(18)振り回される心地よさ

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M)せーんぱいっ♡
  土日何してたんですかぁー?

ランチをしながら
Mちゃんが聞いてきた。

K)なんであんたは毎回
  ♡の行動を確認すんだよw
M)だって~~
  先輩がお休みの日何してるかとか
  気になるんだもん♡
♡)えっと…土日は…
  ……///
M)え、何ですか?!
♡)…はっ、何でもない///
  えっと…友達と遊んでた!!
M)どっちもですか?
♡)ど…どっちも!!
M)ふーーん…

Mちゃんが目を細めて
じーっと見てくる。

M)この間の…
  気になる人ってどうなりました?
♡)えっ!!わ、わ、私、
  気になるなんて、言った?!///
M)言ってないけど…
  そんなカンジだったから…
♡)違うもんっ///
M)…先輩って…
  わかりやすいですね?
♡)えっ!!
K)絶対嘘付けないタイプw
M)ほんとに。
♡)…っ

それは…
昔からよく言われるけど…

M)もしかして…
  気になってるのって、Tさんですか??
♡)えっ!
M)当たり…?
♡)ちがーーう!!
M)え、違うんですかぁ?
♡)違うもん!!
M)この間、デートしたんですよね?
♡)デートじゃないもん!
M)え…Tさんかわいそ…
♡)Tくんなんて知らないもん!
K)あ…やっぱなんかあったの?
♡)え?
K)あいつめっちゃ凹んでたから…
♡)……
M)告白されたとか?
♡)違うよっ!
  Tくんは私のこと
  好きとかじゃないもんっ。
M)え…
K)……
♡)なのに…もう~~~!
M)なんか怒ってる…
♡)知らないっ//
K)はぁ…あいつほんと報われないな~~

Tくんとは
あの日以来、顔を合わせてない。

だって…
だって…

無理やりほっぺにチューしてきて…
そのあとも…

…ばかばかばかっ!//

M)Tさんじゃないなら誰なんですかぁー?
♡)……Mちゃんは…
M)ん?
♡)…友達なのに…
  ドキドキしたりすることって…ある?
M)友達ですか??
♡)うん。
M)ありますよ?
♡)え!!それって…
  えっと…何なんだろう??

最近よくわからなくて…

M)Hしたくなる時とか?
♡)は、はい?!!
M)ドキドキする時ですよね?
♡)うん。え、え、
  友達なのに…どーゆーこと?!
M)だって…
  友達でもHくらいしません?
♡)しないーーー!!
K)んーーー…あのさ、
  あんたがMに恋愛相談するのって
  すげぇ振り幅あるから
  やめた方がいいと思うw
♡)えっ!!
M)なんでですかぁー!
  私だって先輩の相談に
  乗りたいですぅ~!!
K)だってそもそもの価値観が
  全然違ぇんだもんw
M)え~~~
♡)……

そうか…
確かにそうかも…

K)友達だと思ってても
  そこから好きになることだって
  あんじゃないの?
♡)え??
K)ドキドキしたっていいじゃん。
♡)え…でも…友達なのに…
K)友達友達って…w
  なんかあんたこないだから
  無理矢理友達って言い聞かせてるように
  見えるけど。
♡)えっ!!
K)……

無理…矢理…??

だって…

臣くんは友達だし…

友達でいたいって言われたし…

でもたまに
ドキドキしちゃうんだもん…

♡)難しいよぉ…

自分でもよくわかんなくて…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今日は7人でTV収録。

隆)あ~~弁当美味かった♪
N)2個も食いましたね、あなたw
隆)だって腹減ってたんすもん~w
直)いや~ほんとよく食うわw
E)そういえば昨日、どこ行ったのー?
岩)焼き鳥屋さーん♪
N)いいなー俺も行きたかったなー
岩)NAOTOさん帰っちゃうんすもん。
N)俺彼女と約束してたんだもん。
健)あ、そうだったんすか?
N)そうそう。

S)パフォーマーだけちょっといいー?
  位置確認。

N)あ、はーい、今行きます。

5人が楽屋から出て行くと
隆二がチラッと
弁当を食ってる俺を見てきた。

臣)なんだよ。
隆)……
臣)まだ足りねぇの?
隆)え?
臣)見てっから。
隆)違うよ!w
  さすがに2個も食ったら
  腹いっぱいだってw
臣)そ。
隆)……
臣)……
隆)昨日デートだったの?ほんとに。
臣)えっ…!
  ………うん。
隆)やっぱり!そうだと思ったw
  どうだったの?
臣)どうって…
隆)うん。
臣)……なんか…すげー鈍いんだけど。
隆)彼女?なんて子なの?
臣)…♡。
隆)ふーん。♡ちゃんか…
  鈍いんだ?
臣)すげーー鈍い!
隆)あはははw
  でも臣ならグイグイいっちゃうんでしょ?
臣)いやー…
  俺結構わかりやすいと思うんだけど…
  気付いてんだか気付いてないんだか…

そのへんがよくわからない。

臣)俺のこと…
  男として見てんのかな…
隆)何それw
  見てるに決まってっしょ。
臣)なんで。
隆)だって臣だよ?
臣)?
隆)めっちゃ男らしいじゃんw
臣)……
隆)なんか…
  珍しいね、こんな臣w
臣)……///

そう言って隆二は笑うけど…
自分でもそう思う。

でも…

あいつの行動とか言葉とかに
一喜一憂しちゃって…
すげぇ振り回されてるカンジすんだけど…

そんなカンジも
別に嫌じゃないんだよな。

一緒にいるとほんと楽しいし…
可愛くて面白いし…

たまに…だけど
今の意識してくれたのかなって思う
リアクションされると
すげぇ嬉しいし…

はぁ~~~~

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ランチから戻って来て
エレベーターを降りると、
Tくんとバッタリ会った。

T)あ!!
♡)あ…っ
T)♡!!ちょっと…いい?
♡)やだ!
T)えっ!!
  …ちょっ、少しでいいから!!
♡)…っ
K)先行ってんねー?

そう言ってKちゃんたちは
先に戻っていった。

T)あの…さ…、
  こないだ…ほんとごめん。
♡)やだっ!
T)ごめん!!!
  もうしないから!!!
♡)…っ
T)本当にすみませんでした。
♡)ほんと…?
T)え?
♡)ほんとにもう絶対しない?
T)…うん。
♡)絶対?
T)……うん。
♡)……
T)……
♡)…わかった。
T)え、許してくれんの?
♡)…うん。
T)わ~~~~~
  良かった……

Tくんはその場にしゃがみこんで…

T)俺…マジで嫌われたかと思った…

力なく、そう言った。

♡)……

私もしゃがんで、目線を合わせる。

♡)もう…あんなこと
  ほんとにしないでね?
T)うん…//

ほんとにびっくりしたんだから。

T)嫌いになった?
♡)Tくんのこと?
T)うん。
♡)嫌いになんてならないよ。
  Tくんのことは好きだもん。
T)え…っ///
♡)でもたまに変なことするのは
  ほんとにやだっ
T)…はい……
♡)約束してね。
T)はい!!

ずっと喧嘩したままは
やっぱり嫌だし。

♡)へへ…良かったぁ♡
T)……///

私が立ち上がると、
Tくんが腕をつかんできた。

♡)え?
T)あ!!違う!!ごめん!!//
  そうじゃなくて…えっと…
♡)??
T)海!!行くよな?
♡)あ、みんなで?
T)うん!
♡)うん♪
T)じゃああとでLINEする!
♡)うん!わかったよー♡
T)…じゃ。
♡)うん。お疲れさまー。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

仕事が終わって家に帰ってくると
もう22時過ぎで。

シャワーを浴びに行こうとしたら
LINEの音が鳴った。

『まだお仕事中?』

画面を見ると、♡からで。

臣)え!!嘘っ!!何?!!

『もう終わったよ。
 今帰ってきたとこ。』

俺は慌てて返事を返した。

なんだろう…と
少しドキドキしてると
♡から電話がかかってきた。

わ!!

臣『もしもし。』
♡『もしもし?
  お仕事お疲れさまー♡』
臣『ありがと…///』

あ~~やっぱこの声、好きだ。

♡『今大丈夫だった?』
臣『全然大丈夫!!!!』

あ、やべ…
力入れて言い過ぎた…//

♡『あはは♡良かった♡』
臣『……//』
♡『えっと…』
臣『どうした?』
♡『昨日はごちそうさまでした♡』
臣『ああ、全然w
  俺こそお菓子ありがと。
  もう全部食ったよ。』
♡『え?ほんと??』
臣『うん。今日も仕事に持ってったし。』
♡『わわわ…//』
臣『美味かった。ありがと。』
♡『うん♡』
臣『……』
♡『……』

なんだろ…
なんか用事あったんじゃないのか?

臣『どうしたの?』
♡『え?』
臣『電話くれたから。』
♡『あ…えっと…、
  昨日のお礼言いたくて…
  他に用事はないんだけど…』

え!!
それだけで電話くれたの??

♡『ごめんね?LINEで良かったよねw
  じゃあまた…』
臣『え!ちょ、待って!!』
♡『え??』
臣『えっと…』

まだ全然話したい!!
声、聞いてたい…。

臣『あ、ちょっと待って。』
♡『??』

俺は自分のスケジュールを確認した。

早く終わりそうな日…
早く終わりそうな日…

臣『あ、今週の金曜とか空いてる?』
♡『え??』
臣『色々…約束してたから。』
♡『あ、そうだよね!!』
  えーと…金曜日は…
  あ!会社の飲み会だ!』
臣『あ、マジか。』
♡『うん。』
臣『じゃあ…えーと…、来週の水曜は?』
♡『来週の…水曜日は…
  あ、ごめん!!
  この日システムメンテナンスで
  22時まで会社にいなきゃいけないの。』
臣『え、そんなのあんだ!』
♡『うん。』

えーー…ちょっと待てよ…
あとは…

臣『じゃあその次の週の…月曜は?』
♡『えっと……あ!!
  この日はチーム会だ…』
臣『マジ??』
♡『うん。うわぁぁん!
  全然合わないね?ごめん!!』
臣『そっかーー』

俺が早く終わる日、もうねぇしな…

♡『他の日は臣くん、お仕事遅いの?』
臣『うん…。』
♡『そっか…じゃあ…
  今月はもう無理だね…』
臣『……』

ガーーン……

♡『海まで…会えないね…』
臣『……っ』

え!!
「会えないね」って…

今少し、寂しそうだった?!!!

俺の勘違い!??
どっち?!!

臣『たまに…』
♡『え?』
臣『急に早く終わることとかあるから…』
♡『うん。』
臣『そしたら連絡していい?』
♡『うん!!』
臣『でも…お前もなんか
  忙しそうだよな?w』
♡『そんなことないんだけど…
  今度は合うといいなぁ…』
臣『うん。』
♡『……』
臣『会いたい。』
♡『え??』
臣『……』

海まで会えないとか、無理。

臣『声も聞きたいから…
  会えなくても
  また電話していい?』
♡『えっ!!』
臣『……』
♡『えっと…///』
臣『……』
♡『臣くんは…
  何かツライこととかあるの?』
臣『はい??』

なんじゃそりゃ!!

臣『なんで??』
♡『え…だって…
  友達の声聞きたくなる時って
  そういう時なのかなって。』
臣『は~~??』

何言ってんのこの子!!

友達って…

え、もしかして遠回しに
「あなたは友達ですよ~~?」
とか言われてる?俺。

臣『全然違ぇけど!』
♡『え??』
臣『お前の声だから聞きたいの!』
♡『え!!』

ここまで言えば
わかるよな…?

♡『私の声…好きなの?』
臣『は??』

なんだその質問!!

いや…
好きだけどさ…

臣『うん。』
♡『そっか!そうだったんだ!!』
臣『え??』
♡『え…でもどうして好きなの?』
臣『はい??』

声が好きな理由…??

♡のことが好きだから…
声も好きなんだけど…

え??
えーと…

なんかこんがらがってきた…

臣『可愛いから??』
♡『えっ!!』
臣『ってあれ?違うか…
  いや、違わないけど…』
♡『……///』
臣『ごめん、よくわからん。
  変な質問しないでw』
♡『はい/// ごめんなさい…』

なんだったんだよw

♡『でも…』
  …私も臣くんの声、好きだよー』
臣『え!?』
♡『歌声はもちろん好きだけど…』

え!!
好きなの?!!
もちろんなの!!?

♡『電話で話してる時、
  臣くんの声少し低めだから
  聞いてるとなんか安心するー』
臣『え!!』
♡『えへへ♡』
臣『安心する?』
♡『うん♡』
臣『……///』

なんだよそれ…
可愛いな…もう…///

俺…電話だと声低いのかな??

自分じゃわかんねぇけど…

♡『あ!!』
臣『え?』
♡『ごめん!課長から電話来ちゃった!』
臣『あ、マジか!』
♡『うん。ごめんね?じゃあ…また…』
臣『うん。おやすみ。』
♡『おやすみなさーい!!』

ピッ。

臣)……はぁ。

…なんか疲れた…

いや、嬉しい疲れなんだけど…

はぁ……。

俺の声が好きだとか
聞いてると安心するとか…

思わせぶりなことばっか言うよな、あいつ…
ほんとずりーよな…。

あ~~~でも…
マジで海まで会えなかったらどうしよ。

海なんかまだまだ先じゃんかよーー

臣)……

仕事遅い日でも…
終わった後…一瞬でもいいから
会いに行きたいんだけど…

顔見たいな…。

つーか…
昨日会ったばっかなのにな…。

ーendー

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