【110】お墓参り

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♡)はぁ♡
  ノボルくん可愛かったねぇ♪
臣)なーw
♡)よっし!!次はどこですか?
臣)んーと…
  まぁ適当に走りまーす。
♡)???はーいw
臣)なんか色々満喫できてんなーw
♡)ねっ♡
  マイナスイオン気持ち良かったw
臣)癒されたわーw
♡)旅行楽しい♡
臣)どっかまた…行きたいとこある?
♡)え??
臣)旅行。
♡)え…、いっぱい…ある!!!
臣)いっぱいあんのw
♡)あるよぉ!!
  色んなところ行きたいもんっ♡
臣)だよなーー
♡)うんっ♡
  海外も去年のバリ以来
  どこも行けてないし…


ああ、そういえば…
GWに行ってたっけ。


臣)……お前さぁ、有休取ろうと思ったら
  どんくらい取れんの?
♡)え??
  その時の仕事状況にもよるけど…
  一週間とか取ろうと思えば取れるよー
臣)え、マジ?!すげぇな!
♡)へへーw
臣)じゃあ、今度LA行こうよ。
♡)え!LA?!
臣)うん。
♡)臣くんお正月行ってたよね。
臣)うん。
  6月とか…どう?
♡)えっ!!ほんとに?!
臣)うん。
♡)え、え、行きたい!!
  ほわぁぁ!!!
臣)ふははっw
♡)ドキドキしてきた!!
臣)うん、お前連れて行きたい。
♡)……//
臣)じゃあ近々作戦会議な。
♡)はいっ!!!


いっぱい連れてってやりたいとこ
あんだよな〜〜
どこ連れてっても
目ぇ見開いて感動しそうだし、こいつw


臣)あ、そーいえばさ、
♡)……
臣)あ。


もう寝てるんですけど。

気持ち良さそうな顔しちゃって…


ま、いっか。
寝てるうちに花買っちゃお。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣)おい、起きろ。
♡)ん……
臣)起きろーー
♡)……ん…にゃ?


臣くんの声がして右を見ると
臣くんがいない。


臣)こっちw
♡)え…


左を振り向くと
臣くんがドアを開けてくれてた。


♡)わっ!!びっくりした//
臣)起ーきろ、そんで降りろw
♡)は、はいっ!!!


慌てて車から降りる。


♡)私、また寝てたの?!
臣)すやすやねーw
♡)わ、わ、ごめんね?!//
臣)いいよもうw
♡)わーん!本当にごめん!!
臣)いいから、ほら行くぞw
♡)え…?


ここ…って…


え!!!


♡)臣くん…
臣)んー?
♡)え、え、ここ…
臣)俺、場所わかんないから案内して。
♡)……っ
臣)…おーい?
♡)どう…して…
臣)この間…レイコさんに聞いたから。
♡)えっ!!!…ママ…に?
臣)うん。
♡)え、え、……っ


私が…いなかった時…?


♡)どうして…
臣)来たかったから。
♡)……っ
臣)ちゃんと挨拶したいし。
♡)……っ


臣くん……


臣)ちょ、おい!!
♡)うう〜〜っ
臣)なんで泣く!!
♡)だってぇ〜〜〜
臣)だ〜〜もう!!


臣くんが私の涙を袖口で拭った。


臣)泣ーくな!
♡)う…っ、うっ
臣)お父さんに俺が泣かしたと
  思われんだろーーw
♡)はっ!!!
臣)ほら、ニコッ。
♡)ニコッ…
臣)よしw
♡)…臣く…ん…
臣)んー?
♡)ぎゅー……
臣)え…っ


私は臣くんにぎゅって抱きついた。


臣)おい…//
♡)ぎゅー……
臣)やめろ//
♡)だって…
臣)お父さんに見られてっかも
  しんねーだろー!w
♡)あはははっw
臣)もう〜〜


臣くんが私の頭を優しく撫でた。


♡)あっ…お花!!
臣)うん。
♡)え、え、いつの間に!!!
臣)お前が寝てる間にw
♡)わぁっ!!!
臣)ほら、行くぞ、案内して。
♡)……うん!!!


私が寝てる間に
お花まで用意してくれてたんだ。

臣くん…
嬉しいよぉ…


何より…
パパに会いに来てくれたのが
すっごく嬉しい。


♡)…ここだよ。
臣)……
♡)私、お水汲んでくるね。
臣)ん。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡が水を汲みに行っている間に
俺はお墓に花を添えた。


♡のお父さん。

どんな人だったんだろう…


話で聞くことしか出来ないけど
会ってみたかった。


♡やレイコさんが
あんなに愛してる父親。


大切な家族を残したまま
自分だけが死んでしまうって
どれだけ悔しいだろう…

きっと…

子供達の成長も
もっと見守りたかったはずなのに…


臣)……


俺は墓前にしゃがんで
手を合わせた。



お父さん。


♡が…あんなに純粋で
綺麗な心のまま真っ直ぐ育ったのも

あなたのおかげだと思います。


あなたの代わりになんてなれないけど
でも…

あなたが本当は生きて
愛したかった分も、守りたかった分も、

俺があいつの側にいて
愛して…守っていきます…。


必ず、幸せにします。
約束します。


♡に出逢わせてくれて…
ありがとうございます…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お水を汲んでパパのところに戻ると

臣くんが真剣な顔で
手を合わせてた。


♡)臣くん…


少し後ろから
その姿を見守ってると

しばらくして
臣くんがゆっくり立ち上がった。


臣)あ…、おかえり。
♡)うん。
臣)……
♡)パパと…何話してたの?
臣)……


お墓に水をかけると
太陽の光が反射して、キラキラ光った。


臣)んーー、いろいろ?
♡)いろいろ?
臣)うん。
♡)そっか…
臣)ん。
♡)私もお話するー!!
臣)おう。


しゃがんで目を閉じて…
手を合わせた。


♡)パパ!!!臣くんだよ!!!
臣)ぶっww
  声に出すんかい!w
♡)え、変?w
臣)いや、いいけどw
♡)だって聞こえなかったら困るもんっ!
臣)うんw
♡)…パパ、臣くんと一緒に来たよ。
臣)……
♡)きっと…空から見ててくれてるから
  知ってると思うけど…
  私の…大好きな人だよ♡


パパ…、見えてる?


♡)大好きで…本当に大好きで、
  すっごくすっごく大事な人。


パパ…、聞こえてる?


♡)臣くんに出逢えて
  臣くんを大好きになって
  臣くんと一緒にいて
  …今、私すごく幸せだよ♡
臣)……
♡)パパが私のこと…
  いっぱいいっぱい大事にして
  くれたみたいに…
  私も…臣くんのこと
  いっぱいいっぱい大事にする♡
臣)……


パパに、約束するね?


♡)報告できて…良かった♡
  パパ、大好き。
  ずっと大好き。
  いつも…ありがとう。
  これからも…見守っててね…?


そう伝え終わって
ゆっくり目を開けると

隣にあたたかい気配を感じて…


♡)わっ、びっくりした//
臣)なんでw


臣くんが並んでしゃがんでた。


♡)だって…


一緒に…隣にいてくれたの?


♡)ありがとう…//
臣)うん。


そう言って笑った
臣くんの表情がすごく優しくて…


私を見つめる
優しすぎる瞳を見てると…


♡)…っ


そのあたたかさに…
胸が詰まって


♡)う…っ…
臣)え!!!…ちょ、なんで!!
♡)…わかん…ない…


涙が、こぼれてきた。


♡)臣くんが…、優しくて
  あったかいから…っ
臣)……


一緒に来てくれて

ありがとう。


♡)…ぐすっ……


パパに会ってくれて

ありがとう。


臣)……


臣くんの手が
優しく頭をポンポンする。


臣)ほんとお前は…
♡)ぐすっ…
臣)お父さーーん
  ♡はこんな泣き虫のままですよーw
♡)ああっ!!
  言っちゃだめぇっ!//
臣)もうバレてんだろ、どーせw
♡)ううう…っ
臣)ほら、もう…


臣くんがまた涙を拭いてくれた。


どうして…一緒にいると
こんなに心があったかくなるんだろう…

本当に…太陽みたい…


♡)臣くん…っ
臣)え、ちょっ、おい!//


ぎゅっっっ


♡)好き……
臣)こんなとこでやめなさい//
♡)やだっ!//
臣)こらw
♡)今ぎゅってしたいんだもん!
臣)お父さんに見られてるんですが…
♡)いいのっ!!
臣)いいんかい!!w
♡)だってパパはきっと…


抱きしめたくなったら…
好きって気持ちが溢れたら…

いっぱいぎゅってしなさいって
きっとそう言うもん。


♡)パパがぎゅってしなさいって言った。
臣)嘘つけ!w
♡)ほんとだもん!
臣)……
♡)大好きな人には
  いっぱいぎゅってして…
  大好きだよって伝えるの。
臣)……
♡)……
臣)伝わってるよ…?
♡)え?
臣)お前の気持ち。
♡)……
臣)俺にも。
♡)……
臣)お父さんにも…、絶対。
♡)……


臣くんの言葉が
スーッと胸に溶け込んで…


♡)……えへへ♡
臣)あ、やっと笑ったw


臣くんがほっぺを撫でてくれた。


♡)パパ…また来るね♡
  でも、いつも側にいるからねっ♡
臣)……
♡)臣くん、連れてきてくれて
  ありがとう♡
臣)ん。
♡)本当にありがとう♡
臣)ん。じゃあ行くか。
♡)うん!!


それから私たちは
手を繋いで車に戻った。




ー続ー

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