[240]夢じゃない(隆二&♧Side)

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ゆっくり目を開けると
最初に見えたのは、喉仏とお髭。
 
そのまま視線を上げると
スヤスヤ気持ち良さそうに眠ってる
隆二くん。
 
 
♧)……
 
 
こんな朝を迎えられるのも
あと少しって…そう思ってたけど…
 
違うんだよね?
サヨナラじゃないんだよね?
 
 
いつの間に寝ちゃったのか思い出せないけど
昨夜の隆二くんとの会話を
一つ一つ、思い出す。
 
 
「♧のことほんとに好きだから!
 だから俺と付き合って!
 
 離れるなんて絶対やだ。
 好きだから一緒にいたい。」
 
 
そう言ってくれた。
 
 
「♧のこと、絶対大事にするから。
 一生大事にするって言った気持ち、
 嘘じゃないから!」
 
 
嬉しくて…嬉しくて…
 
 
「俺、♧のこと大好きだもん!
 ♧だって俺のこと大好きじゃん!
 離れるとかそんな選択肢ないから!
 一緒にいて、一緒に幸せになりたい。」
 
 
お互いの勘違いで
サヨナラするって思ってた私たち。
 
でも…
 
 
「俺は♧じゃなきゃやだ。
 一生大事にするから…
 俺のお嫁さんに…なってよ…っ」
 
 
♧)…っ
 
 
一生懸命伝えてくれた
隆二くんの真っ直ぐな気持ち。
 
 
私は涙が止まらなくて…
隆二くんも泣いてた。
 
 
夢じゃ…ないよね…?
 
 
眠ってる唇に、そっと指先で触れた。
 
何度も好きって囁いてくれた優しい唇。
 
 
隆)ふふ…っ
♧)え!!
 
 
ゆっくり上がった口角に、
慌てて手を離した。
 
 
♧)起きてたの?!
隆)うんw
♧)じゃあ目、開けてよ…//
隆)だって待ってたんだもん。
♧)何を…?
隆)♧がチューしてくれるの。
♧)……え?///
 
 
ゆっくり開いた瞳は
私を見つけてニコッと微笑んだ。
 
 
隆)してくれないの…?
♧)……///
 
 
またこの甘〜い瞳。
ずるい…
 
 
隆)いっつもしてくれるくせに〜〜
♧)えっ!!
隆)じゃあ俺がしちゃうもんね!
 
 
チュッ!
 
 
♧)////
 
 
えっと…
えっと…
 
いつもしてるの…バレてたの…?///
 
 
隆)あれ?ボーッとしてる。
  もっかい?
 
 
チュッ!
 
 
♧)…っ///
 
 
2回もチューされちゃった…///
 
 
隆)あ〜〜〜もう、可愛い///
 
 
ぎゅむ〜〜〜〜っ
 
 
♧)////
 
 
ドキドキドキ…
 
朝から心臓に悪いです…。
 
 
隆)何考えてんのー?
♧)……///
 
 
腕の中、そーっと隆二くんを見上げたら
またニコッて優しく微笑んでくれて。
 
愛しい気持ちがいっぱいになって
また目の前の柔らかい唇にそっと触れた。
 
 
♧)夢じゃ…なぁい…?//
隆)え?
♧)ほんとに…現実なのかなぁって…
隆)なーに、それw
 
 
だって…
こんなに幸せで…いいのかな…?
 
 
♧)お嫁さんになってって言われたの…
  夢じゃなぁい…?
隆)……///
 
 
隆二くんは少し照れ臭そうに笑って…
私の頬を撫でてくれた。
 
 
隆)夢じゃないよ。
♧)……///
隆)隆二くんじゃなきゃやだって…
  他の人のお嫁さんになんか
  なりたくないって
  ♧が言ってくれたのも…
  夢じゃなーい?w
♧)////
 
 
クスッと笑って私の真似をする隆二くん。
 
 
♧)夢じゃ…ないよ…?//
隆)へへ…♡
 
 
チュッ♡
 
 
おでこに触れた唇。
 
 
隆)隆二くん大好きって言ってくれたのも
  夢じゃなーい?w
♧)……(こくん)///
隆)へへ♡
 
 
チュッ♡
 
 
今度は唇と唇が、優しく触れた。
 
 
とくん…
 
とくん…
 
 
♧)どうしよう…///
 
 
思わずタオルケットに潜り込んだ。
 
 
隆)どうしたの?
♧)なんか…幸せすぎて…
  好きがあふれて…泣いちゃいそう…
隆)…っ
 
 
目に浮かんできた涙。
 
 
隆)えーーーもう〜〜〜
  やめてよ〜〜〜
  俺まで泣きそうになるじゃん!///
 
 
大きな腕はまた優しく私を包んでくれて…
 
 
隆)ほんとに幸せだね///
 
 
耳元で優しく溶けた言葉。
 
 
♧)うん///
 
 
小さく頷いて、隆二くんの首元にすり寄った。
 
 
これからも一緒にいられる。
ずっとずっと。
隆二くんのそばにいていいんだ。
 
 
♧)ぐすっ///
 
 
やっぱり泣けてきちゃう。
 
 
隆)あ〜〜〜〜もう…///
 
 
隆二くんは私の頭を抱え込むように
ヨシヨシってしてくれて…
 
 
♧)大好き…///
 
 
小さく呟いたら、
もっと力強く、抱きしめられた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
もう朝からどうしよう。
 
 
♧が可愛すぎて
♧が好きすぎて
全然離れらんない。
 
 
隆)好〜〜〜き〜〜〜///
 
 
何度もぎゅむっと抱きしめれば
嬉しそうに俺にしがみついてくる
小さな手が可愛くて。
 
 
隆)はぁぁぁぁ///
 
 
ほんとなんだこれ。
こんな幸せな朝、どうしたらいいんだよ。
 
 
♧)隆二くん…///
隆)んーー?
 
 
なんだよその甘えた声は〜〜♡
 
 
♧)大好き…///
隆)////
 
 
何回言われても、
嬉しくて飛び上がりたくなる。
 
 
隆)も〜〜〜〜!!
  可愛すぎだってば!///
 
 
ぎゅむっっっ
 
 
こんなことの繰り返し。
 
これ、終わりが見えないw
 
 
ああ、もうほんと…
抱き潰したいくらい愛しいんだけど。
どうしよう。
 
 
♧)隆二くん…もう起きる…?//
隆)え?なんで?
♧)だって…//
 
 
♧がもじもじしながら
俺を見上げてきた。
 
 
♧)このままぎゅってしてたら…
  なんかもう…
  好きがいっぱいすぎて
  爆発しちゃいそう///
隆)////
 
 
甘えるような可愛く潤んだ目で
そんなこと言われて…
 
 
隆)何それ〜〜〜〜!!
 
 
またぎゅむっと抱きしめた。
 
 
もう!!
ほんと可愛い!!
 
 
隆)爆発したらどうなんの?w
♧)わかんない…///
隆)爆発していーよ♡
♧)……///
 
 
ぐりぐりぐりっっ
 
 
隆)わぁっ!///
 
 
♧がさっきより激しく
首元に潜り込んできた。
 
 
♧)んんん〜〜〜!///
隆)////
 
 
何してんのこの子…
可愛すぎる…
 
 
♧)こうなるよっ!///
 
 
ドヤーー!
みたいに俺を見上げたその顔が
やっぱり可愛すぎて…
 
 
隆)ぶはっっww
  あはははっww
 
 
思わず爆笑。
 
 
♧)どうして笑うのーー///
隆)だって…w
 
 
あ。
ほっぺむにむにの刑。
 
俺のほっぺを引っ張りながら
自分もほっぺを膨らませてる。
 
 
隆)俺も爆発していい?w
♧)え?
隆)ん〜〜〜〜〜!!♡
♧)きゃぁっ///
 
 
♧と同じように
♧の首元に鼻先を突っ込んで
ぐりぐりぐり。
 
 
♧)くすぐったーーいw
隆)♧だってしたじゃんw
 
 
あーーー、てゆーか。
ヤバイ。
 
一気にムラムラしてきた。
 
 
隆)……
 
 
柔らかい♧の肌に
こんなにすり寄ったら…
そりゃ当然だ。
 
 
隆)……ん、
 
 
そのまま首筋に唇を落としたら…
 
どんどんその柔らかさが欲しくなって…
 
 
♧)…りゅ…じくん…?///
 
 
♧を抱きしめたまま、
 
首筋から鎖骨へ…
 
そのまま下りていって、
柔らかい膨らみへ。
 
 
隆)はぁぁぁ……///
 
 
ぽすんと顔を埋めた。
 
 
あ〜〜〜〜〜〜
どうしよう、すっげぇ抱きたい。
 
一気に身体が熱くなってきた。
 
 
だってさ!
本当はちゃんと気持ちを確かめ合った昨夜に
2回目、したかったけど…
 
♧は疲れて寝ちゃったから。
 
 
するなら…今じゃない?
 
 
隆)////
 
 
どうしよう。
なんかドキドキしてきた。
 
朝だけど…いいかな…?
 
いいよな?
 
 
だって…
こんなに好きがいっぱいで
お互いに爆発してて
離れたくなくて…
 
そんなのもう、Hするしかなくない?!
一択じゃん!?
 
 
……よしっ!///
 
 
隆)♧……、
 
 
ゆっくり身体を起こして
♧を見下ろすと…
 
 
♧)////
 
 
この雰囲気を悟ったように
赤く染まった頬に
俺も一気にスイッチON!
 
 
隆)♧……、、
 
 
キスしようと顔を近付けたら…
 
 
ガバッ!
 
 
隆)…っ
 
 
タオルケットで壁が出来た。
 
 
隆)……♧…?
♧)……///
隆)邪魔だよ?
♧)////
 
 
そっと引き下ろそうとすると…
 
 
グイッ!
 
 
また頭まで隠れて…
 
 
隆)あのーーー、
 
 
キスしたいんですけど。
 
 
隆)♧さーーん…
 
 
チラッと横から覗くと
耳まで真っ赤になってるのがわかって。
 
 
隆)かわい…w
 
 
思わず笑いがこぼれた。
 
 
隆)ねぇ、♧……。
 
 
タオルケットをぎゅっと掴んでる小さな手を
優しく握った。
 
 
隆)好きだよ…。
 
 
言いながら手の甲に唇で触れると…
 
 
♧)起きる!!!///
 
 
タオルケットの中で、♧が叫んだ。
 
 
♧)もう起きる!!
隆)えっ
 
 
♧は器用に俺の下からくぐり抜けて
ベッドを下りて…
 
 
隆)ちょっと待ってよ!
 
 
慌てて後ろからその肩を掴むと…
 
 
♧)離して///
 
 
真っ赤な顔で恥ずかしそうに俺を見上げて…
 
 
♧)隆二くんに変にされちゃう…///
 
 
可愛く口を尖らせた。
 
 
隆)////
 
 
何それ。
変にされちゃうって、何?w
 
可愛すぎて
もう一回ベッドに押し倒したいけど…
 
いっぱいいっぱいな感じで
真っ赤になってテンパってるのも
めちゃくちゃ可愛いから…
 
 
隆)じゃあ夜ね…♡
 
 
頭の上にチュッとキスをした。
 
 
仕方ない。
楽しみは取っておくか♡
 
 
真っ赤になって
そのまま逃げていった♧を追うように
リビングに出ると、
 
今度はハッとしたように俺を見る♧。
 
 
♧)何か…飲む…?
隆)え?
 
 
なんか冷蔵庫をチラッと見て
少し挙動不審。
 
 
………あっ!
わかった!ケーキだ!!
 
俺に冷蔵庫開けられたら困るから
ソワソワしてんだ!!
 
 
隆)……ぷっw
 
 
ヤバイ、めっちゃ可愛いww
 
必死に笑いをこらえて、冷静を装う。
 
 
隆)水でいいよ。
 
 
自分でグラスを取ると
あからさまにほっとした♧が面白くて…
 
 
隆)やっぱり違うの飲もっかな〜〜
  冷蔵庫何あったっけーー
 
 
なんて意地悪。
 
途端に表情を変える♧。
 
 
♧)わわわたしが出すよ!!
 
 
ぶくくくww
やべぇ…笑いそう…ww
 
 
♧)何飲みたいの?言って!!
 
 
必死じゃんww
 
 
隆)いや、やっぱ水でいいw
♧)…っ
 
 
あ、ほっとしてる。
 
ああもうほんっっっと可愛いww
 
 
俺が♧の誕生日知ってるなんて
思わないだろうな〜〜
 
ちゃんと俺もプレゼントあるんだよーー♡
なんて。
 
ああ、早く渡したい。
 
 
いつ渡そうかな。
今日いろいろ出かけて帰ってきて…
 
そうだ、夜。
0時になった瞬間に渡そう!
よしっ!!
 
 
隆)へへへ♡
♧)どうしたの…?
隆)楽しみだなーって。
♧)デート?
隆)うんっ♪
 
 
デートも、プレゼント渡すのも、
ぜーーーんぶ楽しみ!!
 
 
♧)ふふっ♡
隆)ん?
♧)私も楽しみーーー♡
隆)…っ
 
 
♧がふわっと俺に抱きついてきて…
 
 
♧)ふふっ、幸せ…♡
 
 
ふにゃんと笑うその笑顔は
俺が大好きな、綿あめスマイル。
 
ふにゃふにゃに甘くて柔らかい笑顔。
 
 
隆)////
 
 
ああ、ほんとに大好き。
ほんとに幸せ。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
隆)今更だけど、
  今日なんかリクエストあった?
♧)え?
 
 
何を着ようかなって服を選んでたら
隆二くんがひょっこり顔を覗かせた。
 
 
隆)夜。食べたいもの。
♧)あ、
隆)もう予約しちゃってるんだけど…
♧)あっ!そうなの?
隆)うん。まずかった?
♧)ううんっ
 
 
本当は…
隆二くんのお誕生日だから
何かご馳走作りたいなって思ってて…
 
でも何時までお出かけするのかわからないから
どうしようかなって思ってたんだ。
 
 
♧)なんのお店?
 
 
わざわざ予約してくれてたんだ。
嬉しいな。
 
 
隆)NAOTOさんオススメのお店ー
♧)そっか、楽しみだなー♡
 
 
じゃあ帰ってきたらケーキを渡そう。
ふふふ♡
 
プレゼントはいつ渡そうかな…
 
あ、0時になった瞬間にしよう!
 
 
♧)ふふふ♡
 
 
一番最初におめでとうって言えるんだよね…?
それってすごく贅沢だなぁ…
 
嬉しくてワクワクしてきた。
 
 
隆)新居見に行った後は
  一緒に家具見に行こうねー♪
♧)わっ!
 
 
洗面所でお化粧してたら
またひょっこり顔を覗かせた隆二くん。
 
 
♧)うん!
 
 
振り返って返事をしたけど…
 
 
♧)ん…?
 
 
なんかじーっと見られてる。
 
 
♧)なに…?//
隆)…化粧してるなーって…。
♧)えっ、ダメ?!//
隆)ううん。
 
 
って言いながらまだじーっと見てる。
 
 
♧)あの……、//
隆)俺とデートすんのに化粧してんの、
  可愛い♡
♧)?!!//
 
 
何が可愛いの??
全然わからない…
 
 
隆)すっぴんでも可愛いんだけどさーー♡
 
 
ご機嫌隆二くんが
後ろから腕を回してきて…
 
 
♧)見られてたらなんか緊張するので
  あっちに行っててください…//
 
 
鏡越しにそう伝えると、
むっと突き出た唇。
 
 
隆)邪魔なのー?
  彼氏に冷たくない?
♧)えっ
 
 
その言葉に、思わず止まった。
 
 
♧)か……、彼…氏……?///
 
 
あ、私…顔が真っ赤になってる。
恥ずかしい///
 
 
……そっか、そうだよね。
 
付き合うことに…なったんだから…
隆二くんは…私の…、、
 
 
♧)////
 
 
初めての「彼氏」っていう言葉に
顔の熱が引かなくて…
 
戸惑いながら隆二くんを見つめると
 
 
隆)////
 
 
鏡の中の隆二くんも、なぜか赤くなってた。
 
 
隆)自分で言って、なんか照れちゃった…///
♧)////
 
 
その笑顔が、すごく可愛くて…
 
胸がキュンッと音を立てた。
 
 
……ぎゅっ!!
 
 
隆)わっ///
 
 
振り返って抱きついたら、
優しく抱きとめてくれる、大きな腕。
 
 
♧)…彼……氏、///
隆)うん///
 
 
とくん…
 
とくん…
 
 
少しずつ実感が、湧いてくる。
 
 
♧)初めての…、彼氏……///
 
 
ぽつり、呟いたら…
 
 
隆)最初で最後の彼氏だよー///
 
 
そんな嬉しそうな声が聞こえて。
 
 
そっと顔を見上げたら、
 
 
隆)へへへ♡
 
 
私の大好きな、ふにゃんとした笑顔。
隆二くんの必殺技、綿あめスマイル。
 
ふにゃふにゃに甘くて、柔らかいの。
 
 
♧)////
 
 
ああ、ほんとに大好き。
ほんとに幸せ。
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. のんちゃん より:

    何だか可愛い2人が眼に浮かぶ(笑)ニャンちゅうスマイルしてるんだろうなぁ隆二!そろそろ臣くんに怒られるよ(笑)俺の出番は?って(笑)マイコさん毎日暑いけど大丈夫?そろそろ♡ちゃんと臣くんが恋しくなってきた(笑)臣くんのアルバム聴いてるよ。HEARTofGOLDは何だか頑張ろうって思う元気が出る曲だよね〜。臣くんの唄声って何だか泣ける。うちわは少し安ぽっかった(笑)紙じゃなくプラとかが良かった(笑)

    • マイコ より:

      私も臣くんと♡ちゃんが恋しいよ(:ω;)早く更新したい〜〜〜

  2. ゆりちゃん より:

    ♡ちゃん不足です笑

  3. 三代目LOVE♪ より:

    ラブラブ感半端ないね~ww
    こんなにイチャイチャして
    デレちゃって、可愛すぎるww

  4. さゆがん より:

    あーなんて可愛いふたり*·˚ ༘♡
    隆二くん年々可愛さ増してますよね
    第2のベンジャミンバトンかなー←

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