[193]◇ちゃんとの電話

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今日は月イチの土曜出社の日。
 
午前中に◇ちゃんからLINEが来て
折角のランチのお誘いだったのに、
私はアポで会社にいなくて。
 
 
◇ちゃんとはずっと話したいなって
思ってたんだけど…
 
フロアを覗きに行っても
最近ずっと忙しそうにしてるから
声をかけられなくて、
 
ランチに誘っても断られるし…
 
もしかしたら
私と話したくないのかもしれないって
ちょっと遠慮してた。
 
 
ほんとは…
 
 
「◇ちゃん…
 岩ちゃんと別れたいって。」
 
 
臣くんにそう言われたあの夜から
ずっと気になってたんだけど…
 
 
…もうっ!
どうしてこんな日に私はアポなのー!
 
折角◇ちゃんから誘ってくれたのに!!
 
 
今日の夜は仮歌の仕事があるから
時間取れないし…
 
うううっ!!
 
 
とりあえず会社に戻って
すぐに◇ちゃんのフロアを覗きに行くと…
 
 
♡)…っ
 
 
またサングラスをかけてる◇ちゃんを見て、
やっぱり何かあったんだって心配になる。
 
 
男)あれ、姫ちゃん!!
男)ほんとだ!姫がいる!!
 
 
はっ!見つかってしまった!!
 
慌ててUターンしようとすると、
私に気付いた◇ちゃんが
追いかけてきてくれて…
 
 
♡)仕事中にごめんねっ
◇)ううん。
 
 
サングラスで目が見えないけど、
元気がない◇ちゃん。
 
 
♡)ランチも…行けなくてごめんね。
◇)ううん、全然いいの。
♡)…えっと、今日…っ
  夜もお仕事なんだけど…
  終わったら、電話してもいい?
◇)…っ
♡)ちょっと遅くなっちゃうかもだけど…
◇)うん…、ありがとう。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
男)次のCMも
  登坂くんにお願いしたいと思ってるから!
臣)ありがとうございます。
男)期待してるよ!よろしくね!
臣)はい、よろしくお願いします。
 
 
最近増えてきた会食。
 
今日もスポンサーを見送って
帰りのタクシーに乗り込んだ。
 
 
臣)はぁ…疲れた。
 
 
接待は気を遣うし好きじゃないけど
ここの寿司は美味かったから
今度♡を連れてきてやろう♪
 
とか考えながら携帯を開くと、
♡はまだ仕事中っぽい。
 
 
結局先に家に着いた俺は
♡のために風呂の準備をして。
 
 
臣)仕事すっかーー。
 
 
引っ越してからもう一週間。
 
俺の仕事部屋も無事完成して
結構立派なスタジオが出来上がった。
 
 
Nickにもらった音源を開いて
ソロでやりたいイメージを思い浮かべてみる。
 
 
Happyな曲もいいけど…
俺は割と切ない世界観の方が好きで。
 
 
……あーー、
ここもっと盛り上がり欲しいな。
 
ここもっと引きずる感じにしたら
どうなるんだろ。
 
 
そんなことを頭の中で
あれこれイメージしてると…
 
 
コンコン。
 
 
ノック音が聞こえて、振り返った。
 
 
♡)臣くん…?
臣)ああ、お帰り。
 
 
音を止めて立ち上がると
♡が慌てたようにそれを止めた。
 
 
♡)いいよいいよ!
  お仕事中にごめんね!
臣)何が?
♡)お仕事続けて!
  ただいまって言いに来ただけ。
臣)……
 
 
何それ。
 
 
………むぎゅっ。
 
 
俺はすぐに立ち上がって
♡を抱き寄せた。
 
 
臣)ぎゅーの方が大事。
♡)ええっ!
 
 
当たり前じゃん。
 
 
臣)おかえり。
♡)……ただいま…//
臣)レコーディングどうだった?
♡)あ、今日はね、アニメの歌だった!
臣)ふーん。
 
 
相変わらず幅広いな。
 
 
♡)臣くんもお仕事お疲れさま♡
臣)うん…。
  今日会食で行った店、
  すげぇ美味かったから今度一緒に行こ。
♡)なんのお店ー?
臣)寿司。
♡)わぁ!食べたいっ!!
臣)うんw
 
 
最近デートしてないしな。
 
 
臣)風呂できてるから入ってきたら?
♡)えっ!ありがとう!
  あ、でも…っ
臣)ん?
♡)私ちょっと約束あるから
  臣くん先入っていいよ!
臣)……
 
 
約束…?
 
 
♡)私、臣くんのあとで入るね♡
臣)……わかった。
 
 
じゃあ先に入っちゃおうと思って
部屋を出たけど、
 
なんか気になって。
 
 
リビングに戻ると、
少し開いてる♡の部屋から
話し声が聞こえてきた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
◇『電話…ありがとう。』
♡『ううん!遅くなってごめんね!』
 
 
コールを鳴らすと
すぐに出てくれた◇ちゃん。
 
 
◇『…♡ちゃんに…相談…したくて…。』
♡『うんっ!!』
 
 
やっぱり声に元気がない。
 
もしかして…
また一人で泣いてたのかな…?
そんなのやだよっ…
 
 
♡『なんでも聞くよっ!!』
 
 
そう言ったけど、
電話の向こうで鼻をすする音が聞こえて
やっぱり◇ちゃんは泣いてて。
 
 
♡『◇ちゃん…、泣かないで…っ』
 
 
私まで泣きそうになる。
 
 
◇『ごめん…ね…。』
♡『ううんっ…』
 
 
どうしたの…?
何があったの…?
 
 
◇『……あたし…ね、』
♡『うん…。』
◇『…剛典…と…
  別れるつもりだったの…。』
♡『…っ』
 
 
◇ちゃんの悲しそうな声に
胸が痛くなる。
 
 
◇『そう決めて…
  剛典にも…別れたいって
  言ったんだけど…』
♡『うん…。』
◇『やっぱり…全然ダメで…っ』
♡『……』
◇『……好き…なの…っ』
♡『……』
 
 
◇ちゃんの声が、掠れてる。
 
 
◇『どうして…なのかな…っ』
♡『……』
◇『…優助は…あんなに優しくて…
  そばにいてくれて…』
♡『……』
◇『一緒にいたら
  大事にしてくれるって、
  幸せになれるって、
  そう…思ったのに…』
♡『……』
◇『どうして…優助じゃダメなのかな…っ』
♡『……』
 
 
◇ちゃん…泣かないで…。
 
 
◇『だって…』
♡『……』
◇『剛典と戻ったらって考えたら
  すごく苦しかったのっ…』
♡『……』
◇『イメージ…できなかったし…
  今でもできない…っ。』
♡『……』
◇『でも優助との未来は想像できたの…。』
♡『……』
◇『だから…あたしは…
  優助のことが…好きなんだって…
  そう…思ったのに…』
♡『……』
 
 
私はただ黙って、
◇ちゃんの話に耳を寄せた。
 
 
◇『なんでこんな苦しいのに…
  あたしが好きなのは…剛典なの…っ』
♡『…っ』
 
 
その言葉に胸がぎゅってなったのは…
私も同じ経験をしたから。
 
 
◇『理屈じゃ…ないの…っ』
♡『……』
◇『剛典の顔を見たら…声を聞いたら…
  …抱きしめ…られたら…』
♡『…っ』
◇『それだけで、気持ちが…溢れるの…っ』
♡『……』
 
 
……私もそうだった。
 
 
どうしてこんなに苦しいのに
臣くんじゃなきゃダメなんだろうって
そう思ったけど…
 
私の身体が、本能が…
臣くんが好きって叫んでた。
 
 
◇『なんで…なの…っ、…ひっく…っ』
♡『…っ』
 
 
泣いても逃げても、消えない気持ち。
 
 
♡『それだけ…好きだから…。』
◇『…っ』
♡『それだけ、好きになっちゃったから…』
◇『……』
♡『嫌いになんて、なれなかった。』
◇『……』
♡『私もそうだったよ。』
◇『…っ』
 
 
思い出す、家出してたあの時のこと。
 
 
♡『臣くんのこと…最低って思って…
  心がぐちゃぐちゃになって…
  気持ちに蓋をして、逃げてたけど…』
◇『…っ』
♡『好きな気持ちは、消えなくて。』
◇『……』
 
 
だから、苦しかった。
 
 
♡『臣くんの過去が許せないなら
  Tくんを選んだらいいのにって
  そう言われたりもした…。』
◇『……』
♡『◇ちゃんにとっての優助くんとは
  少し違うかもしれないけど…』
◇『……』
♡『私も…Tくんと一緒にいると
  すごくほっとしたし、安心したし…
  元気になれたの。』
◇『……うん。』
♡『Tくんの気持ちがすごく真剣だったから
  私もちゃんと考えたし…
  Tくんと付き合ったら
  過去に嫌な思いしたりすることもないし
  きっとすごく幸せなんだろうなって
  今の◇ちゃんみたいに
  リアルに想像してみたりもしたの。』
◇『うん…。』
♡『でも…何回考えても…
  やっぱり答えは一緒で…
  臣くんが好きって…』
◇『……』
♡『その気持ちは変わらなかった。』
◇『……』
♡『でも、好きなのに…やっぱり苦しくて…
  こんなままで戻れるのかなって…
  自信がなくて、不安になった。』
◇『……』
 
 
どうしたらいいのか、見えなくなって。
 
 
♡『でもね、みんなが教えてくれて
  わかったの。』
◇『……』
♡『大事なのは二人で一緒に作っていく
  「これから」だって。』
◇『……これ…から…?』
♡『うん。
  岩ちゃんが◇ちゃんと出逢って付き合って
  変わったように、
  ◇ちゃんも岩ちゃんと出逢って付き合って
  変わったこと、あるでしょ…?』
◇『……』
♡『大切な人と一緒に過ごす大切な時間が
  人を成長させるんだ…って。
  一緒に笑って、一緒に泣いて
  一緒に成長していけばいいんだよ、って。
  友達が教えてくれたの。』
◇『…一緒に…?』
♡『うん。』
◇『…っ』
♡『◇ちゃんが今、
  岩ちゃんと戻る自信がなくても…
  一人で頑張らなきゃいけない
  わけじゃなくて…
  二人で一緒に頑張って…
  二人で一緒に、二人のこれからを
  作っていけばいいんじゃないかな。』
◇『……』
♡『一人じゃないから…
  好きな人と一緒なら…
  頑張れる気がしない?』
◇『…っ』
♡『一緒にまた新しい時間を
  積み重ねていって…
  二人の未来を作っていくの。』
◇『……』
♡『出来るかどうかじゃなくて、
  自分がしたいと思えるかどうか…。
  もう一度岩ちゃんのこと、
  信じられるかどうかじゃなくて、
  信じたいと思えるかどうか…。』
◇『…っ』
♡『私は自信なんてないままだったけど…
  臣くんと一緒に頑張りたいって…
  臣くんのそばにいたいって、思ったの。』
◇『……』
 
 
だから…
だからもし、◇ちゃんもそう思うなら…
 
岩ちゃんともう一度、寄り添ってほしい。
 
 
◇『剛典と一緒に…
  頑張ればいいのかな…』
♡『……うんっ』
◇『あたしも…自信なんてないけど…』
♡『……』
◇『剛典が…また側で笑ってくれるなら…
  そう思えるかもしれない…っ』
♡『…っ』
◇『…苦しくても…
  会いたいって…思うの…っ
  ……そばに、…いたいって…』
♡『うん…っ』
◇『剛典が泣いてるところなんて…
  もう…見たくないから…っ』
♡『うん…っ』
◇『笑ってて…ほしいから…っ』
♡『うん…っ』
 
 
◇ちゃんの気持ちを聞きながら、
涙が滲んできた。
 
 
いっぱい傷ついて、迷って、立ち止まって。
 
でもやっぱり、岩ちゃんが好きなんだって
痛いくらいに伝わるから。
 
 
◇『なんでこんな…
  好きになっちゃったんだろ…っ』
♡『ふふ…っ
  ほんとだよね…。』
◇『イイ男なんて…腐るほどいるのに…』
♡『うん。』
◇『剛典なんて…
  ただのド変態なのに…っ』
♡『うん。』
◇『…ヤキモチ妬きで…わがままで…
  自分勝手で…ガサツで…
  おっちょこちょいで…』
♡『うん。』
◇『どうしようもないヤツなのに…
  …こんなに…好き…っ』
♡『うん…っ』
 
 
それを全部、
岩ちゃんに伝えてあげてほしい。
 
 
◇ちゃんの素直な気持ちが…
全部全部…
岩ちゃんに伝わりますように…。
 
 
◇『♡ちゃん…
  聞いてくれてありがとう…。』
♡『ううんっ!』
◇『なんかすごく…スッキリした…。』
♡『…うん、良かった…。』
◇『ほんとにほんとにありがとう…。』
♡『うんっ…。』
 
 
また楽しそうに、幸せそうに
仲良く笑い合う二人が見たいな。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
聞こえて来る内容で
電話の相手が◇ちゃんだってすぐにわかった。
 
 
こんなん盗み聞きじゃんって思ったけど…
話が気になって、
ドアの前から動けなくて…
 
 
最後、電話が終わりそうな気配に気付いて
俺は慌てて風呂に向かった。
 
 
臣)…っ
 
 
服を脱いで、シャワーを浴びながらも…
 
 
「臣くんの過去が許せないなら
 Tくんを選んだらいいのにって
 そう言われたりもした…。」
 
 
さっきの電話の会話が、頭を離れない。
 
 
臣)……
 
 
……そりゃ…そうだよな。
 
そんな風に言う奴がいたって、当たり前で。
 
 
でもやっぱり………、凹む。
 
 
誰かわかんねぇけど、♡の周りに
俺より他の男の方が♡に相応しいって
そう思った奴がいるわけで…。
 
 
臣)……
 
 
そんなの俺だってわかってる。
 
俺なんてほんとどうしようもない
クソ野郎だったわけだし…
あんなピュアな♡と付き合うには
汚れすぎてるって…。
 
 
「私も…Tくんと一緒にいると
 すごくほっとしたし、安心したし…
 元気になれたの。」
 
 
♡はそう言ってた。
 
 
「Tくんと付き合ったら
 過去に嫌な思いしたりすることもないし
 きっとすごく幸せなんだろうなって
 今の◇ちゃんみたいに
 リアルに想像してみたりもしたの。」
 
 
あの言葉も、結構刺さった。
 
 
臣)……
 
 
俺と離れてる間に…
そんなことも考えたりしてたんだ、って…。
 
 
自業自得なんだけど…
それはわかってるんだけど…
 
♡が一瞬でも、他の男との未来を
想像したりしたんだって思ったら…
すげぇショックで。
 
 
臣)……はぁ…。
 
 
俺だって…
ハルくんみたいに小さい時から
♡に出会えてたら…
 
アホなこと繰り返したりしないで…
ずっと♡だけを大事にしたのに。
 
そしたら♡を泣かせるような過去だって
なかったはずなのに。
 
 
……って、俺何言ってんだろ。
他力本願かよ…情けねぇ。
 
 
臣)はぁ…。
 
 
「まぁせいぜい捨てられないようにね〜」
 
 
ふと薔薇男の言葉が、頭をよぎった。
 
 
「あの姫の相手がこんな男かよ〜
 とか思われないように、男磨いてね?
 
 姫のイメージ落とさないでよね。」
 
 
臣)…っ
 
 
思い出してもムカつく。
 
 
ムカつくけど……、でも…
あいつが言ってることは正しい。
 
 
臣)……
 
 
こんな考え、傲慢かもしれないけど…
 
いつか♡と結婚する時に
俺は♡の周りの人たちみんなに
認めてもらいたいし、祝福されたい。
 
 
あんな奴を選んだのかよとか…
ほんとに幸せになれんのかよとか…
誰にもそんな風に思われたくない。
 
 
胸を張って、♡の隣に立ちたいし
 
♡には俺しかいないんだって…
全員からそんな風に思ってもらえるくらい、
あいつに相応しい男になりたい。
 
 
臣)……っ
 
 
♡が俺を好きだって言ってくれてるんだから…
俺を選んでくれたんだから…
 
 
俺、絶対もっとイイ男になるから。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
◇ちゃんとの電話を切って
リビングに戻ると
 
お風呂上がりの臣くんが戻ってきた。
 
 
♡)臣くんっ!!
臣)ん…?
♡)あのねっ!聞いてっ!!
 
 
早く報告したかった。◇ちゃんのこと。
 
 
♡)◇ちゃんねっ、
  やっぱり岩ちゃんのことが好きって!
臣)……
♡)良かったよぉぉぉ!!
臣)……うん。
 
 
臣くんは優しく笑って
私の頭を撫でてくれたけど…
 
なんだかリアクションが薄い。
 
 
♡)嬉しくないの…?
臣)嬉しいよ…?
♡)……
 
 
じゃあどうして元気ないのかな…。
 
 
♡)どうか…したの…?
臣)いや…?
♡)……
 
 
なんか…
臣くんが変だ…っ!!
 
 
むぎゅぅぅっ!!
 
 
臣)ぐえっっ
 
 
お風呂上がりのほかほか臣くんに
めいっぱい抱きついた。
 
 
臣)なに!!
♡)…っ
 
 
離れないもんっ。
 
 
臣)どーした…?
♡)……
 
 
わかんないけど…
ぎゅってしたくなった。
 
 
♡)……臣くん…、好きだよ?
臣)……
♡)大好き…。
臣)…ありがと…。
 
 
◇ちゃんと色々話してたら…
改めて思ったの。
 
 
♡)臣くんが今そばにいてくれて…
  いつも笑ってくれてて…
臣)……
♡)一緒にいると楽しくて…
  私、いっぱい幸せ。
臣)……
 
 
もう何度も伝えてるけど…
しつこいかもしれないけど…
 
でも、何度だって言いたい。
 
 
♡)本当にね、大大大好きなのっ♡
臣)…っ
 
 
そっと離れて背伸びをして、
臣くんにチュッてキスをしたら
 
やっと臣くんが笑ってくれた。
 
 
臣)ふは…っw
♡)えへへ♡
 
 
ほら、臣くんが笑ってくれるだけで
こんなに嬉しくなる。
 
 
♡)大好き…♡
 
 
臣くんの腰に腕を回したら
臣くんも私を抱き寄せてくれて…
 
 
チュッ。
 
 
重なる唇から、幸せな音。
 
 
♡)えへへ、もっかい♡
臣)ん…♡
 
 
チュッ。
 
 
♡)えへへへ♡
 
 
やっぱり、幸せ。
 
 
臣)……大好き。
♡)…っ
 
 
ぎゅって抱きしめられて、
 
 
臣)ほんとに大好きだよ…。
 
 
臣くんの優しい声が、耳元に落ちてくる。
 
 
♡)////
 
 
胸がきゅぅってなって、
好きな気持ちがまたあふれてくる。
 
 
♡)…イノシシになりそう…///
臣)あはっw
  いいよ?いくらでもどうぞ。
♡)ううう〜〜っ///
  臣くんっ!!!///
臣)はいはい♡
 
 
ほんとにほんとに大好きなの。
 
 
これからもいっぱい…
ぎゅってしてチュッてしてね。
 
 
ずっとずっと…そばにいてね。
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. さゆがん より:

    ♡ちゃん成長した!!!
    なんともいいアシスト
    それにしても2人とも
    ほんとに辛すぎる恋愛を。。。笑
    三代目だから、あのビジュアルで
    この物語の中のキャラだから
    やり直そうと思えるやつですね(笑)
    現実のそこらへんの男どもがしてたら
    秒で捨てますねw

    • マイコ より:

      その通り!!!!。゚(゚^∀^゚)゚。
      私も即ポイ捨てする!!ww

  2. さゆれ より:

    二人でこれからを作って行けばいい。
    ♡ちゃんがすごく頼もしく感じてしまった。♡ちゃんはふわふわしたお姫様ってイメージが強いけど、ちゃんと芯のある子なんだなぁ〜。臣君、♡ちゃんを大事にしてあげてね(≧∇≦*)

    • マイコ より:

      ちゃんと自分の経験を糧にしてる♡ちゃんであった(❁´ω`❁)

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