【74】Lの嫌がらせ

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♡)臣くん、起きて~♡
臣)んーー

♡)朝ご飯できたよー♡
臣)んーー

♡)臣くん。
臣)起きたーー

♡)…
臣)…

♡)って言って起きないパターンでしょー!
臣)んーー

♡)眠いの?
臣)こっち来てー

♡)え?
臣)こっちーー


臣くんが私の腕を引っ張ってきたから
私はもう一回ベッドに入った。


♡)どしたのー?
臣)んーー


臣くんがぎゅってしてくる…//
何これ…可愛いよぉ//


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


♡)眠い?
臣)いや?

♡)起きたくないの?
臣)いや?

♡)なーにそれー、も~~w

臣)♡…?
♡)なぁに?

臣)好き。
♡)…知ってるよ。

臣)はぁ?!
♡)なんちゃって♡


知ってるってなんだよ…
くそー


♡)臣くんは…?
臣)え?

♡)私が臣くん大好きなの、知ってる?
臣)…知ってっけど。

♡)ほんとに…?
臣)え…?


そう言うと♡はいきなり俺の上に
跨がってきた。


え?

え?


♡)ねぇ…
  ほんとにほんとに大好きなの、
  ちゃんと知ってる…?
臣)え…っ


可愛い顔でそんなことを言うと…


チュッ♡


俺にキスしてきて…


臣)////


俺がびっくりしてると


♡)へへ…♡
  恥ずかしい…♡♡


とか言って
そのままぎゅっと抱きついてきた。


臣)なんなんだよそれぇ~~~
♡)え?

臣)可愛すぎんだろもう~~~
♡)え……//

臣)可愛すぎてムカつく!!//
♡)えっ!!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


私は臣くんにひっくり返されて
気付くと臣くんの顔が上にあった。


臣)あ。
♡)え??
臣)腰いてぇ。
♡)え!!!


それって…


♡)……エッチ//
臣)はぁ?
♡)……///
臣)あ、お前…、
  昨日のH思い出したろ~~
  やらし~~
♡)な、何それっ!!!
  ばかぁっ!!//
臣)真っ赤だしww
♡)思い出してないもんっ//
臣)ふーん♪
♡)なにー!//
臣)いや…


臣くんがニヤニヤしてる。


臣)思い出しただけで
  やべぇな~って。
♡)え?!
臣)あ~~お前ほんと
  エロかったな~~~
♡)え!!!
臣)ほんとヤバかったな~~~
♡)ちょ、ちょっとやめてよ!!
  思い出さないでー!!///
臣)いや~ほんと…
♡)だめーーっ!!!!
  やめてー!!///


私は無理矢理起き上がって
臣くんのほっぺを両手でつねった。


臣)何すんだよ。
♡)ばか!//
臣)誰がばかだよ、こんにゃろ~~!!
♡)や、やだ!!//
  やめてよー!!
  くすぐったいー!!ww
臣)あ、待てこの!
♡)早くご飯食べるよー!
  もう!//


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


シャワーを浴びて
リビングに戻ると

朝ごはんのいい匂い。


臣)あ、美味そー♪
♡)食べよー♡
臣)うん。


二人で手を合わせた。


♡)いただきまーす。
臣)いただきまーす。


ああ、やっぱり♡の飯は美味いな。


♡)臣くん、今日は遅いの?
臣)そんな遅くねぇと思うけど。
♡)そっか。
臣)どうした?
♡)戦力外捜査官SP
  一緒に観たいなぁって思って♡
臣)ああ!今日か!
  TAKAHIROさんに
  絶対観ろって言われてたんだった。
♡)あはは、ほんとー?w
臣)お前は今日何してんの?
♡)今日はね、佐伯さんと会って
  モデルのお仕事の話色々聞くのと
  エイベックスに行って
  お話聞いてくる。
臣)ええ!!なんか忙しいな。
♡)うん。
臣)エイベックスって…
  お前に名刺くれた人?
♡)うん。
  昨日もまた電話もらったから
  ちゃんと断ってこようと思って。
臣)そうなんだ。
♡)うん。
臣)断るの?
♡)え?
臣)どんな話かまだ
  わかんないんでしょ?
♡)うん。
臣)そんな断る前提じゃなくて
  普通に話聞いてみれば?
♡)え?
臣)いや、なんとなく。
♡)そっかな…
臣)うん。


♡の手が止まって考え込んでる。


臣)てゆーか…
  お前、歌は興味ないの?
♡)え?
臣)歌うの好きなんでしょ?
♡)うん。
臣)歌うの好きで歌も上手いのに
  興味ねぇのかなぁって。
♡)興味っていうか…
  瞬がね、小さい時から
  歌手になりたい!って言ってて…
臣)うん。
♡)自分の歌で
  少しでも誰かを幸せにしたい!
  幸せにできる歌手になりたい!
  って、ずっと言ってて。
臣)うん。
♡)それでいつかチャリティーで
  日本中をまわるのが夢なんだって。
臣)そうなんだ!!
♡)うん。
臣)すげぇな。


ますます会ってみたくなった。


♡)そういう瞬の姿を昔から見てると…
  私はただ歌が好きなだけで
  歌で何かをしたいって思えるほどの
  夢がないなって。
臣)……
♡)そんな気持ちで
  歌える歌なんてないでしょ?
臣)うーん…
♡)それに臣くんと付き合ってから
  余計そう思う。
臣)え?
♡)臣くん達は
  Love Dream,Happinessを伝える、
  子供たちの未来のために…って
  明確なビジョンがあって
  歌を歌ってるから。
臣)……うん。
♡)すごいなぁって尊敬してるの。
臣)うーん…、それって
  機会がないだけじゃないの?
♡)え?
臣)俺だってLDHに入る前から
  そんな瞬くんみたいな
  夢があったわけじゃないし
  子供たちの未来のためにとか
  考えてたわけじゃないし…
♡)……
臣)でも…自分が歌うことで
  喜んでくれる人がいるってわかったり…
  誰かの力になれてるんだって思えたり…
  そーゆーきっかけで
  気持ちって変わってくと思う。
♡)そういえば!!
臣)え?
♡)瞬もそう言ってた…
臣)そうなの?
♡)うん。
  小さい頃、私の誕生日に
  瞬が歌ってくれた歌に感動して
  私が泣いちゃったの。
臣)うん。
♡)それを見て、
  もっと歌上手になりたい、
  歌いたい、って
  思うようになったって…
臣)ほらー。
♡)……
臣)ま、とりあえず、話聞いてこいよ。
♡)うん。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣くんをお仕事に見送って
私も出かける準備をして

佐伯さんが働いてる
編集部に向かった。


佐)あ、♡ちゃん!!
♡)佐伯さん♡お疲れさまです♡
佐)わざわざ来てくれてありがとねー??
♡)あの、先日は
  ごちそうさまでした♡♡
佐)え?ああ!!
  いいのよそんなの♡
  また行きましょ♪♪
♡)はい♡♡
佐)じゃあ、この部屋で少し
  待っててくれる?
♡)はい。


私は応接室に通された。


雑誌の編集部って
こんなカンジなんだぁ。

うちの会社に似てるけど
でももっと慌ただしいな。
すごい…


バタン。


佐)ごめんね、お待たせ。
♡)いえ!
佐)とりあえず、これ
  前回の撮影データ♡
♡)わ!すごい!
佐)今校正してるところ。
♡)プロのカメラマンさんに
  撮ってもらうと
  こんな風になるんだー♡
佐)津田さんはほんと
  腕がいいからねー♪♪
♡)すごーい♡
佐)それ津田さんに言ったら喜ぶわよ~~♪♪
♡)あはは♡
佐)で…どう?
♡)え?
佐)モデル、やってみる気になった?
♡)えっと…
佐)実際撮影してみてどうだった?
♡)大変でした。
佐)でも楽しかったでしょ?
♡)はい…
佐)ふふふ♡やっぱり。
  ♡ちゃん、服好きでしょ?
♡)え?
佐)なんか撮影見てて思ったのよね~
  衣装に対する愛があるっていうか…
♡)愛??
佐)自分がどう可愛く見えるかって
  そっちを優先しちゃう子もいるんだけど
  ♡ちゃんはどうしたら服がよく見えるか
  そーゆーのも考えてたでしょ?
♡)あ!はい…
佐)もっと色んな服、
  着てみたくならなかった?
♡)……
佐)今回の企画はね、まぁ反響次第だけど
  シーズン毎に続けていきたいと
  思ってるの。
♡)オフィスファッションの紹介ですか?
佐)そう。
  あの3人にも改めてオファーするつもり。


そうなんだ…


佐)でも♡ちゃんには
  別のページにもどんどん
  載ってほしいのよね~~
♡)あの…
佐)ん?
♡)やってみたいなとは
  思うんですけど…
  私、今の仕事も大事なんです。
佐)あ、もちろんよ!
  モデル本業にさせちゃったら
  勝山さんに怒られちゃうww
♡)え?
佐)まぁ本格的にやってほしいのは
  やまやまだけど…
  とりあえず撮影は土日とかにするし
  一旦兼業でやってみない?
♡)いいんですか?
佐)もちろん♡
♡)あの…
  私、どうやって勉強したら
  いいですか?
佐)え?
♡)モデルのこと。
  やらせていただくのであれば
  ちゃんと全力で取り組みたいんです。
佐)えーー!!
  別に特にないけど…
♡)えーー!!
佐)だってポージングは
  すごく上手だったし…
  練習したんでしょ?w
♡)あ、はい!!
佐)ふふふ♡だと思った♡
  あとは…
  まぁ表情は固かったけど
  一人ならもっとラクに出来るんじゃない?
♡)え?
佐)カメラに向かって笑うのは
  出来るでしょ?
♡)たぶん…
佐)そうね…あとは…
  笑顔が一番大事だけど
  笑顔以外の表情も何パターンか
  出来るようにしておいてくれると
  助かるかな。
♡)わ、わかりました!!
佐)あと、もちろんしてると思うけど
  体型維持ね♡♡
♡)はい!!
佐)じゃあ、改めてよろしくね♡
♡)はい。
  よろしくお願いします!!!
佐)じゃあ詳しくはまた連絡するわ♡
♡)はい!わかりました。
佐)ほんと今日はありがとね。
♡)はい、それじゃあ失礼します。
佐)気をつけてねー♡
♡)はい!!


編集部を出て
喉が渇いた私は
休憩スペースの自販機で
ジュースを買った。


L)あら?
♡)え?


声をかけられて
顔を見るとLさんだった。


♡)わ!!Lさん!!
L)♡ちゃん?よね?
♡)はい!お疲れさまです!
L)どうしたの?こんなところで。
♡)あ!佐伯さんにお会いしに…
L)あ、そうなんだ~
  へ~~。
♡)はい。


ガタガタン。


Lさんもお茶を買って
一口飲んだ。


L)モデル、やるの?
♡)え?
L)佐伯さん、しつこいでしょ?w
♡)あ、あの…
L)でもあの人、見る目はプロだから。
♡)…あの…私、
  挑戦してみようかなと思ってます。
L)ふーん。
  そんな甘い世界じゃないけど。
♡)え?
L)モデル一本で頑張ってたって
  日の目を見ない人だって
  たくさんいるんだし。
♡)はい。
L)あなた、やってけるわけ?


わ、Lさんが心配してくれてる…
本当に優しい人なんだなぁ。


♡)はい!!
  全力で頑張ることしか出来ないから…
  とにかく頑張ります!!
L)……
♡)ありがとうございます♡♡
L)は?
♡)えへへ♡
L)そんな無邪気に笑われても…
♡)え?
L)なんか調子狂うわ…
♡)??
L)そういえば、彼氏元気?
♡)え?あ…!!
  あの、違うんです!!
L)え?
♡)この間の人じゃ…
L)登坂くんでしょ?
♡)え?!!


Lさん知ってるんだ!!!


この間、臣くん…
撮影で一緒だって言ってたから…
その時かな?


♡)はい、そうです。
L)あの長身イケメンじゃなかったのね~?
♡)はい。
L)でも大変でしょー?
♡)え?
L)この世界の人と付き合うのって。
♡)え?
L)登坂くんなんて、特にモテるから…
  私も…ごめんね?
♡)え?


ごめんって…


L)♡ちゃんの彼氏だなんて
  知らなかったから…
♡)え???
L)この間仕事で偶然一緒だった時…
♡)この間??
L)2月の終わりだったかな。
  登坂くん、いない時あったでしょ?
♡)え…、あ…っ


4日間いなかった時のことかな??


♡)はい。
L)あの時みんなで飲んでたんだけど…
  そのあと二人でね?
  もう朝まで離してもらえなくて
  困っちゃった♡
♡)え?
L)見た目通り激しいのね、彼♡
♡)えっ…


えっと…
え?えーっと…、、え??
どういうことだろ…
頭が……


L)でも安心して?
♡)え?
L)別に取ったりするつもりないから♡
♡)……
L)遊びよ、遊び♪
  それくらいちゃんと割り切って
  付き合ってるんでしょ?彼と。
♡)え?
L)まさかこういう仕事してる男が
  彼女一筋、なんて
  そんなバカな話あるわけないって
  わかってるでしょ?ってこと。
♡)えっ…
L)……
♡)……
L)やだ…驚いちゃった?
  ごめんね?w
♡)……


えーと…

整理しよう。


臣くんはそんなことしない。
でもLさんはこんなこと言ってくる。
でもLさんはいい人。

いい人なのにこんなこと
言ってくるってことは…


♡)Lさん、臣くんのことが
  好きなんですか?
L)はぁ?!
♡)好きなんですか?
L)好きじゃないわよっ!
  なんなのよそれ。
♡)……
L)遊びよ遊び、ただの。
♡)……


えーと…
整理しよう。

ただの遊びだとしたら
そう割り切ってるんなら
「彼女」に対して
こんな嫌なこと言ってきたりしない。

って、その前に
遊びだとしたらっていうか
臣くんはそんなことしないから…

う~~ん…
こんがらがってきた。


でも、いい人なLさんが
今日こんなカンジってことは…
私が臣くんの彼女ってわかって
怒ってるのかムカついてるのか…

臣くんのこと好きじゃないって言ったけど
好意はあるってことなのかな…


♡)Lさん。
L)なによ。
♡)私、臣くんが好きです。
L)はぁ?
♡)本当に大好きなんです。
L)……
♡)好きな気持ちは
  勝ち負けなんかじゃないと思うけど
  でも誰にも負けないくらい
  本当に本っっ当に大好きなんです。
L)……
♡)……
L)だから?
♡)それで、私、
  Lさんのことも好きなんです。
L)は!??
♡)好きです♡♡
L)意味わかんないんだけど。
♡)ずっと■■の看板として活躍されていて
  たくさんの女性から支持されていて…
  どんな服でも本当に素敵に着こなしていて
  私、本当に憧れてるんです♡♡
L)は、はぁ。
♡)それに…こんな私にも
  色々丁寧に教えてくれて…
  優しくて嬉しかったんです。
L)……
♡)だから私、Lさんが好きです♡♡
L)はぁ…
  信じらんない。
♡)え?
L)バッカじゃないの?
♡)え!


お、怒られた!


L)登坂くんのことが大好きですって
  そんなん知らないわよ!!
♡)え…
L)自分の男に手出すなとか
  そういうこと言わないわけ?
♡)だって…人の気持ちは
  その人の自由だから…
L)は?
♡)臣くんに「私だけ見てて!」って言っても
  他の人に
  「臣くんのこと好きにならないで!」
  って言っても
  そんなの何も意味ないって
  わかってるから…
L)……


そんなこと言わない。


♡)でも…私はただ
  臣くんのことが本当に大好きだから
  それは伝えたかったんです。
L)はぁ…


Lさんがため息をついた。


L)ほんと呆れた。
  あなたバカなの?
♡)え…っ
L)それにねぇ、あたしが
  女性から支持されてるのなんて
  当たり前なの!
♡)え?
L)あたしはそれだけ努力してんのよ!
♡)はい♡カッコイイです♡♡
L)はぁ?
♡)え…っ


あ、また呆れた顔…


L)はぁ…もう…
♡)??
L)なんか拍子抜けしちゃった…
♡)え?
L)そんな無邪気に笑う?普通。
  こんなこと言ってくる女に。
♡)え…
L)あ~なんかもう
  バカらしくなっちゃった。
♡)え!!
L)あなた面白いわね。


Lさんが笑った。


L)登坂くんが言ってた。
♡)え?
L)俺の女、甘く見るなって。
♡)え!!!!


臣くんが?!

どういう状況でそんな会話が…


L)なんとなくわかったわw
♡)……
L)意地悪してごめんね?w


え?
意地悪だったの?


L)ま、なんか困った事あったら
  教えてあげてもいいわよ?
  あなたよりはず~~っと
  先輩ですから。
♡)あはは♡嬉しいです!
  ありがとうございます♡♡
L)じゃあね。
♡)はい。
  お疲れさまです!!


よくわかんないけど…

Lさんもやっぱりいい人だったし
良かった♡



ー続ー

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