え?
隆)可愛いなぁ…w
〇)だって美味しいんだもん♡♡
隆)……w
〇)今日…いっぱい買ってもらっちゃった。
ありがとう、隆ちゃん//
隆)いーよー?
あとで体で払ってもらうし。
〇)え??
隆)なんちゃってw
〇)あっ
ㅤ
りんご飴を取られた。
ㅤ
隆)俺にも食わせて。
〇)いいよー♡
隆)あまーー
〇)うん♡えへへ♡
隆)何笑ってんのw
〇)なんか…幸せだなぁって♡
隆)何いきなりw
〇)だって…♡
隆)俺も幸せだけど。
〇)え?
隆)〇〇が隣にいて…
無邪気に笑ってんのが。
〇)え……//
隆ちゃんがすごく優しい目で
あたしの顔を覗いた。
隆)大好きだよ?
〇)////
りんご飴よりもずっと甘い、
隆ちゃんの笑顔に
あたしは今夜も、溶かされる。
ㅤ
ーendー
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