[262]教えて…?(隆二&♧Side)

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む)ぷは〜〜〜っ!
  スッキリしたーーーー!!
♧)ねっ!♪
 
 
ボクシングの体験を終えて、
むーこはポカリをごくごく飲み干してる。
 
 
む)あたしも通うー!決めたー!♪
♧)やったーー♪
 
♡)あ、♧さんとむーこさんだー!♡
M)ほんとだ。お疲れさまでーす♡
K)今日早かったんですか?
 
 
♡ちゃんたちが入れ替わりで
ゾロゾロやってきた。
 
 
♧)今日はね、仕事休みだったから
  早めの時間に来たんだーー
  今終わったところ。
む)♡ちゃんたちは今からなのね♪
♡)はい♪
さ)このロッカー使っていいの?
K)うん。
凪)私飲み物買ってくるねー
さ)はいよーー
 
 
♡ちゃんの誕生日会の時にいたお友達も
今日、体験するみたい。
 
私とむーこが着替え終わって
更衣室を出ようとすると、
♡ちゃんに呼び止められた。
 
 
♡)そういえば、♧さんにお願いが…っ
♧)なぁに?
♡)私が誕生日にもらった
  iPadのケースなんですけど…
♧)ああ、うん!
♡)私の友達も作ってほしいって言ってて…
♧)ええ!
♡)もちろん代金はお支払いします!
♧)ええ!
む)あら。前から思ってたけど
  もうハンドメイドとかで
  商品化しちゃえばいいのに。
♧)ええ!
む)ほら、立派なミシンももらったことだし♡
♡)それ素敵!絶対売れますよー!♡
♧)……
 
 
考えたこともなかった…。
 
お裁縫は好きだから
いつも色々作ってるけど…
 
 
♡)お願いしても…いいですか?
♧)あっ!ええと…
  iPadケースだよね?もちろん!
  お金なんていらないよー!
♡)それはダメですっ!
  ちゃんと払うからって
  伝言頼まれてるんです!
♧)ええ…っ
 
 
そう言われても…
一体いくらにしたらいいんだろう…
 
 
M)♧さん♡
  もしハンドメイドで売るなら
  いろんなアイテムの相場、
  私調べますよーー♡
♧)ええ!
K)検索得意だもんねぇ、あんたw
M)はい♡
◇)もし本格的にやるなら
  あたしホームページ作りますよー!
♧)ええ!
む)すごい…w
  チームプレイであっという間に
  話が進んだねw
♧)……
 
 
どうしよう。
どうしよう。
 
なんか…
戸惑ってるのも本当なんだけど
それよりわくわくの方が大きくて。
 
 
♧)みんな…ありがとう…///
M)いいえ〜〜♡
◇)いつでも声かけてください♡
 
 
なんだかとっても嬉しいな。
 
 
♧)あ、ええと…
  その人はどんなデザインがいいのかな?
  ♡ちゃんとお揃いがいいのかな?
♡)あ、いえ!
  男の子なので…
  ビジネスシーンで使えるような
  シンプルなのが…
♧)男の人のビジネスシーン!
  ……わかった!!
 
 
デザインイメージがむくむく広がって
早く作りたくなってきた。
 
 
K)もしかして、T?
♡)あ、うん!
M)あらーーー
  Tさんってば先輩とお揃いのケース 
  欲しがるなんてぇ〜〜
♡)そうじゃないってば!
  私が使ってるの見てね、
  すごく使いやすそうでいいなぁって。
M)ふぅ〜〜〜ん。
♧)同じ会社の人なのー?
M)Tさんは先輩にずーっと片思いしてた
  スーパーイケメンです!
◇)すごい紹介だな…w
む)何それ何それ、面白そうな話〜〜!
♧)じゃあ出来たらまた連絡するね!
  お疲れさまー
 
 
むーこの食いつきに
♡ちゃんが少し困ったように笑ったから
 
私はむーこの背中をグイグイ押して
更衣室を後にした。
 
 
む)もぉ〜〜〜
  スーパーイケメンの話聞きたかったのに!
♧)うーん…、だって。
む)ん?
♧)「片思いしてた」って過去形だったから。
む)あ。
 
 
なのに今でも友達みたいな関係ってことは
切ないやりとりとか、何かそういうのが
あったんじゃないのかなって。
 
私の勝手な憶測だけど…
 
 
む)♧のそーゆーとこ好き。
♧)え?
む)人が言葉にしてないところにまで
  考えを巡らせて、気を遣えるところ。
♧)……
む)あたしはノリで生きてるタイプだからさ。
♧)でも私はむーこのそういうところも、
  好きだよ。
む)ふふ、じゃああたしたち両思いだねw
♧)うんw
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
隆)ただいまーーー
 
 
リハを終えて家に帰ると
♧がすごい勢いで玄関に走って来た。
 
そんなに俺のぎゅーを待ってたのかぁ?
可愛いなぁ、もう♡
 
 
隆)ただい…
♧)隆二くん!大変!
隆)へ?
♧)♡ちゃんがテレビに出てるーー!
隆)はい??
 
 
両手を広げてた俺を放置して
早く早く、って俺を呼びながら
リビングに戻っていく♧。
 
 
隆)♡ちゃんが出てたって何ー?
♧)あのね、CM!西野カナの!
隆)……ああ!
 
 
もしかしてあれがもう解禁になったのかな?
 
 
♧)一瞬だったけど
  ♡ちゃんすっごく可愛かった!///
隆)まじーー
  ちょっと待って、手洗ってくる。
 
 
とりあえずしっかり手洗いうがいを済ませて。
 
 
隆)どれどれ。
  ああ、MV解禁になってるわ。
  YouTubeで見てみる?
♧)パソコン?
隆)いや、テレビで見れるよ。
♧)見たい!!
 
 
♧がキラキラと目を輝かせてるから
すぐにリモコンを手に取ったけど…
 
 
隆)やっぱり…
 
 
こっちが先じゃない?
 
 
♧)なぁに?
隆)……ん!
♧)……あ、
 
 
さっきと同じようにもう一度両手を広げたら、
やっとわかったらしく、
 
にっこり笑って俺の腕に飛び込んできた。
 
 
♧)おかえりなさい♡
隆)ただいま。
♧)ぎゅー、まだだったね♡
隆)そうだよ。
♧)ふふー♡
  お仕事お疲れさまでしたー♡
隆)ん♡
 
 
このぎゅーで全部吹き飛ぶよ。
 
 
隆)よし、じゃあ見よっか。
♧)うん♡
 
 
二人でソファーに仲良く座って。
 
ええと…
西野カナの…、『Rainbow』
これだな。
 
 
〜♪これからの未来は
 虹色に全て染まっていくの
 だって君がそばにいる
 ありがとう、今日も明日も幸せ♪〜
 
 
隆)あれ…?この男…
♧)え?
隆)確か…Tって奴じゃ…
♧)えっ!!Tって……!!
隆)ん?知ってんの?
♧)……ううん、知らないけど、知ってる。
隆)何それw
 
 
うん、間違いない。
前に雑誌で見せてもらった男だ。
 
 
隆)うんわぁ……
♧)どうしたの?
隆)これ、臣も見るよなぁって思って…
♧)…っ
 
 
明日機嫌悪かったらやだなぁ…
 
 
隆)臣に宣戦布告してきた男なんだよ。
♧)ええっ!
隆)あ、それはもう一人だっけな。
  こいつは…、あ!そーだ!
  臣の目の前で♡ちゃんに告った奴だ!
♧)ええっ!
  め、目の前で?!
隆)うん。
 
 
確かそう言ってたよな。
 
 
♧)それで、臣くんはどうしたの?!
隆)……
 
 
確かに。どうしたんだろ。
それ聞いてねぇや。
 
 
隆)ぶん殴ったんじゃない?
♧)えええ!!
 
 
知らんけど。
 
 
隆)だってさぁ、彼氏ってわかってんのに
  いい度胸だよね。
♧)……隆二くんだったら…
  どうするの…?
隆)え。俺が彼氏だってわかってんのに
  俺の目の前で♧に告る男がいたら?!
♧)う、うん…。いないけど。
隆)……
 
 
想像したらなんかすげぇイラッとした。
それがこんなイケメンだったら、余計に。
 
 
隆)踏んづける。
♧)えええ!
隆)もしくはねー
  一番太い黒マッキーで塗りつぶす。
♧)えええ!
  携帯じゃないんだから!w
 
 
そう言って♧は笑ってるけど…
そんな男、顔面真っ黒にしてやる!
 
 
♧)でも…
隆)ん…?
♧)この♡ちゃん、すっごくすっごく
  可愛いなぁ…
隆)……
♧)すっごくお似合いで微笑ましい。
  本当のカップルみたい。
 
 
確かにMVの♡ちゃんとTって奴は
本当に相思相愛、幸せそうな
可愛いカップルで。
 
でも。
 
 
隆)それ…、臣の前で言ったら絶対ダメだよ?
♧)はっ!
隆)顔面真っ黒にされるよ。
♧)黒マッキーで?!
隆)そうw
♧)やだーー!w
 
 
♧は楽しそうに笑いながら、
 
 
♧)でも、そうだよね…
 
 
もう一度画面を見て、ため息をついた。
 
 
♧)私も隆二くんがイチャイチャしてるMVは
  ちょっとモヤモヤするもん。
隆)え。
♧)臣くんだって絶対ヤキモチ妬いちゃうよね
  こんなの…
隆)……
 
 
そういえば、前にも言ってたっけ。
 
そっか…モヤモヤしてるんだ。
 
 
MVでの絡みは…
これからも避けられないと思うんだよなぁ…
 
 
隆)俺がまたイチャイチャしたら、怒る…?
♧)お仕事で…?
隆)仕事以外でするわけないでしょw
♧)……
隆)……
♧)……怒らないけど…
隆)怒らないけど…?
♧)しょんぼりする。
隆)え。
 
 
そう言って口を尖らせた♧が
なんだか可愛くて…
 
 
隆)…ぷふっw
 
 
思わず吹き出すと、
♧はむっとして俺のほっぺをつねった。
 
 
隆)ほっぺむにむにの刑ですか?w
♧)そうだよ!
隆)違うよ、バカにしたんじゃなくて…
  可愛いなーってw
 
 
笑いながら抱きしめたら、
 
 
♧)みのむしってなぁに?
 
 
唐突な質問に
頭の中が一瞬「?」になった。
 
 
みのむし…、……ああ、あれかw
 
 
隆)……んーとね、これ…。
 
 
俺が朝撮った写真を携帯で見せると…
 
 
♧)みのむしだ……
 
 
納得したみたい。
 
 
隆)朝起きて…寂しくなかった?
 
 
こつんとおでこを重ねたら…
 
 
♧)すごく字の綺麗な彼氏が…
  優しいお手紙握らせてくれてたから
  寂しくなかったの。
 
 
ポツリと返事した♧。
 
 
隆)ふーん、そっか。
♧)……(こくん)
 
 
おでこをくっつけたまま
そっと柔らかい頬に手を滑らせたら…
 
 
♧)優しい…彼氏でしょ…?///
 
 
少し距離を開けた♧が
照れたように俺を見上げた。
 
 
隆)その彼氏、大丈夫?
♧)え…?
隆)ほんとに優しいの…?
♧)……
隆)エロいことばっか考えてる
  ど変態かもよ?
♧)えっ!!
 
 
今だって、
可愛くてキスしたいなぁって
そればかり思ってる。
 
 
♧)……それでも…大好きだよ?///
隆)ええっ!ど変態でも?!
♧)……(こくん)///
隆)////
 
 
困った彼女だな、もう。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
ハグしてもらったり
おでこを重ねたりしてたら…
 
なんだかキスして欲しくなって…
 
じっと隆二くんを見つめたら、
 
私の唇をチュッて小さく鳴らした後、
おもむろに立ち上がって
お風呂に行っちゃった。
 
 
♧)……///
 
 
とくん…、とくん…、とくん…
 
 
こんな小さなキスでも
私の胸はときめいてしまう。
 
 
ときめいて、ドキドキして…
 
もっと…キス、してほしくなる。
 
 
やっぱり私、エッチなのかな。
どうしよう…///
 
 
気を紛らわせるために、
リモコンの再生ボタンをもう一度押して
♡ちゃんのMVを見た。
 
こんな見方してごめんなさい♡ちゃん!
 
 
ああ、でも…
 
……何度見てもやっぱり可愛いなぁ。
 
 
このTっていう男の子は…
臣くんの前で♡ちゃんに告白して
 
でもその時♡ちゃんは
臣くんと付き合ってたわけだから…
 
きっとフラれちゃったんだよね?
 
 
でも、このMVを見る限り
♡ちゃんのことが好きで好きで
仕方ないって感じがするの。
 
MVだから演技なのかもしれないけど
私には演技に見えない。
 
だって…
演技でこんなに愛おしそうな表情、
できるのかな…?
 
 
きっと切ない恋にピリオドを打って
頑張って前に進んでるんだよね…。
 
そんな会ったこともない彼に
私がしてあげられることは…
 
素敵なiPadケースを作ることだ…!!
 
 
♧)よしっ!!
 
 
どんな生地がいいか選ぼうと思って
立ち上がったら…
 
 
隆)ただいま!
 
 
隆二くんが勢いよくリビングに戻ってきた。
 
 
♧)おかえりなさい。
  どうしたのー?急いでた?
隆)あ、……えっと、いや、
  一緒に寝たかったから。うん。
♧)はっ…
 
 
私が先に寝ちゃうと思って
急いで戻ってきてくれたのかな?
 
ごめんねTくん!
生地選びは明日でもいいかな?
 
 
♧)じゃあもうベッド行くー?
隆)うん、///
♧)……
 
 
隆二くんが少し照れたように頷いて…
まるで私から誘ったみたいになっちゃった!
って、少し後悔///
 
あ、でも…
今日はしないのかな?
だって…、朝…したもんね。
 
朝した日は夜はしないよね、きっと。
 
 
隆)おいでおいでーーw
♧)ふふっ
 
 
先にベッドに入って手招きしてる隆二くん。
私は髪をとかし終えてから
その隣に滑り込んだ。
 
 
ボクシング、むーこも通うことに
なったんだよー
 
とか
 
♡ちゃんの友達もまた増えてたよー
 
とか
 
私の話をうんうんって優しく聞いてくれる
隆二くん。
 
 
寄り添い合いながら
二人の手は、恋人繋ぎ。
 
 
隆)ランチは何食べたのー?
♧)今日はね、イタリアンだよー
隆)むーちゃんと何話したのー?
♧)……///
隆)ん…?
 
 
お昼からエッチな話してたなんて、言えない。
 
 
♧)相談とか…色々…
隆)相談?!
♧)…っ
隆)相談ってなに?なんか悩んでんの?
♧)…悩んでるというほどでは…
隆)何?俺に言えないこと?
♧)……///
 
 
どうしよう。
変に心配されちゃった。
 
 
♧)えっと……、///
隆)うん?
♧)私…が、隆二くんを…
  好きすぎる…相談///
隆)え?!
 
 
隆二くんは私の顔をずずいと覗き込んできて…
 
 
隆)何それ。悩む必要なくない?
 
 
って、真顔で言った。
 
 
♧)違うのーー///
  そうじゃ…なくて…
隆)ん??
♧)…わた…し……
隆)うん?
♧)エッチかもしれないの!///
隆)………は?!///
 
 
隆二くんと付き合う前から
悩んでたんだもん。
 
 
♧)隆二くん見てたら…
  キスしたくなっちゃうし…
隆)え?!///
♧)隆二くんに…触られたら…すぐ…、、
隆)////
♧)////
 
 
これ以上は、恥ずかしくて言えない。
 
 
隆)そんな可愛い悩み、大歓迎だけど///
♧)えっ!///
 
 
「隆二くん的には大歓迎だと思うけど♪」
 
 
うそ…っ
 
むーこの言ってた通りだ。
 
 
♧)歓迎…なの…?///
隆)うん///
♧)だって…私、すごいんだよ?!///
隆)////
♧)ほんとにすごいんだからっ!
隆)なにもーー
  可愛い…やめて///
♧)////
 
 
隆二くんは両手で自分の顔を覆った後、
少し身体を起こして
私と向かい合う形で座り直した。
 
 
隆)そんなに…俺のこと…好き?///
♧)……(こくん)///
隆)あのねぇ……
♧)……
隆)…俺も…好き///
♧)////
 
 
とくん、とくん、
 
見つめ合う瞳から、幸せがこぼれ出す。
 
 
あまりにまっすぐ
私をじーっと見つめる甘い視線に
「なぁに?」って聞いたら、
 
 
隆)キスしてくれるかな、って。
♧)え??///
隆)俺のこと見てたら
  キスしたくなるって言ったじゃん///
♧)////
 
 
それは…
隆二くんが寝てる時の話だったんだけど…
 
 
隆)……///
♧)……///
 
 
こんなにじっと見つめられたら…
 
 
♧)しても…いい?///
隆)……ん、///
 
 
やっぱり、したくなっちゃう。
 
 
ゆっくりゆっくり、顔を近付けて…
私からそっと、隆二くんの唇に小さなキス。
 
 
唇が離れたら、
隆二くんはふっと優しく笑って
私のうなじにスッと手を伸ばしてきた。
 
 
引き寄せられるように、
もう一度…重なるキス。
 
 
そこから何度も…
優しく触れて、優しく離れて、
 
想いを確かめ合うように
繰り返される、甘い時間。
 
 
隆二くんの優しい手は
いつの間にか
 
私の肩を撫でたり
頬を包んだり
 
耳たぶを摘んだり
髪をかき上げたり
 
 
♧)……はぁ、…っ…///
 
 
触れられる感触とキスが
とても気持ち良くて…
 
ぽわんと隆二くんを見つめたら…
 
 
隆)……まだ…?
 
 
目を細めて私の唇をなぞるその仕草に
胸がドキッと音を立てた。
 
 
隆)俺に…触られたら…すぐ、って…
  言ってたから…
♧)////
 
 
だからいっぱい、触ったの…?
 
そうだよ…?
こんな風にされたら、私……、
 
 
隆)すぐ、どうなるの…?
♧)////
 
 
少し口角を上げた隆二くんが、
意地悪な質問。
 
でもその瞳は甘くて優しいの。
 
 
……ぽすん///
 
 
♧)すぐ……、
隆)……
♧)………もっと、って…なる……///
隆)もっと…、何…?///
♧)////
 
 
わかるでしょ…?
って意味を込めて
 
私からキス、したら…
 
 
隆)ん、おいで……、///
♧)////
 
 
頷いた隆二くんに、優しく抱きしめられて…
ベッドに横たわらせられた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
なんかもう、どうしよう。
 
なんでこんなに可愛いのかな、♧は。
 
 
自分がエッチかもしれないとか
悩んじゃったり
 
それを素直に俺に言っちゃったり
 
あああ〜〜〜!もう!
ほんと可愛い!!
 
 
そんなの全部、
俺のことが大好きだからじゃん///
 
 
悩むことでも
恥ずかしがることでもないんだよ。
 
好きなんだから
キスしたくなるのも
触れたくなるのも、当然で……
 
 
この愛しさを伝えたくなる。
とびっきり、優しくしたくなる。
 
全部、全部、好きだから。
 
 
隆)……はぁ、…//
 
 
キスしながら、触れながら、
ギリギリまで脱がせて…
 
ただそれだけで、息が上がる。
 
 
綺麗な身体。
 
今朝、明るい中で見たから、余計に……
 
 
♧)……はぁ……///
 
 
……ああ、そんな目で見ないで。
 
 
♧から漏れ出す色気を
なんとかして封じ込めたいくらい、
 
俺はもう……、
 
 
隆)////
 
 
さっき、向かい合って
ハグしたりキスしたりしてる時から
俺はとっくに…
 
 
♧)りゅ…じ…くん…?///
 
 
え…?
 
 
♧)りゅう…じ…くん、///
 
 
ん?
 
 
甘い声で俺を呼ぶ♧。
 
 
♧)隆二くん…、私……///
 
 
あれ?
なんで起き上がんの…?
 
 
♧)あっ…
 
 
無意識にまた押し倒しちゃったし。
 
 
♧)隆二くん…///
隆)ん…?
 
 
俺に肩を掴まれてる♧は
その手をキュッと握って俺を見上げた。
 
 
♧)私も…、したい…///
隆)え?
 
 
何を???
 
 
♧)隆二くん…に…、いろいろ…したい///
 
 
………え…?
 
 
♧)……おし…えて…?///
隆)////
 
 
突然の言葉に、一瞬目が点になったけど
すぐに理解して、
今度は顔が一気に熱くなった。
 
 
隆)え??////
 
 
ちょ、ちょ、ちょっと待って。
 
ヤバイヤバイヤバイ。
 
いきなりそんなこと言い出すから
俺のリュージがびっくりして大暴走してる!
 
こんなの見られたらドン引きされる!
 
…って言ってんのに、
 
 
♧)あ……、///
 
 
触っちゃったーーーー!!
 
 
隆)ちょ、ちょっ…///
 
 
慌ててその手を離そうとすると、
 
 
♧)ダ…メ…?///
 
 
破壊力満点の、上目遣い。
 
ど、ど、ど、どうしよう。
俺、パニックだよ、うん。
 
心臓もリュージもバクバクしてるわ。
 
 
隆)なんで…急に…///
♧)したいんだもん…///
隆)////
 
 
そんな猛烈に可愛く
「したいんだもん」って
口を尖らせるとか…
 
マジで反則じゃない?!!
どうなってんの!!?
 
 
わかった!!
今日むーちゃんに何か
吹き込まれてきたんだろォォ!!
 
姉御ォォーー!!
うちの♧に何言ったんだよォォォォ!!
 
 
♧)頑張るから…教えて…?///
隆)////
 
 
ええと、落ち着け、俺。
落ち着け、リュージ。
 
 
隆)……いいよ///
♧)え…?
隆)んーー、
  頑張る、とか無理することじゃないから
  自然にしたいと
  思える日が来たらでいいよ…。
 
 
だって絶対むーちゃんのせいでしょ。
 
 
♧)…したい…もん…///
隆)…っ///
♧)無理とかしてない…
隆)////
♧)隆二くんが喜ぶこと…
  なんでも…してあげたい…///
隆)////
 
 
……リュージが……痛いです。
張ちきれそうです。
 
 
隆)そういう…とんでもないこと…
  そんな可愛く…言っちゃダメだよ…?///
 
 
可愛くて、嬉しくて、
俺…おかしくなっちゃいそう。
 
 
隆)ね、今日はいいから…
 
 
そう言いかけて、続きをしようとしたら…
 
 
♧)私だって…
  隆二くんのこと…
  気持ち良く…してあげたい///
隆)////
 
 
全然引き下がらない、俺の彼女。
 
 
何もしてもらわなくたって
俺がこんなにとろけそうなくらい
気持ち良くて仕方ないって、
わかってないのかな?///
 
 
♧)隆二くん…だいすき…///
 
 
そう言って、ふわりと首に巻きついた
柔らかな腕。
 
 
隆)////
 
 
……ああ、もうダメだ…、降参しよう。
 
 
♧にメロメロにされる覚悟を決めて、
俺は静かに目を閉じた。
 
 
 
 
 
ーendー

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  1. RI♡ より:

    やっぱこのカップルは♧ちゃんのピュアピュア差が堪んない♡
    こーやって隆二さんに開発されてくんだ♡

    (ฅ•ω• )ฅガオ-♡ฅ( •ω• ฅ)ガオ-♡(⊙ꇴ⊙)୨୧*
    (ฅ•ω• )ฅガオ-♡ʅ(´⊙౪⊙`)ʃฅ( •ω• ฅ)ガオ-♡

  2. さゆがん より:

    やーー最後の展開なんですか♡♡
    今日オミソロいってきました♬
    エロ曲笑いが止まらなかったです←

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