【111】俺の名前書いときたい。

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助手席に乗って
シートベルトを締めた。


♡)はぁぁ……
臣)どうしたw
♡)だって…
  臣くんがここに連れて来てくれるなんて
  思ってなかったから…
臣)……
♡)ほんとに嬉しくて♡
臣)……
♡)ありがとう♡
臣)ん//


すごいサプライズだったなぁ♡


臣)…俺も……
♡)え?
臣)ちゃんと…挨拶出来て良かった。
♡)…パパに?
臣)うん。
♡)なんて…言ったの?
臣)…ないしょーーー
♡)なんでーー!教えてよぉ!!
臣)泣き虫で…
♡)え?
臣)おっちょこちょいで
  どうしようもねぇから、
  俺が面倒見ますってw
♡)何それ〜〜!!
臣)あはははw
♡)もぉぉ〜〜〜


ほっぺを膨らませてると
むにってパンチされた。


臣)よし、行くか。
♡)うん。


臣くんがエンジンをかけた。


臣)…そろそろ腹減った?
♡)あ!そういえば!
  …でも…朝いっぱい食べたから
  そこまででもない…
臣)やっぱ?w
  俺もなんだよなー
♡)どうしよっか…
臣)なんか…道の駅とかで軽く食うー?
♡)わぁ!!それいい!!
臣)じゃあそうすっかw
♡)うん!!


また少し窓を開けると
気持ちのいい風が入ってきて…


♡)ほわ〜〜〜
臣)何してんのw
♡)マイナスイオン吸ってるー
臣)って言って気付いたら
  また寝てんだろw
♡)もう寝ないもんっ//
臣)ほ〜〜〜
♡)あ!疲れたら運転代わるから
  言ってね!!
臣)お前には運転させんっちゅーの!
♡)ぶぅ……
臣)お前はもう免許を返還しなさい。
♡)まだ若いのに!!!
臣)ぶはははw


それからしばらく走ってると…


臣)おわぁっ!!!!
♡)きゃあっっ!!!

キキーーッ!!!


脇道から車が一台飛び出してきて
臣くんが急ブレーキを踏んだ。


♡)……っ


び、びっくりして…


目を開けると

臣くんの左腕が
私の身体を押さえてくれてた。


臣)大丈夫か!?
♡)う…ん…っ
臣)あっぶね……
  マジなんだよあの車!!


臣くんが睨むと

飛び出してきた車の運転席の人が
ペコペコ頭を下げてて…

よく見るとおじいちゃんだった。


臣)……じいちゃんかよ…
♡)一時停止、忘れちゃったのかな…
臣)忘れたで済まされるスピードじゃ
  なかったけど…
♡)びっくりしたね。
臣)…はぁ…、マジ焦った……
♡)……


臣くんはハンドルに頭をくっつけて
ため息をついた後

私を見て、頭をポンポンしてくれた。


臣)良かった、なんともなくて。
♡)……//
臣)はぁ…、じゃあ行きますか。
♡)…うん。


びっくりしたけど…
こんな咄嗟に…庇ってくれるんだ…

本当に一瞬だったのに…


臣)…どうした?
♡)え?
臣)なんか…見てるから。
♡)……//


臣くんの左腕の感触が
まだ残ってて…


臣)なに。
♡)いーのっ//
臣)何がw
♡)勝手にキュンキュンしてるのー//
臣)はぁ?w
♡)……//


臣くん…ありがとう。


臣)お前、免許返還する時
  あのじいちゃん一緒に連れてけ。
♡)えええっ!!
臣)世の平和のためだ。
♡)私ちゃんと運転できるもんっ!
臣)……
♡)標識だってちゃんとわかるもんっ!
臣)……
♡)安全運転するもんっ!
臣)……
♡)え…、シカト?
臣)ぶっww
♡)しゅん……
臣)しゅんとしてもダメ!w
  もう一回運転したかったら
  もう一回教習所通え。
♡)ひどーーい!!
臣)ひどくありません。
♡)ぷんっ
臣)あ、すねたw
♡)ぷんぷんっ
臣)あ、怒ったw
♡)……
臣)……
♡)すーき♡
臣)何やねんそれ!ww
♡)えへへ♡



それから二人で道の駅に寄って

美味しいものをちょこちょこ食べて
車に戻ってきた。


♡)楽しかったぁ〜♡
臣)たまにはいーな、こーゆーのw
♡)ねっ、美味しかったね♡
臣)うん。
♡)…あれ?
臣)ん?
♡)ヘアクリップがないー!
臣)へ?
♡)バッグにつけてたやつー!
臣)落とした?
♡)そうかも…
  ちょっと見てきてもいーい?
臣)おう。


バタン。


車を降りて、来た道を少し戻ると…


♡)あっ!!あった!!


良かった〜!!!


クリップを拾おうとすると
先に誰かに拾われて…


♡)え…?


顔を上げると
男の子が二人、立ってた。


♡)あの…それ…私の…
男)はい。
♡)ありがとうございます♡


頭を下げて引き返そうとすると
腕を掴まれた。


♡)え?
男)ちょっと待ってよ…
♡)???
男)このへんの子?
♡)え??
男)大学生?
♡)…違います!大人です!


むぅぅぅ!!


男)「大人です」ってww
男)ごめんごめんw
男)かーわいw
♡)あの、離してください。
男)友達と来てるんですか?
♡)え?
男)良かったら一緒に遊びません?
♡)遊びません。
  離し…

ぐいっ

♡)わっ!


男の子たちから引き離すように
後ろから腕をまわされて

振り向かなくても、匂いでわかった。


臣)クリップあった?
♡)臣くん…


臣くんは
私の手のひらにあるクリップを見て
私の手を取った。


臣)じゃあ行くぞ。
♡)はいっ

男)なんだよ…彼氏いんじゃん。
男)まぁ可愛いしな、いるよな。
男)じゃあ違う子探そうぜーー
男)だな。


臣くんが私の手をひいて
早足で歩く。


♡)臣くん…?
臣)……


バタン。


車に乗っても
臣くんは何も喋らなくて…


怒ってるの…かな?


♡)ごめんね?
臣)…え?
♡)クリップ落として。
臣)…いや、それはいいけど。
♡)……
臣)つーかお前こんなとこに
  付けてっからすぐ落とすんだろーー
♡)だって…使いやすいんだもん。
臣)はぁ…
♡)…??
臣)……


むにっっ


♡)んっ!!
臣)……


ほっぺを摘まれたまま…


♡)なぁにー!
臣)……もう
♡)??
臣)俺の名前書いときたい。
♡)え??
臣)……
♡)どこに???
臣)このほっぺ。
♡)えっ!!!
臣)……ぶはっww
♡)もう、離してよ〜〜///
臣)はいはいw


私のほっぺから離れた手が
そのままエンジンをかけた。


♡)……


名前…書いときたいって…
私のほっぺに??


それって…

「俺の」って…こと??


♡)……///


なんか…嬉しい///


臣)…何ニヤニヤしてんすかーー
♡)えっ!してない…もんっ///
臣)エロいことでも考えてたんだろ。
♡)考えてないしっ!//
  それは臣くんでしょっ!!
臣)うん。
♡)え??
臣)俺の頭ん中はエロ一色。
♡)え〜〜〜!!!!
臣)いや、男なんてみんなそうだな。
♡)何それ!開き直ってる!
臣)あははははw


臣くんは笑いながら車を走らせるけど

どこに向かってるのか
私はわからない。


♡)次はどこ行くのー?
臣)どこ行くのー?
♡)え??
臣)え??w
♡)もう何それー!!w
臣)ははははw
♡)ここから近い?
臣)うん、まぁ。もうすぐ。
♡)どこだろう。
臣)……


それからしばらく
キョロキョロ景色を見てると


車が停まったのは
ジュエリーショップだった。


♡)え?
臣)降りるぞーー
♡)???


ここで降りるの…?



ー続ー

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