[188]瞬Story ①

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美花に初めて会ったのは高3の夏だった。
 
 
歌手になるのが夢で
進学はしないって決めてた俺は
 
高校3年間はバイトに明け暮れて
金を貯めてはそれを歌関連に費やして
暇さえあれば歌ってた。
 
 
そんなバイト先に新しく入ってきたのが美花。
 
 
店)美花ちゃんは瞬くんと同じ3年生だよ。
  色々教えてあげてね!
 
 
店長にそう言われて。
 
 
瞬)よろしく!
美)よろしくお願いします!
 
 
働いてた居酒屋は
大学生のアルバイトばかりで
高校生は少なかった。
 
 
男)お!なんかちっこい子が入ったね!w
女)可愛い〜!よろしくね!w
美)よろしくお願いします!
 
 
美花は人見知りしない明るい性格だったから
すぐに先輩たちからも可愛がられて。
 
 
瞬)美花ちゃん。
  倉庫の説明するから来て〜
美)はいっ!
 
 
いつも元気にテキパキ働く良い子だった。
 
 
瞬)ここの酒がなくなったら
  手前の瓶から出して。
美)はい!
瞬)こっちの樽は重いから
  ドリンカーでなくなったら
  誰か男に頼んで。
美)はい!
瞬)備品の予備は上の棚にあるから。
美)……
瞬)ん?
美)届かない場合は…どうしたら…
 
 
そう言われて、
彼女との身長差に気付いた。
 
 
瞬)ああ、そっか、
  美花ちゃんちっこいもんねw
  脚立とかもないから…
  じゃあその時は誰か呼んで!
美)わかりました。
  なんか…色々役立たずですみません。
瞬)なんで!身長は仕方ないじゃん!w
  あと、敬語じゃなくていいよ。
  タメなんだし!
 
 
そう言って背中を叩くと、
美花は「ありがとう」ってニコッと笑った。
 
 
俺たちはシフトの時間が一緒だから
休憩時間もいつも一緒で。
 
帰り道も途中まで一緒で。
 
賄いを一緒に食ったり
帰りにちょっと買い食いしたり…
 
一緒にいる時間が増えて、
あっという間に仲良くなった。
 
 
瞬)美花ーーー
  お前今日何食う?
美)美花はねーー、鉄火丼!
瞬)お前…渋いな…w
  じゃあ俺、あんかけ焼きそばにするから
  半分ずつにしようぜ。
美)おう!しようぜ!
男)おいコラ!今刺し場忙しいんだよ!
  賄いオーダーしてきたらコロスぞ!
瞬美)ええええ!!ww
 
 
うちの店は
メニューを半額で食えるっていうシステムで
賄いはみんなそこからオーダーするんだけど…
 
 
美)しょうがない。
  焼きおにぎりに変更だ。
瞬)あはははw
 
 
週末とか忙しい時は臨機応変に。
 
 
男)お前らま〜た仲良く休憩かw
瞬)お疲れさまでーす。
女)ほんと瞬くんと美花ちゃん仲良いよねw
 
 
美花と休憩に入ってると
よくそんなことを言われるようになった。
 
 
男)もう付き合っちゃえよw
瞬)いやいや、あはははw
美)美花、好きな人いるもーん。
女)え、そうなの?!
  瞬くんとお似合いなのに!
美)瞬ちゃんは友達ですw
 
 
そう。
この時、美花は同じ学校の奴に
片思いしてて…
 
俺は俺で、彼女がいた。
 
 
美)はぁ…
  卒業したら吉野君に会えなくなっちゃう…
瞬)告白すりゃいいじゃん。
美)フラれたらどーすんのっ!
  卒業まで気まずいじゃん!
瞬)そうだけどさぁ…
美)彼女持ちだからって余裕かこのやろ〜
瞬)いててて!!w
美)瞬ちゃんは今の彼女と
  どうやって付き合ったわけ?
瞬)んーー、告白されて…
  良い子だったから…OKした。
美)モテ自慢か!このやろ〜!
瞬)いててて!!w
  お前が聞いてきたんだろが!w
 
 
俺たちはいつもこんな感じで。
 
 
週6でバイトを詰め込んでる俺は
彼女と過ごす時間よりも
美花と一緒にいる時間の方が長かった。
 
 
美)瞬ちゃんはなんでそんなに
  シフト入れるの?
瞬)んーー。
 
 
自転車の帰り道。
ふと美花が聞いてきた。
 
 
「歌手になりたい」なんて
家族と彼女にしか話してないし
バイト先の人は誰も知らない。
 
バカにされたり
ネガティブなことを言われるのが
嫌だったから。
 
 
でもなぜか不思議と
美花には話してもいいかなって思えて。
 
 
瞬)俺、歌手になりたいんだよね。
 
 
自然とそう言えた。
 
 
美)歌手?!!
瞬)うん。
美)瞬ちゃんってば歌上手いの!??
瞬)あーー、どうだろそれはw
美)ちょっと!今からカラオケ行こ!!
瞬)はぁ?!唐突だなお前は!
美)いいじゃん!明日学校休みだし!
  行こっ!!!
 
 
美花に押し切られて、
俺たちは朝までカラオケで歌い倒した。
 
 
瞬)おい…さすがに眠ぃわ…
美)うん…美花も…
 
 
最後はヨロヨロになりながら
また二人で自転車を漕いで。
 
徹夜の身体に朝日が眩しかった。
 
 
でも…
分かれ道まで来て、
美花が真剣な顔で言ってくれた。
 
 
美)瞬ちゃんの歌、
  すっっばらしかったよ!!
瞬)……ありがと…w
美)瞬ちゃんは絶対歌手になれると思う!
  美花信じてるから!応援してるから!
瞬)…っ
 
 
あまりに力強く言ってくれるから、
不覚にも胸が熱くなって。
 
 
美)絶対夢叶えてねっ!!
 
 
笑顔全開でそう言って
走り去っていく美花の背中を
俺はしばらく見つめてた。
 
 
素直に、もっと頑張ろうって思えたし…
あいつの夢は何なのかな…って
そんなこともふと気になって。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
ア)瞬くん…
  次はいつ会えるの…?
瞬)ああ、ええと…ごめん。
  しばらくバイトびっしりで…。
 
 
彼女との雲行きが怪しくなり始めたのは
冬休み。
 
学校がないのをいいことに
俺は昼の短期バイトも入れて
朝も夜も働きづくめで。
 
 
彼女に寂しい思いをさせてるのは
わかってたけど…
 
夢のためにお金を貯めたいから
そこは譲れなくて。
 
 
俺の夢を知ってる彼女ならわかってくれるって
どこかで甘えてた。
 
 
男)瞬〜〜!
  今度俺の友達がLIVEやるんだけどさ、
  枠余ってるからお前どうだ?
瞬)やらせてくださいっ!!
 
 
夜のバイトの休憩中、
先輩から声をかけられて俺は即答した。
 
 
美)お、瞬ちゃん♪
  またLIVE出るのね、むふふ♡
瞬)うん、ありがたいことにw
美)友達と見に行くよん♪
瞬)さんきゅーw
 
 
俺は誰にも話してなかったんだけど…
美花が「夢は口にした方がいい!」って
ある日俺に教えてくれて。
 
その方が叶うから!って。
 
 
そう言われて、
俺は思いきってバイト先で言ってみたんだけど
そしたらなんだか次々に
チャンスが舞い込んできた。
 
 
「大学の後輩が
 今度ライブハウスで歌うんだけど
 お前興味ない?」
 
「瞬くん、今度のイベントで
 少し歌ってくれたりしない?」
 
 
バイトの先輩やお客さんからも
声をかけてもらえるようになった俺を見て、
 
 
「ほらね♡言ったでしょ♡
 瞬ちゃんは愛されキャラなんだから!
 夢を口にしてたら周りが勝手に
 助けてくれたりするんだよ!」
 
 
満足そうに美花がドヤ顔してた。
 
 
でも、ほんとに美花の言った通りだなって
俺はすげぇ感謝してて。
 
 
瞬)美花の夢ってなんなの?
 
 
ある日の帰り道、
ずっと気になってたことを聞いてみた。
 
 
美)美花はねっ、
  ブライダルコーディネーターに
  なりたいの!
 
 
そう言った美花の目はキラキラ輝いてて。
 
 
美)専門学校に行きたいから
  バイトしてお金貯めてるんだっ!
瞬)そうだったんだ…。
美)うんっ!
瞬)なんでブライダルコーディネーターなの?
美)美花ねっ、
  人を笑顔にするような仕事がしたくて!
瞬)……
美)結婚式って、人生の中で
  すっごく特別で大事な瞬間でしょ?
瞬)うん。
美)そんな幸せな瞬間のお手伝いをして
  たくさんの人を笑顔にしたいの!
瞬)……
 
 
そう語った美花の目に迷いはなくて。
 
こいつは絶対夢を叶えるだろうなって
俺はそう思った。
 
 
瞬)絶対なれるよ、お前なら。
美)ほんとー?w
瞬)うん。応援してる。
美)ありがとうっw
  瞬ちゃんもすごく頑張ってるし…
  美花も頑張るねっ!
瞬)うん。一緒に頑張ろ。
 
 
美花と話してると
すげぇ前向きな気持ちになれる。
 
 
そんなワクワクした気持ちで
帰りの駅に向かうと、
 
改札の前に見えた、彼女の姿。
 
 
瞬)アリサ…?どうした…?
 
 
びっくりした俺は急いで駆け寄った。
 
 
ア)待ってたの…会いたくて。
瞬)寒いじゃん!なんで…っ
ア)だって全然会えないんだもんっ!
瞬)…っ
 
 
そう言われて、俺は何も言えなくなった。
 
 
ア)瞬くんに会いたくて、ここで待ってたの。
瞬)……
ア)いつも一緒に帰ってる友達って…
  女の子だったの…?
瞬)え…?
 
 
アリサの視線が美花を見てるのがわかった。
 
 
瞬)そう…だけど…
ア)知らなかった。
瞬)……
ア)…それって…浮気じゃないの…?
瞬)……は??
 
 
全然意味がわからない俺は
頭が真っ白になった。
 
 
美)え、ちょっと待って!
  美花はただの友達だよ!!
  浮気なわけないよ!!
 
 
慌てたように美花がそう言ってくれたけど…
 
 
ア)あなたは黙ってて!!
 
 
アリサの気迫がすごくて。
 
 
ア)せっかく冬休みなのに
  どうしてこんなに会えないのっ?
瞬)…っ
ア)瞬くんは私のこと好きじゃないの?
瞬)……
ア)私には会ってくれないのに
  この子とはいつも一緒にいるの?!
瞬)…っ
 
 
この時、最低かもしれないけど
正直面倒臭いって思った自分がいて。
 
 
瞬)美花は関係ないよ。
  大事な友達だし、浮気とかじゃないから。
ア)…だったらもう会わないで!
瞬)は…??
ア)他の女の子と二人にならないで!!
瞬)…っ
 
 
その言葉にびっくりした。
 
そんなこと言われたら
俺友達半分いなくなるじゃん。
 
 
瞬)友達は…友達だろ…?
ア)男友達だけでいいじゃない!
瞬)友達に男も女もなくない…?
ア)嫌なのっ!!
瞬)…っ
ア)瞬くんが私以外の女の子と一緒にいるの
  嫌なのっ!!
瞬)……
 
 
そんな風に言われたら
もうどうしたらいいのかわからない。
 
 
優しい男ならわかったよって言って
女友達の連絡先、全部消すの?
 
悪いけど俺は、そんなこと出来ない。
 
 
瞬)お前のことも好きだけど、
  俺は友達も大事。
ア)…っ
瞬)彼女がいるからって
  友達との交友関係を変える気はないし…
ア)…っ
瞬)急にどうしたんだよ。
  学校でだって男女関係なく
  みんな友達じゃん。
 
 
アリサが急にそんなことを言い出す意味が
わからなくて。
 
 
ア)どうして…私が一番じゃないの…?
瞬)…っ
 
 
一番って…なんだろう。
 
 
瞬)一緒にいる時間を全然作れないのは…
  俺が悪い、ごめん。
ア)…ごめんって…
  じゃあバイト…減らしてくれるの…?
瞬)……
 
 
そう言われて、俺は迷いもしなかった。
 
 
瞬)ごめん、それは無理。
ア)どうして?!
瞬)前に言ったろ…。
  俺は…歌手になりたくて…
ア)夢と私とどっちが大事なの?!!
瞬)…っ
 
 
その問いに俺は答えられなくて、
アリサは「もういい!」と言い捨てて
泣きながら帰って行った。
 
 
瞬)……
美)……
瞬)…ええと…なんかごめんな。
 
 
気まずい空気の中、美花に謝った。
 
 
美)追いかけないの…?
瞬)……うん。
 
 
もう無理だと思う。
 
 
瞬)夢が…大事じゃ…いけないのかな…。
美)……
瞬)彼女が一番じゃなきゃ…
  ダメなのかな…。
 
 
だったら俺は、誰とも付き合えない。
今は夢を追いかけるのに必死だから。
 
 
美)何が一番とか順番なんていらないよ。
瞬)…っ
美)だって…大事なものがたくさんあるのは
  当たり前だもん。
瞬)……
美)彼女は…寂しくて感情的に
  なっちゃったんじゃない?
  ちゃんと話せばわかり合えるよ。
 
 
美花はそう言ってくれたけど
俺とアリサはもう戻ることはなくて
そのまま自然消滅した。
 
 
でもそれを寂しいとか思う暇もないくらい
卒業までの間も
バイトやら何やらで毎日忙しくて。
 
 
女)おお!美花ちゃん彼氏できたの?
男)おめでと〜!
美)えへへ♡
 
 
その頃には美花が
ずっと片思いしてた吉野君と両思いになった。
 
 
美)ね、ね、瞬ちゃんっ///
  映画デートだったらスカートの長さ
  どれくらいがいいかな?///
瞬)なんだそれw
 
 
美花は毎日楽しそうで。
 
 
瞬)ミニ履いてけば〜?w
美)でもさっ、それだと座った時に
  かなり太もも出ちゃうんだけど///
瞬)出しゃいいじゃんw
美)吉野君にチャラいと思われないかな?
瞬)彼女なら嬉しいんじゃん?
  喜んで触ってくるかもね〜
美)は?!映画中に!?///
  そんなの美花、鼻血吹いちゃう!///
瞬)ぶっww
 
 
初めて出来た彼氏のために
あれこれ頑張ってる美花は可愛かった。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
それから高校を卒業して。
 
俺は居酒屋を辞めて
もっと時給がいいバーで働き始めた。
 
 
店)いや〜〜
  瞬くんはイケメンだから
  女性のお客さんが増えて助かるよ〜
瞬)いえいえw
店)カウンターにいるだけで
  ビシッとカッコイイんだよね〜
瞬)ありがとうございますw
 
 
色とりどりのカクテルを作りながら
カウンターのお客さんと
会話を楽しむこの仕事は
人脈も広がるし、すごく楽しかった。
 
 
美花はブライダルの専門学校に入学して
しばらく経つと
「美花も時給いいバイトがしたい!」
なんて言い出して。
 
俺が自分のバーを紹介すると、
即採用になった。
 
 
店)美花ちゃんは笑顔がいいね!
  明るく元気な接客、期待してるよ!
美)ありがとうございます!
 
 
店長にもあっさり気に入られて。
 
 
美花は前に俺が愛されキャラだとか
言ってくれたけど…
 
美花こそそうだと思うんだよなぁ。
 
 
美)ヤバイ…課題が終わんない…
 
 
休憩スペースで
学校のテキストを広げてる美花。
 
 
瞬)お前忙しそうだね…大丈夫?
美)うん!学校は楽しいもん!
瞬)そっかw
 
 
相変わらずポジティブな奴。
 
 
美)吉野君にあまり会えないのが寂しいけど。
瞬)そっか。
美)瞬ちゃんは彼女出来ないの?
瞬)あーー、…うん。
 
 
別にそんな欲しくもないというか…
 
 
美)最近よく来るボブのお姉さん、わかる?
瞬)ああ、ユナさん?
美)そうそう。
  あの人絶対瞬ちゃんに気があると思うな。
瞬)え、マジ?w
美)うん、美花の勘は当たるからね!
 
 
ドヤ顔で美花が言った通り
俺はその一ヶ月後、
 
ユナさんに告白されて…
付き合うことにした。
 
 
美)瞬ちゃんってば
  あんな美人な年上つかまえちゃってw
瞬)ニヤニヤすんなw
 
 
付き合い始めた後も彼女は
変わらずよくうちのバーに飲みに来てくれて
仕事終わりにそのまま彼女の家に
泊まりに行ったりして。
 
年上だからか、どこかしっかりしてて
私と夢とどっちが大事なのなんて
間違ってもそんなこと言わなそうな人だから
俺はどこか安心してた。
 
 
店)美花ちゃん、明日から4日間休みね?
美)はい!忙しいのにすみません!
店)いいんだよ、
  いつも頑張ってくれてるから。
  ゆっくり休んでおいで。
美)ありがとうございます♡
 
 
事件が起きたのは、
美花が修学旅行で連休を取った時だった。
 
 
美)オシャレなお土産いっぱい買ってきて
  あげるからねーー♡
 
 
そう言ってルンルンで海外に飛び立った美花が
次に俺に電話してきた時には…
 
 
美『瞬ちゃん…助けて…っ』
 
 
電話の向こうで泣いてて。
 
 
瞬『どうした?!!』
美『ふぇ…っ』
 
 
その日、ちょうど休みだった俺は
美花の家に飛んで行った。
 
 
美)瞬ちゃ…っ
瞬)美花!!
 
 
部屋の前で座り込んでる美花を見つけて
俺は慌てて駆け寄った。
 
 
美)…彼氏…いる…っ
瞬)は?
 
 
彼氏って、吉野君か?
 
 
瞬)なんで中入んないの?
 
 
ここ、お前んちだろ?
 
 
美)ひっく…っ
 
 
美花は泣きながら
震える手で俺の腕を掴んだ。
 
 
美)知らない女の子と…いる…っ
瞬)……は!??
 
 
それって…
 
 
瞬)おい、鍵貸せ!
美)…っ
瞬)早く。
美)でも…っ
瞬)いいから!
 
 
俺は美花から鍵を奪い取って
玄関のドアを開けた。
 
 
男)え?!!!
女)きゃぁぁぁっ///
 
 
いきなり開いたドアと知らない男に
慌てふためく二人の姿。
 
 
瞬)てめぇら…
  ぶっ殺されたくなかったら
  今すぐ出て行け…
 
 
俺がそう言うと、
女の子は慌てて服を着て出て行って。
 
 
男)つーかお前誰だよ…っ
 
 
男は服を着ながら俺を睨んできた。
 
怒りを抑えられなくて
俺が男の胸ぐらを掴むと、
 
 
美)瞬ちゃんっ!!
 
 
美花が慌てて飛んできて
俺の手を止めた。
 
 
男)美花…っ
美)……
男)…ああ、お前もそういうこと?w
瞬)は…?
男)いっつも瞬ちゃん瞬ちゃんって
  言ってたもんな。
美)…っ
男)お互い様じゃん…w
瞬)てめぇ…何言ってんだコラ。
男)浮気してたのは
  俺だけじゃなかったんだろ。
瞬)は…?
男)ちなみに俺は…
  あの子はただの遊びだよ。
美)…っ
男)お前が学校とバイトで忙しくて
  全然会えないからさー
瞬)てめぇッ、ふざけんな!!!
 
 
一発ぶん殴ってやりたくて
振りかざした拳は、また美花に止められた。
 
 
美)瞬ちゃん、やめてっ
瞬)…っ
 
 
なんでこんな奴庇うんだよ…。
 
 
美)吉野君、合鍵返して。
男)は…?
美)返して!!!
男)……なんだよっ
美)二度と来ないで。
  顔も見たくない。さようなら。
男)は…??
  俺と別れんの…?
美)気持ち悪いから早く出て行って。
男)…っ
瞬)聞こえなかったのかよ。
  出てけって言ってんだよ!!
 
 
俺がそう言うと、
男は舌打ちをして乱暴にドアを閉めて
出て行った。
 
 
美)ふぇ…っ、ふぇぇ…っ
 
 
俺は泣き崩れる美花を抱きしめた。
 
美花をこんな風に傷つけて、許せない。
 
 
瞬)なんで殴らしてくんなかったの。
美)だって…っ
 
 
美花は泣きながら、
瞬ちゃんの手が傷ついちゃうから、って
そう言った。
 
 
瞬)そんなんどうでもいいんだよ!
 
 
あの野郎…
一発ぶん殴ってやらなきゃ気が済まない。
 
 
美)もう…いいの…。
瞬)…っ
美)あんな男だってわかって…良かったよ…
瞬)……
 
 
俺はその日、一晩中美花のそばにいた。
 
 
美花は
「瞬ちゃんがいてくれて良かった」って
泣き腫らした目で笑ってくれて。
 
 
こんな家もう嫌だって言うから
二人で新しい家を探しに行って…
 
俺が一緒に住むわけでもないのに
美花と家具を選んだりするのが楽しくて。
 
 
美)ふぅ!これで新生活スタートだぜ!
瞬)良い家見つかって良かったな!
美)瞬ちゃんもいつでも遊びに来てね!
瞬)おうw
美)次はもっといい男見つけるぞー!w
 
 
元気にそう言う美花に、俺も安心した。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
バーの仕事を初めて1年くらい経つと
俺は歌の仕事も増えてきて。
 
バイトを減らして
歌の仕事メインで活動するようになった。
 
 
ユ)瞬…、もう行くの…?
瞬)ああ、ごめん。今日も仕事で…
ユ)……キス…して。
瞬)ん…。
 
 
年上のユナが甘えてくれるのが嬉しくて…
 
 
瞬)じゃあ行ってきます。
ユ)頑張ってね♡
瞬)うん。
 
 
俺たちはうまくいってるって
そう思ってた。
 
でも…
 
 
美)瞬ちゃん聞いて聞いて〜〜!!♡
  美花ねっ!テスト満点で1位だった!!
瞬)マジっ!?すげぇじゃん!!
  おめでとう!!
美)いえ〜〜いっ♪
瞬)俺もさ、来月今までで一番広いホールで
  LIVE決まったんだ!
美)うっそ!すごいじゃん!
  おめでとう〜〜〜!!♡
瞬)ありがとw
美)なんかお祝いしたいね〜!
瞬)いいね!
  あ、じゃあ明後日どっか行くか!
美)美花、観たい映画あるー!
  〇〇ってやつー!
瞬)あ、それ俺も観たかった!!
美)じゃあさ、映画観に行って〜
  その後、美味しいもの食べてお祝いしよ!
瞬)おう!!w
 
 
俺と美花の関係は相変わらずで。
約束してた日曜日。
 
 
美花と食事をしてたら
偶然同じ店にユナが女友達と入ってきた。
 
 
俺は美花と会うって言ってあったから
別にやましいことはなかったんだけど…
 
俺たちに気付かない彼女は
友達とあれこれ話し始めて。
 
 
女)ユナ最近、彼とどうなの〜?
女)可愛いイケメンの年下くんw
ユ)ああ、うーーん…w
女)何よ何よw
ユ)なんかねぇ…
  カッコイイから連れて歩くには
  自慢なんだけど…
女)けど?
ユ)やっぱり子供よね〜〜
女)なぁにそれ〜w
 
 
まる聞こえの会話に、俺は手が止まった。
 
 
ユ)でもまぁ…ほんとカッコイイし
  優しいから…
  今はとりあえずいいかな〜
女)他にイイ男いたら乗り換える気?w
ユ)だって、歌手になりたいとか言ってる
  フリーターなんて、未来なくない?w
女)ぷっww
ユ)結婚とか考えられるわけないし。
女)確かに〜〜w
ユ)とりあえずキープしといて
  他にも目を向けなきゃね〜♡
女)あはは、ひどい女〜〜w
 
 
ガタン!!!
 
 
美)瞬ちゃんの夢をバカにしないでっ!!
 
 
パンッッ!
 
 
瞬)…っ
 
 
気付いたら美花が立ち上がってて…
ユナの頬を引っ叩いてた。
 
 
ユ)何…すんの…?w
美)瞬ちゃんの夢をバカにするのは
  許さないっ!!
 
 
泣きながらそう叫ぶ美花を
俺は慌てて止めた。
 
 
瞬)美花っ!!
女)あ、彼氏くんじゃん…。
女)…聞かれちゃってた…わけね…。
ユ)……
 
 
ユナは少し気まずそうに俯いて…
 
 
瞬)ユナ、ごめんね。
 
 
俺は少し赤くなったユナの頬を一撫でして
美花を連れて店を出た。
 
 
瞬)なんでお前が泣くんだよ。
美)だって…っ!悔しい…っ!うううっ
 
 
ポロポロ涙を流す美花を抱きしめた。
 
 
瞬)泣きたいのは俺だろ…w
 
 
あんな風に思われてたなんて
知らなかった。
 
物分りの良い年上の彼女だって
そう思い込んでたから。
 
 
美)瞬ちゃんは…歌手になるんだもんっ!
瞬)……
美)たくさんの人を笑顔にするんだもんっ!
瞬)……
 
 
俺の胸で泣きじゃくりながら
美花が叫ぶ。
 
 
美)瞬ちゃんは絶対絶対、
  夢を叶えるんだもんっ!!
瞬)……うん、ありがとう。
 
 
俺は…
当たり前だけどユナとは別れて。
 
 
またバイトと歌の仕事で
多忙な毎日を送った。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
店)ほんとに二人は仲良いよねぇ…
  付き合えばいいのに。
 
 
店長にそんなことを言われたのは
バーの忘年会。
 
 
店長は相変わらずいつも一緒にいる
俺と美花を見て、しみじみそう言った。
  
 
美)もう、店長〜!
  美花は彼氏できたんですってばー!
店)ああ、そうだったっけw
 
 
その頃には美花にはまた
新しい彼氏がいて。
 
 
男)瞬とお似合いなんだけどね〜〜
女)どっから見てもカップルだよねぇ。
瞬)いやいや、美花は友達ですってw
美)そうです!瞬ちゃんは友達!
 
 
毎回言われる定型文に
毎回同じ返事をする俺たち。
 
 
瞬)どうなのよ。新しい彼氏は。
美)へへへ♡ラブラブだよん♡
瞬)そりゃ良かった。
 
 
美花は俺にとって
ほんと大事な友達で…
 
それは彼氏がいたって変わらないし
ヤキモチを妬いたりとかも、あるわけない。
 
 
美)でも美花さ、
  瞬ちゃんとはずっと友達でいたいんだ。
瞬)は?いきなり何?w
美)美花に彼氏ができても、
  瞬ちゃんに彼女ができても、
  そーゆーのとは関係なしに
  ずーっと友達でいたい。
瞬)……
 
 
それは、俺の気持ちと全く一緒で。
 
 
瞬)俺だってそう思ってるよ。
美)あはは、ほんと?w
瞬)うん。
美)瞬ちゃんは、男友達の中で
  いっちばん特別!
  大好きだよ。
瞬)俺もお前は…なんか特別w
美)美花のこと、好き?
瞬)好きだから友達なんだろw
美)大好き?
瞬)大好きだよw
美)へっへーー♪美花もだよっw
 
 
そんなことを無邪気に言って
笑い合ってた。
 
 
いつかお互いに相手ができたら
4人でダブルデートとかしたいよなー
なんて話してたのに
 
俺たちはいつも、
どっちかが別れるとどっちかに相手が出来て、
毎回タイミングが合わない。
 
 
美)給料日に返してくれるって言ったのに…
  美花が貸したお金で
  他の女の子と遊びに行ってた…。
瞬)お前…いい加減男見る目養えよ…。
美)ひどいっ!!
 
 
美花は好きな人のためには
いつも一生懸命で尽くすタイプなのに…
 
毎回、男運がない。
 
 
瞬)彼女がさ…付き合い始めて半年で
  15kgも太ったんだけど…
美)ぶふっ!w
瞬)詐欺じゃね…?
美)あはははっw
瞬)いくら言っても努力しないし…
美)瞬ちゃんが優しいから
  甘えちゃうんじゃないのー?w
 
 
俺も何人か彼女ができたけど
やっぱりどうも長続きしなくて。
 
 
美花は無事に専門学校を卒業して
ブライダル業界で働き始めて。
 
俺もバーを辞めて
歌一本でやっていけるようになった頃。
 
 
店)ほんっと仲良いね、お前たち。
男)いつになったら付き合うわけ?
女)もう付き合ってんじゃないの?
 
瞬)……
美)……
 
 
久々に一緒に飲みに来たバーで言われた
定型文。
 
 
いつもと違うのは、
今はたまたまお互いに相手がいないこと。
 
こんなの初めてで。
 
 
瞬)なんでお前、彼氏いないの?
美)仕事忙しいんだもんっ!
  瞬ちゃんだって彼女いないじゃん!
瞬)俺はなんか…疲れたw
美)何それ!w
 
 
次付き合うなら…
すっげぇ好きだって
思えるくらいの相手にしよう。
 
何回か失敗を繰り返した俺は、そう決めてた。
 
 
美)美花さ〜
  いつも男見る目ないじゃん?
瞬)うんw
美)笑うなっっ!
 
 
バシッ!!
 
 
瞬)はははw
美)で、毎回瞬ちゃんに愚痴ってさ〜
瞬)うん。
美)でも、ちゃんと毎回学んでるつもりなの。
瞬)へぇ。
美)同じ失敗は繰り返さないよ。
瞬)ほぉ。
美)失敗を繰り返して、
  美花の男を見る目は、磨かれてるのっ!
瞬)じゃあ次出来る彼氏が楽しみだなw
男)出来たらうちに連れておいでよ〜?
女)紹介してね♡
美)もちろんですっ♡
 
 
そんな話をしてたら、
 
 
店)瞬くんはどんな子がいいの?
 
 
ふと、店長に聞かれた。
 
 
瞬)うーーん……
 
 
どんな子って…言われると…
難しい。
 
 
瞬)ポジティブで…
店)うんうん。
瞬)一緒にいると元気になれて、楽しくて…
男)うん。
瞬)何かに一生懸命だったり…
  尊敬できるところがある子がいいな。
女)なるほど。
瞬)あとは…恋愛でもちゃんと努力する子。
店)努力…?
瞬)なんか…
  付き合い始めると、
  手抜きする子多くないっすか?w
女)手抜きー?
美)いきなり15kg太ったり?
瞬)そう!
男)あはははw
  確かにそれはねぇなーーw
瞬)俺もちゃんと努力するから
  相手もそうであってほしいかな。
 
 
俺がそう言うと、
 
 
美)なんか勿体ないなぁ。
  美花だったら宝物にするのに。
 
 
美花がポツリと呟いた。
 
 
瞬)え…?
美)瞬ちゃんが彼氏だったら…
  美花なら宝物にするのに。
瞬)…っ
 
 
美花は何気なく言ったんだろうけど、
俺はその言葉が頭から離れなくて。
 
 
「宝物」なんて可愛い言い方をする美花に
不思議なんだけど、愛しさを感じて…。
 
 
男)てゆーかさっき瞬が言ってた理想って
  美花、全部当てはまってない?
女)ほんとだ!w
 
 
美花が席を立ってる時にそう言われて、
 
 
瞬)……ほんとだ。
 
 
その事実に気付かされて。
 
 
店)だからお似合いだって言ってるじゃんw
 
 
みんなにそう言われて…
俺は初めて美花を、意識した。
 
 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
それからも俺たちは
どっちにも相手が出来なくて…
 
仕事の合間を縫っては
よく会うようになってた。
 
 
まぁそれは今までと変わんないんだけど…
前と違うのは、会うのが美花の家ってとこ。
 
 
別にお互い、彼氏も彼女もいないから
今まで一応持ってた最小限の遠慮も
いらないわけで。
 
 
瞬)今日なんかすっげぇ卵もらったんだけど!
美)マジで?!
瞬)1個2000円!!
美)ヤバ!!!!///
 
 
なんて言って
二人で卵かけご飯を半分こして
その美味さに感動して絶叫したり。
 
 
美)この映画観たい〜〜!!
瞬)俺、これも観たい!
美)えー!
瞬)じゃあ両方観る?
美)よっしゃ!じゃあ今日は徹夜だ!
 
 
なんて言って
張り切っておきながら
結局二人で爆睡したり。
 
 
美花の家で過ごす、居心地の良い時間が
どんどん増えていった。
 
 
男)だからさー、
  お前らいい加減付き合えよ…w
女)もうカップルでしょw
 
 
聞き飽きた定型文にも美花は笑って
 
 
美)だーかーらー
  瞬ちゃんは友達っ!w
 
 
そう返すけど。
 
 
瞬)……
 
 
俺は…
 
一緒にいるうちに
美花を意識することが増えていって…
 
 
もともと誰よりも美花のことは
知ってるつもりでいたけど…
 
 
意外に料理が上手いとことか…
寝起きは赤ちゃんみたいなとことか…
 
怒ると口を尖らせて頭突きしてくるとことか…
感動するとぶっさいくな顔で泣くとことか…
 
 
笑った顔が何より可愛いとことか。
 
 
いろんな美花を見てるうちに、
愛しい気持ちが募っていった。
 
 
でも…
今までの恋愛感情とは
種類が違いすぎて…
 
自分でもよくわからなくて。
 
 
はっきりと自分の気持ちを確信したのは、
美花が1枚の写真を見せてきた日だった。
 
 
美)瞬ちゃん見て見て〜〜♡
瞬)ん…?
 
 
嬉しそうにニコニコと見せてきたのは、
ウエディングドレス姿の美花の写真。
 
 
瞬)…な…に、これ…。
美)ブライダルフェアのポスターに使う写真♡
瞬)……
美)モデルさんが来れなくなってね、
  急遽美花がやったんだ〜♪
瞬)……
美)ドレス可愛いでしょっ♡
瞬)……
 
 
そこには…
白いドレスに身を包んで
幸せそうに笑う、美花がいて。
 
 
美)美花ね、いつか結婚式するなら
  こういう形のドレスがいいんだー♡
 
 
美花は無邪気にそう話すけど…
その時隣にいるのは誰なんだろうって、
俺は思った。
 
 
ずっと友達でいたいって思ってたけど…
そしたらきっと
美花の結婚式で隣に立つのは別の男で…
 
俺はそれを友人席から見てるんだろうか。
 
 
……そんなの、絶対嫌だ。
 
 
美花の怒った顔も…
ブサイクな泣き顔も…
 
笑った時のめちゃくちゃ可愛い顔も…
 
全部、全部…
 
一番近くで見ていたい。
 
隣にいるのは、俺がいい。
 
 
そう強く思って…
 
 
ああ、俺…美花が好きなんだ。
 
 
自分の気持ちに、ちゃんと気が付いた。
 
 
 
でも…
 
気付いたはいいけど…
 
仲が良すぎるし、今更感が拭えなくて…
どうやって伝えたらいいのか、わからなくて。
 
 
ある日。
 
ローソファーに頭を乗せて
俺が寝転がってると、
 
美花はその横で雑誌を読んでて。
 
 
いつもと変わらない、心地良い時間。
 
 
瞬)美花ー?
美)なにー?
 
 
雑誌をめくりながら返事をする美花。
 
 
瞬)……好き。
 
 
どう言ったらいいんだろうなんて
悩んでたくせに…
 
ぽろっとこぼれた言葉。
 
 
ページをめくってた美花の手は
ピタッと止まって。
 
横で寝転んでる俺に、
ゆっくりと視線が降りてきた。
 
 
美)……は?
瞬)……
 
 
目を丸くして、驚いてる。
 
 
だよな。
 
俺もちょっとびっくりしてる。
 
思わずこぼれた、自分の言葉に。
 
 
美)え……?
 
 
まだきょとんとしてる美花の横に、
俺はちゃんと座り直した。
 
 
瞬)好き。
美)……
 
 
……あれ?まだ止まってる…。
 
 
美)好きって…なに…?
 
 
あ、動いた。
 
 
瞬)……俺が、美花を好き。
美)……え?
瞬)好きだよ。
美)…っ
 
 
俺の言葉にフリーズしてた美花は
しばらくすると
 
目に涙をいっぱいためて、
雑誌で顔を隠した。
 
 
美)待って…、意味…わかんない…っ
瞬)…っ
美)ひっく…、ぐす…っ
 
 
俺は雑誌を取り上げて、
泣いてる美花を抱きしめた。
 
 
瞬)……好き。
美)…っ
 
 
すげぇ今更だけど、
きっとお互い…とっくにわかってた。
 
 
瞬)美花も…俺のこと好きでしょ?
 
 
俺の問いに、美花は黙ったまま頷いた。
 
 
瞬)ちゃんと…付き合おっか…///
美)……(こくん)///
 
 
そう言葉にしたら…
なんか一気に照れが来て。
 
 
俺たちはその日、
キスもできないまま…
 
朝までくすぐったい時間を、
二人で過ごした。
 
 
 
 
 
ー続ー

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  1. さゆがん より:

    新たなサイドストーリー♡♡
    マイコさんの書物はどのキャラも立ってて
    ストーリーもそれぞれ確立してて
    ほんとどれを読んでもおもしろいです♪
    瞬くんにもそんなストーリーがあったんですね♬

    • マイコ より:

      そう言ってもらえて嬉しいですーー!!(っ≧ω≦)っ♡♡

  2. おみちゅき より:

    ぬわぁぁぁんと∑(°口°๑)❢❢
    私ってば、リーチですかー!?
    ヾ(*´∀`*)ノキャッキャ

    実はリニューアル後の出逢い編で、いくつか見つけました。でもそのままでも意味通じるし、お節介だよなー(^-^;と。

    でも、そうゆうことならもう言っちゃうww!ぃゃ、その前に今日もとりあえずポチ頑張る!!(・д・。)

    • マイコ より:

      おおおお!リニューアル後の出逢い編こそ私まったく読み直してないので誤字脱字の宝庫だと思います。゚(゚^∀^゚)゚。
      ぜひ教えてくださいまし!!ww
      ご連絡お待ちしております♡笑
      ポチもありがとうございますヾ(≧∇≦)ノ”

  3. ユキ より:

    瞬君と美花ちゃん絶対お似合いカップルだね臣君の彼女さんみたいにイチャイチャラブラブモードになって欲しいですね(*^^*)

    • マイコ より:

      あっという間にラブラブさっ(((о´∀`о)ノ♡ヽ(о´∀`о)))

  4. ヒロコ より:

    マイコさん♥瞬くんストーリー最高です!告白のシーン、シンプルだけど伝わりますね♥思わず涙がでました‼
    素敵なカップル♥

    • マイコ より:

      わーーーん(´。✪ω✪。`)そう言ってもらえてウレシス〜〜!!♡♡

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