二人でくっついてると、
♡が小さな声で言った。
♡)お腹すいたぁ…
臣)ぶっw
♡)えっ、なんで笑うのっ//
臣)Hしすぎて腹減ったの?
♡)そんなんじゃないもんっ///
臣)いや、そうだろw
♡)ちがうーっ///
臣)お前結局そんな動いてないくせにw
♡)だ…って…///
臣)俺の方が腹減ってます〜〜
♡)////
臣)めっちゃカロリー消費した〜〜
♡)〜〜〜///
♡は恥ずかしそうに口をパクパクしてる。
臣)でも…、お前もお疲れさんw
♡)な…にが…//
臣)頑張ったなーって♡
♡)もう…っ、やめてよぉっ///
臣)顔真っ赤w
♡)ばかぁっ!!!
臣)はいはい、ごめんw
頭を撫でてやると、
ぎゅっと抱きついてきた。
♡)恥ずかしい…///
臣)なんで?
♡)だって…
臣)すげぇ可愛かったけどw
♡)えっ!!!
臣)エロいお前、大好き♡
♡)やめてってばーっっ!!
うわぁぁんっっ///
臣)ぶはっww
♡)……私…エッチなの?//
臣)はい?
♡)…どうしよう///
臣)何の心配だよw
♡)だって…
臣)エッチなお前も大歓迎だって
言ってんじゃーん♡
♡)きゃあっ///
くすぐったい〜〜!!
臣)あはははw
♡)…私が…エッチだとしたら
臣くんのせいだもんっ
臣)なーにそれw
♡)臣くんが…私のこと…
こんなエッチにしたんだもん///
臣)……っ
♡)臣くんの…せいだよ?///
臣)……///
可愛いすぎるんだけど…
♡)でも…気をつけるね///
臣)え?何が??
♡)だって…なんか…
しすぎな気がする…///
臣)H?
♡)うん…。
臣)昨日から何回してんだろなw
♡)……///
臣)1、2、…3、4、5…
♡)数えなくていいよぉっ///
臣)ふはっw
♡)やっぱりしすぎ…?
臣)いいじゃん♡
♡)え?
臣)何回しても
死ぬほど気持ちイイんだから♡
♡)……///
臣)んーーーー♡
ぐーきゅるるるーー
臣)ぶはっww
ほんとに腹減ってるw
♡)ペコペコです…//
臣)満足するほどHしたし
飯食いに行くか〜w
♡)……///
臣)あれ?満足してなかった?
♡)えっ!!
臣)まだシたいー?w
♡)ち、ち、違うっ!!!
♡が慌てて起き上がるから
俺も起き上がって
可愛い後ろ姿を抱きしめた。
臣)じゃあ、満足したー?
♡)……///
臣)なぁ…w
♡)……した///
臣)よし♡
♡)んん〜〜〜///
今度は♡が振り返って
むぎゅむぎゅ抱きついてきた。
臣)甘えんぼw
♡)…だいすき///
臣)ん、俺も好き♡
チュッ
♡)……///
臣)服、着るか。
♡)うん///
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
服を着て髪を直してると
臣くんが首筋に触れてきた。
臣)うん、おろしてたら見えないわ。
♡)え?
臣)これ。
♡)あ…、
首に付いてるキスマーク。
♡)……///
おろした髪で隠した。
臣)何食いたいー?
♡)え?
臣)飯ーーー
♡)あっ、えっと…何だろう…
お腹ペコペコだから、なんでも食べたい…
臣)はははw
♡)臣くんはー?
臣)俺はなんかガッツリ肉が食いたい。
♡)わぁ!お肉ーー!!
臣)お前は?
♡)お肉食べたい〜♡
臣)よっしゃ、じゃあ行くかw
♡)うんっ♡
部屋を出ようとすると
臣くんが私をじっと見た。
♡)なぁに?//
臣)いや、また挨拶すんのかなと思ってw
♡)しないよっ!//
臣)なんでw
じゃあ俺が代わりにしとこ〜っと。
♡)えっ
臣)散々Hさせてもらって
ありがとうございました〜♡
♡)だから〜!!!
そんな変な挨拶しちゃダメなのー!///
臣)ぶはははww
♡)もうっ!!///
ホテルを出て少し走ると
見慣れた街並みが目に飛び込んできた。
♡)あっ、このへん家の近くだ〜!
臣)んー?家って、実家?
♡)うん!
臣)ああ、この辺なんだっけ?
♡)そうだよー♡
臣)寄ってく?
♡)えっ!!うちに?!
臣)うん。せっかく来たんだし。
♡)えっ、じゃあ寄りたい!
ちょっと電話してみる!
臣)おう。
プルルルル…プルルルル…
レ『はいよーーー』
♡『ママー♡』
レ『どうした?』
♡『今おうちー?』
レ『うん、これから晩御飯。』
♡『晩御飯?作るの?』
レ『そ。今日は二人ですきやき〜♪』
♡『ええっ!ずるーい!!』
レ『ずるいって何w』
♡『すきやき食べたいっ!!』
レ『じゃあ来れば?w』
♡『えっ!!いいの?!』
レ『え、ほんとに来んの?w
あんた今どこ?』
♡『商店街の近く〜〜』
レ『は??なんでこんなとこにいんの!w』
♡『へっへへー♡』
レ『来るなら肉買ってこいよー』
♡)ね、ね、臣くん!!
うち、すき焼きなんだって!!
臣)うん、聞こえてたw
♡)お肉買ってこいって!!
臣)え、ほんとに行っていいの?w
♡)行こうよー♡
レ『ああ、何、登坂くんも一緒なの?』
♡『うんっ♡』
レ『じゃあ野菜は腐るほどあるから
二人分の肉だけ追加で買ってきなー』
♡『わかった〜!!♡』
レ『じゃあ瞬と初対面なわけねw』
♡『はっ!!そっか!!』
レ『じゃあ待ってるわw
気をつけておいでーー』
♡『うんっ!!!』
ピッ。
♡)なんかね、野菜はいっぱいあるから
お肉だけ買ってこいって!
臣)マジか!なんだこの急展開w
♡)しかもすき焼きとか
タイミング良かったねー♡
臣)あはははw
じゃあ美味い肉買ってくか〜
♡)うん!!
あ、あとね、ママが
瞬と初対面だねーって言ってたよ!
臣)ああ、そっか!!瞬くんもいるの?
♡)うん!!
臣)なんかドキドキすんなw
♡)あははは♡
臣)まだ何も言ってないんでしょ?
♡)うん、絶対びっくりすると思う。
臣)ドキドキドキ。
♡)あはははww
それから車を停めて
二人で商店街を歩いた。
臣)なんかこーゆー雰囲気、好きだなぁw
♡)どこのお店も美味しいんだよー♡
臣)お前の地元かぁ。
♡)うんっ♡ お肉屋さんはあそこー!
臣)おおっ
見慣れた懐かしい看板が
目に飛び込んだ。
♡)おじさーん♡こんにちはー♡
男)おおお!! ♡ちゃん!!!
♡)えへへー♡ お久しぶりです♡
男)おい!!お前!!♡ちゃん来たぞ!!!
女)えええっ!!!!
おばさんが裏から走ってきてくれた。
女)♡ちゃん!!
♡)お久しぶりです♡
女)いや〜〜大きくなって〜〜!!
♡)そんな変わんないですよぉ!w
女)いやー!変わった!綺麗になった!!
♡)わーーい♡
男)いや〜〜相変わらずほんと可愛い!!
女)どうしたの今日は!
♡)お肉買いに来ましたぁ♡
男)おおお!!
もう♡ちゃんならいくらでも
おまけしちゃうよ〜〜!!
♡)やったぁ〜〜♡
女)なーに、後ろのイイ男は彼氏かい?w
♡)えっ…
彼氏って…
言っていいのかな?
臣くんって気付いてないかな??
臣)はい。
臣くんがニコッと笑って
サングラスを外すと
おばさんの目がまんまるになった。
女)ちょっとあんた!!!!
男)どうしたよ。
女)え、え、えぐざいるだよ!!
男)えぐざいる〜??
臣)いや、違いますw
女)テレビに出てる!!
男)えーー??
♡)おばさん、シーーです//
女)ああっ!!
おばさんは慌てて自分の口を塞いだ。
女)いや〜〜それにしてもおったまげた。
男)えぐざいるってあの黒いのか?
女)あんたも見た事あんでしょ!
レコード大賞取ってた子だよ!
男)おお!!あれか!!
女)あたしは、この子と岩ちゃんは
知ってんだよ!!
臣)あはははw
ありがとうございます♡
女)いや〜〜男前だわ〜〜
おばさんが臣くんをマジマジ見てる。
女)あんた…モテるんだろうけど
♡ちゃんのこと大事にしないと
あたしらが許さないからねっ!!
臣)えっ
女)♡ちゃんはほんっっとうに
良い子なんだ!!
臣)はい。
女)この商店街のアイドルなんだから!
臣)ええっ!!!
♡)ちょっと、おばさん!w
臣)お前…アイドルだったの?w
♡)違うよぉ!!//
男)いーや、アイドルだ。
♡)ええっ!!
男)♡ちゃんが買いにくるだけで
みんなニッコニコ喜ぶんだから。
女)そうだよそうだよ!!
だから…
絶対大事にしなよっ!!
バシッッッ!!!
臣)いって!!ww
女)わかった!?
臣)はい、わかりました!!w
女)よし!!!
男)じゃあ肉買っていきな〜〜
♡)あはははw
臣)すき焼きの肉ください♪
女)おお!!すき焼き!!
ならこのへんだね〜〜
♡)どれがいいかなぁ…
臣)いっちばんいいやつください。
♡)えっ!!
臣)一番美味しいやつ。
男)だったらこっちの霜降りだね!
♡)え!高い!!
男)こらこら♡ちゃんw
♡)あ、ごめんなさい//
臣)じゃあこの一番高いやつください。
♡)え〜〜!!!
臣)なんだよw
♡)だってだって…
男)どれくらい?
臣)うーん、2kgくらい?
♡)えええ!!!
臣)いいじゃん、余ったら余ったで
使ってくれるっしょ。
♡)だけど…
男)兄ちゃん太っ腹だねぇw
女)男はこうでなくっちゃw
臣)あはははw
♡)もぉ〜〜〜
臣)いいじゃんw
せっかくお邪魔するんだし。
女)なーに、♡ちゃん家、行くのかい?
臣)はい。
女)じゃあ絶対霜降りだねw
レイコちゃん喜ぶよw
臣)あはははw
それは良かったです。
男)じゃあほーら、
こっちもおまけでつけとくから!
レイコちゃんによろしくね!
臣)ありがとうございますww
♡)臣くんが奮発しちゃった…。
臣)あはははww
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おじさんとおばさんにお礼を言って
来た道を戻ると
今度は八百屋のおばさんが
♡を見て叫んだ。
女)♡ちゃん!!!!
♡)え??
女)わぁ!本物!!!
♡)あっ、おばさん!!
女)どうしたのよちょっと〜!!
♡)お買い物してましたw
女)久しぶりすぎる〜!!
あ、ちょっと待って!!
太郎〜〜!!太郎〜〜!!!
太)なにーーーーー
女)♡ちゃん来てるわよ!!!
太)はーー?♡ちゃん??
女)あんたの大好きな♡ちゃん!!!
太)!!!!!
ダダダダダッ、ズドン!!!
太)いってぇぇぇ!!!!
♡)あははははww
大丈夫ー??
太)おわぁっっ!!///
♡)太郎くんおっきくなったねー♡
階段から転がり落ちてきたのは
中学生くらいの男の子。
太)♡…ちゃ…んっ///
♡)久しぶりーー♡
太)////
男の子は顔を赤くして
何も喋らなくなった。
女)何あんた照れてんのw
太)うるせーな!//
女)初恋の人だもんねーww
太)言うなよ!!///
男の子の顔は
さらに真っ赤になった。
♡)初恋…?
太)〜〜〜///
♡)あははは♡ 嬉しいな〜♡
私も太郎くん大好きだよー♡
♡が無邪気に抱きしめると
太郎くんは硬直した。
太)あっ、あっ…、あ…うっ///
♡)もう中学生?
太)……うん///
♡)ほんとおっきくなったねー♡
太)……///
なんだろう…
幼稚園の頃に
キレイな先生を好きになるような
そんな初恋なのかな?
なんか見てて可愛いw
女)瞬ちゃんはたまに
買いに来てくれるんだけどねー
♡)あ、ほんとですか?
女)そう。でも♡ちゃんは
ほんとに久しぶりだわ〜〜
♡)えへへ♡
女)そちらは…彼氏さん?
♡)あ…はい///
女)どうも。
臣)どうも。
俺が頭を下げると
太郎くんがあからさまに俺を敵視した。
太)……っ
臣)どうも。
太)……。
シカトかよw
太)♡ちゃん…結婚すんの?
♡)えっ!!何急に///
臣)するよーーー
♡)えっ!!!
俺が後ろから♡に腕をまわしてそう言うと
太郎くんの目が見開いた。
♡)ちょっと、臣くん!//
臣)なに。
太)……っ
ダダダダダッッ
女)あ、ちょっと!太郎!
太郎くんが二階に走っていった。
臣)いじめすぎたかなw
♡)急になに〜〜!
臣)いや、ついついドS心がw
♡)もう〜〜〜!
ダダダダダッッ!!!
すごい勢いで
太郎くんがまた戻ってきて…
太)はぁ…はぁ…//
♡)太郎くん…??
太)これ…っ!!!
♡)え…っ
太郎くんが♡に渡したのは
四つ葉のクローバーのクリアカードだった。
♡)これ……
太)♡ちゃんがずっと欲しがってたから
俺…やっと見つけて
ずっと取っておいたんだ。
♡)わぁ……
太)♡ちゃんに…幸せになってほしいから…
♡)もらっても…いいの?
太)…うん!!!
♡)ありがとうっ♡♡
太)……///
♡)すっごく嬉しい♡♡
♡が満面の笑みを見せると
太郎くんの顔も
すごく嬉しそうにほころんだ。
太)……俺…、
♡ちゃんのこと…大好きだったよ。
♡)え…っ
太)ほんとに……
♡)…っ
太)だから…
…幸せにしねぇとマジでぶっ殺す。
臣)……っ
いきなり声のトーンが変わって
俺を真剣に睨みつけてきた。
臣)わかった。
中学生でも
いっちょまえに男の目をしてる。
女)いやーーでも
♡ちゃんが結婚するなんて
びっくりだわ〜〜
♡)えっ!あ、あのっ、ちがっ
女)幸せになるんだよ〜〜♡
♡)……///
太)約束…しろよ?
臣)ん。
俺が返事すると、
太)♡ちゃん…
両手を広げた太郎くんを、
♡が抱きしめた。
すると太郎くんは
♡のほっぺにチュッとキスをして
俺を見てべぇっと舌を出した。
♡)わ、びっくりした//
臣)このやろうw
太)ふんっ!!!
いい根性してんじゃん!
太)♡ちゃん、イチゴ持っていきなよ。
♡)えっ、いいの??
太)こっちの桃も。
女)あんたは何を勝手にw
太)俺があげんだからいいだろ!
女)こんな高いやつばっかり?
太)好きな女に使う金は惜しくねーんだよ。
臣)うわーー生意気〜〜w
太)なんだよ!文句あんのかよ!!
臣)ありません…
女)あははははww
♡がフルーツを受け取って
嬉しそうにお礼を言うと、
太郎くんが切なそうに♡を見つめた。
太)♡ちゃん…
♡)うん。
太)会えて…良かった。
♡)うん♡
太)ほんとに…ありがとう。
♡)私こそありがとう♡
…じゃあまたね♡♡
太)……うん。
女)また来てね♡
♡)ありがとうございます♡
それから店を出て、まっすぐ歩いた。
きっと太郎くんは見えなくなるまで
♡の後ろ姿を見送ってるんだろうな…。
♡)いっぱいもらっちゃったねー♡
臣)……。
♡)臣くん?
臣)小悪魔め。
♡)えっ!!
臣)ちゃんと大事にしろよー?それ。
♡)え、イチゴ?!
臣)ちげーよw
♡)クローバー?
臣)そ。
♡)大事にするよ♡
♡はにっこり笑った。
♡)あんなちっちゃかったのに
覚えてくれてたんだなぁ…。
臣)そんな昔?
♡)うん。
太郎くんは5歳くらいだったと思う。
臣)へぇ……
♡)一緒に遊んでてね?
四つ葉のクローバー探ししてたの。
臣)うん。
♡)で、その時は見つからなくて
なんかすっごく悔しくて
見つけたかったのに〜〜!!
って絶叫したw
臣)あはははw
♡)そんなこと…
覚えててくれてたんだなぁ…。
臣)初恋の女は特別だからねーー。
♡)そうなの?
臣)そ。
♡)臣くんも?
臣)うん、俺は幼稚園の先生w
♡)そうなんだ!
臣)どんなにガキでもさ、
いっちょまえにその人のこと
喜ばせたいとか思うしw
♡)おおお…っ
臣)一生忘れないと思うよ。
♡)なんか可愛い…♡
臣)なんだよそれーw
♡)あははは♡
でも…ほんと…
臣)お前はどこに行っても
愛されてるよなーー
♡)え??
臣)アイドルなんだろ?ここのw
♡)やめてよー!//
臣)あはははw
でもやっぱり…
こいつの笑顔には
人が集まってくるんだと思う。
♡)ママが仕事遅い時とかはね?
よく晩御飯の食材買いに
ここに来てたの。
臣)ああ、そうなんだ。
晩飯作ったりしてたの?
♡)うん。
臣)小学校の時から…?
♡)そうだよー。
臣)そっか…。
そんな小さい時から頑張ってんだな。
♡)瞬もいつも手伝ってくれて。
臣)うん。
♡)たまに魔界飯になると
「美味しくないよぉ」って
泣かれた…。
臣)ぶははは!w
♡)でも…上手にできた時は
「お姉ちゃん美味しい♡」
って笑って食べてくれるのが
可愛くて…w
臣)……。
♡)なんか懐かしいなーー♡
そう言って話す♡の顔は
「お姉ちゃん」の顔だった。
♡)すき焼き楽しみ〜〜♡
臣)だなw
ー続ー
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