[204]暴走する好き(隆二&♧Side)

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昨夜、ぎゅってしたまま眠って…
 
朝起きても、ぎゅってしてる私たち。
 
 
♧)……///
 
 
隆二くんはいつもの通り、
まだスヤスヤ夢の中。
 
 
大きな胸にスリスリとすり寄って…
 
とくん…とくん…
 
隆二くんの鼓動に、耳を澄ませる。
 
 
眠ってた頭も
どんどん目覚め始めて…
 
それと同時に…
どんどんリアルに蘇る、昨夜のキスの記憶。
 
 
♧)////
 
 
ほっぺにお互いにチュッてしたら…
 
なんだか口にもしてほしくなって…
 
そっと目を閉じたら、触れた唇。
 
 
でも…
一瞬のキスじゃ物足りなくて…
 
 
「前みたいな…キス、…して?///」
 
 
私…
とんでもないこと言っちゃった。
 
 
あんなこと…言ったせいで…
 
 
「…ごめん、……もっと。」
「ほら、口…開けて。大丈夫だから。」
 
 
なんだかとんでもないことになったんだ…。
 
 
「…はちみつレモンの味…、したね///」
「俺は…もっと欲しい…。」
 
 
♧)////
 
 
次々にエッチな隆二くんが頭に浮かんで…
 
 
♧)ううう…っ///
 
 
私は隆二くんの胸に顔を押し当てた。
 
 
甘くて深いキスを…
生々しく思い出しちゃって…
 
……死んじゃう!!///
 
 
♧)……はぁっ///
 
 
また心臓がバクバクしてる。
 
……どうしよう。
 
 
世の中のカップルは…
みんなあんなことしてるのかな…?
 
死んじゃわないのかな?
 
 
……はっ!!
そういえば…!!
 
むーこと健ちゃんもキスしたんだよね?!
 
あ、あ、あんな…キス…、したのかな?///
 
 
でも…
あの二人は別に恋愛感情があるわけじゃ
ないんだっけ…。
 
 
私は…
隆二くん以外の人とあんなことするなんて
とても考えられないけど…
 
あんなすごいことを…
好きな人とするなんて…
 
それもやっぱりなんだかすごすぎて、
心臓がもたない///
 
 
カップルの人たちは…
好きな人とあんなすごいことをして
どうして平気でいられるのかな…///
 
 
……はっ!!
 
てゆーか…
私はまだカップルじゃないんだった!!
 
 
なのに…
 
なのにあんなすごいことをしてしまった…!
どうしよう…!!
 
 
♧)////
 
 
えっと…
 
えっと…
 
……そうだ。
 
 
私、隆二くんに告白しようって思ってて…
 
 
……でも…
 
あんなキスした後で
「好き」って告白するのは…
なんだかちょっと変な感じがする…。
 
 
だってもう、私の気持ちなんて
全部全部、伝わっちゃった気がするし…
 
 
なんて言ったらいいのかな…?
 
 
隆二くんの彼女になりたいです…
とか…?
 
 
♧)////
 
 
なんか恥ずかしい!!
 
「隆二くんの彼女」…!!
 
どうしよう!!
 
そんなことやっぱり言えない!!
 
 
♧)うううっ///
 
 
思わずまた隆二くんにグリグリしちゃって
ハッとして顔を上げたけど、
 
……良かった、まだ眠ってる。
 
 
♧)……///
 
 
どうしても唇に目線がいっちゃう私は
やっぱりエッチなのかな…。
 
 
だって…
 
昨夜…この唇と…
 
 
ドキドキ…、ドキドキ…///
 
 
柔らかいそれに、そっと指先で触れると…
 
 
隆)さっきから…なーにしてんの…w
 
 
指をきゅっと掴まれて、
隆二くんの目がゆっくりと開いた。
 
 
♧)…っ///
 
 
起き…てたの?!
 
 
隆)一人でバタバタして…
♧)////
 
 
どうしよう!バレてた!
 
 
隆)この手は何してたの…?
 
 
私の手を掴んで
目を細めながら私を見てくる隆二くんは
なんだか色っぽくて…
 
 
♧)えっと…///
 
 
思わず、口ごもる。
 
 
隆)ん…?
♧)////
 
 
ドキドキ…ドキドキ…
 
 
♧)…ぷにぷに…してました…///
 
 
正直に打ち明けたら…
 
 
隆)またキスしたいの?
 
 
そう聞かれて。
 
 
♧)……
 
 
一瞬固まった私は、
 
一気に恥ずかしくなって、
隆二くんの手を振り払った。
 
 
♧)違うっ…もんっ///
 
 
そんな色っぽく聞かないで!!
 
 
またキスしたいのって…
 
何それ…
何それ…
 
うううっ///
 
 
隆)ん……、
♧)…っ
 
 
隆二くんは離れかけた私の腕を引いて…
 
昨日キスした時みたいに、
私のほっぺをその大きな手のひらで
優しく撫でた。
 
 
隆)していいよ…?
♧)え…っ
 
 
隆二くんの優しい瞳が…
ゆっくりと閉じていって…
 
 
「していいよ」の意味を、理解した。
 
 
♧)////
 
 
えっと…
 
えっと…
 
 
隆二くん…寝ぼけてるのかな?
どうして朝からこんなエッチなのかな?///
 
 
そんな風に目を閉じられたら…
 
 
……ドキン、ドキン…、///
 
 
目の前には、
大好きな隆二くんの唇。
 
 
そんなの…
キスしたくなっちゃう…。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
うっすら目が覚めたら…
♧が俺にスリスリしたり
グリグリしたりしてて…
 
昨日の朝と同じように
俺の唇をなぞってきたから。
 
 
その感触で、昨夜のキスの記憶が
一気に蘇って。
 
 
「またキスしたいの?」
 
 
なんて聞けば、顔を真っ赤にさせるから。
 
 
冗談だったのに、
本気でキスしたくなって。
 
 
「していいよ…?」
 
 
そう言って、目を閉じてみた。
 
 
きっとしてくれないだろうけど…
もししてくれたらラッキー、
くらいの気持ちで。
 
 
でも、一向に触れない唇。
 
 
♧)ううう…///
 
 
♧の緊張が伝わってきて
目を開けようかなって思ったその時、
 
 
……チュッ!
 
 
隆)!!!
 
 
唇に触れた、やわらかな感触。
 
昨夜散々味わった、♧の唇。
 
 
隆)////
 
 
ほんとに…してくれた…。
 
 
ドキドキしながら、ゆっくり目を開けると…
 
 
♧)////
隆)////
 
 
色っぽく俺を見下ろす、♧がいて…。
 
赤い頬をそっと撫でると、
♧が俺の手を掴んだ。
 
 
♧)…私…、一回すると…
  もっとしたくなるみたい…///
隆)……え?///
 
 
また降りてきた唇。
 
 
頬にかかる、柔らかい髪の毛。
 
甘い、匂い。
 
 
俺は目を閉じることも忘れて、
♧のキスを受け止めた。
 
 
隆)////
 
 
唇はすぐ離れたけど…
 
 
♧)////
 
 
俺を見つめる熱い瞳が…
 
俺のこと「好き」って言ってるみたいに
甘く揺れて…
 
 
♧)もう一回だけ…して…いい?///
 
 
その言葉に、
ドクンと反応する、俺の身体。
 
 
隆)////
 
 
あまりに色っぽい視線と…仕草に…
甘く…飲み込まれるように…
 
 
俺の唇は、♧に優しく塞がれた。
 
 
俺の頬に手を添えながら
俺の唇をやわらかく食んで…
 
チュッとリップ音を立ててゆっくり離れると…
 
 
「好き」って呟くみたいな視線を俺に落として
ベッドを降りていった。
 
 
……バタン。
 
 
隆)…っ////
 
 
バクバクバク…
 
バクバクバク…
 
 
なんだったんだ…今の…。
 
 
ほんとに…
俺としか…
 
キス、したこと…ないんだよな…?
 
 
なのに、なんだ今のキス。
なんだあの色気…。
 
 
隆)え…?///
 
 
ちょっと頭がついていかなくて…
完全に翻弄されてる。
 
 
隆)……ううう///
 
 
なんか…刺激が強すぎて…
 
 
ベッドの中で足をバタつかせながら
朝から興奮しちゃった身体を
必死に鎮めた。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
どうしよう…!!
 
 
♧)…っ///
 
 
私って…
どうしてこんなにエッチなの?!
 
 
隆二くんにいっぱいキスしちゃった!!
 
 
♧)////
 
 
ほんとにどうしよう…。
 
私…何してるんだろう…。
 
 
だって…
 
だって…
 
 
隆二くんが朝からあんなに色っぽく
誘惑してくるから…
 
 
♧)ううう…///
 
 
どうしよう。
 
私もう、自分が怖い。
 
隆二くんのことが大好きすぎて…
暴走しそうで…
 
 
これはもう…
むーこに相談しないと…!!
 
 
助けて!むーこ!!!!
 
 
 
……
 
 

 
 
 
♧)えっと…行ってきます…///
 
 
なんだか二人でもじもじしながら
朝ごはんを食べ終えて…
 
今日も私の方が時間が早くて。
 
 
隆)行って…らっしゃい…///
 
 
玄関でお見送りしてくれる隆二くん。
 
 
♧)今日は…
  一緒に晩ごはん食べれるんだよね?
隆)うん、終わったら連絡するね。
♧)うん。
 
 
そんな会話をして、ドアの方を向くと…
 
 
隆)…っ
 
 
後ろからぎゅっと、抱きしめられた。
 
 
隆)いつものぎゅー、してない…///
♧)////
 
 
だって…
 
なんか色々恥ずかしくて…
 
 
隆)仕事…頑張ってね?
♧)ありがとう…。
  隆二くんも…健ちゃんと撮影…
  頑張ってね?
隆)うん…。
 
 
ドキドキしながら
隆二くんの腕をほどくと…
 
 
隆)行ってらっしゃい。
 
 
そう言って、チュッと唇にキスされた。
 
 
♧)////
 
 
行ってらっしゃいのチューは
おでこだけど…
 
行ってきますのチューは
口なのかな…?
 
 
♧)……行って…きます///
 
 
そのままバタンとドアを閉めて
昨日と同じように…
 
 
ドキドキしながら…
ぽわぽわしながら…
 
 
ふらふらとエレベーターを降りて
ふらふらと自転車を漕いで
 
今日もふらふら辿り着いた職場。
 
 
♧)おはよう…ございます…
女)あれ?♧先生、今日はあっちじゃないの?
♧)えっ…
 
 
そう言われて、ハッとした。
 
 
♧)間違えた…っ
  すみません!///
 
 
またやっちゃった!
 
 
今日は施設の方だったのに
間違って保育園にきちゃった。
 
私…
どれだけぼーっとしてるんだろう。
 
 
走って隣に移動して、朝のお掃除をして。
 
 
事務所に戻ってきてから、
私はむーこにLINEした。
 
 
『むーこ助けて😢』
 
 
一言そう送ったら、すぐに電話が来て
慌てて外に出て画面をタップした。
 
 
む『ちょっと!どうしたの!』
♧『えっと…』
む『なんか事件?!無事!?』
♧『あ、うん、ごめん!
  そういうのじゃなくて…』
む『え?
  ……あ、隆二くん絡みか…?』
♧『……えっと///』
む『今日飲みに行く?』
♧『あ、今日は隆二くんと約束してて…』
む『え〜〜〜!!じゃあお昼は?』
♧『お昼は何も…』
む『じゃあそっちまで行くよ!
  ランチしよ!』
♧『え、わざわざ来てくれるの??』
む『だって、ヘルプミー状態なんでしょ?w』
♧『……うん///』
む『じゃ、後でね!』
♧『ありがとう…っ』
 
 
そう言って、
お昼にほんとに飛んできてくれたむーこ。
 
 
♧)どうしてむーこってそんな優しいの…
む)んー?
  ♧のことが大好きだから♡
♧)……きゅん…
む)なんちゃってーーー
  恋バナが気になるだけーーww
♧)ひどい!w
む)うそうそw
  好きだよ、好き好き〜〜〜♡
 
 
二人でじゃれ合いながら入ったのは
すぐ近くのカフェ。
 
 
本日のオススメランチを注文すると、
むーこがニッコリ頬杖をついた。
 
 
む)さ、好きなだけ話しなさい!♡
♧)……///
 
 
そう言われると…
どこから話したらいいんだろう…
 
 
♧)……えっと…
む)うん。
♧)ちょっと…いっぱいいっぱいで…
  私、限界なの…///
む)うん?
♧)あのね、私やっぱり…
  すごくエッチだったの///
む)はい?!w
 
 
昨日と今日の出来事を話すと
むーこは興奮したように肘を下ろした。
 
 
む)ちょ、ちょ、ちょ…っ///
  チューしまくりじゃん!///
♧)////
 
 
そうだよね?
おかしいよね?
 
何がどうなってこうなったんだろう…。
 
 
朝の行ってきますのチューは
いつの間にかおでこから口になってるし…
 
 
む)♧から…3回もチューしたの…?///
♧)……(こくん)///
 
 
さっきは我慢出来なくて
私からあんなことしちゃった。
 
 
♧)私…自分がこんなにエッチだと…
  思わなかった…///
 
 
シューシュー湯気が出そうな顔を
両手で覆った。
 
 
む)まぁエッチとかではなく…
  それだけ隆二くんのこと好きなんでしょw
  可愛い可愛いww
♧)////
む)キスがはちみつレモンの味とか…
  中学生の初恋かっ!w
♧)だ…って…///
  あんなキス…初めてだったもん…
む)どうだった?どうだった?♡
  初めての濃厚なキスは♡
♧)////
 
 
そんなの…口にするのも恥ずかしくて…
 
私が辿々しく感想を述べると…
 
 
む)やだ〜〜〜!///
 
 
むーこは嬉しそうにテーブルを叩いた。
 
 
む)いいないいな〜上手なキス〜!♡
♧)だ、だから…っ
  上手とかそういうのはわからなくて…
む)でも腰砕けそうになったんでしょ?
♧)く、砕け…?!
む)溶けそうだったんでしょ?
♧)……うん、///
む)気持ち良かった?
♧)////
 
 
なんて表現したらいいのかわからなくて…
 
でも素直に頷くと…
むーこがニヤニヤ満足そうで。
 
 
む)いや〜〜〜
  ♧ってばすごいわ。
♧)え…?
む)初キスも初Hも
  全部あの今市隆二とだなんて。
  ファンが聞いたら鼻血もんだね。
♧)…っ、Hなんてしてないもん!///
む)するでしょ。
♧)…っ
む)順調に進んでるみたいだし
  これは予定通り、誕生日に初Hだな♡
♧)////
 
 
むーこが変なこと言うから
また心臓がバクバクしてきた。
 
 
♧)私、無理だと思う…///
む)はい?
♧)キスだけで…あんな死にそうなのに…
む)大丈夫♡
  キスの数倍気持ちイイから♡
♧)そういう問題じゃなくて!///
む)いいじゃん〜〜〜
  隆二くんに好きなだけ溶かされなさいよ。
♧)////
 
 
私、なくなっちゃうかもしれない。
 
 
♧)エ、エッチな話は…もういいから!///
む)え〜〜〜
♧)私が悩んでるのは…
  隆二くんを好きな気持ちがもう暴走してて
  キスしたくなっちゃう自分が
  危ないっていうのと…
む)……
♧)こんなにバレバレなのに…
  今更どうやって告白したらいいのかな
  って…。
む)……
♧)ほんとに困ってるの…///
 
 
私がそう言うと、
「何その可愛い悩み」って
むーこは呆れたように笑った。
 
 
む)まぁあんた達…なんか色々と
  順番ぐちゃぐちゃだもんねぇ…w
♧)……うん。
む)でもさ、大事なことは
  ちゃんと言葉にしておいた方がいいよ。
♧)え…?
む)両想いだってわかってても、
  いくら付き合ってるようなもんでも、
  ちゃんと「付き合おう」っていう言葉が
  あるのとないのとじゃ、全然違うから!
♧)…そう…なの…?
む)そうだよ!
 
 
むーこが力強く頷いた。
 
 
む)言葉がないまま、なぁなぁで一緒にいたら
  ある日いきなり
  「え?だって俺たち別に
   付き合ってないじゃん」
  とか言われても何も文句言えないんだよ!
♧)…っ
む)まぁ隆二くんはそんな感じしないけど…
  世間一般ではね。
♧)……
む)好きだからただ一緒にいるのと、
  ちゃんと彼氏彼女っていう関係性で
  一緒にいるのとじゃ、やっぱり違うよ。
♧)…そう…なんだ…。
 
 
確かに私も…
 
そばにいられれば
それだけでいいって思ってたのに…
 
今は隆二くんの彼女になりたいって
どこかでそう思ってる。
 
 
♧)付き合ってくださいって…
  言ったら…いいのかな?///
む)てゆーかさぁ〜
  男から言って欲しいよね?
♧)え…?
む)なんで隆二くんは言ってこないの?
  何してんの?あの子。
♧)…っ
む)そんなチュッチュチュッチュしときながら
  肝心なことは言わないなんて。
♧)えっと…
む)男らしくないな〜〜〜
♧)そんなことないもん!
  隆二くんはすごく男らしくて
  優しくて…
む)ああ、はいはい。
  そういう話じゃなくてね。
♧)…っ
む)♧のこと好きなのはわかるけど…
  どう考えてんだろね、二人のこと。
♧)……
 
 
それは私も…わからない。
 
 
 
 
 
ー続ー

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