[12]不安な気持ち

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臣)はぁぁ……
T)な〜〜に、そのため息!w
臣)あっ!TAKAHIROさん!


ジムで休んでると
TAKAHIROさんが入ってきた。


臣)お疲れさまです。
T)お疲れ〜〜♪
  今日はどれやろっかな〜♪


そう言ってランニングマシンの
スイッチを入れた。

俺もその隣のマシンに乗って
スイッチを入れる。


T)この登坂っちエロいよね〜w
臣)へ??


目の前に流れてるのは
『J.S.B. DREAM』のMV。


T)今回、エロ担当だったんでしょ?
臣)担当って何すか!w
T)登坂ハーレム、いいなぁ〜〜
臣)いやいやいやw
T)イイ子いたー?♡
臣)いや、全然見てないんで。
T)またまた〜〜w
臣)ほんとにw
T)この子とか普通に可愛いじゃん。
臣)……


どの女も…ほんとどうでもいい。


臣)はぁぁ……
T)またため息!!w
  どうしたのよ!!
臣)……
T)♡ちゃんは元気?
臣)…元気…ですけど…
T)けど…?
臣)……


今朝だって
普通に行ってきますのチューをして
出てきたけど…

♡はいつも通りニコニコだったけど…

この物足りない気持ちは
どうしたらいいんだろ。


T)欲求不満みたいな顔しちゃって…
臣)え!!!!
  お、俺っ、顔に出てます!??
T)え、ほんとに欲求不満なの…?w
臣)!!!


しまった。

TAKAHIROさんがニヤニヤ笑ってる。


T)なんでなんで〜〜w
  ♡ちゃんとシてないの?
臣)……
T)喧嘩でもしてるとか…?
臣)……


何も知らないTAKAHIROさん。

俺は今月の出来事を、簡単に話した。


T)マジか〜〜〜〜〜
  あの♡ちゃんが家出ねぇ……
臣)はい。
T)よっぽど登坂っちのこと
  嫌になったんだろーね〜〜
臣)!!!
T)よく帰ってきてくれたねぇ〜〜
臣)ちょ、あの……
  あまり傷口に塩塗らないでくれます…?
T)え?あ、ごめーーん♡笑
臣)……
T)傷口って…w
  もう仲直りしたんでしょ?
  いいじゃんw
臣)……


仲直りはしたけど…


T)まだ引きずってんの…?
臣)……


引きずって…るのかな?俺…


T)早く仲直りのH、しちゃいなよ♡
臣)……


したいのは…やまやまなんだけど…


T)仲直りのHってさ、燃えるよねぇ〜〜♡
臣)ですよね……
T)もうさ、理性なんて吹き飛んで♡
臣)……
T)二人で思いっきり乱れちゃって♡
臣)……
T)臣くぅんっ!もっとぉっ♡
  なんつって♡
臣)……


ピタ。


T)あー!登坂っち止めたー!
  まだ全然走ってないくせにー!


マシンから降りて椅子に座ると
TAKAHIROさんもマシンを止めて
俺の隣に座った。


T)何。♡ちゃんとの夜を想像して
  興奮しちゃったの?
臣)違いますから!w
T)なんだよ〜〜
臣)……


ああ…でも…
ほんとにシたい。


臣)なんか……
T)うん。
臣)…手ぇ出せなくて…
T)へ??
臣)……
T)♡ちゃんに…?
臣)……(こくん)
T)なんで??
臣)……


なんで…なんだろ…
上手く言えないけど…


臣)嫌われんのが…怖い。
T)何それ。
臣)……


俺…何言ってんだろ…


T)♡ちゃんの態度が…変わったの?
臣)……
T)……
臣)変わってないです。
T)……


♡は…
何も変わってない。


家出から戻ってきて
二人でいっぱい話したし

気持ちも確かめ合ったし

前と変わらず、笑顔を見せてくれるし
俺に好きだって言ってくれる。


なのに…なんで俺は…


臣)……今回のことって
  結局は俺が悪いし…
T)……
臣)あいつはあんな純粋なのに
  俺って結局汚れだし…
T)ヨゴレって…w
臣)俺のそーゆーの、全部知って…
  あいつだってそう思ってるはずで…
T)……
臣)俺に…触られんのなんか
  嫌なんじゃないかって…
T)……


ああ…そっか…
俺、そう思ってたんだ。

口に出して、初めて気付いた。


T)拒絶されたりしたの…?
臣)……
T)……
臣)風呂はやだって言われました…
T)風呂でヤろうとしたの?!
臣)いや、そうじゃなくて…w
  一緒に入るのが…
T)ああ、なんだ。
  それ単に恥ずかしがってるだけじゃん?
臣)……


俺もそれはそう思うけど…


T)別にキスとかHを拒まれたわけじゃ
  ないんでしょ?
臣)……


そうだけど…


♡に「嫌だ」って言われることに
なんか敏感になってるというか
臆病になってる自分がいて…


T)一回Hしちゃえば
  そんな不安も消えると思うけどな〜〜
臣)不安…?
T)うん。不安なんでしょ?
臣)……


そう…なのかな。


T)登坂っちは…♡ちゃんが大好きだから
  多分さ、今回の家出事件?
  それが自分で思ってるより
  ダメージだったんだと思うよ。
臣)……
T)今は♡ちゃんが戻ってきてくれたから
  解決したように見えてるかもしれないけど
  不安とかダメージって
  そんな簡単に消えないじゃん?
臣)……
T)帰ってきてくれて良かった、って
  安心する気持ちの裏側で、
  またいなくなったらどうしよう…
  また拒絶されたらどうしよう…
  嫌われたらどうしよう…
  そんな不安も生まれるんじゃない?
臣)……


TAKAHIROさんの言う通りだ。

♡が戻ってきてくれて…

あんなに俺のこと好きだって言ってくれるのに

それでも俺は、どこか不安で…


T)言葉も大切だけどさ、
  やっぱりHもそれ以上に大事だよね〜〜
臣)……


だから俺…
こんなに♡が欲しいのかな。


T)そもそも登坂っちさ!
  そんなに喧嘩、長引いてたんなら
  もうかなりHしてないじゃん!


TAKAHIROさんが
信じられないといった顔で、俺を見た。


T)もう1ヶ月近く…?
臣)ですね…
T)ひぃぃぃぃ!!!
  俺なら死んじゃう!!!
臣)いや、俺も死にそうです…
T)だよね?!!
  無理無理!!干からびる!!


ほんとにもう干からびてる…


T)とりあえずそのへんの女で
  手ぇ打ったら?
臣)……はぁぁ…


俺がため息をついて膝に頭をつけると
TAKAHIROさんが慌てたように
俺の背中を叩いた。


T)ごめんごめん!うそうそ冗談!w
  今の登坂っちに
  そんな選択肢はないよね、うん!
臣)……
T)……
臣)俺…ほんとに…
  他の女とか一生いらないから
  ♡とシたい……
T)……
臣)……
T)めっちゃ切実やん……
臣)……
T)♡ちゃんに聞かせてやりたいよ…
臣)……
T)もういっそ♡ちゃんから
  襲ってきてくれたらいいのに!!
臣)……


俺が顔を上げると、
すごくいいことを思いついたかのように
目を輝かせてるTAKAHIROさん。


T)ね!どう?!
臣)はい…?
T)登坂っちがビビッて手ぇ出せないなら
  ♡ちゃんから来てくれたらいいのにねぇ!
臣)……
T)ん…?
臣)ビビッて手ぇ出せないとか…
  俺マジでダセぇ……
T)いやいや、それだけ好きってことでしょw


TAKAHIROさんはそう言って
笑い飛ばしてくれたけど…

俺ってほんと情けないな…

♡のことになると
いつもいっぱいいっぱいで…


T)いやぁでも良かったよ。
臣)え?
T)喧嘩がトラウマで
  勃たなくなったとかじゃないんだよね?
臣)はい?!w
T)機能しなくなったとかじゃ…
臣)ないです!!!w
T)あ〜〜良かった。
臣)その心配は全くないっす。
T)あ、ああ…そうw
  だってほら、男って繊細だからさ♡
臣)TAKAHIROさん…
  いつもその心配してますよね…
T)だって大事じゃん!!!
臣)……


でも…
不思議だけど

自分でもわかってなかった不安な気持ち。
TAKAHIROさんに話せて良かったかも…

メンバーにはカッコ悪くて言えないし…


臣)ありがとうございます…
T)え、何が?!!
臣)いえ…w
T)じゃあもうひとっ走りしますか!
臣)はいw


それから1時間くらいトレーニングをして
夕方、事務所に戻ると


隆)臣っ!!!
臣)お、どうした??
E)あ、臣、おはよーーー
臣)おはよーーー
N)隆二がLIVE決まったよ。
臣)え?
隆)J-WAVEのLIVE!代々木で!
臣)代々木…?
隆)一人で出んの!
臣)おわっ!!マジで?!
隆)うん!!!
N)ほんとおめでとうw
隆)ありがとうございます!!
臣)……


ソロでLIVEをしたいっていうのは
隆二のずっと夢だった。

今回のツアーが始まる前に
二人で飯に行った時も
その話はしてたし…


臣)すげぇじゃん。おめでとう。
隆)ありがと!!!


隆二が本当に嬉しそうで
俺も嬉しい。


N)他には誰出んのー?
隆)えっと…平井堅さんとか…
  加藤ミリヤさんとか…
  大原櫻子ちゃんとか…
臣)おっ…


大原櫻子ちゃん?
♡も一緒に行きたがりそう。


臣)いつなのー?
隆)8月9日!!
E)俺も観に行きたかったなー
臣)え?
E)俺、その日、逗子フェス出るから。
臣)あ、マジか!ELLYはそっちに出るんだ!
E)今市くんの晴れ舞台見たかった〜〜
隆)ELLY〜〜〜
E)今市くん〜〜〜


謎に抱き合う二人w


N)逗子フェス俺も出たかったなぁ〜〜
E)楽しんできます♡
臣)そっかーー
  隆二と同じ日かーー
隆)…っ
臣)ん…?


隆二が俺をじーっと見てる。


臣)なんだよ。
隆)臣、どっち見に行くの?
臣)へ?
隆)……
臣)どっちって…


隆二のソロLIVEと、ELLYの逗子フェス?
そんなの…


臣)お前の観に行くに決まってんじゃん。
隆)…っ///


何その顔。


隆)へへ…良かった///
臣)何それw
隆)臣、逗子フェス好きだから…
臣)いやいやいやw
  相方の初のソロLIVEなんだから
  そっち行くでしょ。
隆)へへへ///
臣)なんだよ…w
N)何?そこ付き合ってんの?
臣)はい?w
E)あははははw
N)臣が水着女子より隆二を選んだ。
隆)えっ…俺…水着じゃないけどいい?
臣)お前の水着なんかいらんわ!!w
E)あはははっww


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


臣)ただいまーー


あ!!
臣くんが帰ってきたーー♡♡


♡)おかえりなさーいっ!!


ぎゅむっっ


臣)飛びついてきたw
♡)えへへーー♡


玄関で、お帰りなさいのぎゅー。


♡)あ、何か中華の匂いがする。
臣)えっ!よくわかったな!すげぇ!
♡)当たりー?
臣)うん。今日の会食、中華だった。
♡)へへーーw


なんか香辛料の匂いがしたもんっ。


臣)あれ?仕事してたの?
♡)ううん!あ、これね、
  Mちゃんに教えてもらったアプリなの。
臣)ん?


二人でソファーに座った。


♡)私、今まで
  手帳でスケジュール管理してたけど
  今度からはこのアプリ使おうと思って。
臣)あ!!これ、俺らが使ってんのと一緒!
♡)あ、ほんと?!
臣)うん。めっちゃ使いやすいよ。
♡)うん!今データ移してたんだけど
  わかりやすくて気に入ったー♡
臣)共有もできるしね。
♡)そうなの!
  Mちゃんと共有できるように…
  あ、あのね、Mちゃんが
  私の仕事とかいろいろ
  お手伝いしてくれることになって…
臣)あ、そうなの?
♡)うん。


私が一通り説明すると
臣くんは納得したように笑った。


臣)Mちゃんなら頼もしいねw
♡)うん♡
臣)てゆーかこれ使うなら
  俺ともスケジュール共有できるじゃん。
♡)あ、ほんと?
臣)うん。


臣くんがアプリの設定をしてくれて、
私のスケジュール画面で
臣くんのスケジュールも開けるようになった。


♡)わぁ!すごーい!!
臣)便利だな、これ。
♡)臣くんのお仕事状況がわかる!
臣)役に立ちそう?
♡)うん♡
臣)俺もお前のスケジュールわかってると
  なんか少し安心♡
♡)えへへ♡


臣くんのスケジュールを先まで見てみると…


♡)あ!!そうだ!!!
  HiGH&LOW!!!
臣)…っ
♡)見たよ!雨宮兄弟!!!
  「広斗」って、このことだったの?
臣)うんww
♡)もうびっくりした〜〜!!
臣)あはははw


臣くんがチラッと言ってて
ずっと気になってたお仕事。


♡)臣くん、初ドラマだねぇ♡
臣)うーん、そっか、確かに。
  でも俺そんな出ないよ?w
♡)でも楽しみだもーん♡
臣)……そっか、スケジュール見られると
  仕事内容がバレるのか…
♡)え、バレちゃダメなの?
臣)だって…解禁日に
  「キャー!!♡」ってなってるお前、
  見れなくなんじゃん。
♡)あはははっw  何それ〜〜
臣)お前のリアクション、
  いつも楽しみなのに。
♡)じゃあ必要以上に見ないようにします!
臣)あはははw


そう言いながら臣くんは
私のスケジュールを見てる。


臣)ん?明日はMちゃんとご飯なの?
♡)あ、そうそう♪
  さっき急に誘われて。
  撮影の後に行ってきます♡
臣)行ってらっしゃいw
♡)臣くんは明日は…お昼から打ち合わせ?
臣)そ。
♡)じゃあ午前中は何もないの?
臣)ないよ?
♡)じゃあ二人でゆっくりできる?
臣)うん。
♡)やったぁぁぁ♡♡


嬉しくって臣くんに抱きついた。


♡)何する何するーー♡
臣)久々に映画でも観ますー?
♡)わぁ!いいねっ♡
臣)うん♡


臣くんが頭をなでなでしてくれた。
嬉しいなぁ♡楽しみっ♡  
  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


俺の腕にくっついて、ご機嫌の♡。

可愛いなぁ…


臣)じゃあ俺、風呂入ってこよっかな。
♡)あ…


あ、少し寂しそう。

ヤバイ。
めっちゃ可愛いんだけど…//


臣)一緒に入ろっか♡
♡)……やだ//
臣)……


またフラれた俺は
一人寂しく、風呂に浸かる。


あんなに懐いてきてたのに…
なんでやなんだよーー


「それ単に恥ずかしがってるだけじゃん?」


臣)……


わかってるんだけど…
やっぱりなんか

「やだ」って…悲しい。


うん、わかってる。

欲求不満っていうか…
完全に♡不足だから

俺、弱ってんだ。


明日は…少しは二人でゆっくりできるし
今日は…もう、いいかな?

いい加減、抱きたい。

♡が欲しい。




俺が風呂から上がると
♡はストレッチをしてた。


♡)あ、おかえりーー♡
臣)……


ああ…なんか…
ダメだ。

もう…ほんと…
今日は絶対我慢できない…


臣)♡……
♡)…??


♡の腕を引いて、立ち上がらせた。


ぎゅぅっっ


♡)ど…したの…?//


風呂上がりでまだ火照ってる身体で
♡をぎゅっと抱きしめた。


♡)ぎゅータイムですか…?//
臣)ん。
♡)……//


♡の手も、俺の背中に回って…


♡)はぁ……♡
臣)……


幸せそうなため息が漏れた。


臣)♡……
♡)……


今日は…抱いていい?


そっと身体を離して
頬を撫でると

♡がじっと、俺を見つめた。


♡)臣くん…?//
臣)……


チュッ…


おでこにキスをして
頬を撫でていた手を、首筋に滑らせた。


♡)んっ…//


そのまま♡の顎を引いて…


チュッ


唇に、キス。


臣)……
♡)////


♡が目をそらして俯くから
もう一度キスをしようと
頬に手を添えると…


♡)あっ!えっと…っ///
  カーディガン、取ってくる!///


パタパタパタッ


俺から離れて、自分の部屋に逃げていった。


臣)……


俺、避けられてる…?



ー続ー

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コメント

  1. かな より:

    初めてコメントします
    いつも楽しく拝見させていただいてます。
    これからも更新頑張ってください

    このストーリーにあったスケジュールアプリって現実にあったりするんですか…?
    あったら教えて欲しいです‍♀️

    • マイコ より:

      かなさん(っ≧ω≦)っ
      初コメありがとうございます!嬉しすです!
      スケジュールアプリ、いろんなのたくさんありますよ!(๑^ ^๑)/

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