今日は朝から
岩ちゃんと雑誌の撮影。
臣)あ、岩ちゃんそーいえば
この間言ってたDVDって買った?
岩)あ、まだ買ってない!
臣)俺買ったけど貸すー?
岩)うわぁ!観たい!貸してー!
ってか今日取りに行っていい?
臣)ああ、今日夜入ってないもんね。
いーよ。
あ、じゃあうちで飯食う?
岩)え!いーの?
臣)うん。元々今日
家で食う予定だったし。
岩)♡ちゃんと?
臣)うん。電話してみるわー。
プルルルルル…
プルルルルル…
♡『はいっ!♡です!!』
臣『あ…いつもお世話になってます。
登坂です。』
♡『…え?…!!
あっ!私、会社携帯と
間違って出ちゃった!
わっ!!
お、臣くんだよね??』
臣『うん。完全に
そんなテンションの声だったから
合わせてみたw』
♡『わ、わっ!
お世話になってます。
ちょ、っと待ってね!わぁっ!
ドタンバタン』
騒がしい奴w
♡『も、もしもし!』
臣『あいよ。』
♡『ご、ごめんね。
今廊下に出てきた!』
臣『あ、わり。』
♡『ううん!全然大丈夫!
どしたのー?』
臣『今日さ、一緒に飯食おうって
言ってたじゃん?』
♡『うん!』
臣『岩ちゃんと一緒に帰るから
三人で食おー。』
♡『わぁ!岩ちゃん?久しぶりだね!
わかったよー♡
あ!岩ちゃん何か
食べたいものあるかな?』
臣『あ、ちょっと待って。』
臣)岩ちゃん、なんか
食いたいもんある?
岩)えっ!マジ?
何でもいーの?
臣)うん。
岩)俺ハンバーグがいい!
臣)……
臣『ハンバーグだって。』
♡『ハンバーグね!わかったよー♡♡』
臣『お前…こないだみたいな…』
♡『失敗しません!w
ちゃんと美味しいの作るからっ!』
臣『ははははっw 頼むわー』
♡『はーい。じゃあ夜にね♡』
臣『ん。おつかれー』
♡『お疲れさまー♡』
岩)やったぁ!楽しみ♡
♡ちゃんて料理上手いの?
臣)う…ん。大体は。
岩)?
臣)たまに異変起きるけど。
岩)あっはは!何それw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーそして夜ー
臣)ただいまー
岩)お邪魔しまーす!
♡)お帰りなさーい!
岩ちゃん久しぶりー!
岩)おうっ!久しぶりー!
♡)丁度ご飯できたとこだよー!
臣)…大丈夫だった?
♡)大丈夫だよ!もうっw
臣)ははっ!良かったw
♡)用意するから座ってて~
臣)はーい。
手を洗って座ろうとすると
岩ちゃんがリビングに飾ってる
薔薇に気が付いた。
岩)えっ!!!
何あの大量の薔薇!!!
臣)あーあれね…
岩)すっげぇ!
臣さん買ったの?
臣)違う。
誰かさんが貰ってきた。
岩)えっ!!どーゆーこと?
臣)バレンタイン。
岩)え!!!
他の男に貰ったってこと?!!
臣)そ。
岩)おわぁ!マジ?!すっげぇ。
臣)……
岩)ははっw
臣)なに
岩)いや…w
臣)なんだよ…
岩)俺の女だー!!!って言わないの?
臣)誰にだよっ!
岩)その男。
臣)言わねーよw
岩)はははっw
♡)お待たせー!はいっ!どうぞ♡
岩)……
♡)??どしたの??
岩)いや、なんでもw
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
え、え、どうしよう。
ハンバーグなんか変??
今日のは多分ちゃんと…美味しいはず!
臣くん、この間のハンバーグは忘れて~!!!
岩)うわ、すげぇ美味そう!
いっただきまーす!
臣)いただきまーす。
♡)……
ドキドキドキ…
岩)わっ、めっちゃ美味い!!
♡)ほんとっ?
岩)うん!すげぇ!
臣)うん。美味い。
♡)良かったぁぁぁぁ//
臣)ふはっw
ドキドキした?
♡)うん。
だって岩ちゃんもいるし…
臣)俺だけだったらいーのかよ!w
臣くんが笑いながら
頭をわしゃわしゃしてきた。
♡)ち、違う!
そーゆー意味じゃなくて!
臣)ははっ ばーかw
岩)仲良いなぁー
臣)え?
岩)あ~あ、俺も彼女ほしー!!
♡)岩ちゃん、まだいないの?
岩)いないよ~~
臣)でも岩ちゃん最近モテモテ。
♡)あ!私の友達にも
岩ちゃんファン増えてるよ!
臣)会社?
♡)ううん!
会社はジャニーズファンばっかり!
岩)あっはははw
LDHファンいないのー?
♡)う…ん…、いない。
臣)正直かっ!w
岩)あははははw
臣)あーあ、俺たちもまだまだだな~
岩)だね。頑張んないとw
臣)そのうちお前の会社の人みんな
三代目ファンにしてやっからなー
岩)やっからなー!
♡)あはははw
それはそれでちょっと複雑なんだけど…
岩)あははw
二人はあっとゆー間に完食してくれて…
良かったぁぁ。
ほっとひと安心。
食後のデザートは
臣くんが買ってきてくれたアイス♡
♡)美味しい~!!♡♡
岩)うん!さっぱり。
♡)ん~♡♡幸せ~♡♡
臣)はいはい、良かったね。
♡)美味しいよ~う♡♡
臣)わかったっつーの!w
岩)あはははw
臣)こいつなんか食ってる時
ほんとずっと
美味しい美味しいってうるせーの。
♡)だって美味しいんだもん//
臣)いっつもそう。
岩)あははは!いーじゃん!w
岩ちゃんがニカッと笑った。
私は…臣くんのアイスをちらり。
♡)それ…美味しい?
臣)お前狙ってんだろ…
♡)別に~~
臣)…ったく。ほら。
臣くんが
自分が食べてたバニラアイスと
私のチョコアイスを交換してくれた。
♡)わーい♡♡ありがとう!!
臣)はいはい。
岩)やっぱり女子って
シェアしたがるよね~w
♡)えへへ♡
だって色んな味食べたいんだもんっ♡
臣)あ、でも健ちゃんも
シェアしたがりだよね。
岩)シェアっていうか…奪われるw
臣)そうそう!w
♡)あはははw
アイスはあっという間にペロリ♡
♡)そーいえば岩ちゃん、
趣味できたー?
岩)え?
♡)今年は趣味作りたいって…
岩)ああ!言った!w
でもまだなんもない…w
臣)ゴルフダメだったもんねw
岩)いやー
NAOTOさんが去年から始めてさ、
バンバンコースとか回ってるから
楽しそうだなーと思って
ちょっと挑戦してみたんだけど…
♡)難しかった?
岩)俺、雑すぎて
ゴルフは紳士のスポーツだ!
って怒られたw
♡)あっはははw
岩)♡ちゃんの趣味って何ー?
♡)え、私?!
なんだろ…旅行かなぁ?
あとは普通にカラオケが好き!
ストレス発散!
岩)ああ!
それなら俺もカラオケ好きー!
そっか、趣味あったわw
♡)えー!一緒に行きたいねー!
岩)ねー!♡ちゃん何歌うの?
♡)何でも歌うよー!
三代目も歌う!
臣)えっ!!!!!
臣くんがびっくりした顔で見てきた。
臣)お前が三代目歌うの?!
♡)歌うよー♡
臣)え、全然想像できねぇ!
岩)一緒に行ったことないの?
臣)そーいえば一回もねぇわ。
♡)ないねー
岩)じゃあ今度三人で行こw
♡)行こ行こ♡
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岩)そーだ!
俺、臣さんの部屋見たかったんだ!
臣)え?入ったことなかったっけ?
岩)ない!見たい見たい!
臣)別になんもねぇけど。
♡)見たい見たい♪
臣)お前はいっつも入ってんだろが!w
俺の部屋のドアを開けると
岩ちゃんが目をキラキラさせた。
岩)うわ、すげぇ!
ヴォーカルの部屋ってカンジ!
臣)はははw
岩)キーボードとか弾けんの?
臣)全然w
でもTAKAHIROさんにもらって
音合わせとかにたまに使うくらい。
♡)私はたまに借りてる♡
臣)ああ、弾いてんねー
岩)え、♡ちゃん弾けんの?!
♡)うん。小さい頃ピアノ習ってて、
たまに弾きたくなったら借りてるー♡
岩)え!なんか弾いて弾いて!
♡)えーー!
臣)弾いて弾いて♪
♡)臣くんはいっつも聴いてるでしょ!w
♡は椅子に座ると
簡単なメロディーを弾き始めた。
♡)あ、あれなら少し弾けるかも。
そう言ってC.O.S.M.O.S.を少し弾いて
サビを歌い出した。
臣岩)え!!!
♡)え?!
臣岩)え!!!
♡)???
なんだよこれ……
岩)すげぇ。
♡)え?
岩)いや、弾けんのもすごいんだけど、
…歌!!
臣)……っ
♡)え?歌?
岩)めっちゃ上手いじゃん!!
♡)ええっ!!全然だよ!!
臣)俺聞いたことなかった…
♡)なんで~!w
いつも家で歌ってるでしょ!
臣)いや、そんなん鼻歌程度じゃん。
♡)そっか…
知らなかった…
こんな…
岩)上手いっていうか声めっちゃいいね!
なんか…切ないような
透き通るような…
臣)うん…、なんか…すげぇ。
ってか…歌うと全然声違う。
岩)うん!そのギャップにまた
びっくりした!
♡)え?違うかな??
マジでびっくりした。
なんか一瞬で射抜かれたカンジ…
しかもC.O.S.M.O.S.…
岩)他にもなんか弾けるー?
♡)あ!岩ちゃんの歌、弾けるよー!
岩)え?俺の歌??
♡)うん!
~♪I’m always gonna be with you
守りたいの♪~
岩臣)あ!ドラマの歌!!
♡はキレイなメロディーに乗せて
『Happiness』のサビを歌った。
♡)この歌大好きー!♡
岩)俺もめっちゃ好きだった!
♡)毎週観てたもんねー♡
ね、臣くん?
臣)え?あ…ああ!
♡)…どしたの?
臣)いや…
岩)臣さんが♡ちゃんに
惚れ直してるー!!
♡)えっ
いや…
惚れ直すっつーか
ほんとにびっくりなんだけど…
声…めっちゃ好きだし…
こんな上手いと思わなかったし…
もっと…、聴きたくなる…
岩)いやーでもほんとすごい!
今度絶対カラオケ行こ!
♡)うん!行こー!
三代目祭りー!♪
岩)あはは!三代目縛り?w
三代目全部歌えんの?
♡)ううん。
難しいやつは無理ー。
去年のシングルとか特に
字余り的なの多くて
C.O.S.M.O.S.以外全然歌えない。
舌噛んじゃう…
臣)ぶはっ!!w
♡)なーにー!
臣)いや、お前
イニミニマイニモも言えねぇもんなw
♡)口がまわらないのっ!
臣)ぶはははw
♡)も~またバカにしてる~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リビングに戻って紅茶を飲んでると
岩ちゃんが言った。
岩)あ!そーいえば俺、
DVD借りに来たんだった!
臣)あ!そーだ!
あれ?棚にねーな。
俺の部屋かな?
ちょっと探してくるわ。
岩)うん。
臣くんが部屋に戻った。
♡)岩ちゃん、紅茶おかわりいる?
岩)あ、大丈夫!ありがと!
ソファーに座ると
岩ちゃんが私の顔を覗いてきた。
岩)ねぇ…
♡)ん?
岩)あのさ…
♡)うん。
なんだろう?
岩)♡ちゃんは…
臣さんのどこが好きなの?
♡)えっ!!!
な、なんで??//
岩)いや…どうして好きに
なったのかなぁって。
♡)えー!えー!
どこが…好き…えーと、えーと…
いきなりの質問でびっくり。
岩)ごめん、難しかった?w
♡)うーん…、どこがとか
考えたことなかったから…
岩)……
♡)…うんとね、
…頑張り屋さんなところと、
すっごい努力家なのに
それをあまり見せないところと…
岩)……
♡)何でもそつなくこなすのに
たまに不器用なところと…
岩)……
♡)ぶっきらぼうに見えて…
ほんとはすっごく優しいところと、
あと…えーと…
岩)ご、ごめんw
聞いといて俺が恥ずかしいw
♡)えー!!!
岩)あっはは、ごめん!w
♡)も~!!//
一生懸命考えてたのに〜〜//
♡)…でもね、
岩)うん?
♡)全部…、好きなの。
ありのままの臣くんが好き。
岩)ありの~ままの~♩?
♡)あははっ!!うん、そうw
岩)そっかぁ。
なんかいいなぁ……
♡)え?
岩ちゃんの声が
少しだけ寂しそう。
岩)なんかさ…
最近確かに好きだって
言ってくれる子、多いんだけど…
♡)うん。
岩)ほんとに俺の中身
見てくれてんのかなって。
♡)中身…?
岩)うん。見た目とか
三代目ってことだけで
寄ってきてる子が多い気がして…
♡)そう…なの…?
岩)うん…
そんな…寂しそうな顔、しないで…
♡)そーゆー子も多いかもしれないけど…
でも!
ちゃんと岩ちゃんの中身を知って
好きになってくれる子だって
絶対いるよ!
岩)そうかな?
♡)そうっ!!
だって私…
臣くんが別に三代目じゃなくたって
どんな仕事してたって
絶対好きだもん!!
岩)ふはっ!!w
めっちゃ力強いねw
♡)あ…ごめん!つい…//
岩)いや、全然いいけどw
だから…
だから…
私の話じゃなくて…
岩ちゃんだってきっと…
♡)岩ちゃんが三代目じゃなくたって、
EXILEじゃなくたって、
高学歴じゃなくたって、
家がお金持ちじゃなくたって!
大丈夫っ!!
岩)あははは!
うん…そこまで強く言われたら
大丈夫な気がしてきたわw
♡)ほんと?
岩)うんw
俺も♡ちゃんが
臣さん好きになったみたいに
ちゃんと俺の中身見てくれる子探す!
♡)うんっ!!!
岩ちゃんはいつも笑顔で
本当に優しい人。
絶対いい人いるもん!!
岩)いや〜、でも…
♡)え?
岩)ほんと臣さんのこと好きなんだねw
♡)うんっ!好きっ!!
岩)ははは!素直!w
岩ちゃんが呆れたように
優しく笑った。
♡)…でもね、でもね…、
私ばっかり好きなの…//
岩)え?
♡)いっつもドキドキして
臣くんのことばっかり考えて
絶対私の方が好きなの///
岩)…わはははっw
いきなり笑い出す岩ちゃん。
♡)え、なにー?
岩)いや、同じこと言ってるなーってw
♡)え?
岩)臣さんも前…酔ってる時、
同じこと言ってた。
俺ばっかり好きだって。
♡)えっ
臣)が~ん~ちゃ~ん~~怒
岩)いってぇ!
臣くんの声に驚いて振り向くと
臣くんが岩ちゃんのこめかみを
思いっきりぐりぐりしてた。
臣)余計なことを
言~う~な~~!!怒
岩)いてぇ!ごめん!!ごめん!!
臣)ったく!!ほら!DVD!!!
持ってきたDVDで
岩ちゃんの頭をパコパコ叩いてる。
岩)あ、やったぁ!さんきゅー!
臣)ん。
岩)じゃあ俺そろそろ帰るね!
臣)あ、タクシー呼ぶ?
岩)うん!ありがと!
それからタクシーが来ると
岩ちゃんは
ごちそうさまー!!
って言って、元気に帰っていった。
私は岩ちゃんが言ってたことが
気になって…
俺ばっかり好き…って…
臣くんが…言ったの?
♡)……
キッチンでグラスに水を注いでる臣くんを
じっと見つめる。
なんか無性にくっつきたくなって…
後ろから抱きついた。
臣)ん?
♡)……
臣)どーした?w
いつもの、優しい声。
♡)……私の方が…
臣)ん?
♡)……好き、だもん…//
臣)は??
♡)臣くんのこと。
臣)……
背中に抱きついたままそう言うと
臣)い~わ~た~~
臣くんが振り返って
私の顔をのぞき込んできた。
臣)ふーん。
♡)……
臣)そんな好きなの?
♡)え?
臣)俺、相当好きだけど
それより好きってこと?
♡)えっ!////
相当…好き…?
相当好きって…!!
わわわっ///
そんなストレートに言われると
嬉しいけど…恥ずかしい…
ドキドキドキ///
♡)そ、そうだよ…//
顔が近すぎて
胸をえいって押し返すと
その手を掴まれた。
臣)三代目じゃなくても
絶対好きだもん?
♡)!!!
まさか…さっきの…
♡)聞いてたの~!??
臣)聞こえたの!
♡)ずるいっ!//
臣)お前の声がでかいからだろ!w
♡)ぜ、全部聞いてたの?!
臣)いや、そこだけ聞こえた。
何の話をしてんだよ…っとに。
♡)////
聞かれてるなんて
思わなかったもんっ
恥ずかしい…///
でも……
♡)ほんとの…ことだもんっ//
臣)……
♡)私の方が臣くん大好きなんだもん。
いっつもドキドキさせられて…
臣くんに…
臣)はぁ…
ほんっとわかってねーな!
私の言葉は遮られて、
大きな腕に閉じ込められた。
ドキン…ドキン…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
臣)ばーか
♡)な、なんで
臣)ほんとばーか
♡)……//
俺がどんだけ好きか全然わかってねぇ。
私の方が好き…って。
絶対、俺の方が好きだっつーの!
いっつも散々振り回されてんのに…
臣)……
…しばらく抱きしめたあと
俺が力を緩めると
「離さないで」って言うみたいに…
♡がキュッと抱きついてきた。
♡)ん~~~
臣)なに
♡)もうちょっと…//
臣)////
はぁ…
この天然がほんとずりーんだよな…
臣)なんか…
♡)え?
臣)好きになってからさ、
その後どんどん嫌なとこ見えて
減点方式で冷めてくとか
言う奴いるじゃん?
♡)うん。
臣)俺逆だわ。
♡)えっ
冷めるわけがない、
こんな気持ち。
嫌なところが見えるどころか…
臣)知らなかったこととか
まだまだ出てきて…
♡)……
臣)いっつもびっくりさせられっけど…
♡)……
臣)……
♡)けど…?
臣)……
♡)…好きになる、って…こと?
臣)……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私が臣くんの腕の中から
顔を見上げようとすると
遮るようにギュッてされた。
臣)見んな!//
♡)…っ
臣)はぁ…もう。
♡)////
なんか…
胸がキューッてする…
もう一度、胸に顔を埋めて
背中に回した手に、ぎゅっと
力を込めた。
♡)……
臣)……
♡)好き……
臣)……俺のが好き。
♡)私だもん!
臣)俺だっつーの!
♡)私っ!
臣)…って俺たち馬鹿?
♡)あはははっ、うん♡
臣)あーあ…w
臣くんの手のひらが
私の頬を優しく包んで…
コツンと重なるおでこ…
そっと触れる鼻先…
そして…
チュッ…
♡)////
甘い唇の感触。
何度か続くキスに
ぽわんぽわんして…
そっと見上げると…
臣)なんだよ。
♡)…っ
臣)そんな目で見んな//
♡)えっ!!!
臣)エロい。
♡)えっ、エロくないもん!//
臣)もっとフェロモン減らして下さい。
♡)え!!
臣)色気も減らしてください。
♡)ちょ、ちょっと!
真似しないでよぉ!!//
あははって…無邪気に笑う臣くん。
私…、そんなに…
♡)顔に…出てた、の?//
臣)え?
♡)…臣くん好きって…//
もっとチューしてほしいって…
臣)…っ
バレバレだったのかな…//
恥ずかしくて
じっと見つめると…
臣)お~ま~え~は~!!//
ほんっとずりーな!
もう強制連行!!
♡)きゃあっ!!
また抱き上げられて
ベッドに連れて行かれる。
♡)えっ、えっ…//
ベッドにふわり、降ろされて
耳に届いたのは…
臣)もう止まんねぇからな。
覚悟しとけ、バカ。
♡)////
ーendー
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