(107)セクハラ

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今日はKちゃんがアポでいなくて
私はMちゃんと二人でランチに行った。
 
 
M)今日早く帰れそうだなー♪
♡)そうなの?
M)はいっ♪
  でも…明日はアポラッシュだ〜〜
♡)わぁ、大変だね!
M)しかも午前中に3件も
  詰め込んじゃったんですよぉ〜〜
♡)え〜〜!ハードすぎるー!
M)ですよね〜〜
  最悪お昼は諦めよう……
♡)やーん!ちゃんと食べて〜!
M)そういえば昨日、
  先輩が同行した所、どうでした??
♡)ああ!契約まだ決まってないけど
  話は進んでたよーー
M)おおお!さすが!
♡)私何もしてないけどw
  営業さんが頑張ってたー!
M)そういえば!!
♡)ん??
M)この間引き継ぎでもらったY社ですけど…
  あそこの専務、先輩のこと
  大好きすぎるんですけど…
♡)え???
M)行く度に
  「♡ちゃんはどうしてるんだ」
  「♡ちゃんは元気なのか」
  って、そればっかり。
  営業さんも呆れてましたよぉー
♡)あはははw
  あの専務すっごく優しいんだよー♡
M)先輩狙われてませんでした?
  大丈夫ですかぁ?
♡)そんな人じゃないよー!w
  あのね、いっつもお菓子くれるの♡
M)えー!私もらったことないー!
  やっぱり先輩贔屓なんだぁ。
  先輩に彼氏出来たって言って
  今度いじめちゃお〜〜っと♪
♡)ちょ、ちょっと!
  恥ずかしいからやめてよっ//
M)どうなんですか?その後♪
♡)え??
M)彼氏とは、順調なんですかぁ?
♡)……うん…。
M)あ、なんかありそう…。
♡)えっ!!
 
 
Mちゃんの目が鋭く光った。
 
 
M)さぁさぁ、話してください♡
♡)別に…何もないけど…//
M)嘘だぁっ!!
♡)……///
 
 
どうしてわかるのかな。
 
 
♡)えっと…、あの……
  …自分がよく…わからなくって//
M)え??
♡)私…、欲求不満なのかな??
  うわーんっ!!///
M)ぶっww
  Hしてないんですかぁ?w
♡)えっ!!ち、違う!!
  そーゆー欲求じゃなくて!///
M)え??
♡)なんか…ね…、一緒にいると…
  チューしたくなったり
  くっつきたくなって…仕方ないの…///
M)だからHしたいってことですよね?
♡)えええっ!!
  なんでそうなるのー!///
M)なんでって…
  普通にそうじゃないですかぁ。
♡)え??
M)キスしたいな〜触れたいな〜
  ってお互いに思うからHするんですよぉ?
♡)えっ!!
M)まぁ…違う時もありますけど…。
♡)えっ!!
M)でも先輩のそれは
  普通にそーゆー欲求だと思いますけど。
♡)えっ!!私、Hしたいの?!
M)それ私に聞かないでくださいよぉw
  あははははw
♡)そ、そっか…///
M)先輩ほんとおもしろーい♡
♡)////
 
 
そういえば…
凪ちゃんとさくちゃんもそう言ってたっけ…
忘れてた…。
 
 
好きだったら…
もっと触れ合いたいって、自然に思うって…。
 
 
じゃあ…私…、
臣くんと…Hしたいってこと?
 
 
わわわ…っ///
 
 
♡)////
M)なんでそんな真っ赤なんですかww
♡)恥ずかしい…///
M)可愛い〜〜ww
♡)////
 
 
ほんとに…合ってるのかな?
 
なんか…色々初めてだから
戸惑うことが多くて…
よくわかんないよぉ…///
 
 
でも…
 
臣くんに…もっと…触りたい///
 
 
♡)あの…///
M)なんですかぁ?
♡)か、か、覚悟が出来たら…
  どうすればいいの?///
M)覚悟???
  何の覚悟ですか???
♡)だから…その…、
  H……する…覚悟…///
M)なんでHするのに
  覚悟がいるんですかぁ〜〜!
  あははははw
 
 
だって…
初めてなんだもんっ!!
わーんっ!///
 
 
M)よくわかんないですけど
  Hしたいんですよね?
♡)えっ!!
 
 
そうストレートに聞かれると
 
したい!!
っていうわけでも…ない気がしてくる…。
 
 
どう…なんだろう…?
 
 
M)だったら
  「Hしたーい♡」って一言
  言えばOKじゃないですかぁ♡
♡)え、え、ええええっ!!
M)ちょーっと色気出して
  可愛く言えば、男なんて瞬殺ですよ。
♡)ええええっ!!
  い、い、色気?!!
  
 
そ、そんな自在に操れるものなの?!!
 
 
てゆーか!!
 
「Hしたーい♡」って…!!
 
そんなストレートに言えるわけないーっ!!
 
 
♡)な、なんか…違う気がしてきた…
M)え〜〜〜!!
♡)うん…、やっぱりまだ違うのかも…
M)え〜〜〜!!
 
 
なんか…ハードルが高すぎて…
 
 
だって私は
チューしてぎゅってしたいだけだもんっ!
 
そんなエッチな話じゃないもんっ///
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
今日は朝からスタジオでPBAのリハ。
 
俺たち三代目がパフォーマンスするのは
二曲だけだから順調に終わった。
 
 
N)いいカンジだね〜♪
E)いやー楽しみっすね!
隆)武道館とかお客さん近いもんなぁ〜
臣)めっちゃ近いよね。アガるわ〜〜
E)アガるアガる!!♪♪
臣)イエ〜〜ッ♪
E)イエ〜〜ッ♪
直)思いのほかすんなりまとまりましたね。
N)だね〜!
直)じゃあ俺らもう
  EXILEの方に合流します?
N)だね、そうしよっか。
  岩ちゃん行くよーー
岩)はいっ!!!
健)頑張ってこいよ〜!
 
バシッ!!
 
岩)はいっ!!!
 
 
岩ちゃんはニッと笑って
二人についていった。
 
 
臣)岩ちゃんイイ顔してんな。
隆)ね。
健)ありゃーかましてくれるわ。
E)だね。
健)楽しみやな〜〜
隆)本人ドッキドキだろうけどねw
臣)そうかぁ?
  なんかもう気合いで
  満ち溢れてるカンジするけどw
隆)いや〜それでも緊張はするでしょ!
臣)そっか。
健)ただパフォーマンスするだけや
  ないもんなぁ〜〜
隆)審査されてるって思うと焦るよねw
臣)ああ…確かに…w
隆)俺もほんと思い出すなーーー
臣)俺もなんか思い出してきたw
隆)なんかもうこのへんぞわぞわするw
臣)あははははw
E)ちょっと見たいな〜〜
臣)のぞきに行っちゃう?w
健)行こ行こ♪
 
 
4人で隣のスタジオの
EXILEのリハを覗きに行くと…
 
こっそり見るつもりが、
入るなり即行でバレた。
 
 
M)おっつかれ〜〜w
啓)あれ、何ぞろぞろとw
N)あれっ!!来てるしw
直)ほんとだ!!w
 
臣)いや…ちょっと…、見たいなぁってw
 
M)ヴォーカルいねーよー?
隆)あ、はい!全然いいです!
M)じゃあ4人そこ座ってよw
隆)えっ!!
 
 
俺らは鏡の前に座らされた。
 
 
臣)え…、こんな目の前…w
健)こっちが緊張するわw
 
M)よっしゃーー!!
  この4人がめっちゃ可愛い子だと思って
  やろーぜーーw
U)思えね〜〜〜w
N)可愛くないっす!!w
啓)全然可愛くねぇw
 
健)なんでっすかぁ!!
  ほらぁっ!!♡♡
 
 
わざとクネクネする健ちゃん。
 
 
健)啓司さんカッコイイぃぃ♡♡
  素敵ぃぃ♡♡
啓)気持ち悪いわっ!!w
M)あはははっ!可愛い可愛いw
健)え〜〜嬉しい〜〜〜♡♡
隆)ぶはははww
 
M)よっし、じゃあやろっか!
N)よっしゃ!!!
  
 
NAOTOさんがニヤッと笑って
俺らを指差してきた。
 
見てろよ、と言いたそうに。
 
 
それから音楽がかかって全員が踊り始めると、
すごい迫力で。
 
 
健)うわ…リハなのにガチや…
 
 
健ちゃんがボソッと言った。
 
 
振り確認程度ならもっとゆるくやんのに…
多分俺たちが観にきたから
ガチでやってくれてる。
 
 
隆)すっげぇかっけぇ……
臣)……
 
 
この距離で観たら本当にすげぇ迫力だな…。
 
EXILEのダンスはもちろん
その後ろで踊るファイナリストたちも
本当にすごい。
 
 
誰がEXILEになっても
不思議じゃないくらい…
 
岩ちゃんも…すげぇ…。
 
 
曲が終わると
TETSUYAさんがニヤッと笑って
俺らを見た。
 
 
T)すげぇ可愛い子4人もいるから
  本気出しちゃった〜w
M)ぶははは!俺も俺も〜〜ww
E)俺NAOTOさんにウインクされたぁ!
N)してねぇわ!!w
臣)あはははw
E)え〜〜俺の気のせいっすかぁ??
健)めっちゃドヤドヤしてたけど
  ウインクはせぇへんやろ!w
N)ドヤドヤって!ww
E)え〜〜俺キュンとしたのになぁ〜〜
隆)あははははw
 
 
臣)邪魔してすいませんしたっ
M)あ、もう行くの?w
隆)ありがとうございました!
健)めっちゃカッコ良かったです!
E)ありがとうございました〜!
 
 
最後岩ちゃんに拳を向けると
岩ちゃんもニッと拳を上げた。
 
 
バタン。
 
 
健)いや〜〜
  むっちゃカッコ良かったわ〜〜
E)世界ヤバいな〜〜
健)な!思ったわ!!
E)可動域ハンパなくない??
健)そう!!
E)あれすごいなーー
隆)え、え、うちの岩ちゃんは?
臣)何不安になってんだよw
隆)だってさ!
健)タカ坊もキレッキレやったなぁ!!
E)うん!イイの出てた!
臣)タカ坊ってww
 
T)呼んだーー??w
 
臣)えっ
 
 
振り返ると、
TAKAHIROさんとATSUSHIさん。
 
 
一同)お疲れさまです!!
T)今タカ坊って聞こえたからw
健)あ、すいません、うちの剛典ですw
T)ああ!そっちか!w
A)あははははw
臣)リハ終わったんですか?
T)いや、まだ途中ー。
A)みんなは?見学してたの?w
臣)はい、少しw
A)二人は思い出すでしょ?
隆)VBAですか?
  めっちゃ思い出しますよ〜〜
  さっきもぞわぞわしてましたw
A)あははははw
T)そんなん言ったら俺も思い出すわーいw
臣)そうですよねw
健)いやー思い出すなーー
  ATSUSHIさんが
  「田﨑敬浩ーーーっ!!!」
  って叫んだの。
隆)ヤバいね。
E)もっかい聞きたいなぁ…
T)えっ!??ww
健)お前はATSUSHIさんに
  なんちゅー無茶ぶりすんねん!ww
E)いって!!
 
 
健ちゃんがELLYをどつくと
ATSUSHIさんがニコッと笑って
めっちゃでっかい声で言った。
 
 
A)田﨑敬浩ーーーっ!!!
 
 
それに合わせて
あの時みたいにTAKAHIROさんが
思いっきり両腕を上げた。
 
 
T)っっしゃーーー!!!!
A)あははははw
E)うわぁ!!再現された!!ww
健)お前があほなこと言うからや!w
T)あっはははw
隆)……
臣)隆二じーんとしてるしw
T)えっ!!あっはははww
隆)なんか…ほんとに思い出して…
健)お前はほんまに素直やなw

T)三代目のステージも
  楽しみにしてるよーんw
隆)はいっ!!!!
A)じゃあまたねー
臣)はい!お疲れさまです!!
 
 
二人はそのまま下におりていった。
 
 
健)いやーーなんか…
  ええなぁ…
隆)うん…
健)やっぱりあの二人が並ぶと貫禄が…
臣)THE・EXILEってカンジするよね。
隆)さっきマジで俺鳥肌立っちゃったw
E)あははははw
健)いやでもELLYはほんま
  何しでかすかわからんな!
  焦るわ!w
E)あはははw
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
今日は夕方から、
Tくんと一緒のアポが一件入ってて。
 
 
T)もう出れる?
♡)うん!
課)あ、T!!
  悪いけどうちのPも
  連れてってやってくれるか?
T)え?
P)えっ!!
 
 
Pくんが立ち上がってびっくりしてる。
 
 
課)まだ一回も同行させたことないんだよ。
T)いいっすけど…
課)じゃあ頼むわー!
T)はーい!!
  じゃあ、行くか。大丈夫?
P)は、はいっ!!
  よろしくお願いしますっ!!!
 
 
Pくんも急遽一緒に行くことになって
私たちは3人で会社を出た。
 
 
T)お前が送ってくれたやつ、
  昨日確認したけど、めっちゃいいね。
♡)ほんとっ??
T)うん。やっぱりわかりやすい。
♡)良かった〜〜〜
P)あ、あの…
  僕にも見せてもらっていいですか??
T)ほいよ。
 
 
TくんがiPadを渡すと
Pくんがマジマジと資料を見てる。
 
 
♡)なんか…恥ずかしい//
T)なんでだよw
P)すごいですね…。
♡)え?
P)なんか…皆さんの作品とか資料とか
  過去のもの毎日読んでるんですけど
  ♡さんのは…本当にわかりやすくて…
T)だろーーw
♡)……//
P)自分も…早く成長できるように
  頑張りますっ!!!
T)はははっw
  頑張れ〜〜〜
P)はいっ!!!
 
 
それからQ社さんについて
応接室に通されると
Tくんの表情が少し変わった。
 
 
♡)どうしたの?
T)いや…、
  電話でしか話したことない相手だから…
  なんか…
♡)??
 
 
どうしたんだろ…。
 
 
しばらく待ってると案内してくれた人が
色々資料を持って戻って来た。
 
 
30代くらいかな?
 
男の人が二人。
 
 
男)どうもどうも。お待たせしました。
T)いえ。
男)いやーーこんな美男美女が来るとは
  思ってなかったなぁ〜w
男)ですよねぇ!あはははw
T)いえ。
 
 
なんか…
Tくんが警戒してるような感じがする…。
 
私たちは名刺交換をして、席についた。
 
 
Tくんが商談をすすめると
相手の反応もすごく良くて
PくんはTくんの商談に釘付けだったw
 
Tくんすごいもんなー♡
 
 
T)ではこちらの書類にご記入頂けますか?
男)はい。
男)いや〜〜いい仕事が出来そうで
  楽しみですよ。
T)ありがとうございます。
男)ほんとほんと。
  ♡さんも可愛いしねw
  ねっ?♡
♡)えっ!!
  あ、ありがとうございますっ…
男)彼氏とかいるのー?
♡)えっ!!
男)それセクハラじゃないの?
男)え!!すいませんw
♡)いえ…
男)でも…折角だし親睦も深めたいから…
  今日どうですか??
  このメンバーで一杯。
男)いいですねぇ!!
男)Tさんの話ももっと聞いてみたいし。
男)どうですか?
T)僕は喜んで。
  でも彼女はまだ仕事がありますので。
男)えーーー!!
  一緒に行きましょうよー!!
♡)あの…っ
男)ね??軽く一杯だけ!!
♡)……
 
 
どうしよう。
せっかく契約も決まったし…
 
 
♡)はい…じゃあ…
男)やったー!!
男)よっし!!
  じゃあ美味しい店行きましょう!!
T)…はい。
 
 
夜の待ち合わせを決めた後
契約書をもらって、私たちはビルを出た。
 
 
T)お前大丈夫なの?
♡)え?
T)今日。
♡)うん。
  22時前に家に帰れれば。
T)そっか…
♡)うん。
T)断っても良かったのに。
♡)でも…折角契約も決まったし!
  おめでとーー♡
T)ありがと…//
P)Tさん本当にカッコ良かったです!!
T)えっ
P)トークも本当に無駄がなくて
  わかりやすくて…
  聞いてるうちに夢中になっちゃって…
  ってこんな僕が…すみません!!
T)いや、ありがとうw
♡)あははは♡
  Pくん見とれてたもんねw
P)はい…思わず//
T)営業したくなったー?w
P)いや、僕には無理です!!
T)ははははw
 
 
それから会社に戻って仕事を片付けて。
 
19時前に
Tくんと二人で待ち合わせのお店に向かった。
 
 
男)お疲れさまです!!
  それじゃあカンパーイ!!
♡)カンパーイ!
T)いやぁ…今日は本当に
  ありがとうございました。
男)いえいえ、こちらこそw
男)Tさんは独身なんですか?
T)あ、はい、そうです。
男)彼女とかは?
T)…いないです//
男)へ〜〜〜
  でもモテるでしょう?
T)いえ、そんなことないです。
男)まったまた〜〜w
♡)あ…、ご結婚されてるんですか?
男)ああ、僕はねw
男)僕は独身でーす♡
男)まぁ僕も結婚はしてますけど
  いつでもウェルカムでーすw
男)何がですか!w
男)あはははw
 
 
それからお酒が進むと
二人はどんどんテンションが高くなって。
 
 
男)♡さんは本当に可愛いねぇ♡
♡)えっ!!
男)うんうん。
  こんな可愛い子と
  一緒に仕事出来るなんて
  ほんと嬉しいですよw
♡)ありがとう…ございます…
男)お肌とかプルップルだね!
♡)いえ…
男)触ってもいーい?w
♡)えっ!!
T)あはははw
  飲み過ぎですよ、△△さん。
 
 
Tくんが咄嗟に手をはらってくれた。
 
 
男)いや〜〜Tさんは厳しいなw
男)でもTさん、正直どうなんですか?
T)え?
男)こーんな可愛い子だったら
  一回くらい…って、ねぇ?
  男なら思うでしょーーw
T)……
男)はいはーい!思いまーす!!
♡)??
 
 
一回くらい??
なんだろう??
 
 
T)そういえばQ社さんの
  先日発表された商品って
  形が新しいですよね。
男)ああ!アレはねぇ〜〜
  うちの部長の自信作ですからw
T)ああ、そうなんですか?
  やっぱり……
  持ちやすそうですもんね。
男)そうなんですよ〜〜!!
男)♡さんもぜひ使ってみてください♡
♡)は、はいっ!!
 
 
新商品ってなんだろう??
勉強不足でわからない…
 
 
男)いやーー
  それにしても可愛い♡♡
♡)……
男)ん〜〜〜♡♡
♡)えっっ
T)ちょっとちょっとw
  もうそのへんで。
男)え〜〜〜
 
 
いきなり抱きつかれそうになって
Tくんが庇ってくれた。
 
酔ってるのかな?
 
なんかやだな…。
 
 
男)2軒目行きませんか?
♡)あ…
T)僕だけで良ければ
  お付き合いさせてください。
男)え〜〜〜
  ♡さんも行きましょうよぉ〜〜
♡)ごめんなさい、私は…
男)残念だなぁ。
男)残念すぎますよ〜〜!!


T(俺会計してくるからお前こっち側こい。)
♡(あ、うん。)
T(気をつけろよ?)
♡(え…?)
 
 
そう言うとTくんは
心配そうな顔をして席を立った。
 
 
男)ねぇねぇじゃあ今度また
  飲みに行きましょう?♡
♡)…はい。
男)名刺の連絡先って…
  これ、プライベート?
♡)あ、会社携帯です。
男)プライベートの方、教えてよぉw
♡)え…あの…、
男)あ、電話だ。すみません。
  ちょっと失礼します。
♡)あ…。
 
 
どうしよう。
 
一人が席を立って、
個室に二人になっちゃった。
 
 
なんか…
近寄ってくるし…
 
やだ……
 
 
男)ほーんと可愛い♡
♡)……
男)ねぇ、聞いてるー?
♡)……っ
 
 
どうしよう。
もう端っこまで来ちゃった。
 
これ以上逃げられないよぉ…
 
 
男)この後さ…、
  帰るなんて言わないで…
  二人で別のとこ行かない?
♡)えっ!??
男)朝まで…一緒にいたいなぁ…
♡)えっ…ちょっ、離れて下さいっ!!
 
 
あまりに近付いてくるから
思わず両手で押し返した。
 
 
男)ちょっとぉ…冷たいじゃん。
♡)いえ、あの…
男)なんか…可愛いんだけどさ…
  エロいよね…
♡)はい!??
男)たまんない……
♡)えっ!!!
 
 
な、何が!?
何言ってるんだろ!?
もはや意味不明!!
やだっ!!!!
 
 
男)ね、一回でいいから…
♡)は!?
男)そしたら…
  契約増やしてあげてもいいし…
♡)えっ…、やっ、離して!!!
男)一回だけ…
♡)やぁっっ!!
 
T)ふざけんな!!!!
 
♡)きゃっっ…!
 
 
押し倒されかけて必死でガードしてると
Tくんが戻ってきてくれた。
 
 
男)…あ、あのっ…、すいません…っ
T)すいませんで済む話かよ!!
男)…っ
T)そんなふざけた契約なら
  こっちから願い下げだっつーの!!
  行くぞ!!
 
 
Tくんが私の手をつかんだ。
 
 
♡)えっ、待って…
T)いいから!!
男)あの……
T)この話はなかったことで。
男)えっ…契約は……
T)いりません。
男)え…!!
T)名刺返して下さい。
男)えっ…
T)俺じゃなくてこいつの!
男)あっ……
 
 
Tくんが私の名刺を
無理矢理奪い返した。
 
 
T)またこいつに何かしようとしたら
  本気でぶっ飛ばすからな!!
♡)えっ…、ちょっと、Tくん!!
 
 
怒ってるTくんに手を引かれて
そのまま店を出た。
 
 
男)あれ…、Tさん!
T)失礼します。
男)えっ!帰られるんですか??
T)契約は破棄させてください。
  失礼します。
男)えっ!!ちょっと…!!
 
T)ほら、乗れ。
♡)えっ…
T)早く。
♡)あ…っ
 
バタン。
 
 
T)住所言って。
♡)えっ
T)送るから。
♡)え、え、えっと……
 
 
私が住所を伝えると、
タクシーが走り出した。
 
 
♡)ねぇ、Tくん!いいの?
T)何が。
♡)だって…契約…っ
T)いらねぇよあんなもん。
♡)だけど…!
T)別にあんな数字くらいなくても
  また取ってきてやるし。
♡)…っ
T)あんなふざけた奴と仕事したくねぇ!!
♡)……
 
 
私の…せいかな…
どうしよう……
 
 
T)つーか…変なことされなかった?
♡)え?
T)触られた?
♡)あ…、腕掴まれただけ…
T)はぁ………、危なかった…。
  マジでごめん。
♡)え?
T)危ないかもって思ったのに
  俺がいなくなったから。
♡)え!Tくんは悪くないよ!!
T)怖くなかった?
♡)……
 
 
Tくんが心配そうに
背中をポンポンしてくれた。
 
 
♡)気持ち悪かった。
T)ぶっww
♡)Tくん来なかったら
  多分私攻撃してたと思う。
T)攻撃?!どうやって…
♡)頭突きか…蹴るか……
T)お前…強ぇな…w
♡)だって絶対やだもん!!
T)そうだよな。
♡)……
T)嫌な思いさせてごめんな。
 
 
そう言ってずっと優しく
ポンポンしてくれてる。
 
 
♡)Tくんは…悪くないもん。
T)でも…最初から断ってりゃ
  良かったなって…
♡)行くって言ったのは私だし…
T)……
 
 
Tくんは背中をポンポンしながら
その手をゆっくりおろして、
私の手を握った。
 
 
♡)え??
T)……
♡)大丈夫だよ?怖くないよ?
T)……
 
 
そう言ったけど…
 
何も言わずに前を向いたまま、
私の手を握ってる。
 
 
前から思ってたけど
Tくんは心配性なんだなぁ…。
 
 
♡)心配かけてごめんね?
T)やっぱり一発くらい
  ぶん殴ってやれば良かった。
♡)えっ!!
T)あいつ…
  なれなれしく触りやがって……
  …ふざけんな……
♡)……っ
 
 
Tくんがすごく怒ってる…
 
正義感強いんだなぁ…。
 
 
運)このあたりですか?
♡)あ、はい!
  次の角を右にお願いします。
運)かしこまりました。
 
 
そのままタクシーがうちに着くと
Tくんが私を見た。
 
 
T)一緒に…降りていい?
♡)え??
T)少し…話したいんだけど…
♡)あ…、えっと……
 
 
時計を見ると、もう22時前。
 
 
♡)ごめんね。これから彼氏来るの。
T)えっ……
♡)また今度でもいーい?
T)……
♡)ごめんね?
  送ってくれてありがとう♡
T)…うん…。
♡)それじゃあ、おやすみなさい。
T)ん……、おやすみ。
 
 
バタン。
 
 
私はタクシーを見送って
ダッシュでおうちに帰った。
 
 
 
 
ー続ー

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