Tさんに会いたい。
会いたい。
会いたくて会いたくて…
震えはしないけど、
もうずっと頭の中はTさんのことばかり。
私は都内に戻ってきてからは
友達と新年会をしたり
のんびり過ごしていて…
Tさんはまだ帰省中なんだ。
ちょうど帰省のスケジュールが
今年は入れ違いで…
来年は一緒に過ごせるように
タイミング揃えようなって
電話で言ってもらえた時は
嬉しくて一人でにまにましちゃった///
そんなこんなで…付き合って以来、
まだ一度も会えてないんだけど…
電話とLINEは毎日してて。
それが一日の1番の楽しみなの///
海)……はぁ、大好きだよぅ…///
私は抱き枕を抱きしめながら
ベッドに転がった。
ちなみにこれは♡さんが宣伝してた
可愛い猫の抱き枕。
海)はぁ…、///
……一緒に寝るって…
この距離なんだよね…?
この距離で…Tさんと一緒に寝てたんだよね?
海)////
にゃんこをTさんに見立ててみて
記憶を呼び覚ますと…
恥ずかしすぎて、ジタバタしちゃう!!
この距離にTさんがいたなんて嘘だよ!!
信じられない!///
で、でも…
キスだってしたんだから…
その時は距離はゼロで…
海)////
にゃんこをTさんだと思って
チュッてしてみたら
また恥ずかしすぎて、ジタバタ!!
……私…、ほんとにHなんて
したのかな…?///
もちろん覚えてるけど、
なんか日が経つにつれて
やっぱり夢みたいで信じられなくて…。
だ、だって…
Tさんと…二人で…は、は、裸で…っ
海)////
ダメっ!!
信じられないっ!!
あれは夢だったんだ!!!///
海)……はぁ、……疲れた…///
最近の私はいつもこんな感じ。
Tさんのことを想っては
一人でキュンキュンときめいて…
Tさんとのキスやそれ以上のことを思い出すと
顔に火がついたように熱くなって
いてもたってもいられなくなって…
一人で、大忙しなの///
海)はぁ…、会いたい…///
そして結局最後はこれ。
会いたいの。Tさんに。
あの優しい笑顔に見つめられたい。
「海璃」って優しく名前を呼んでほしい。
苦しくなるくらいにぎゅっと
強く強く、抱きしめてほしい。
海)ううう…///
ピロリロリロ♪ピロリロリロ♪
海)はっ!!!!!
Tさんだーーー!!!!!
海『はい!もしもし!!』
T『出るの早っ!w』
海『Tさんっ!///』
T『おう、ただいま。』
海『え?』
T『帰ってきたよ、さっき。
予定より少し遅くなっちゃったけど。』
海『お帰りなさいっ♡♡』
Tさんが帰ってきた…!
Tさんが帰ってきた…!
嬉しいっっっ!!
T『お前はまだ起きてた?』
海『はいっ!』
T『明日の準備したか?』
海『はいっ!
Tさんから頂いたボールペンは
ジャケットの胸ポケットにしっかりと!』
T『ぷっ、そうじゃなくてさ、あはははw』
海『え?///』
T『冬休み長かったじゃん?
だからちゃんと仕事始めの準備、
終わったのかなーって。』
海『えっ…』
準備って…何かいるのかな!?汗
T『そっか、早速明日から使ってくれんのか、
ありがと♡』
海『は、はいっ///』
T『俺もお前にもらったネクタイ、
して行くよ。』
海『////』
そんなの…嬉しすぎて泣いちゃいそう。
T『明日…会社行ったら…やっと会えるな。』
海『……はい///』
もう会いたくて、待てません。
うずうずしてます。
T『てかさ、それまで待てないかも…///
朝…、一緒に行く?』
海『いいんですか?!
行きたいです!!///』
嬉しい!嬉しい!嬉しい!
どうしよう。
もう「会いたい」が爆発してる…!
T『あーー、…つーかダメだ///
その前にやっぱ会いたい。
我慢できねぇや…。
……こんな時間だけど…
会いに行っていい?///』
海『…っ///』
その言葉に、
目にじわじわと涙が浮かんできた。
同じ気持ちだったことが、嬉しくて。
海『私が行きます!!!』
T『えっ、ちょっ…』
私は電話を切ってすぐに玄関を飛び出した。
エレベーターに乗って、
Tさんのフロアに着くまで
「早く!早く!」って心の中で唱えながら。
ドアが開いたらすぐに飛び降りて、
Tさんの部屋まで走って。
ピンポンを鳴らしたら、すぐに開いたドア。
海)…っ
ずっとずっと会いたかった大好きなその人は、
困り笑いで私をすぐに抱きしめてくれた。
T)ほんとにお前はもう…w
海)////
とくん、とくん、とくん、
Tさんに抱きしめてもらえて、
やっと心臓が動き出したみたい。
T)一応マンションの中って言っても
こんな時間だし危ないだろ…?
だから俺が行こうと…
海)おかえりなさいっ!
T)…っ
海)おかえりなさい、Tさんっ!///
ぎゅぅぅぅぅ……
っとしがみついたら、
Tさんはとてもとても優しい声で…
T)ただいま、海璃…。
そう言って私の頭を撫でてくれた。
海)////
大好き。大好き。大好き。
T)とりあえず靴脱いで上がりなさい///
海)あ、はいっ///
お邪魔します…。
そう言われてTさんの背中について行ったら…
海)きゃっ///
リビングに入った瞬間、
振り向きざまにぎゅーっと抱きしめられた。
T)……はぁ、///
海)////
どうしよう…
今度は胸がすごくドキドキしてる。
T)あーー……、やべぇ…
ほんと…会いたかった…///
海)////
私もです、…って言葉が出てこないくらい…
嬉しくて、泣きそう。
T)ちょ、顔見せて…///
海)…っ///
あたたかい両手に頬を包まれて
ほんの少し、上を向かされた。
T)……うん、海璃だ///
海)////
Tさんは私を確かめるようにそう言って
嬉しそうに笑った。
……どうしよう、キュンキュンしすぎて
死にそうです…。
T)あーー、ダメ、全然足んない///
そう言って、
またぎゅーっと抱きしめてもらえて…
海)////
どうしよう。
やっぱり私、死んじゃうかもしれない。
海)……あ、あの…、
会えない間…ずっと…
Tさんに会いたくて会いたくて
死んじゃいそうだったんですけど…
今は嬉しくて嬉しくて
キュンキュンして死にそうです…///
T)……はい?!///
素直な気持ちを打ち明けたら…
Tさんはふかーーいため息を吐いて、
T)お前…相変わらずだな///
って言って、おでことおでこを
くっつけてきた。
海)何が…ですか?///
T)……可愛すぎるとこ、///
海)えっ…///
T)////
ど、どうしよう…
近すぎて、ドキドキが止まらない///
海)あの…、ずっと…
おでことおでこが…キスしてますよ?///
T)何その可愛い言い方…w
海)////
私の頬を片手で優しく撫でたTさんの
クスッと笑った吐息が
私の唇をかすめて…
それくらい近い二人の距離に、
心臓が飛び出しそうになる。
T)こっちも…しよっか///
Tさんの親指が…私の唇の上を滑った。
海)…っ///
唇と…唇の…キスってことですか…?///
T)こっち向いて…。
甘い声に誘われて…
ほんの少し、あごを上げたら…
………kiss……、
柔らかい唇がそっと優しく重なった。
海)////
……キスって、こんなんだった…?
こんなに柔らかくて…気持ち良くて…
幸せなものだった…?
T)……何、その顔…///
海)…キスに…酔いしれてる顔…です///
T)…っ、あはははw
Tさんは「ほんとに可愛いなお前は!」って
笑った後にもう一度チュッとキスをくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうしよう。
ヤバイヤバイヤバイ。
久々に会えた海璃が
相変わらず可愛すぎて、ほんとヤバイ///
T)お前その格好で寒くない?
なんか着る?
海)あっ…何も考えずに出てきちゃった。
T)だろうねw
電話も途中で切れたしなw
海)だって…早く会いたくて…///
T)うんw
可愛いなーー
ほんと可愛いなーーー
T)ほら、これ着ろ。
海)ありがとうございます///
俺のパーカーをだぼっと着て
萌え袖してるのとかヤバすぎる。
海)……あ、あのっ…///
T)ん?
海)Mさんにだけ、報告してしまいました!
T)ん?何を?
ソファーに並んで腰掛けたら
海璃が真剣な顔でそう言った。
海)えと…、だか…ら、その…///
Tさんと…お付き合い…
させて頂くことに…なったこと…、を、
T)ああ!それか!!
Mちゃんに?うん、いいじゃん。
一番仲良いもんね。
海)はい!!私の教育係なので!!
T)あ、そっか、そうだったなw
海)仕事でもプライベートでも
本当に優しくて親切で、大好きなんです!
嬉しそうに笑う海璃の笑顔が可愛い。
T)Mちゃん何か言ってた?
海)あ、はい!
LINEで報告したらすぐに返事が来て…
おめでとうって喜んでくれました///
今度お祝いしようね、って。
T)お祝い?!
それはなんか照れるな…///
海)はい、///
そっか、そうだよなーー
MちゃんとJさんは
一緒にランチすることも多かったし
俺、散々背中押されてたしなーー
お祝いっていうか
相当冷やかされそうだな…///
……てゆーか。
あの二人もどうなってんだろ。
よし、もし俺をからかってきたら
俺も逆に突っ込んでみよう!
海)その他の人にも…
言っても…大丈夫ですか?
T)ん?
海)会社…の…、
T)ああ、うん、もちろん。
てか言わなくても
俺たち既に付き合ってると
思われてるじゃんw
海)そう…なんですけど…
ええと、♡さんとか…、あとKさんとか…
T)ああ、そのへんね!
うん、言っていいよもちろん。
一緒に報告する?
海)い、一緒にですか!?///
T)え、ダメ?
海)い、いえ、そ、それは…
とっても嬉しいです///
いいんですか?
T)何が?
海)あの、その…、
♡さんに…報告するの…、
T)あーーーー!
また変な心配してるーーー。
海)えっ…
T)全然平気だから!w
俺が今好きなのはお前なの!
お前だけなの!
そのお前と付き合えて幸せですーって…
そんなん胸張って報告できるわ!
海)…っ
T)それに…
あいつも絶対喜んでくれるよ。
海)……はい///
俺がそう言うと、
海璃は嬉しそうに頷いた。
T)てゆーかもう知ってんじゃね?///
海)えっ!Mさんが言ったとか?
T)いやいや、ほら…、見られた…じゃん?
瞬くんに…///
海)はっ!!///
T)……///
海)……///
思わずお互い無言で目を合わせて…
ゆっくりと一緒に頷いた。
T)まぁその時はその時だ…///
海)そう…ですね///
海璃はそのまま、俺をじーっと見てきて…
海)……あの、明日の夜は…
一緒にご飯、食べられますか?
遠慮がちにそう聞いてきた。
T)あーー、えっと…、ごめん。
明日多分残業になる。
海)えっ…
T)仕事始めだからさ、忙しくなるし…
定時じゃ終わんないと思うんだ。
それと……、明日だけじゃなくて…
今月も結構忙しいかも…。
海)そう…なんですか?
T)うん。
今月も絶対1位取りたいから。
海)わぁ…っ
T)1回勝てたからって満足するのは
違うと思うし…
まぐれだって思われたくないし、
Jさんにも認めてもらえるくらい
結果出し続けたいから。
海)……///
T)だから…一緒に晩飯食えないこと
また多くなると思うけど…
ごめんな?
海)全然大丈夫です!
Tさん…カッコイイです!///
T)へ?!
海)本当に素敵です!憧れます!
応援してます!また1位になって下さい!
T)お、おう。ありがと…///
海璃が目をキラキラさせるから
なんか照れる。
T)……で、さ。
その代わりっていうか…
折角付き合えたのに
お前との時間が少ないのは嫌だから…
海)…っ
T)朝飯、一緒に食べない?
俺が作るから。
海)ええっ!!
T)……ダメ?
海)そ、そ、そんな…っ
私が作りますよっ!!///
T)いや、女子は朝忙しいじゃん?
メイクもあるし。
うちの実家なんて洗面所は毎朝
戦場みたいになってたし…
海)大丈夫ですっ!
その分、早起きしますからっ!
T)いや、俺の我儘でお前に早起きさせんのは
なんか悪いから…
海)我儘なんかじゃないですっ!
Tさんがそう言ってくれて
すっごくすっごく嬉しいんですっ!!
早起きしますっ!!
私が作りますっ!!
T)……ええと…、///
海璃のキラキラ攻撃が…すごい///
T)じゃあ…一緒に作ろっか///
海)えっ…
T)俺の提案でお前に作らせんのも
なんかあれだから…
基本は一緒に作るってことで、どう?
海)……はい///
あ、やっと納得してくれた。
海)そんな素敵な提案…
本当にありがとうございます///
T)いや、お礼言われることじゃないし!w
俺がお前と少しでも一緒に
いたいんだもん。
海)…っ///
……ん?
あれ。
海璃が真っ赤になってる。
海)キュンキュン…してます///
T)……ご丁寧に解説…ありがとう///
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
Tさんが今月も残業になりそうって聞いて
正直、寂しかったけど…
Tさんの仕事への意欲を聞いて
すっごく応援したくなって…
やっぱりTさんは素敵だなぁって
キュンキュンしてたら…
これからは朝ごはんを一緒に食べようって
言ってもらえて…
私はもう、嬉しくて嬉しくて飛び上がりそう。
海)じゃあ毎朝、支度が済んだら
Tさんのお家に来てもいいですか?///
T)ああ、うん。
夜泊まっていってもいいし。
海)え?
T)え?
海)お、…お…泊まり…///
T)あ、別に変な意味じゃなくて!///
そういう日もあるかなぁ、って…
海)////
T)////
いつならお泊まりしても
いいんでしょうか?
海)……あ…の、
ぶかぶかのパーカーの袖口を
きゅっと握ったら…
T)……それ可愛いからやめて///
突然そう言われた。
海)それ…とは…?///
T)……これ、///
海)////
袖口を握ってる私の手は
Tさんの大きな手にきゅっと包まれた。
海)……あの…、えっと…///
T)ああ、ごめん。
なんか言いかけてたよな。
海)…えっ…と…、///
今日、お泊まりしたいです。
帰りたくないです。
Tさんと一緒にいたいです。
離れたくないです。
心の中に浮かぶ言葉は
全部私のワガママで…
どれも口には出来ない。
T)どうした…?
海)////
そんな甘い声で優しい顔で
私を見つめないでください…///
T)ん?
海)////
……どうしよう。
またドキドキがすごい。
T)なんか言えよ…w
海)だ…って…///
T)ほら、思ってること言ってみ!
海)////
言っても…いいのかな?
海)Tさんに優しく見つめられると…
……キス、してほしくなっちゃいます///
T)…っ
海)……でも、キスすると…
ドキドキして死んじゃいそうになるから…
そんなこと…言えなくて…
T)いや、言ってんじゃん!w
海)それはTさんが言えって言うから!///
T)……。
Tさんは私をじーっと見つめて
また優しくおでこをくっつけてくれた。
T)キス…してほしいの…?
海)////
また一気に心拍数が上がる。
顔が熱い。
T)海璃…?
海)…っ
T)してほしい…?
海)////
ドキドキしすぎて返事が出来ない私に…
Tさんは小さく笑って…
T)……ごめん、待てない。
俺がしたい。
そう言って、甘い甘い…キスをくれた。
海)////
幸せすぎて、
身体の芯から一気に溶け出してしまいそう。
海)……ん、っ///
唇が重なる度に、気持ちが高まって…
好きがあふれ出して…
Tさんの腕をきゅっと掴んだら、
私の頬を撫でてくれていた手が後頭部へ回って
その瞬間、グッとキスが深まった。
海)…ふ…っ、///
柔らかい舌に…
口の中がゆっくりゆっくり、
溶かされていくみたい…。
T)……息…、してる…?
キスの仕方、忘れた…?w
海)////
あまりに夢中になりすぎて、
Tさんにクスッと笑われちゃった…///
海)少しずつ…思い出して…ます///
T)……ん、それでいいよ…。
海)////
Tさんの声が好き…。
甘くてとろけそうに、優しい声。
すべてを包み込んでくれるような
すっごくすっごく、優しい声。
T)……はぁ、ヤバイな…///
深いキスを夢中で繰り返した後、
Tさんが私をぎゅっと抱きしめてくれた。
T)会ってない間に…
ますます好きになってるかも、俺…///
海)////
な、な、なんですかその嬉しい言葉は!!
T)……離したく…ないんだけど…
どうしよう…///
海)////
ドキドキドキ、ドキドキドキ、
嬉しすぎて心臓が大変なことになってる。
海)……お泊…まり…、しても…
いいって…ことですか…?///
T)え…っ///
海)////
T)////
抱きしめられたまま、
Tさんの返事を待ってると……、
T)……泊まって…く?///
やっとそう言ってもらえて、
私はもう嬉しすぎて。
Tさんにぎゅーーーーーっとしがみついた。
海)お泊まり…したいです…///
帰りたくないです。
Tさんと一緒にいたいです。
離れたくないです///
嬉しすぎて、
さっき心の中に閉じ込めた言葉が
一気に全部、あふれ出した。
T)……ん、///
Tさんは優しく頷いてくれて…
そっと身体が離れると、
また視線が重なって、熱を持った。
T)じゃあ…まだ、キスしていい?///
海)……(こくん)///
もっともっと、してほしい。
大好き。
大好き。
止まらない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そんなつもり、なかったのに…
キスを深めたが最後。
柔らかくて気持ち良すぎて…
キスすればするほど、
好きな気持ちが高まって…
海璃が愛しくて、たまらなくなる。
久しぶりすぎて、
またキスにぎこちなさが戻ってるのが
すげぇ可愛くて…
なのに、夢中で唇を合わせて
俺を求めてくれるのが、嬉しくて…
海)……ん、…っふ///
息するのも忘れて、
キスに溺れかけて…
たまに苦しそうに甘い吐息が漏れるのも
可愛すぎて、たまらない。
T)////
ダメだ、ほんと可愛い。
どうしよう。
俺、海璃が好きすぎる…!!///
帰したくなくて
「泊まってく?」なんて言っちゃったけど…
こんな状態で一緒にいたら、
俺もう、絶対ヤバい。
一緒に寝たりしたら、死ぬ…!!
海)……キス、気持ち…いいです…///
T)////
ヤバい…ヤバい…
海璃がどんどんうっとりしてきた。
ただでさえ可愛いのに
こうなってくると色気もすごくて…
なんか、もう…///
海)……終わり…、ですか…?///
唇を離したら、
海璃が寂しそうに俺を見つめてきた。
T)////
どうしよう。
どうする、俺…!///
T)お、終わり…っ!!
意を決して、そう言ったのに…
海)終わり、や…です…///
海璃は可愛くぴとっとくっついてきて…
海)もっと…したいです///
またピュア爆弾をぶっこんで来た。
海)……キス…、したい///
T)…っ///
海)だって…もう…、
…身体がもじもじ…してます///
T)え…?///
身体がもじもじ!??///
なんだその可愛い表現は…!!
……てか…もじもじって…何…?
一体どういう状態?///
なんか俺、勝手に…
エロい想像しちゃうけど…
T)うわぁっ!///
いきなり触られて、びっくりしすぎて
声がひっくり返った。
T)お前は何してんだ!///
海)…だって…膨らんでるから…///
T)…っ///
膨らんでるからって触るなーーー!!
てか膨らんでる時こそ触るなーーー!!
海)どう…なってるんですか…?///
T)どう…って、
危険だから触るな///
海)えっ///
俺の言葉に海璃は驚いたように手を離した。
T)爆発寸前だから。
海)爆発するんですか!?
T)そうだよ。危ないだろ?
海)…っ、
……って言ってんのに
また触ってきたーーー!!!///
海)もっと…知りたいです、
Tさんのこと…、///
T)…っ///
と、とりあえず…
手をどけてくれ…///
海)大好き…、だから…///
T)////
さわさわ撫でるなーーー!///
海)……私、なんか…変です///
T)え…?///
海)Tさんに今日会うまでは…
ドキドキして、キスも無理って…
思ってたのに…
そうだったの!?
海)いっぱいキスして…もらったら…
もっともっと、って…欲張りになって…
止まらないんです///
T)////
だ、だから…
その色気、なんとかして///
そんなキラキラうるうるしながら
迫られたら…
俺は…、俺は……、、
海)もじもじ…してるんです///
だからもじもじって何!///
海)Tさんも…ですか…?///
T)////
俺は「もじもじ」じゃなくて
「ギンギン」です。
海)……T…さん…、///
T)////
ヤバい。
海璃の色気が…すごい。
そんなムラムラした顔で
可愛く甘えられたら…
……こんなの、もう、無理だろ!///
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海)きゃっ///
Tさんに甘えるように抱きついたら、
その瞬間に私の身体は持ち上げられて…
海)…っ///
私を抱えたままTさんが進む先は、
寝室。
私の胸のドキドキは、ずっと止まらないまま。
T)……あの、さ///
海)はい!///
ベッドに優しく寝かせられて…
私は手を祈るように組み合わせて、
返事をした。
T)そんなつもりじゃないなら、先言って?
俺は…もう、
我慢出来なくなりそうだから///
海)え…?///
T)だか…ら、お前が可愛すぎて…
キスだけじゃ無理、我慢出来ない///
海)////
真っ直ぐにそう言われて、
身体が一気に熱くなった。
T)でも…お前はキスしたいだけ、とか…
泊まりたいって言ったのも…
ただ一緒に寝たかっただけ、とか…
もしそうなら、そうするから。
海)…っ
T)付き合ったばっかなのに…
なんか俺ばっかこんな暴走して…
お前に無理させたくないから///
海)暴走してるのは私です!!///
T)えっ!?///
海)我慢できないのも私です!
Tさんといっぱいキスしたいんです!
抱きしめてほしいんです!
エッチな…ことも…したい、です///
T)////
海)あんなにキスしたら…
そう思っちゃいました///
身体の奥がジンジンして…もじもじして…
Tさんが好きで仕方ないって
叫んでるみたいで…
もうどうしたらいいのか、わからないの。
T)……して…いいの?///
海)……(こくん)!///
したいです。
してほしいです。
Tさんが、大好きなんです。
海)……(キョロキョロ)///
T)何してんの…///
海)あの箱を…探してます///
T)あの箱?
海)もうなくなっちゃいましたか?!
T)ああ、あれか!!
ちゃんとあるよ、ほら。
海)あっ…
引き出しから出てきた…。
T)お前いないのに
なくなるわけないだろ…///
海)え…っ
それは……、つまり、
私としか、使わない…ってことで…
海)////
お付き合いしてるんだから、
当たり前なのかもしれないけど…
なんだか感動してしまった…。
海)…いっぱい…使いましょうね…///
T)は?今日!?///
海)えっ…
T)一日でってこと!?///
海)あ、いえ、違います!///
これから、ってことです…!///
T)ああ、……ビビった///
海)////
じっと、見つめ合うと…
なんだか照れくさくて、でも嬉しくて。
「大好き」で、いっぱいになる。
海)……ぁ、っ///
Tさんの唇は、
私の唇にチュッと音を鳴らした後、
すぐに頬から首筋へ滑り降りていって…
海)ん、っ…///
……ダメ…。
肌に触れる柔らかい感触が
甘くて、気持ちよくて、
すぐに息が上がってしまう。
T)……はぁ、///
Tさんも熱い息を吐いて、
私をじっと見つめてきて…
T)何回も思い出してた、俺…。
お前とこうしたこと…、///
そう言われて、顔がカァッと熱くなった。
海)////
思い出してたのは、
私だけじゃなかったんだ…。
T)思い出す度に…
ほんと好きだなぁ…って…
早く会いたいなぁ…って…
そればっかりで…
海)////
同じ気持ちでいてくれたんだ…。
T)海璃、ほんと好きだよ…///
海)////
嬉しくて、また涙がジワジワ浮かんでくる。
海)…Tさん…、大好きです…っ///
T)……ん、///
想いを確かめ合って、
甘く優しく、触れ合って。
他には何もいらない、幸せすぎる時間。
Tさんの唇を身体の全部で受け止めた頃には
私たちはもう何も身に纏っていなくて。
肌と肌を合わせて、
その気持ち良さに、途方に暮れていた。
海)あ、…あっ…、あ…っ///
ころんとうつ伏せになったら
今度は背中にたくさんキスを感じて…
声が漏れるのを、止められない。
T)海璃、ほんと可愛い…///
海)////
もうほんとに、とろけちゃう…///
そう思った時、お尻のあたりに
何か固いものが当たる感触がして…
海)……?
私はまたころんと仰向けになった。
T)うわっ!///
ふと触ってみると、
Tさんが驚きの声を上げて…
前に「腰骨かな?」なんて思っていた
その正体が、わかってしまった。
海)////
そーっと手を離して、Tさんの顔を窺った。
T)なんで急に触ったの///
海)……固かった…から…///
T)触ったら危険だって言ったろ///
海)爆発…するから…ですか?///
T)そ!!
Tさんにぺちっとおでこを叩かれた。
海)さっき…服の上から触ったのと…
全然違います…///
T)そりゃ…、生だからね///
海)固いです…///
T)うん、///
海)////
なんだろう。
すごくドキドキする。
海)もっと触ってみても…いいですか?///
T)えっ!!
……怖く…ないの…?
海)怖くなんて、ないです。
Tさんの身体の一部だから…
愛しいって思います、すごく///
T)////
海)触って…いいですか?///
T)……あ、っ
そっと優しく触れたら…
Tさんはぴくっと反応して…
海)もっと触ってみて…いいですか…?///
ドキドキしながらそう聞いたら、
Tさんは困ったように考えた顔をして…
T)……嬉しいけど…、
俺はお前に触りたい。
真剣な顔で、そう言われた。
海)え…?///
私に…触りたい…?って、言った?
T)俺がお前に触りたいの。
海)////
聞き間違いじゃ、なかったみたい。
それからTさんの優しい手のひらは
本当に余すことなく、
私の身体を触り尽くして…
私は、あっという間に
何も考えられなくさせられた。
Tさんの甘い甘い体温に
熱く熱く、溶けこむように…
一つになった、二人の身体。
あまりの幸せに
また泣き出してしまった私を
Tさんは優しく抱きしめてくれて…
……そのまま、ずっと。
私が眠りに落ちて、また目を覚ますまで…
Tさんはずっと優しく
私を腕の中に包みこんでくれていた。
ーendー
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