[261]裸の朝(隆二&♧Side)

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スー……、スー……、
 
 
頭の上らへんから聞こえてくるのは
愛しい人の寝息。
 
 
♧)ん……、
 
 
朝は必ず私の方が先に目が覚める。
隆二くんは割と朝が弱い。
 
 
……あれ…?
 
私、何も着けないで
そのまま寝ちゃったんだ…。
 
 
昨夜は…隆二くんと……、、
 
 
♧)////
 
 
思い出すと恥ずかしくなって
隆二くんの胸にぎゅっと顔を埋めた。
 
 
隆二くんと付き合ってから…
隆二くんが会食とかお仕事で遅くならない日は
毎回、こうなってる…。
 
 
蘇るのは、むーこの言葉。
 
 
「毎日Hしてあげなさい♡
 だって隆二くんまだ若いしーー
 あの人たちって性欲無限な感じしない?
 あんな仕事してたらそうなるよ。」
 
「だーいじょーぶっ♡
 毎日してたら身体も慣れてきて
 大丈夫になるから♡」
 
 
♧)////
 
 
毎日そんなことしたら
どうなっちゃうんだろうって…
あの時はそう思ってたけど。
 
毎日隆二くんに抱かれてる私は
とってもとっても幸せで…
 
か、身体は…
なんていうか…
 
日に日に、隆二くんに溶けていくみたい
というか…
 
抱かれるたびに
隆二くんでいっぱいになって
 
身体中に隆二くんが
優しく流れ込んでくるみたい。
 
 
隆二くんで満たされるっていうのかな?
なんだか上手く言えないけど…
 
とっても幸せなの。
 
 
……大好き。
 
 
心の中で呟いて
隆二くんの身体に腕を回したら…
 
 
あれ?
 
 
♧)…っ
 
 
隆二くんだけパンツ履いてるー!
 
 
隆)……何…してんの……
♧)あ。
 
 
起きちゃった。
 
 
隆)お尻触ってたでしょ…。
  朝から痴漢したでしょ…。
 
 
寝起きの掠れた声でからかうように
私のおでこにキスが落ちてきた。
 
 
♧)痴漢じゃないもん!///
  パンツ…履いてるって思って…
隆)ああ、うん。
♧)……
隆)ん…?
 
 
眠たそうな目で
私の顔を覗き込んできた隆二くんは
私のほっぺをぷにゅっと潰して
クスッと笑った。
 
 
隆)なんで怒ってんのw
♧)だって…隆二くんだけ…
隆)パンツ履いちゃダメだった?w
♧)自分だけ…
隆)だって水飲みに行くのにさーー
  全裸でプラプラ歩いてたらやでしょ?w
♧)……
隆)♧は動けないまま寝ちゃったもんね?w
♧)////
 
 
そうだよ。
だから私だけ裸なんだもん。ずるいもん。
 
 
隆)またほっぺ膨らんだー!w
  わかったわかった!俺も脱ぐから!
  ほら、ぽぽいぽーーいっ!
  脱いだよ!裸!一緒!
♧)……
 
 
私の機嫌を取るみたいに必死な隆二くんが
ちょっと可愛い。
 
 
♧)ふふ…♡
 
 
布がなくなった隆二くんの腰骨から後ろを
すべすべ撫でる。
 
 
隆)あ、また痴漢されてる。
♧)私、女なのに「痴漢」なの?
隆)あ、そっか!w
 
 
私の言葉に、隆二くんは大きな腕を
私の上に回してきて…
 
 
隆)これが痴漢だ♡
 
 
私のお尻をすべすべ撫でてる。
 
 
♧)やめて…ください///
隆)自分だってしたじゃん!w
 
 
朝からそんなやりとりにクスクス笑って。
 
 
隆)おはよ…♡
♧)おはよ///
 
 
見つめ合えば、自然と重なる唇。
 
 
隆)おはよ♡
♧)…おはよ///
 
 
何度か重なったら、
肌でも重なりたくなって…
 
お互いの手が、お互いの肌の上を滑り始める。
 
 
優しくて…あったかくて…
気持ち良くて…
 
 
♧)……あ、///
 
 
少し動きを変えた隆二くんの手つきに
思わず反応してしまうと…
 
隆二くんの綺麗な唇は
ゆっくりとその口角を上げた。
 
 
♧)りゅ…っ…、じ…くん?///
 
 
あれ…?
 
…あれ…れ…?
 
 
♧)あ、んっ…///
 
 
肩が勝手にぴくんと跳ねると…
 
隆二くんはすごく色っぽいため息を吐いて
私を優しく抱きしめた。
 
 
隆)……だ…め?///
♧)え…?///
 
 
ダメって、…ええと…
ええと…、そういう…意味かな…?
 
違うかな?違うよね?
だって…こんな明るくて…朝だもん…。
 
 
♧)わた…しっ、そろそろ起きて…
  お弁当の準備…っ
隆)ダメ。
♧)…っ
 
 
起き上がろうとするのを
力強い腕にぎゅっと妨げられた。
 
 
隆)お弁当…今日はいいよ…
♧)…でも…、
  えと、朝ごはん…
隆)朝ごはんも今日はいいよ。
♧)…っ
隆)♧、今日休みでしょ?
♧)休みだけど…隆二くんの分…
隆)いいから。
♧)…っ
 
 
またぎゅっと抱きしめられた腕の中。
 
 
隆)お弁当も…朝ごはんもいらないから…
  ♧が欲しい。
♧)////
 
 
その言葉に、顔も身体もぼんって熱くなった。
 
 
♧)え…、っと…、だって…///
隆)お願い。
 
 
そんな熱の籠った声を、
耳元に落とさないで///
 
 
隆)ね…?
♧)////
 
 
心臓が、バクバクしてる。
 
 
♧)朝から…そんなこと…するの…?
隆)朝からこんなに色っぽい
  ♧が悪いんだよ…。
♧)////
 
 
すっぴんだし寝起きだし
こんな私の何が色っぽいんだろう?
 
隆二くん、寝ぼけてるのかな?
 
 
♧)明るいのに…どうやって…するの?
隆)ん…?このまま……、、
♧)…っ、あ…、っ///
 
 
あっという間に起き上がって
私を見下ろす隆二くん。
 
ハッキリ熱を持った瞳で私を見つめるから
寝ぼけてるんじゃないってわかって
余計に顔が熱くなる。
 
 
隆)いい…?
♧)////
 
 
愛おしそうに髪を撫でられて…
頬を包む手が、優しくて。
 
 
……どうしよう。
 
このまま愛されたいって思ってる、
自分がいる。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
恥ずかしそうに戸惑いながらも
熱っぽく俺を見つめる瞳を
勝手にOKのサインと捉えて。
 
早く♧を愛したい俺は、もう止まらない。
 
 
♧)待っ…、て、見えちゃう…よ///
隆)……うん、
♧)明るい…もん///
隆)そうだね…。
 
 
お互いに何も纏っていないから
最初から素肌で触れ合える心地良さ。
 
でもその感触に、身体が熱を持つのも一瞬で。
 
 
隆)はぁ…、すげぇ気持ちぃ…///
 
 
なんでこんなになめらかなんだろう。
 
指先で優しく滑るように…
舌先で甘く味わうように…
 
この肌に、夢中になる。
 
 
♧)…恥ずか…しい…、っ…
 
 
隠そうとするその手を何度も優しく解いて。
 
 
♧)…あ、…っ……隆二…くん…、っ…///
 
 
メイクもしてない素顔。
着飾ってもいない身体。
 
なのにこんなに色っぽくて、綺麗で。
 
 
隆)……は、ぁ///
 
 
____女神みたいだ。
 
 
そんな風に思いながら
 
この柔らかな身体に夢中になっていく。
溺れていく。
 
 
愛しい気持ちは
勝手に身体の奥から湧き上がってきて。
 
持て余すくらいに、
俺の心も身体も満たしていく。
 
 
好きだよ。
 
好きだよ。
 
 
好きだよ、♧。
 
 
その想いしか、もう頭にない。
 
 
夢中で重なる二つの身体は
甘く、熱く、甘く、熱く、
 
幸せなまでに、深く溶け合った。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
次にまた目が覚めたのは、10時過ぎ。
 
 
隆)……
 
 
♧はふにゃふにゃっと俺にくっついたまま
寝息を立ててるから
起こすのが可哀想で、動けない。
 
いつも早起きして色々作ってくれてるから
こんなにゆっくり眠れることも
あまりないだろうし。
 
 
珍しく先に起きて
どうしていいかわからない俺は
しばらくそのまま♧を抱きしめて
幸せな余韻に酔いしれることにした。
 
 
隆)はぁ……。
 
 
ほんとに気持ちいいなぁ……
こうして裸で抱き合ってるの。
 
 
初めて朝、抱いちゃったけど…
 
……綺麗だったなぁ…///
 
可愛かったなぁ…///
 
 
いつもは♧が恥ずかしがるから
電気は限りなく暗くしてるけど…
 
朝だとどうしようもないわけで。
 
 
真っ白なシーツの上で、すべてが露わだった。
 
 
隆)////
 
 
思い出したらリュージが興奮するから…
っていうか、もうしてるな、うん。
 
ぎゅっと目を瞑って違うことを考えよう。
 
ええと…
ええと…
 
 
今日の仕事は
作詞の進捗確認と…
 
 
「あ…っ、あっ…!隆二…くん……、///」
 
 
映画の曲選びと…
 
 
「…隆二く…っ、はぁっ、…あ、んっ…!///」
 
 
あとは…
 
 
「っ、…あぁ……っ、隆二くん…!///」
 
 
なんだっけ…
 
 
隆)////
 
 
ダメだ。
♧の可愛い声がリフレインして
脳を切り替えられない。
 
 
隆)はぁぁぁ……///
 
 
♧にこうしてくっついてる限り
脳内がピンクにしか染まらなそうだから…
 
仕方なくそーっと離れて、
ベッドを降りた。
 
 
その瞬間、俺がいなくなったことを
気配で察したのか…
 
 
♧)んん……、
 
 
♧はタオルケットを
ぐるりと身体に巻きつけるように
ころんと寝返りをして。
 
 
隆)……ぷっw
 
 
出来上がった姿は、みのむし♧ver。
 
♧が隠し撮りしてた俺みたいになってる。
 
よし、俺も撮っちゃおうっとw
 
 
サイレントカメラで起こさないように撮って。
 
どうせなら寝顔も撮りたいなぁなんて
覗き込めば…
 
綺麗なまつ毛を伏せながら
あどけない顔でスヤスヤ眠ってる♧の姿に
思わず見とれた。
 
 
ああ…
ほんと好きだなぁ…。
 
寝顔見てるだけで愛しいって、なんなんだろ。
 
 
どんな瞬間も、見逃したくない。
 
 
ふにゃんって笑う綿あめスマイルも。
 
無邪気なこの寝顔も。
 
 
俺と溶け合ってる時の、甘い表情も。
 
全部全部、撮って残しておきたいくらい。
 
 
隆)……
 
 
いやいや、最中に撮ったら変態だろ。
 
…って我に返りかけたけど…
 
 
「あ、あ…っ、隆二…くんっ…///」
 
 
隆)////
 
 
撮りたいくらい可愛いんだよなぁ……
なんて、また脳内がピンクに戻り始めて
慌てて自分の頬を叩いて、
シャワーに向かった。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
♧)ん……、
 
 
ゆっくり目が覚めて、
隣に隆二くんがいないことにすぐ気が付いた。
 
 
仕事、行っちゃったんだ。
 
本当に朝ごはん作ってあげられなかった。
 
 
甘い気だるさが残る身体で
そんなことをぼんやり思いながら、
手の中にある紙の感触に気が付いた。
 
 
♧)なんだろう……
 
 
手を開いて…
その紙を広げてみると…
 
 
『みのむしおはよう。
 仕事行ってきます。
 終わったら連絡するね。』
 
 
みのむしって…何かな…??
 
 
綺麗な文字で書かれたメモ。
 
内容はなんてことなくても、
隆二くんの優しさをすごく感じる。
 
 
起きた時に私がベッドに一人ぼっちで
寂しく思わないように、手の中に
残していってくれたんだ。
 
 
♧)ふふ…♡
 
 
こういうところが、本当に大好き。
 
 
♧)……ああ、もうお昼だ。
 
 
せっかくのお休みなのに
たっぷり寝すぎちゃった。
 
だって…
隆二くんが…朝から…
 
 
♧)////
 
 
どうしよう。
思い出したらとっても恥ずかしい。
 
だって朝なのに!
明るかったのに!
 
色々見えちゃったよきっと!
 
 
でも…
 
あの瞬間は、恥ずかしさよりも…
隆二くんに愛されたいって思う気持ちの方が
勝ってしまった。
 
 
私って…やっぱり…
すごくエッチなのかもしれない、どうしよう。
 
 
♧)ううう…///
 
 
むーこに相談しよう!!
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
む)ぶぷぷ…っw
♧)どうして笑うのー!
む)いや、なんか…可愛すぎて…w
♧)もぉ…///
 
 
今日はむーこもお休みだから
いつもより早めの時間に
ボクシングの体験に行くことになってて…
 
その前にランチしようってことで
青山に来たんだけど…
 
 
む)いやぁ〜〜ラブラブだねっ♡
♧)……///
 
 
私の話を聞きながら
ずーっとニヤニヤしてるむーこ。
 
 
む)いいじゃんいいじゃん、
  好きな人に触れられたら
  誰でもそうなるもんよ♡
  隆二くん的には大歓迎だと思うけど♪
♧)そう…かな…///
む)いや〜〜それにしても、そっか♡
  ほんとに毎日シてるのかw
♧)毎日じゃないってば!///
  隆二くんが仕事で遅い…
む)遅くない時は毎回シてるんでしょ?
♧)……(こくん)///
む)どんどん隆二くん仕様の身体に
  育っていくね〜きっと♡
♧)え、何それ?!
 
 
身体って育つものなの!?
どういうこと??
 
 
む)まぁまぁまぁ、
  隆二くんに全部任せときなさい♡
♧)……ハイ、///
 
 
お昼からこんな話しちゃって
恥ずかしいなって、
そろそろ話題を変えようと
パスタをフォークに巻き付けたら…
 
まだニヤニヤ顔のむーこが
話足りなそうに私を見た。
 
 
む)ねぇねぇ♡
♧)なぁに…?
む)初心者とはいえ、
  それだけ夜を重ねてたらさ〜
♧)うん…?
む)♧も色々してあげてるの?隆二くんに♡
♧)…っ
む)あんなことや…こんなこと…
♧)////
 
 
なんとなくの知識しかないけど…
何を言ってるのかはわかる。
 
 
♧)……(ふるふる)///
む)ええっ!してないの?!
♧)…っ
む)何もしてないの?うそっ!
♧)……
 
 
そんな驚かれることなのかな…
どうしよう。
 
 
む)してって言ってこないの?
♧)えっ!
 
 
お願いされるものなのかな??
 
 
む)ちょ、ちょっと!
  どういう流れで始まってどう終わるわけ?
♧)ええっ!///
 
 
そ、そ、そんなの…
毎回…違うもん…///
 
でも…いつも同じなのは…
私が隆二くんにあれこれされて
 
私はもういっぱいいっぱいで、
隆二くんのことが大好きって
愛しい気持ちがあふれて、あふれて、
 
気付いたら熱く熱く、溶かされてる。
 
 
♧)そういうのって…どうしたらいいの…?///
む)えーーーー
  どうしたらって…
  自然としてあげるとか…
♧)自然と?どのタイミングで?
む)うーん…、w
  したいなって思うこと、ないの?
♧)……そんなこと…考える余裕も…
  あまりなくて…///
む)そんなに激しいのかい、隆二くんw
♧)そ、そういうわけじゃないんだけど///
む)♧から聞いてみれば?
♧)ええ!!なんて?!!
む)その場の雰囲気で。
♧)…っ
 
 
その場の雰囲気って何?!
私、そんなのわからないよ!!
 
 
む)隆二くん、デレデレに喜ぶと思うけど♡
♧)…っ
 
 
私にはとってもハードルが高そうだけど…
隆二くんが喜んでくれるなら
なんでもしてあげたい…
 
 
♧)////
 
 
どうしよう。
 
想像したら恥ずかしくなってきちゃった///
 
 
む)ま、向こうは初心者だって
  わかってるわけだしさ?
  優しく手解きしてくれるでしょっ♡
♧)そう…かな?///
 
 
今日、聞いてみよう…
 
隆二くん…!
 
私、頑張るね…!!
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
隆)まだ途中なんだけど…
臣)俺も。
 
 
そう言ってお互いに見せ合った歌詞は、
 
 
隆臣)えっ
 
 
同じワードで、思わず止まった。
 
 
臣)え、ほんとに…偶然…?
隆)すごいね…。
臣)マジか…。
 
 
『Born in the EXILE』
 
 
タイトルだけは決まってて
お互いに歌詞を書いてみることにしたこの曲。
 
まさかこんなに臣とかぶるなんて
思ってなかった。
 
 
でも…
 
それだけ同じ気持ちというか志で
ここまで一緒に歩いて来たんだなって
なんだか少し、胸が熱くなった。
 
 
臣)だてにお揃いTシャツ着てねぇな。
隆)ぶっw
 
 
今日もかぶってる俺たちの服装。
 
 
隆)お前ヘビロテしすぎじゃね?!
臣)お前に言われたくねぇわ!w
 
 
そんな俺たちのやりとりを
周りも笑って見てる。
 
 
デ)じゃあ歌詞の方は引き続き書いてみて。
隆)はい。
デ)で、映画の曲の方は、候補これ。
臣)おお、結構ある。
デ)主題歌になるやつだから、
  映画の世界観に合ってて、
  なおかつ三代目っぽいのがいいよね。
隆)ゴキブリっぽいやつかー
臣)そんなんやだよ!w
隆)え。
 
 
だって『テラフォーマーズ』の主題歌なのに。
 
 
臣)ゴキブリっぽい曲ってなんだよ!w
デ)あはははw
臣)カッコイイのがいいな。
  バトル感あるやつ!
隆)俺もそういう意味だったんだけど。
臣)わかりにくいわ!w
隆)これとか良くない?
デ)イントロの音が宇宙っぽいよね。
隆)サビでスピード感出たらすげぇいいかも。
臣)うーーん、スピード感っていうか
  宇宙の混沌とした感じも欲しい。
隆)ゴキブリってこと?
臣)お前は一回ゴキブリから離れろ!w
 
 
色々話し合った結果、
最終決定した曲に
カッコイイ詞をつけてもらうことにして
今日は一旦終了。
 
 
デ)この映画、キャストが豪華なんだよなー
隆)誰出てるんでしたっけ?
デ)ほら。
隆)……おお。すごい。
臣)あ、咲ちゃんも出てんだ。
 
 
それから明日のウルトラのリハで
スタジオに移動。
 
 
隆)腹減ったーー
臣)先になんか食うか。
隆)うん。買ってきてもらお。
臣)よし。
 
 
本当は♧の作ったご飯が食べたいのになぁ…
とか思いつつ、
コンビニの適当なメニューを頼んで
椅子にドサッと腰掛けた。
 
 
臣)ほんとは♧の飯が食いたいのになぁ〜
隆)え!!
臣)って顔してた。当たり?
隆)……
 
 
だてにお揃いのTシャツ着てねぇな。
怖いよ、お前。
 
 
臣)どうなの最近。
  なんか面白ネタないの。
隆)そんな愉快なカップルじゃないし。
臣)じゃあどんなカップルなんだよ。
隆)ラブラブカップル。
臣)……
隆)すげぇラブラブ。
臣)……
隆)もう、すっごく…
臣)わかったから!w
 
 
臣は呆れたように笑ってる。
 
 
臣)大丈夫?
  初心者相手に飛ばしすぎて引かれてない?
隆)えっ!
 
 
なんの話だよオイ。
 
 
臣)あんまりがっつくなよ〜〜?
隆)……
 
 
すっげぇがっついてそうなお前に
言われたくないけど…
 
でも。
 
 
隆)加減が…わかんない。
臣)えっ
隆)なんか、だってさ、止まんなくない?
臣)えっ
隆)なんつーか…
臣)お前そんな連日…朝晩…
隆)夜しかしてねーよ!w
 
 
……あ。
今日は初めて、朝もしたけど。
 
 
臣)え、夜は毎日してんの?
隆)一緒にベッドに入れる日はね。
臣)えーーー、やりすぎじゃない?
隆)……
 
 
俺よりしてそうなお前に
言われたくないけど…
 
 
臣)今頃むーこさんあたりに
  相談してるかもよ。
隆)え!なんて?!
臣)隆二くんが毎日求めてくるのぉ…
  どうしよぉむーこぉーー
  なんつって。
隆)♧はそんな気持ち悪い喋り方しない。
臣)モノマネレベルはどうでもいんだよ!w
隆)……相談……してるかな…?
臣)かもね…。
隆)俺…やりすぎ…?
臣)……だって、初心者でしょ?
隆)お前どうだったの?
臣)へ?
隆)付き合いたての頃。
  ♡ちゃんも初心者だったんでしょ?
  我慢してたの?
臣)……
隆)……
 
 
絶対してねーな、こいつ。
 
 
臣)いや、でもほら。
  俺は一緒に住んでなかったから。
隆)……じゃあ会う度にはしてたんだな。
臣)……
隆)……
 
 
わかりやすい奴だな。
 
 
臣)まぁでもあれだよなーー
  お前の場合は
  もう一緒に住んでんだもんなーー
隆)うん。
臣)一緒のベッドなんだもんなーー
隆)うん。
臣)そんなの…、なぁ?
隆)無理だろ?
臣)うん。
 
 
ほら。
 
好きな女と一緒に寝てて
何もしないなんて、無理なんだよ。
 
 
隆)でも…
臣)ん?
隆)俺、こんなに性欲すごかったかなぁ…
臣)……
 
 
俺の言葉に、臣はニヤッと笑って…
いや、ドヤッた顔で、こう言った。
 
 
臣)それは性欲ではない!
 
 
何言ってんだろこいつって思ったけど…
 
ただやりたいだけじゃなくて
好きな相手だからこそ
自分で加減できないほどに求めてしまうわけで
好きで好きで仕方ないその欲求を
臣は「♡欲」と呼んでるらしい。
 
 
隆)じゃあ俺は「♧欲」…?
臣)そ!
 
 
なんか熱く語られたから
納得しちゃったし。
 
 
隆)確かに俺、今そのへんに
  裸のお姉さん寝てても
  まったくその気になんないわ。
臣)いや、まずそのへんに
  裸のお姉さん寝てないから!w
隆)例えばの話だろぉ〜〜
臣)うん、はいはいw
隆)その気になんないっつーか
  ほんと勃たないと思う。
臣)お前のすっげぇタイプの女でも?
隆)……
 
 
俺のすっげぇタイプの女…?
 
そう言われて思い浮かぶのは、♧で。
 
 
隆)他の女で想像できない。
 
 
どうしちゃったんだろ、俺の頭。
 
 
臣)ハマってるねぇ、♧さんに。
隆)ハマってるっていうか…、うん。
  すげぇ好きなんだよね、ほんと。
臣)うん、割と知ってるw
隆)お前が♡ちゃん好きなくらい
  好きだよ。
臣)え、それ異常だよ?大丈夫!?
隆)……
 
 
お前、自分の愛情が異常だって
自覚あったのね?
 
…って、冗談は置いといて。
 
 
毎日求めすぎて
♧が本当に引いてないかどうか
今日ちょっと見てみよう。
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. さゆがん より:

    ついにハメ撮りフラグが。゚(゚´ω`゚)゚。
    サマンサずぶずぶすぎて
    精子使い切っちゃうんじゃないかと笑笑

    • マイコ より:

      こらこらこら。゚(゚^∀^゚)゚。フラグじゃないよ!大丈夫!ww

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