(64)キスして…ごめん。

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身体が熱い…
 
汗が止まらない…
 
 
ここは…どこ…?
 
 
臣)お前は何にキュンキュンしたわけ?
♡)え??
 
 
臣くんが振り向いた。
 
 
♡)え…っと…
 
 
何だろうこれ…
どうして…一緒にいるんだっけ。
 
あ……
 
手の中に、あったかいお茶がある。
 
臣くんが…買ってくれたお茶…
 
 
臣)好きだからキスしたいって言ったら
  したくなんの?
♡)え??
 
 
あ、あれ…?
あの時…
こんな会話したっけ…??
 
 
臣)俺は…好きだからキスしたい。お前と。
♡)えっ…///
 
 
わ、わ、急に何?!///
えっとえっと…
 
あれ??
 
私確か…
突き飛ばしちゃったんだよね??
 
 
臣)嫌なの?俺のこと…
♡)えっ!!!
 
 
あれ??
ちょっと違う…??
 
でも…
 
 
臣くんのこと突き飛ばしちゃって
すごく反省してすごく後悔したから
もうしない!!!
 
 
♡)嫌じゃないよ!!
臣)じゃあ…いいの?
♡)え…っ///
臣)キスしても…
 
 
わわわ…っ///
ど、ど、どうしよう…!!!
 
 
私がギュッと目を瞑ると
臣くんの手がほっぺに触れて…
 
 
ドキドキ…
 
ドキドキ…
 
 
おそるおそる目を開けると、
そこは私の家の玄関だった。
 
 
…あれ???
 
 
臣)少しでいいから…
  こうしてて…
♡)…え??
 
 
今度は臣くんにぎゅって抱きしめられた。
 
わわわ…///
 
 
♡)…臣…くん…?//
臣)嫌だ。離したくない。
♡)……////
 
 
私だって…
離れたくない…もん…///
 
 
ぎゅ…っ
 
 
私は臣くんの身体を抱き返した。
 
 
臣)♡。
♡)…っ///
 
臣)♡。
♡)////
 
臣)こっち向いて。
♡)やっ///
 
 
恥ずかしくて下を向くと
おでこをコツンてされた。
 
 
♡)……///
 
 
首筋に触れる臣くんの手…
ほっぺに優しく触れる臣くんの手に…
 
心臓が…止まりそう…。
 
 
臣)お前、身体…熱い。
♡)……////
 
 
ドキドキしてると
ほっぺを優しく撫でられた。
 
 
ぴくん。
 
 
♡)……///
 
 
私が臣くんを見つめると、
今度は唇を優しくなぞられた。
 
 
ぴくん。
 
 
♡)なぁに?くすぐったいよ///
臣)目ぇ閉じて…?
♡)え…っ///
 
 
真剣な臣くんの眼差し。
 
 
ドキドキして死んじゃいそうだけど
ゆっくりと目を閉じると…
 
 
臣くんの唇がそっと優しく、
私の唇に触れた。
 
 
kiss…
 
 
…kiss…
 
 
……kiss……
 
 
 
すっごく柔らかくて…とろけそうなキス。
 
 
♡)臣くん…///
臣)んー?
♡)好き///
臣)んー?
♡)好き!!///
臣)え??
♡)臣くんのことが好き!!///
臣)聞こえない。
♡)え??
臣)なんて?
♡)臣くんのことが好きっ!
臣)全然聞こえない…
  お前…さっきから何言ってる??
 
 
え??
 
どうして…??
 
私の声…届かないの…???
 
 
♡)臣くん!!
臣)???
♡)臣くんっっ!!!
臣)聞こえ…ない……
♡)え、やだ、行かないで!!
 
 
臣くんが遠くなってく…
 
 
♡)臣くん!!
臣)俺…明日LIVEだから。
♡)え???どこで???
臣)ペルー。
♡)え!!??
  か、海外?!!
臣)そう。
♡)え、え、いきなり?!!
  あれ??ツアーは???
臣)ペルーに行ったら
  しばらく帰ってこれねぇから…
♡)え???
臣)じゃあな。
♡)え、待って!!え???
 
 
臣くんの姿がどんどん消えていっちゃう。
 
 
やだ!!
 
やだ!!!!
 
 
♡)はぁ…っ、はぁ…っ///
 
 
目を開けると
私はベッドの上だった。
 
 
あれ…
 
今の…
 
 
夢…??
 
 
♡)ん……//
 
 
関節が…痛い…
身体が熱い……
 
フラフラ…する…。
 
 
私は起き上がれなくて
そのままもう一度目を閉じた。
 
 
♡)…は…ぁ…っ//
 
 
なんか…
 
美味しそうな匂いがする…
 
 
また…
 
夢かな…
 
 
お腹空いたな……
 
のど…かわいたな…
 
 
お水飲み…たい……
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
よし!できた!!
 
 
一応味見…
 
ドキドキ…
 
 
臣)よし!美味い!!
 
 
お粥なんてあんま作んねぇから
わかんねぇけど…
 
栄養ありそうなもん
全部細かくして入れたし…
 
あいつが起きたら
食わせてやろう。
 
 
つーか…
あいつまだ寝てんのかな?
 
 
……ガチャ。
 
 
寝室に戻ってみると、
♡はまだ目を閉じてて…
 
 
少し前髪を上げて額に触れてみると…
 
 
臣)!!!
 
 
何これ!!
この冷えピタすげぇ熱いんですけど!!
 
不良品?!!
なんじゃこりゃ!!
 
 
臣)…っ
 
 
慌てて箱を見てみると…
 
冷却ジェルが…熱を…
ふむふむ。
 
じゃあこれ…
ちゃんと熱を吸い取ってんのか?
 
 
ほんとかよ…
こんな熱いのに??
いまいち信用できねぇな…
 
冷たいタオルの方が気持ちいいかな…?
 
 
♡)ん…っ…//
 
 
あ…、動いた。
 
 
♡)んん……、…はぁ…//
 
 
あ…、冷えピタ触った。
 
 
♡)ん~~~!!!
 
 
べしっ!!
 
 
え!!!
剥がして投げつけた!!
 
 
臣)…っ
 
 
なんなんだよ!!
お前はやっぱり暴れん坊か!!
 
 
仕方なく俺は冷蔵庫で冷やしてあった
新しい冷えピタを持ってきた。
 
 
うん。これなら冷やす力ありそう。
信用してやる。
 
 
臣)貼るぞ…?
 
 
もう一度♡の前髪をよけて
冷たい冷えピタを貼ってやると…
 
 
♡)んっ……//
 
 
♡がぴくんと反応した。
 
 
臣)…っ
 
 
もう剥がすなよ!??
 
 
♡)……は……ぁ……//
 
 
……よし。
 
 
♡)……ん//
 
 
あ…、
うっすら目が開いた。
 
 
臣)ごめん、起こした?
♡)……あ……つい…よぉ……//
臣)うん。熱あっからな。
♡)…う……ぅん……//
臣)もうすぐ薬効くと思うから…
  がんばれ。
♡)……っ//
 
 
♡が泣きそうな顔してる?
なんだろこれ…
 
じっと俺を見つめてる。
 
 
臣)どうした?
♡)あ……つ…い……//
臣)ええと…
 
 
どうすりゃいいんだ?
 
あ、泣きそうじゃなくて
熱で目が潤んでんのか!
 
 
♡)お…みく……ん……//
臣)ん?
 
 
♡は…
途切れる息で、俺を呼んで…
 
 
♡)……は…ぁ…//
臣)……
 
 
薄く唇を開いて…
熱っぽい目で俺を見つめる。
 
 
♡)は…、ぁ…、っ//
臣)……///
 
 
ヤバい…
 
…なんか……///
 
 
♡)……し…い…//
臣)え??
♡)欲…し…い…、…はぁ…//
臣)え??
 
 
ほ、欲しいって…何を…
そんなエロい顔で…///
 
 
♡)臣く…ん…、欲し……い…//
臣)え!!/////
♡)おねが…い……//
臣)~~~////
 
 
ちょ、ちょ、ちょ…っ
 
 
ヤバい…!!
何これ!!!
 
理性吹き飛ぶ!!////
 
 
♡)お…み…ず……、は…ぁ…//
臣)え???
♡)お…水……欲し……い//
臣)ああ!!
 
 
水か!!!!
 
 
臣)ちょっと待って!!
 
 
俺は慌ててポカリを持ってきて、
飲みやすいように
ストローをさしてやった。
 
 
臣)起きれるか?
♡)……んっ…//
 
 
♡の身体を抱き起こすと
今度は暴れなかった。
 
 
つーか…
身体めっちゃ熱い…
 
 
臣)ほら。水より飲みやすいから。
 
 
ペットボトルを渡そうとすると
力が入らないのかフラフラで…
 
俺は♡の身体を支えたまま
ストローを口に近付けてやった。
 
 
臣)飲める?
♡)……ん…っ//
 
 
ごく…ごく…
 
 
♡)は…ぁ……//
 
 
ごく…ごく…ごく…
 
 
♡)…はぁ……は…ぁ…//
 
 
ごくごく…ごく…
 
 
臣)…っ
 
 
どんだけ飲むんだよ!!
 
 
♡)んっ……//
 
 
飲み終わって
♡をもう一度寝かせて…
 
ペットボトルはもう残り1/3。
 
すげぇ飲んだなオイ!!
 
 
のど…渇いてたんだな。
もっと早く飲ましてやりゃ良かった。
ごめん。
 
 
臣)腹は減ってない?
 
 
♡の頭を撫でながら聞くと
♡の目がパッと開いた。
 
 
ぐーきゅるるるーーー
 
 
臣)減ってんのかいw
♡)……(こくん)//
 
 
♡が小さく頷いた。
 
 
臣)お粥食べる?
♡)……(こくん)//
臣)ん。持ってくるから待ってろ。
 
 
それから俺はキッチンに戻って
皿にうつしたお粥をベッドまで運んだ。
 
 
臣)よし。
  じゃあもっかい頑張って起きろ。
 
 
♡の身体を抱き起こして
背中ににゃんこを挟んでやった。
 
 
臣)姿勢ツラくない?
♡)……ん…//
臣)ごめん、ツラかったら
  無理して喋んな。
 
 
俺が頭を撫でると、小さく頷いた。
 
 
臣)食える?
 
 
お粥の皿とスプーンを渡すと
ゆっくり受け取ったものの、動かない。
 
 
♡)……
臣)……
 
 
動くのツラいのかな?
 
 
臣)……貸せ。
 
 
渡した皿とスプーンを取り上げて、
お粥を一口すくってみた。
 
熱いかな?
 
 
一口食べてみると、少しだけ熱い。
 
 
俺はもう一口すくった。
 
 
臣)ふーっ、ふーっ…
♡)……
臣)…大丈夫かな?
♡)……
臣)ん。口開けろ。
♡)……
 
 
力なく開いた♡の口にお粥を入れてやると、
もぐもぐ食べてる。
 
 
俺はまたお粥をすくって
少し冷まして、♡の口へ運んだ。
 
 
♡)…ん……っ
 
 
もぐもぐしてる。
 
 
臣)……
 
 
なんだこれ…
 
なんか小動物を餌付けしてるような…
可愛い…ww
 
 
つーか口ちっちぇ~な~~
あんまり一気に食わせらんねーな。
 
 
一口一口、ゆっくり口に運んでやると
♡は静かにもぐもぐしてる。
 
 
臣)…美味い?
♡)……
臣)味わかんねぇか。
 
 
俺がそう言うと、
♡が首を横に振ったから…
 
 
臣)え??…美味い?
 
 
もう一度そう聞くと、
 
 
♡)……(こくん)//
 
 
♡は首を縦に振って、
少しだけニコッと笑った。
 
 
臣)~~~///
 
 
あ~~もう!!
お前のためなら俺、何でもしてやる!///
 
 
思わず♡の頭を撫で撫でして…
 
♡は全部食べ終わると
真っ赤な顔をして
幸せそうにニッコリ笑った。
 
 
あ~~~もう可愛い!!///
 
 
臣)足りた?
♡)……
臣)果物もあるけど、なんか食う?
♡)!!!
 
 
また目がパッと開いた。
 
 
臣)えっと…
  りんごと、桃と…
♡)……(こくん)//
臣)りんご??
♡)……(こくん)//
臣)わかった。待ってろw
 
 
可愛く頷く♡の頭を撫でて、
俺はお粥の皿をさげた。
 
 
りんごは…
小さく切った方がいいかな?
すりおろした方がいい?
…うん、だな。
 
 
また勝手に引き出しを開けると
丁度おろし器を見つけて。
 
りんご1個をすりおろしたけど…
 
結構疲れんな、これ。
 
 
甘いといいなって一口食べてみると…
 
 
臣)あ、めっちゃうま。
 
 
つーか……
 
あれ??
 
 
なんかこれ…
最近食った気がする…
 
なんだ???
 
 
んなわけねーか…
 
まぁいいや。
 
 
俺はそのまま♡のところに戻った。
 
 
臣)あ、ごめん。
  寝かせといてやれば良かった。
 
 
ベッドにもたれたままの♡に
りんごの器を持たせてみたけど…
 
ええと…
また食わしてやった方がいいのかな?
 
 
俺はスプーンでりんごをすくって
また♡の口に運んでみた。
 
 
♡)……
臣)口開けんかいw
♡)……
臣)ほら、あーん。
♡)……っ
 
 
少し開いた口に
すりおろしたりんごを流してやる。
 
シャリシャリ…
 
 
ごくんと飲み込むと、
♡がにこーっと笑った。
 
 
臣)……///
 
 
可愛い///
 
 
臣)はい、もっかい。
 
 
そのままりんごを全部食べさせると
♡は満足そうに微笑んだ。
 
美味いもん食ってる時は
ほんといつでも幸せそうだなw
 
 
臣)んー…、まだ熱いな。
 
 
♡のほっぺに触ってみたけど
熱は下がってないみたいで
顔もまだ赤い。
 
 
臣)よし、寝ろ。
 
 
背中のにゃんこを外して
ゆっくり身体を寝かせてやった。
 
 
臣)大丈夫か?
♡)……(こくん)//
 
 
小さく頷いた♡の頭を撫でて、
りんごの皿を片付けようと
俺が背中を向けると、
 
後ろから服をキュッと掴まれた。
 
 
臣)どうした?
♡)……//
 
 
なんか…
すげぇ寂しそうに俺のことを見てる。
 
 
臣)皿片付けてくるだけだぞ?
 
 
俺がそう言うと、ゆっくり離れた手。
 
 
なんだこれ…
ほんとに寂しかったのか?///
 
 
俺は皿を片付けて、
すぐに♡のところに戻った。
 
 
臣)ただいま。
 
 
そう言って頭を撫でると
♡は嬉しそうに俺の手を掴んだ。
 
 
臣)……///
 
 
うーーーん……
ヤバい…
可愛い…
抱きしめたい…///
 
 
臣)ちゃんと寝ろよ?
♡)……//
 
 
あ、また寂しそうな顔。
 
 
臣)ちゃんといるから。ここに。
♡)……//
臣)だから…寝ろ。
♡)……//
 
 
俺がそう言うと、
やっと安心したのか
♡はニッコリ笑って目を閉じた。
 
 
しばらく♡の頭を撫でてると
呼吸もさっきよりはラクそうで、
♡が眠ったのがわかった。
 
 
臣)……
 
 
ああ…
ほんとなんか…可愛い。
 
 
これって母性本能?
そんなの男にもあんの?
 
 
なんだろ…
ほんとに何でもしてやりたくなる。
 
 
早く…良くなれ。
元気になれ…。
 
 
♡の頬にキスをして、
ぐっすり寝たのを確認してから
俺はリビングに戻った。
 
 
よし、洗い物しちゃお。
 
 
臣)……ん?
 
 
キッチンに向かう途中で
ふと目に入ったのは、
 
ガラスケースの上に乗ってる
クリーム色の紙袋。
 
 
臣)……
 
 
あれ…?
このブランド…
 
ピアスの店じゃね??
 
 
あ、やっぱりそうだ。
 
このクリーム色の袋は
Xmasに俺が♡にピアスをあげた店の袋。
 
 
あれ??
 
俺…紙袋から出して
箱だけしか渡してねぇよな??
 
あれ??
 
 
チラッと中を覗くとカードが入ってて
最初の「Merry」の文字だけ見えた。
 
 
Merry……
 
って、クリスマスだよな??
 
 
え??
 
もしかして…
 
 
臣)!!!
 
 
他の男にもらった?!!
 
 
臣)…っ
 
 
……絶対そうだ!!
 
 
なんで…こんな袋のまま…
 
開けてねぇのか…?
 
いや…
 
袋のまま大事に取ってある…??
 
 
うわ~~~~~
すげぇ気になる!!!
 
 
つーか誰だよ!!
俺とおんなじもんプレゼントしてるやつ!!
 
あ、ピアスとは限んねぇか…!
 
でも…
アクセサリーってことだよな。
 
しかも…
結構いい値段の…
 
 
臣)…っ
 
 
ガチじゃん。
くそーーー
 
どこのどいつだよ!!
  
 
臣)……
 
 
♡は…
受け取ったってことだよな。
 
 
え…、ってことは…
Xmasに会ってたってこと??
 
 
あれ…確か…Xmasは…
仕事が忙しそうで
イブだけ早く帰れたって言ってて…
 
 
臣)!!!
 
 
誰かが俺みたいに
家まで渡しに来たとか?!!
 
 
つーかその男のスウェットか?
さっきの!!
 
 
えーーー!!!!!
 
 
ちょ、ちょ、待って。
ダメージが…デカい…
 
もう全然わけわかんねぇ…っ
 
 
臣)……あ。
 
 
これ…、、
 
 
花瓶の横に飾られてる、
プリザーブドフラワー。
 
これも結構高いはず。
 
 
前来た時はこんなん飾ってなかった。
 
 
臣)……
 
 
これも…
Xmasプレゼント…?
 
 
いや…、
あいつ花好きだし、自分で買ったのかも!
 
自分で…
 
買うかなぁ…
 
こんないかにもプレゼントっぽいやつ…。
 
 
臣)……
 
 
うあ~~~!!!
何これもう!!!
 
すっげぇモヤモヤする!!!
 
 
臣)……はぁ。
 
 
とりあえず俺は洗い物を済ませて
♡のところに戻った。
 
 
……ガチャ。
 
 
臣)えっ…!!
 
 
なんか布団落ちてんだけど!!!
 
どんだけ暴れてたんだよ!!
気付かんかったわ!!
 
 
俺は慌てて布団を拾って
♡にかけてやった。
 
 
♡)……ぁ……っ//
 
 
え??
 
 
♡)……や……ぁ//
 
 
なんか…うなされてる?
 
 
♡)ううう……
 
 
またうなってるし!!
 
 
♡)んっっ!!!
 
 
べしっ!!!
 
 
臣)おい!!
 
 
♡はまた冷えピタを剥がして
投げ捨てた。
 
 
拾ってみると
まだそこまで熱くないし、ジェルも残ってる。
 
さっき貼ったばっかだもんな。
 
 
俺は仕方なく
また新しい冷えピタを持って来て
♡の額に貼った。
 
 
♡)うう……うぅ……//
臣)…っ
 
 
まさか……
 
 
♡)んんっっ!!!
 
 
べしっ!!!
 
 
臣)あーーっ!!
 
 
また投げ捨てやがった!
 
 
このやろ~~~
お前は利かん坊か!!!
 
 
臣)熱下がんねぇから剥がすな!!
 
 
そう言ってもう一度貼ったけど、
♡はまたすぐに剥がそうとして…
 
俺はその手をおさえた。
 
 
♡)ううう……
 
 
すると、もう片方の手で…
 
 
べしっ!!!
 
 
また剥がして投げ捨てた。
 
 
臣)こ~の~や~ろ~~!!
 
 
なんなんだ??
めっちゃ冷たいよな??
 
…この粘着感が嫌なのか?
なんだ??
 
 
俺は試しに冷たいタオルを持ってきて
♡の頭に乗せてみた。
 
 
♡)うう……、…ん…//
 
 
お、いけるか??
 
 
♡)…ん………
 
 
スー……スー……
 
 
あ、寝た。
 
 
タオルならいいんかい!!
 
でも…タオルだったら
すぐぬるくなんだよな。
 
 
しゃーねぇなぁ、もう!!
 
 
俺はそのまま様子を見ながら
タオルを裏返して
ぬるくなったら氷水で冷やして
♡の頭に乗せてを、繰り返した。
 
 
臣)ふぅ…。
 
 
看病って…結構大変だな。
 
 
こいつもこの間
こんな色々してくれてたのかな…
 
そうだよな。
わざわざ加湿器持ってきてくれてたし…
 
 
あ!加湿器!!
 
 
部屋を見渡してみると、
入口のところに
ハート型の加湿器を発見。
 
 
臣)お、動いてんのか?
  あ!水切れてる!
 
 
俺は慌てて水を補充して
スイッチを押した。
 
 
コポコポコポ……
 
 
臣)ふぅ…
 
 
これでよし。
 
 
♡)ん……っ
 
臣)わ、はいはいはい!!
 
 
俺はまたタオルを冷やして
♡の頭に乗せた。
 
 
♡)……く…ん…
臣)え??
 
 
俺のこと呼んだ?
 
 
♡)…ハ…、ル…くん…
臣)え??
 
 
誰だ??
 
 
♡)…ル……、く…ん…
臣)…っ
 
 
るいくん??
誰だよそれ…。
 
 
♡は眉間にしわを寄せて
苦しそうにしてる。
 
 
るいくん…??
 
ルイ?類?累?
 
誰だ??
 
 
臣)あ!!!!
 
 
もしかして…スウェットの男?!!
 
 
臣)…っ
 
 
……寝言で呼ぶって…
 
 
絶対……
 
好きじゃん……。
 
 
臣)……
 
 
……なんか…
 
頭を思いきり殴られたようなカンジ…。
 
 

 

 
 
やっぱり…好きな奴できたのかな…。
 
 
でも…
 
俺に会いたいって言ってくれたり…
会えて嬉しいって笑ってくれたり…
 
この間だって
朝まで看病してくれて…
 
 
臣)…っ
 
 
ああ、そうか…
あれは母ちゃんが言ったから。
 
 
臣)……
 
 
バレンタイン…
やっぱりそいつには渡したのかな…
 
Xmasプレゼントも貰ってて…
 
 
好き…なんだよな…
きっと…。
 
 
臣)……
 
 
俺は眠ってる♡の頬を、そっと撫でた。
 
 
……
 

 
 
……キスして…ごめん。
 
 


ー続ー

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