今日は久しぶりに撮影で花束をもらった。
もう仕事はこれで終わりだし…
♡ん家に行こう!!
あれから結局会えてないし…。
花…喜ぶかな?
隆)何ニコニコしてんの?
臣)え??
…別に…してないけど。
隆)この花いる人〜〜
臣)はい!!!
隆)…ww
臣)さんきゅーー
隆)まーた♡ちゃんにあげんでしょー
臣)うん。
隆)今日会うの?
臣)今から連絡してみる。
隆)夜の仕事なくなったしね。
臣)うん。
プルルルル…、プルルッ
♡『はい!!』
臣『おつかれーーー』
♡『お疲れさまっ!!』
臣『何してた?もう家?』
♡『うん、今ね…』
臣『行っていい?』
♡『え??』
臣『お前ん家。』
♡『え、これから?
仕事終わったの??』
臣『うん。予定外に早く終わって。』
♡『わぁ!お疲れさま!』
臣『多分40分くらいで着くーー』
♡『わかった!!!』
臣『じゃーな。』
♡『はい!!』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女)誰〜〜?彼氏ーー?
♡)うん…えっと…
今から来るって…//
男)え、マジで?!
女)じゃあ帰るのやめてどうせなら
♡の彼氏見てから帰ろうよw
男)お、それいいじゃんww
♡)え…っ//
今日は小学校の時の友達夫婦が
遊びに来てくれてて
臣くんに言おうと思ったんだけど
言いそびれちゃった。
女)どんな人なの?彼氏。
♡)えっ…、…えっと…
男)ハルキみたいな奴ー?
♡)えっ!!
女)あ、似てるの?
♡、大好きだったもんね、
ハルキのこと。
♡)あ、違うよ!!えっと…
いや、ハルくんは大好きだったけど…
似て…るのかな??
似てないと思う、うん。
女)全然違うタイプってこと??
♡)え…わかんない…
比べたことないもん!
女)そうなんだ〜〜
男)ハルキって今どうしてんだろな。
女)あ、家継いで今社長らしいよ。
言わなかったっけ?
男)え!!聞いてねぇし!!
すげーなあいつ。
女)ね。頑張ってるみたいよー。
男)そうなんだ…。
♡)……
女)ハルキのことはいいの。
それより今の彼氏の話ー!
♡)えっ…
女)どんな人なの〜〜♪
♡)え…っと…
なんて言えばいいんだろう…
女)カッコイイ?
♡)…うん…//
女)優しい?
♡)うん…//
女)お金持ち?
♡)え???
男)お前…w
3つ目に聞くのがそれかよw
女)だって経済力は大事でしょー!!
男)稼ぎが少なくてすいませんねーー
女)そんなこと言ってないし!w
うちは共働きなんだから
別にいいでしょ!w
男)はーあ…早く昇進しよ。
♡)あははははw
女)で、お金持ちなの?
♡)え!!わかんない…、たぶん…?
女)何してる人?
♡)えっと…あの…
……音楽…関係の、仕事。
女)へ〜〜〜
何それ、面白そう。
どうしよう…
言っちゃダメなわけじゃないけど
びっくり…するかな?
てゆーか…
三代目知ってるかな??
それからしばらくすると
ピンポンが鳴って…
女)彼氏来た来た!!♡♡
男)お〜〜〜w
♡『はい!』
インターホンに出ると
臣くんが手をヒラヒラ振ってる。
♡『開けたよー!』
臣『あーい。』
私は急いで玄関に迎えに行った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
エレベーターを降りると
♡の家のドアがもう開いてた。
臣)だから開けんの早ぇってw
♡)あっ…
臣)おつかれ。
♡)おつかれさま//
バタン。
この間は一瞬だったし…
♡の顔を見た途端、抱きしめたくなって…
ぎゅっ
♡)わ、わ、臣くんっっ///
臣)んー?
♡)だ、だめっっ///
臣)なんで。
♡)離してっ///
臣)……
なんで。
謎に抵抗されて
よくわからない俺。
ふと足元を見ると、男物の靴。
え???
臣)誰か…来てんの?
♡)あのね、友達夫婦が遊びに来てくれてて…
臣)え!マジで?ごめん。
♡)ううん、全然いいんだけど…
臣)俺、来ない方が良かった?
♡)ううん!嬉しいよ!!
慌てたように、
俺の腕をぎゅっと掴む♡。
♡)帰っちゃ…やだ///
臣)うん…帰りはしないけど…
♡)……///
臣)……
なんだよ…
可愛いな…くそ…///
♡)友達も、臣くんに会いたいって。
臣)え、ほんと?
♡)うん。
臣)じゃあ挨拶しよっかな。
♡)うん♡
♡がリビングのドアを開けると
女の子の方が俺を見て立ち上がった。
女)え???
うそ…、え???
めっちゃ俺のこと見てる。
臣)どうも、初めまして。
女)うっそ!!三代目だ!!
あれ?
♡、話してなかったのか?
臣)どうも。
女)うそ!!本物?!
男)え、マジで!?
♡)うん…
男)三代目の登坂さん!??
♡)うん。
女)彼氏なの!!??
♡)…うん、彼氏…///
女)えーーー!!!!
うあ〜〜〜〜///
今まで何回も
彼氏じゃないです!!
って全力で否定されてきたけど…
やっと彼氏って言ってくれた!!
初めて彼氏って言ってくれた!!
なんか…感動…///
女)え、え、ほんとに彼氏!?
♡)うん///
女)信じらんない!すごいじゃん!!
男)マジかよ…
女)こんなイケメンで歌上手くて
背が高くてカッコイイ人が彼氏って…
臣)いや、俺別に背高くないですw
男)それ、165の俺の前で
言わないでください…ううう…っ
臣)えっ、すいません…
男)謝られると余計悲しい!!
女)じゃあどうすりゃいいのw
男)一日でいいから
こんなイケメンになりたい!!
女)何それ!!ww
♡)あはははw
女)いや〜〜でも…
ほんっとにカッコイイ!
男)な!!
臣)ありがとうございます…w
女)二人並んだら超お似合いだし。
男)ほんとだ。すげぇ。
マジマジと俺らを見比べる二人。
女)美男美女。
男)うん。
♡)え、え、え…///
♡は照れたようにもじもじしてる。
女)あれ?登坂さんのそれ、花ですか?
臣)ああ、はい。
♡)わっ、お花だ!♡♡
臣)ん。
♡)え??
臣)またもらったから。
♡)わ、わ、ありがとう♡♡
わーいっ♡♡
♡がまた嬉しそうに笑った。
持って来て良かった。
女)ちょっと…
花束渡しに来るとかカッコ良すぎじゃん…
男)登坂さんが花束を渡しに…
女)マジで王子!!!♡♡
男)花束似合うし…
女)羨ましすぎる!!!
臣)え…いりますか?花。
女)えっっ!!!
臣)二つあるんで…良かったら。
女)いいんですか??///
臣)どうぞw
女)キャーー!!
王子から花もらっちゃった!///
臣)王子??w
女)どうしよう!!
こんなの最初で最後だよ!!
男)だな。存分に喜んどけ。
女)きゃーー♡♡
♡)あはははw
なんか面白い夫婦だなw
♡も笑ってるし。
男)てゆーか俺らもう邪魔じゃね?
女)は!!そっか!!
臣)あ、いえ!!全然…
むしろ俺の方こそ
急に来ちゃってすみません。
女)いえいえ!!そんなの…
だって…「彼氏」なんですから♡
♡)……///
女)いつ来たっておかしくないよねぇ♡
男)うん。
臣)全然ゆっくりしていって下さい。
…って、俺が言うのも変だけどw
女)いえ、もう丁度いい時間だし
帰ります♡♡
男)あとは二人でごゆっくり…♪
そう言って二人ともあっさり帰っていった。
臣)なんかごめん。
♡)え?
臣)俺、急に来たから。
♡)全然だよ!!
二人とももう帰ろうとしてたんだけど
臣くんが来るってなって
会いたくて待ってたの。
臣)え、そうなの??
♡)うん。
だから気にしないでー!
来てくれて嬉しいもんっ♡
臣)え?
♡)えへへ♡♡
♡はにっこり笑って、本当に嬉しそうで。
その笑顔に、
なんかめちゃくちゃ癒される。
臣)…っ
抱きしめたくて手を伸ばしたけど、
♡)そうだ!お花ー♡♡
♡はくるっと振り返って、
るんるんしながら花を花瓶に挿した。
♡)ほんとにありがとう♡♡
臣)え?
♡)お花ー♡♡
臣)うん。
♡)キレイだなぁ♪
臣)……
やっぱり抱きしめたくて
もう一回後ろから近付くと、
また♡が勢い良く振り向いた。
♡)あっ!!
臣)え?
♡)臣くん、お風呂入るでしょ?
臣)え?
♡)え?
臣)……
♡)あっ…
今日…帰っちゃうの?
全然泊まるつもりだったけど
少し寂しそうに聞いてきた♡が
可愛くて…
臣)どうしよっかな…
わざとそんなことを言ってみる。
♡)……
臣)……
きゅっ。
♡の小さな手が、俺の服をつかんだ。
♡)やっと…会えたから…
臣)…うん。
♡)あ、この間も会えたけど…
一瞬だったから…
臣)うん。
♡)……
臣)……
♡)帰っちゃう…の?///
「帰んないで」とは言わずに
何回も「帰っちゃうの?」って
そう聞いてくる♡がやっぱり可愛い。
臣)……
返事をせずにじっと見てると
♡がぎゅっと抱きついてきた。
臣)なにw
♡)捕獲。
臣)え??
♡)捕獲したもん。
臣)俺を?w
♡)うん//
臣)何それw
♡)臣くんはもう帰れません///
臣)ぶっっww
そう言って
俺のことをぎゅっと抱きしめてる。
♡)…だめ?///
臣)え?
♡)……///
臣)…っ
出たー!!
ずるいやつ!!
その上目遣い、反則なんだっつーの!///
♡)……///
臣)だめって…
だって俺、捕獲されたんでしょ?
♡)うん///
臣)じゃあ帰れないじゃんw
♡)……///
臣)風呂、入りたい。
♡)!!!!
♡の顔はパァッと明るくなって…
♡)じゃあ今入れてくる!♡♡
ダッシュで風呂に走っていった。
臣)ぶくく…w
ダメだ…可愛すぎる…
何なのあいつ…ww
それから二人とも風呂に入って…
俺がソファーで携帯を見てると
♡が隣にぴとっとくっついてきた。
臣)なにw
♡)えへへー♡
臣)なんだよw
♡)気にしなくていいよ♡
臣)こんなくっつかれてんのに?w
♡)うん♡
そう言いながら
俺の腕にすりすりしてるしw
臣)なーんなんだよお前はw
♡)わっ//
身体を♡側に向けて
♡のほっぺを両手で包むと
♡は目をまんまるにして、小さく俯いた。
♡)な、なんでもないもん…//
臣)……
♡)臣くんと…
朝まで一緒にいれるの…
嬉しいなぁ…って//
臣)……
♡)そう思ったら…
くっつきたくなっただけだもん//
臣)……///
なんだよ…
すげぇ可愛い。どうしよう。
ぎゅっ…
臣)最近忙しくてごめんな。
♡)えっ?
臣)この間も…
仕事入っちゃったしさ。
♡)え、え、全然いいよ!!
臣)え?
♡)ごめんとか言わないで!!
臣)……
♡)全然気にしてないもんっ!!
臣)……
全然って…
少しは寂しいとか
会いたいとか
思って欲しいんですけど…
♡)全然平気だよ!!
臣)……
♡)……
臣)じゃあ…今日来なくても
別に良かった?
♡)えっ!!…やだっ!!
臣)え…
♡)やだぁっ!!///
ぎゅっっっ
臣)……///
♡)今日は…嬉しいもん。
来てくれて嬉しいもん…。
臣くんと一緒にいれるの…
嬉しいもんっ…///
ぎゅっっっ
臣)……///
そんな可愛く抱きついてくんなよ…///
ドクン…
ドクン…
あ〜〜〜
やば…
チューしてぇ。
臣)♡……。
♡)……え?
チュッ
♡)////
俺の不意打ちキスに、
♡は少しびっくりして
恥ずかしそうに俺をじっと見てる。
臣)……
もっと…
したい…
♡の柔らかい髪に手を差し込んで、
抱き寄せる。
♡)んっ…、…///
柔らかい唇が気持ち良くて…
俺は夢中でキスを続ける。
♡)…っ、ん…ん…///
深くなるキスに合わせて
時々♡が甘い声を漏らすから
俺は余計に興奮して、
何度も何度も…キスを味わう…。
♡)…っは…ぁ…、臣くん…//
臣)……っ
♡)臣…く、ん…、苦しいよ…//
臣)……え?
そう言われて♡の顔を覗くと
火照ったように赤い頬。
ヤバ…
なんか…この表情、すげぇエロい…///
♡)んっ…、待って…///
またキスを再開しようとすると
ぐいっと止められた。
臣)なに。
♡)苦しいんだもん…//
臣)なにが。
♡)キス…が…//
臣)苦しいって何w
♡)だって…息出来ないんだもん//
臣)は??
♡)……//
臣)鼻でしろよw
♡)出来ないもん//
臣)なんでw
♡)なんか…キスに夢中になってると
…うまく…息できない…///
臣)……
なんだよそれ…
あ〜〜〜もう///
そう言って恥ずかしそうにしてんのが
余計可愛くて…
臣)夢中だったの?
♡)えっ///
臣)キスにw
♡)〜〜〜///
ばしっ!
腕を叩かれた。
臣)いてーなw
♡)ばかぁっ///
臣)なんで!
♡)…エッチ…///
臣)なにが!
♡)……///
臣)お前のその顔の方がエロい。
♡)えっ!!!
ぐいっ
♡)んっ…///
…ふ……っ…、ん…っ//
ああ…
ほんと…きもちぃ…
唇も…舌も…
溶けそうに柔らかくて…
もっと…
もっと…
どんどん欲しくなる衝動を止められずに
♡の身体に触れると、
♡がぴくんと反応した。
♡)……っ///
目が潤んでて…
熱があるような顔してる…
♡)も……だめ……///
臣)え?
♡)チュー…もうだ…め///
臣)……
♡)なんか…クラクラしちゃう…///
臣)……///
ほんとに…顔赤いし。
俺はこのまま襲いたくて
しょうがないんだけど…
♡がいっぱいいっぱいになってるから…
もう一度ぎゅっと、♡を抱きしめた。
♡)は…ぁ…、///
臣)……
♡)ドキドキ…する…///
臣)…うん…
俺もだよ。
♡)もう…いっぱいいっぱいです///
臣)うん…w
そんな気がしたw
♡)臣くん…///
臣)んー?
♡)好き…///
ぎゅっ…
臣)……///
ああああ〜〜
なんだよその可愛くてずるいやつー!
やっぱりこのまま襲いてぇ…!!
くそーーー///
ダメだ。
耐えろ、俺!
ぎゅっっっ
誤魔化すように抱きしめ返したら、
♡が腕の中で「苦しいよ」って小さく呟いた。
臣)…、ごめん…っ
♡)…ううん…///
♡の頬をそっと撫でると
まだ熱っぽい目をしてる。
こんな顔で見られたら…
臣)……///
もっかい…キスしてぇな…。
でも…
我慢できるかな、俺…。
止まんなく…なるよな、やっぱ…
ぎゅっっ
♡)わ…っ///
臣)……///
ドクン…
ドクン…
ダメだ。
まだ我慢しよ…。
好きだから…
やっぱり大事にしたい。
臣)……
気持ちを落ち着かせるように
ぎゅっと抱きしめて…
……そっと、身体を離した。
♡)臣く…ん?///
だから…
その顔で見んなっ///
臣)のど…渇いた。
俺は立ち上がって
キッチンに向かった。
♡)あっ!何か飲む?
臣)水でいいよ。もらうわ。
♡)うん!
渇きを潤すように、一気に飲み干す。
冷たい水が喉を流れていって…
よし。
少し落ち着いた。
♡に目をやると、
ソファーの上でまだ可愛い顔をしてるから
直視できない。
俺は目を逸らして、携帯を手に取った。
♡)あ…臣くん…、、明日何時?
臣)んー、……9時。
♡)そっか!
臣)うん。
♡)もう寝る?
臣)んー……
そろそろ寝っか。
♡)うん。
寝室に入ると、
ベッドの上にどーん!と、にゃんこがいて。
臣)こいつめっちゃ
ベッド一人占めしてんじゃん。
♡)あはははw
だって毎日一緒に寝てるんだもんっ♡
臣)にゃんこよけろぉ〜〜
今日は俺が一緒に寝んの!w
♡)あははは♡
臣)お前はこっち。
にゃんこをベッドからおろすと
♡がじっと俺を見てきた。
♡)私はどっち?
臣)は?
右でも左でも…
どっちでもいいけどw
♡)……やっぱり…
にゃんこも一緒に…//
臣)いらん!w
♡)えーー!!
臣)邪魔。
♡)ひどいっ!!
臣)何が!w
♡)にゃんこはいっぱいいっぱい
話聞いてくれたんだからー!
臣)はい??
お前にゃんこに話しかけてんの??
♡)話し…かけてるっていうか…
えっと…//
臣)???
♡)告白の…練習を…//
臣)は!??w
♡)にゃんこが臣くんになってくれてたの。
臣)ぶっっw
♡)笑わないでよぉっ!//
臣)何それ!ぶはははw
想像したら面白すぎるw
♡)もう…っ!
何回も練習したんだからぁっ///
臣)にゃんこ相手に?w
♡)そうだよっ//
臣)ふーんw
可愛いヤツ…w
♡)何回も…好き…、って///
臣)…なんだよそれ。
にゃんこずりぃじゃんw
♡)え?
臣)何回もとか…
俺より言われてんじゃん。
♡)うん。
臣)ずりーなーーー
俺が冗談交じりに口を尖らすと、
♡の口も真似したように少し尖った。
♡)これからは…
臣くんにいっぱいいっぱい
言うもん…///
臣)にゃんこじゃなくて?w
♡)うん///
♡は少し照れたように頷いて、
ニコッと笑って…
♡)ちゃんと臣くんに言うもんっ♡♡
臣)おわっ
♡)ん〜〜〜♡♡
ベッドの中で可愛く抱きついてきた。
♡)好きっ♡♡
臣)ん…、///
♡)えへへ♡♡
臣)……///
またフワッと香る、♡の甘い匂い。
それに引き寄せられるように、
俺は♡の首元に顔を埋めた。
♡)ひゃあっ///
臣)んーー……
♡)やんっ///
くすぐったそうに首をすくめる。
エロい声を出すなっつーの///
臣)お前だって
いっつもここ、入ってくんじゃん。
♡)え?
臣)俺のここ。
♡)……うん///
臣)……
♡)だって…安心するんだもん///
臣)安心?
♡)うん…///
あ、なんか入りたそうな顔してる。
臣)ほらw
俺が♡の首の下に腕を入れてやると、
嬉しそうに潜りこんできた。
♡)んん〜〜♡♡
臣)ちょ、くすぐってぇ///
♡)んん〜〜♡♡
臣)わかったから!w
ああ〜〜失敗した。
こんなくっつかれたら
またチューしたくなる。
でも今ここでしたら、絶対止まんねぇ。
我慢。我慢。
無になろうとしてる俺の身体に
何も知らない♡は
ぴたーっとくっついてくる。
♡)あ…そうだ…
臣)んー?
♡)なんでもない!
臣)??
♡)おやすみなさい。
臣)うん?…おやすみ…。
♡)……
とか言いながら
目ギンギンに見開いてんですけどw
臣)寝ないの?
♡)寝るよ!
臣)……
♡)……
臣)目ぇ開いてんじゃんw
♡)いいの!
臣くんは早く寝て!
臣)はぁ??
♡)ほらーー!
おやすみなさい。
なでなで…
臣)なんで俺撫でられてんだよ!w
♡)早く寝れるように。
臣)なんで俺をそんなに
寝かせようとすんだよ!w
♡)…だって……
臣)???
♡)先に寝て欲しいんだもん//
臣)なんで!w
♡)……//
臣)???
♡)恥ずかしい…から!
臣)何が??
♡)寝顔見られるのが!///
臣)……ああ!!
そーいやこの間、
次は絶対俺より後に寝る!!
とか言ってたっけ。
臣)ぶくくくw
♡)ちょっとぉ!//
何で笑ってるの!!
臣)いやー?w
♡)もうっ//
ほっぺを膨らませてる♡の頭を
グイッと抱き寄せた。
♡)わ…っ///
臣)いいから普通に寝ろ。
♡)え??
臣)無理しないで
とっとと寝ろっつってんのw
♡)え!やだっ!!
あほな顔見られたくないもん!///
臣)ぶはっw
♡)ほらー!!
そんなに笑うほどあほなんでしょ?//
臣)うんw
♡)やだよぉ!///
嘘だよバーカ。
ほんと可愛いな…ww
♡)絶対起きてるもんっ!
臣)いいってw
♡)やだっ!!
臣)いいってw
♡)……っ
臣)お前がどんな変な顔して寝てても…
好きだから…安心しろw
♡)えっ…
丸くなった♡の瞳が
まっすぐにこっちを向いた。
♡)キュンってして…眠れない…///
臣)なんだよそれ!w
♡)だって…///
………ぎゅっ
また♡がすり寄ってきた。
♡)ほんとに…?///
臣)んー?
♡)どんな変な顔してても
嫌いにならない?
臣)ならねーよ!w
♡)ほんと…?
臣)ん!
♡)口開いてても?
臣)ん!
♡)白目剥いてても?
臣)…ん。
♡)目開いてても?
臣)それはこえーわ!!w
♡)えーー!!
じゃあやっぱり寝れない!!
臣)なんで!w
♡)だってどんな顔して寝てるか
わかんないもんっ!
嫌われたくないもんっ!
臣)……
ぎゅっ
俺はもう一度♡を抱き寄せた。
臣)だから嫌いになんか
なんねぇっつーの。
♡)……
臣)早く寝ろ。
♡)……
臣)目を閉じんかい!w
♡)……
なんだよそのジト目はw
……しょうがねぇなぁ…!
臣)んーーー
…可愛いから…安心しろ//
♡)なにが?
臣)何がって…
♡)……
臣)お前の寝顔!///
仕方なくほんとのことを
言ってやったのに…
♡)わーん!嘘つきー!!
そんな慰めいらないもんっ!!
臣)はぁ??
まだほっぺを膨らませてる。
♡)何回も笑ったくせにー!!
絶対変なんだもん!!
臣)変じゃねぇっつーの!!
♡)うそだぁっ!!
臣)嘘じゃねぇ!!可愛いっっ!!
♡)えっ…
…って俺は何を言ってんだ。
臣)変なこと言わせんな///
♡)……///
臣)あ〜〜〜
いいから寝ろ、もう。
♡)…はい…///
やっと素直に頷いた♡は
また俺に小さく抱きついてきて…
しばらくすると…
スー…スー…
聞こえてきた寝息。
臣)……えっ
もう寝たのかよ?!
驚いて顔を覗けば
長いまつげは綺麗に伏せられてる。
寝んの早っ!!
お前は目ぇ閉じたら一瞬なのかよ…
のび太よりすげぇな!!
………はぁ…。
安心しきった顔でスヤスヤ寝てっし…
俺の気も知らないで…
って少し思うけど、でも。
ここにいると
安心するって言ってたし。
それはなんかすげぇ嬉しい。
守ってやりたくなる。
臣)……
柔らかい♡の髪をそっと撫でながら
俺も静かに目を閉じた。
……ほんと好きだ。
臣)おやすみ……
ーendー
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このstoryが一番好きです!臣くんに胸キュンな事されたい!