【40】パーティー

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電車を降りて
4人でパーティー会場まで歩いた。


K)ねぇ。
  ほんとあんたのドレス可愛いね。
♡)え!!ほんと??
J)似合ってる♪
♡)わぁ!嬉しい♡♡
J)あれ…、素直。
♡)あのね、あのね、これね!
  臣くんが選んでくれたのー♡♡
K)あ!そうなの?!
♡)うん!!
  それでね、それでね、
  ドレスすいすいって選んでね、
  プレゼントしてくれてね、
  すっごいカッコ良かったの~♡♡
K)わかったわかったw
  あんたは学校での出来事を
  おかんに話す小学生か!w
♡)だってだって//
K)良かったねw
♡)うん!!♡♡
J)その「臣くん」とやらが
  彼氏さんですかー?
♡)え!!
  聞いてたんですか…
J)聞こえるよ!!w
  ほんと周り見えてないなーw
♡)そうですけど…
J)ふーん♪
T)じゃあ彼氏に選んでもらったドレス着て
  髪も彼氏にやってもらって…
  ってわけ。
♡)そうだよ…えへへ♡///
T)はぁ…マジテンション下がる…
K)ばっかじゃないの?
  あんたほんと諦め悪いね~~



着いたのは
大きなホテルのパーティー会場。

立食形式になってて
たぶん…200人以上くらいいるのかな…?

すごいなぁ…


T)ちょっとJさん、近いんすけど!
J)はい?
T)♡との距離が!


Tくんが私とJさんの間に
割って入って来た。


J)いやいやだって、
  悪そうなのから守らなきゃいけないしね~
  あのへんとか…
  ちょっとタチ悪そうだし…
K)あ、ほんとだ。
  なんか少しガラ悪そう…
T)俺がついてるんで大丈夫です。
J)とか言ってTくんが一番
  危険だったりしない?w
T)なんでですか!!
  ♡こっち来とけ。
♡)え…
J)俺の隣にいるのが
  一番安全だと思うけど。
T)そんなことないっす!
K)だ~~!!
  こんな所で女を取り合うな!!
  アホ!!


私とKちゃんが料理を取りに行くと
Jさんはあっという間に
女の子たちに囲まれてて…


K)げ。やっぱモテんだ、あの人。
♡)そうなんだね…
K)あの余裕なカンジと俺様感が
  鼻につくんだけどな~~
♡)あ、Tくんも囲まれてる。
K)え??あ、マジだ…
  まぁ、あいつも黙ってりゃ
  顔はいいからね。
♡)黙ってりゃって…w
K)それより今日はいっぱい食べよ~~
♡)そうだね♡


私たちが料理を取ってテーブルに戻ると
さっきのガラの悪そうな人たちが
同じテーブルに料理を置いた。


男)どーもどーも♪
♡)え…
男)初めまして~~♡
♡)は、初めまして。
男)どこの会社の子達かな~?
K)どこでしょうね~?
男)お~っと♪
  教えてくれないカンジ~?
K)ちょっとすいません。
  食べるのに忙しいんで。
男)あははは!!
  面白いね~黒髪美人ちゃん♡
男)こっちの子は色白美人ちゃん?
男)あははは♪
♡)…っ


なんか距離が近い…
やだな…


男)お酒飲んでる~?
  おかわり持って来てあげよっか。
♡)結構です。
男)そんな冷たくしないでよ~~
♡)や、やだ!!


無理矢理、肩を掴まれた瞬間、
後ろから声がした。


J)おっと!危ない危ない。
  お兄さんたち、うちの姫
  返してもらっていいですか~?


Jさんが男の人の手を掴んで
私を横によけてくれた。


男)……
男)あっちで飲もうぜ。
男)だな。


男の人たちはあっさりいなくなった。


J)大丈夫?
♡)あ、ありがとうございます。
J)女性に気安く触らないでほしいな~


怖かった…


J)気付いてる?
♡)え??
J)周りの男が二人のこと
  チラッチラ見てるの。
K)気付いてまーす。


Kちゃんがお肉を頬張りながら答えた。


J)ほんとに狙われてんだから…
  俺の側から離れないこと。
K)へーい。


Kちゃんはお構いなしで
ごはん食べてる…


♡)Kちゃん…ww
K)はひ?もぐもぐもぐ…
♡)なんでもないw
  私も食べよ…


Jさんはまた女の子たちに
名刺を渡されて忙しそうだったけど
私たちの側にいてくれた。


K)この人もこーゆー時は役に立つね。
♡)え??
K)一応背もでかいしさ。
  壁みたいになってくれてw
♡)Kちゃん、壁って…!w
K)ぬり壁と名付けよう。
♡)あはははっw
K)さっきもさ、Jさんがちょっと
  一睨みしただけで、
  あいつらいなくなったし。
♡)うん。
K)あ、Tが戻って来た。


振り向くと、
少しやつれた様子のTくん。


T)…めっちゃ疲れた。
K)モテモテやん。
T)ちげーし!
  名刺交換してただけだし!
K)今度合コンしましょー♡♡って?
T)ちげーよ!
  今度…異業種交流会しましょうって…
  言われただけ。
K)一緒じゃん!!w
  名前ちげーだけだし!w
T)いや、俺合コンとか
  行かねぇからな?!
♡)??うん。
T)ってかお前、ストール
  ほどけかけてんぞ?
♡)え??
T)ほら。


Tくんが少し引っ張ると
首からストールがほどけて
スルリと落ちた。


T)あ、ごめん。
♡)ううん、大丈夫。


ストールを拾って顔を上げると

驚いた顔のTくんが
私を見ながらオロオロしてる。


T)え…え…///
  っつーか、え?!!
♡)え???


Tくんが私の胸元を見てる。


♡)……


あ!!!!!!


♡)わ、わ、私、
  お化粧室行ってくる!!!!


バタバタバタ!!


K)赤い顔してどーした。
T)だ、だってよ…
  なんかあいつ…//
  キスマーク…つけてたんだけど…
K)へ??マジ!?
T)二箇所も…
K)あっははw やるね~♪
T)彼氏…、だよな?
K)でしょーね。
T)彼氏と…そーゆーことしてんだ…
K)…はぁ。
  あんたバカ??
T)え?
K)こないだ飲みに行った時も
  言ったでしょ!!
  ♡は彼氏がいんの。
  ラブラブなね!!
  だからあんたの出る幕はなし!!
  とっとと諦めろ!!
T)そんなんわかってるっつーの!
K)わかってねぇから凹んでんじゃん。
T)わかってるけど…
  あんな生々しいもん見たら
  さすがに凹む…
K)彼氏が朝まで離して
  くれなかったんじゃん?♪
T)お、お前…鬼だな…
  俺の傷口に塩をぬりこむ…
K)あっはははw



トイレで慌ててストールを巻き直す。


これ…

Tくんに
見られちゃった、よね?


♡)////


恥ずかしすぎる…

もう!臣くんのばか~!!!
なんでこんなのつけたの~!!////



でも…

鏡に映ってる自分の
肩と胸元のキスマーク。

なんか…これ…

臣くんのものっていう「印」みたい…


ドキドキドキ…


…って、私バカ!??
恥ずかしいよ~!!////


♡)はぁっ…//


ポーチを閉じて振り向くと
後ろから声をかけられた。


佐)♡ちゃん??


え…?


♡)わっ!!佐伯さん?!!!
佐)顔隠して何一人で暴れてるのw
♡)あっ、いえ…、あの…///


見られてた!!
恥ずかしい~!!!////


佐)ドレスすっごく可愛い♡
  似合ってるわ♡
♡)あ、ありがとうございます///
佐)これ…
  あそこのお店のじゃない?
♡)あ!そうです!
  先日お会いした時の…!
  さすが佐伯さん…
  やっぱりわかるんですね。
佐)わかるわよ~♪ それに…
  登坂くんのプレゼントでしょ?♡
♡)えっ!//
  はい…♡ えへへ♡
佐)あ~!!
  やっと笑ってくれた!!


佐伯さんの瞳が大きく開いた。


佐)♡ちゃん、一回も私に
  笑ってくれてなかったの。
♡)え?え??
佐)お友達と話しながら笑ってる姿が
  すっごく可愛くて声かけたんだけど
  私には一回もその笑顔、
  見せてくれてなかったから…
♡)え…ご、ごめんなさい…
佐)いいのよ♡今見れたし♡
  あなた、本当に笑顔が素敵ね♡
♡)えっ!!
  …ありがとうございます///
佐)でもこのパーティーで会えるなんて
  びっくりしたわ。
♡)あ、会社で招待していただきまして…
  佐伯さんは…?
佐)私は姉妹雑誌の
  創刊パーティーですから♡
♡)あ!!そうなんですか??
佐)そうよ~♡
  ねぇ、ちょっと!
  ♡ちゃんの会社の人たちにも
  挨拶させてもらえる?
♡)はい!もちろんです!!


佐伯さんと二人で会場に戻ると
Kちゃんはまだお料理を食べてて
JさんとTくんはお酒を飲んでた。


♡)あの…
K)あ、お帰り。
J)姫が戻って来た。
♡)あの、雑誌■■の佐伯さんです。
佐)ちょっと!何?
  あなたたち4人!!
♡)え…
佐)イケメン美女四人組じゃない~!


え…
Mちゃんと同じチーム名、付けられた…
佐伯さん…


佐)私、■■の編集長をやってます、
  佐伯です。
J)どうも初めまして。
  ○○社のJと申します。


みんなが順番に名刺交換してる。
え…
え…?!!


佐伯さんて…
編集長だったの?!!!

名刺、全然ちゃんと見てなかった…!!


J)♡ちゃん、
  編集長と知り合いなんて、すごいね?
♡)えっ!あ、あの…
佐)この間ね、街で偶然出会って
  スカウトしたの♡
  今、口説き中なのよ~♡
T)え!!すげーなお前…
佐)なるほど…♡ちゃんは
  勝山さんの所の子だったのね~
♡)え!!
  うちの社長、ご存知なんですか?
佐)知ってるわよ~♪
  うん、よし!わかったわ。
  ♡ちゃん、またね!!
♡)はい!
佐)あ、そうだ!!
  ♡ちゃんの名刺もちょうだい?
  登坂くんにまた電話するのも悪いし…
♡)わわわわ!!!!!
佐)え??
♡ (さ、佐伯さん、内緒です!!)
佐 (あ!ごめん…、名前出しちゃった。)
♡)名刺…どうぞ…
佐)ありがとう!じゃあまた!♡♡
♡)はい。


佐伯さんはにっこり笑うと
別のテーブルに向かった。


T)ほえ~~~
  カッコイイ女編集長だな~~
  めちゃ美人だし。
K)ね。
♡)ショートカットが似合うよね♡
J)俺は姫のロングヘアの方が
  好きだよ?
T)だぁっ!近い!!!
J)おっとっと…
K)ってゆーかもうお腹いっぱい。
  帰ってもいい?
J)あはははw
  Kちゃんはほんと面白いね!
  もうパーティーに用はないですかw
K)だって。
  一通り挨拶したし
  一通り食べ尽くしたし。
T)お前のその潔さ、好きだわ…
♡)じゃあ私もそろそろ帰ろうかな…


ブブブブブ…

臣くんから丁度電話が来た。


K)じゃあ♡、お疲れ!
♡)うん!Kちゃんお疲れさま!!


ピッ、


♡『もしもし?』
臣『おう、おつかれ。』
♡『お疲れさま!』
臣『どんなかんじー?』
♡『えっとね…そろそろ帰ろうかなって…』
臣『あ、ほんと?
  俺も今収録終わったとこだから
  丁度いいな。』
♡『ほんと?』
臣『うん。じゃあ…
  今から着替えっから15分後くらいに
  迎えに行くわ。』
♡『わかった♡』


T)なぁ、お前ほんとにもう帰んの?
♡)えっ!
  ごめん、今電話してる。
T)あ、わり。


♡『あ、臣くんごめんね?』
臣『……』
♡『あれ?臣くん…?』
臣『…着いたら電話する。』
♡『うん、ありがとう♡』
臣『じゃ、あとで。』
♡『うん、じゃあね。』


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ってゆーか今の男、なんだ?

一緒にパーティー行ってる
会社の男…?


臣)……


人の女…
「お前」呼ばわりしてんじゃねーよ…


N)すいませ~ん!!
健)はい、NAOTOさん!
N)臣様が電話切ってから
  超怖い顔してるんですけどぉ~
隆)電話、♡ちゃんでしょ?
臣)うん。
N)臣様おこなのー?
臣)やめてくださいw

S)あ、みんなごめん!
  言い忘れてたけどMさんが
  熱出て帰っちゃったから
  今日帰り一台ね?ごめん。
直)全然いいけど…Mさん大丈夫?
S)うーん、なんか
  疲れたまってたみたい。


Mさんはマネージャーの一人。

最近確かに寝不足そうだったし…
大丈夫かな。


臣)あ!っつーか、帰りじゃあ7人?
S)うん。
臣)やべ…
直)どうしたの?
臣)いや…、帰りあいつ
  拾ってこうと思ってたんすけど
  いつもみたいに2台じゃないなら…
N)え!え!!
  臣の彼女?!!!
臣)はい…
N)それはもう今すぐ迎えに
  行きましょう!!
臣)いや、でも、みんな待たせるの悪いんで…
N)場所どこ?
臣)ビッグサイトです。
健)すぐ隣やんけ~!!w
臣)いや…でも…、車も狭いし…
E)8人くらい余裕で乗れるっしょ!
  俺も彼女会いたい♪
直)なんなら俺の膝の上に
  座っていただいても…
臣)いや、それはないっす。
岩)わははは!即答!!ww
N)よっし!じゃあ臣の彼女
  迎えに行きますか!!
臣)なんかすいません…
N)ぜ~んぜんよ!!




ー続ー

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