【118】姉ちゃんの涙と笑顔(瞬Side)

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臣)あ、ピアノあるし
  お前あれ練習しとけば?
♡)あ!!そっか!!
  じゃあ一緒に歌おうよー♡
臣)え、ここで?w
♡)うんっ♡
臣)いいけど…
レ)なになにー??
♡)今度ね、さくちゃんの結婚式で
  臣くんと二人で歌うのー♡
瞬)えええっっ!!!!
レ)だからいちいち声が
  でかいんだっつーの!!w

バシッ

瞬)いって!!!
  え、え、何それ!!!
  その結婚式、俺も行く!!!!
レ)アホかw
♡)あはははw
瞬)え、え、何歌うの?
♡)「あなたと」だよー
瞬)え!!
  絢香とコブクロの?!
♡)うん!
瞬)え、え、え、
  それをとさっ、臣さんと姉ちゃんが
  二人で歌うの?!
♡)そうだよー♡
瞬)!!!!!!


なんだそのコラボは!!!!

もはやCDにして売ればいいのに!!!!

聴きたすぎる!!!!


瞬)歌って!!!!!
臣)この曲、好き?
瞬)めっちゃ好きです!!
臣)ははははw
♡)まだちゃんと通して
  弾いたことないんだけど…
臣)まぁ練習練習。
♡)うん、じゃあ弾くねー♡


そう言って姉ちゃんが
「あなたと」のイントロを弾いただけで
俺は鳥肌が立った。

ヤバい。
ヤバい。

二人の歌とか…
サビとかどうなるんだよ…

うああああ!!!!!


出だしを登坂さんが歌い始めて

こんな目の前で
登坂さんの生歌を聴けるだけで

俺はもうぶっ倒れそうなのに…


♡臣)〜♪今夜


二人がハモり始めた瞬間、
全身の毛穴が一気に開いたような

ものすごい感覚に襲われて…


♡臣)〜♪孤独と自由を羽にして
   あなたに会いにゆく♪〜


ああ…
なんだ…この二人は…


こんなに声が合って
溶け合うように響いて…

お互いがお互いの声の良さを
引き出すような…


言葉にならないような音色に
俺は知らない間に、涙がこぼれてた。


レ)あんた何泣いてんの?!

♡臣)えっ!!!!

瞬)……わかん…ね…


なんだろうこれ…


ああ、そうだ、
俺の脳がもうショートしてんだ。

だって…
こんな歌、聴かされたら…もう…


レ)二人の声は相性いいね♪
♡)ほんと?
レ)うん、すごく合う。
臣)歌ってて気持ちイイですw
レ)でしょーw
♡)えへへー♡


俺が後ろを向いて涙を拭いてると
姉ちゃんが後ろから抱きついてきた。


♡)えいっ♡
瞬)……なんだよ//
♡)泣き虫ーー♡
瞬)やめろ…っ//
臣)お前が人に泣き虫とか言うとか…
♡)なにっ!!!
臣)いや…ww


登坂さんは笑いながら
またCDの棚を眺めてる。


臣)このへんは昭和ですねーー
レ)そこはあたしの好きなやつw
臣)へぇ!!
♡)百恵ちゃんとー明菜ちゃんとー♡
臣)ああ!そういやお前言ってたよな。
♡)うん!覚えてた?
臣)うん。
レ)あとは中島みゆき!!
臣)え?
レ)中島みゆきは神!!!
臣)おお…
♡)ママはね、中島みゆきが一番好きなの♡
臣)そうなんだ…
レ)もう別次元だね!神!!
臣)あはははw
  ああ、そういえば俺らの候補曲にも
  「糸」入ってます。
レ)カバーアルバムの?
臣)はい。
レ)うーーーん…
  「糸」かぁ…
臣)え、ダメですか??
レ)いや、あれはもちろん
  言うまでもなく名曲だし
  みんなカバーしてるでしょ?
臣)はい。
レ)だから…
  登坂くんたちなら違うの歌ってほしいなー
臣)なんかオススメありますか?
レ)「誕生」!!!
臣)え??
レ)絶対「誕生」!!!
臣)知ってる?
♡)知ってるよ?
瞬)……


「誕生」は…レイコがいっつも
聴きながら、よく泣いてる。


臣)どんな歌なんですか?
レ)んーっと…ああ、あった。
  これこれ。はい、歌詞。
臣)ありがとうございます。


登坂さんがマジマジと
歌詞を読んでる。


臣)……
レ)人間の成長っていうか人生っていうか…
  この世に生まれて
  誰かと出逢って一緒に生きて
  そんな命の出逢いと別れ…
  を歌った曲かな。
臣)……
レ)それにね、最後のところは…
臣)……
レ)誰もが生まれてくる時に
  喜ばれるわけじゃないでしょ?
  望まれないで生まれてくる子も
  生まれてきたけど親に捨てられる子も
  いくらでもいる。
瞬)……
レ)普通なら親に愛されて育つけど
  そうじゃない人だってたくさんいて…
♡)……
レ)自分は何のために生まれてきたんだろう
  生きてる意味があるんだろうかって
  人生の中で思うことって
  誰でもあると思うの。
臣)…はい。
レ)誰の愛情も…もし思い出せないなら
  生まれてきてくれてありがとうって
  私が代わりにあなたに言うよって、
  そういう歌。
臣)……
レ)今の登坂くん達が歌うから
  響くものがあると思うんだけどなーー
臣)……聴いてみたいな。
♡)……
臣)歌って?
♡)……
臣)……
♡)……だめ。
臣)…なんで?
♡)これは…私、泣いちゃうんだもん…
臣)え…?
♡)泣いちゃうから…歌えない。
臣)……


姉ちゃんが泣くのは、きっと二番だ。

この歌を…
泣かないで歌えるのは

この中で俺だけだと思う。


レイコと姉ちゃんに守られながら…
ずっと、生きてきたから…


瞬)俺、歌いますか?
臣)え…?
瞬)ギターで良ければ。
臣)…うん、聴きたい。


俺は部屋からギターを取ってきた。


瞬)じゃあ…歌います。
臣)うん。
瞬)……


登坂さんが目を閉じた。
姉ちゃんは泣きそうな顔してる。


瞬)〜♪ふりかえるひまもなく 時は流れて
  帰りたい場所が
  またひとつずつ消えてゆく♪〜


この曲をギター1本で歌うのは初めてだ。


瞬)〜♪すがりたいだれかを失うたびに
  だれかを守りたい私になるの♪〜


でも、

中島みゆきさんの曲は
どれもギターが、すごく合う…


瞬)〜♪わかれゆく季節をかぞえながら
  わかれゆく命をかぞえながら
  祈りながら 嘆きながら
  とうに愛を知っている♪〜


姉ちゃんが泣いてる…

登坂さんは
ずっと目を閉じて聴いてくれてる…


瞬)〜♪Remember 生まれたこと
  Remember 出逢ったこと
  Remember 一緒に生きてたこと
  そして覚えていること♪〜


俺が歌い終わると
登坂さんはゆっくり目を開けて

俺を真っ直ぐに見た。


臣)…ありがとう。
瞬)……はい。


姉ちゃんがポロポロ泣いてるのに気づいて
登坂さんはすぐに手を握った。


臣)……
♡)ぐすっ、ぐすんっ
臣)……
♡)パパに…会いたい…
臣)…うん…


え?!

俺は自分の耳を疑った。


びっくりしてレイコの顔を見ると
レイコも俺を見た。


え…、今……


♡)パパに会いたいよぉっ
臣)……うん
♡)ううっ、ふえぇっ
臣)……


登坂さんが
姉ちゃんの頭を撫でて、
優しく肩を抱いてる。


父ちゃんに…会いたいって…
姉ちゃんがそんなこと言うのは
初めてだ。


父ちゃんのことで泣く姉ちゃんなんて
今まで一度も見たことがないのに…


父ちゃんが死んだあの夜だって

姉ちゃんは…




登坂さんは姉ちゃんが泣き止むまで
ずっと肩をさすってた。


♡)ごめんね…?
臣)ん…いいよ。
♡)……


こんな…優しい顔で…
姉ちゃんのこと見るんだ。


姉ちゃんは…
登坂さんの前でなら…泣けるんだ…


♡)あ!!そうだ!!
臣)ん?
♡)パパの写真!!
臣)ああ、空の?
♡)うん!!
臣)見せてくれる?
♡)うん!持ってくる!!待っててね♡
臣)ん。


姉ちゃんはやっと笑顔になって
2階の自分の部屋に走っていった。


臣)レイコさん、ありがとうございます。


登坂さんが歌詞カードを
レイコに返した。


臣)初めて聴いたけど…
  好きです、この曲。
レ)うん…
臣)歌ってくれてありがとう。
瞬)……いえ…


登坂さんが優しく笑った。


瞬)……
臣)……
レ)あの子…ね?
  自分のこと「私」って言うでしょ?
臣)はい…
レ)昔は「♡ね、♡ね」って
  自分のこと、名前で呼んでたの。
臣)…はい。
レ)でも…あの人が事故に遭って…
  死んじゃって…
臣)……
レ)次の日起きたら、「私」に変わってた。
臣)……
レ)あたしは現実を受け止められなくて
  一晩泣き喚いて…
  瞬も……
瞬)うん、俺も泣いた。
レ)なのに…あの子は
  あたし達の前では絶対泣かなくて…
  でも…
臣)……
レ)朝起きたら、目が真っ赤に腫れてるの。
臣)……
レ)泣きはらした顔してるのに
  ニコッと笑って
  「ママ、朝ごはん何食べたい?」って…
臣)…っ
レ)ちゃんと食べないとパパが心配するから
  私が作るよ、って。
臣)……


覚えてる。

あの日は姉ちゃんが
トーストと目玉焼きを焼いてくれたんだ。


レ)それからもあたしは
  あの人を失ったのが耐えられなくて
  毎日泣いて…気が狂いそうだったんだけど…
臣)……
レ)あの子が…
瞬)……
レ)あの子が毎日…
  赤い目しながら、一生懸命笑うの。
  「ママ、泣かないで」って…
  「パパはママに笑っててほしいんだよ?」
  って…、そう言って…
臣)……
レ)この子は…きっと、毎日布団の中で
  声を押し殺して泣いてるんだって…
  なのにあたしの前では笑ってるんだって
  そう思ったら…
瞬)…っ
レ)こんな小さいのに
  あたしや瞬のことを
  一生懸命守ろうとしてくれてるんだって…
臣)……
レ)意識してなのか無意識なのか
  わかんないけど…
  「私」って言い始めたのも
  一生懸命大人になろうとしてるのかなって
  そう思ったら…
臣)……
レ)♡も瞬もいて
  守らなきゃいけないものがあるのに
  あたしはいつまでこんな
  泣いてるんだろうって…そう思って
臣)……
レ)頑張らなきゃって思えたの。
  …泣いてる場合じゃ…ないなって。


そう…
俺もそうだった。


姉ちゃんがこんな頑張ってんのに
俺ばっかり泣いてちゃダメだって…

小さいながらに思ったんだ。


レ)いつも自分のことより人のことで…
  本当に強くて…優しい子…
臣)……
レ)あたし達の前で
  あんな風に泣いたりしたことないのに
  登坂くんの前でなら
  あんな素直に…泣けるのね…
瞬)……


やっぱりレイコも…
同じこと思ったんだ…


レ)ありがとう。
臣)…え?
レ)あの子の側に…いてくれて。
臣)……
レ)ありがとう。
臣)……


ずっと黙って聞いてた臣さんが
静かに優しく、笑った。




バタバタバタッ!!!


♡)臣くんあったよーっ♡


姉ちゃんが
アルバムをいっぱい抱えて降りてきた。


臣)おわぁ!すげぇ量だな!
♡)関係ないのも持ってきちゃった!♡
  空の写真はこれー!この2冊♡
臣)おお!見ていい?
♡)うん♡♡


姉ちゃんが持ってきたアルバムを
俺もレイコも手に取って開いた。


♡)これはね、確かアラスカって言ってた!
臣)へぇ〜〜〜!!


姉ちゃんは嬉しそうに
登坂さんと一緒にアルバムを見てる。
  

臣)すげぇ綺麗だな……
♡)でしょー♡
  あとね、こっちはね、


楽しそうな嬉しそうな
幸せそうな笑顔。

心から安心してる笑顔。


こんな笑顔を見るのは…そう、
父ちゃんがいた頃以来だ。


瞬)……


登坂さんに惚れられた姉ちゃんが
すげぇって…信じられねぇって…思ったけど


姉ちゃんをこんな笑顔にする登坂さんの方が
やっぱりすごい気がする。

本当に…すごい人なんだ。
一生敵わない。


レ)やっぱり…パパの写真はいいね。
瞬)ん?
レ)あったかい。
瞬)うん。
レ)……
瞬)すげぇ好き。
レ)……
瞬)…会いたく…なるな。
レ)そうね…
瞬)俺らも墓参り行くか。
レ)お盆前に?w
瞬)いつ行ったっていいじゃんw
レ)うん。


父ちゃんがいたら…
今の俺を…
俺たちを…
なんて言うだろう。


きっと…言葉なんていらないくらいに
大きな愛情で丸ごと包んでくれるんだ。

父ちゃんは…そんな人だった。


レ)空の写真も見たい。
♡)はい♡
レ)登坂くんにはこっち見せてあげたら?w
♡)え?
レ)あんた達の小さい時の写真。
臣)わ!見たいです!!
レ)ほいよ。
臣)ありがとうございますw
♡)わぁ…なんか恥ずかしい//
臣)なんでだよw
  うわ〜〜ちっちぇーなーw
  瞬とか全然顔付きちげーじゃん!
瞬)え、そうですか?w
臣)うんw
♡)私はー??
臣)お前はそのまんまw
♡)え〜〜!!!
臣)なんか…プロが撮ると違うなーー
♡)え?
臣)いや、普通の家庭にあるような
  スナップ写真とは違うっていうか
  全部すげぇ綺麗w
♡)へへーー♡
  だってパパが撮ったんだもん♡
臣)すげぇなーーー
  なんか…
♡)んー?
臣)一枚一枚に…愛情を感じる。
♡)……
レ)子供達の笑顔が
  何よりの宝物だって
  いつもそう言ってたからね…
♡)……
レ)写真撮ってる時も
  いつも幸せそうだったわw
♡)……


あ…
姉ちゃんがまた泣きそう…

って思った瞬間、

登坂さんがすぐ気付いて
姉ちゃんの背中をさすった。


臣)このレイコさん、めちゃめちゃキレイw
レ)え!!あたし?!!
臣)はい。
レ)あたしはいつもキレイだっつーの!
臣)あははは、すいませんw
♡)もう!ママってば〜〜!w
レ)で、どれどれ?w
臣)これです。
レ)あ〜あ、これねw
  4人で旅行行ったんだけど…
  すっごい天気が良くて
  撮らせてくれってしつこかったのw
臣)へぇ!!
レ)人は自然光の下で撮るのが
  一番キレイだからって…
  いつもそう言ってた。
♡)ママキレイ〜〜♡
レ)でしょ♡


みんな…
すごく楽しそうに写真を見てる。

父ちゃんが残してくれたものって
大きいなぁ…


時が経っても、
こうして俺たちを笑顔にしてくれる。


臣)お、こっちはもう小学生?
♡)うん!
臣)この男の子…、いっつも一緒にいんね?
♡)あ、うん!ハルくん!!
レ)あんたたち3人は
  いつも一緒だったもんねーw
臣)そうなんだ…、あ、こっちにも。
♡)うん!ハルくんは前に話した人だよー
臣)え?
♡)私が小学校の時、ずっと好きだった人ー
瞬)……


あ、そこ普通に言うんだ。


姉ちゃんの中では
もう完全に「過去」になってるって

そーゆーことだよな、きっと…


臣)登場率ほんと高っ
♡)うんw


登坂さんは…
そーゆーの、気にしないのかな…


まぁ小学生の時だしな。

そのあとも姉ちゃんがずっと好きだったなんて
知らないだろうし…


臣)……


みんなで写真を見てると
あっという間に時間が経って

姉ちゃんがアルバムをしまいに2階に行くと
登坂さんが口を開いた。


臣)今日は…
  本当にありがとうございました。
レ)んー?
臣)すごく楽しかったです。
レ)またいつでもおいでーw
臣)はいw
レ)変な息子いて申し訳ないけど。
瞬)変なってなんだよ!//
レ)ぶはっw
臣)あはははw


登坂さんは俺を見て優しく笑った後、
レイコに言った。


臣)感謝してるのは、俺なんです。
レ)え?
臣)……あいつと…一緒にいれて…
レ)……
臣)側にいてくれて…
  ほんとに感謝してるんです。
レ)……


登坂さんが…
すごく穏やかな顔をしてる。


瞬)…俺……、
臣)……
瞬)あんな幸せそうに笑う姉ちゃん、
  父ちゃんが死んでから初めて見たんです。
臣)え…?
瞬)姉ちゃんはいつも笑顔だけど…
  やっぱり俺の前ではいつも
  「姉ちゃん」の顔してるから…
臣)……
瞬)でも、今日は違った。
レ)……ね。
瞬)ほんとに…
  とさっ…、…臣さんの…ことが
  好きなんだなって思いました。
臣)……
瞬)だから…
臣)……
瞬)結婚してください!!!

♡)えええっっ!!!!

瞬)えっ!!!!


姉ちゃんが丁度階段から降りてきた。


♡)瞬がプロポーズしてる!!
レ)登坂くんと結婚したいらしいよw
♡)えー!!やだー!!!
  ダメー!!やめてーっ!!!
臣)あははははw
♡)もう!瞬のばかー!


姉ちゃんが登坂さんに抱きついた。


♡)ダメだからねっ!!
瞬)わかってるわい!w
♡)ほんとーー?? 瞬ってば
  臣くんのこと好きすぎるんだもん。
瞬)俺は可愛い彼女とちゃんと結婚しますー!
♡)あ、そうなの?!
瞬)いや、そのうちね?
♡)そっか!!
瞬)うん。
レ)ふーーーん?
瞬)……
♡)ママ会ったことないんだっけ?
レ)うん。
瞬)いい加減会ってよ。
レ)……
瞬)俺…あいつ以外考えてないから。
♡)わぁ♡♡
臣)かっけーーw
瞬)……臣さんに言われると照れる//
♡)あははは♡
レ)じゃあいつでも連れて来ればー?w
瞬)いいの?
レ)そーんな好きなんでしょ?
瞬)うん!!!
レ)だるまみたいな女だったら
  家入れねーぞ。
瞬)今度は違う!!w
♡)あははははw


臣)じゃあ俺らはそろそろ帰るか。
♡)うん!!


臣)ごちそうさまでした。
レ)いやいや!!
  こちらこそ高級肉ありがと!!w
臣)あはははw
レ)またいつでもおいでねー♡
臣)ありがとうございます。
  瞬もまたな!
瞬)は、は、はい!!!
臣)いつでも遊びに来いよー?
瞬)はいっっっ!!!!!
レ)だから耳いてぇっつーの!

バシッッッ

瞬)いって!!!
♡)あははは♡
  じゃあ二人ともまたねーー♡
レ)気をつけて帰んなよー
♡)はーい♡
臣)お邪魔しましたー!!

バタン。


玄関で二人を見送って…


瞬)……
レ)どうした。
瞬)……はぁぁぁぁぁ///
レ)なに!w


一気に気が抜けた。


瞬)いや…なんか…
  いろいろめっちゃ疲れた…
レ)一人で忙しそうだったもんね、あんた。
瞬)だって!!!!


いきなりの生登坂さんだぞ!!!

もう緊張しすぎて
体力も精神力も何もかも使い果たしたわ!!!


瞬)はぁぁぁ……
  マジで疲れた……
レ)お疲れさんw
瞬)いや、やっぱりいまだに信じられん。
レ)何がw
瞬)さっきまでここに
  登坂広臣がいたなんて。
レ)まーだ言ってるw
瞬)レイコもびっくりしたろ??
  最初会った時!!!
レ)だってあたしは電話で
  事前に聞いてたもん。
瞬)そん時、びっくりしなかった?
レ)まぁ…したけど。
  あんたほどではないw
瞬)だって……
  俺めっちゃファンなんだよーーー
レ)よかったね、あんな兄ちゃんが出来てw
瞬)に、に、兄ちゃん!!!
レ)臣さんとか呼んじゃってw
瞬)……///
レ)懐きすぎて嫌われんなよー?w
瞬)はっ!!!そっか!!!
  俺、普通に考えてキモいよな?!
  気をつけよ…!!!
レ)はははははww
瞬)でも……
レ)んーー?
瞬)…ほんと…幸せそうだったな。
レ)あの二人ー?
瞬)うん…
レ)ラブラブですなーーw
瞬)うん…


ほんとに仲良くて…
お互い好きなのがすごく伝わってきた。


瞬)……
レ)なーに、寂しいの?w
瞬)いや、嬉しい。
レ)ふーん。
瞬)普通に嬉しい。
レ)そうかいw
瞬)うん。


姉ちゃんのあんな笑顔がまた見れて…


瞬)父ちゃんも…びっくりしたかなぁ?
レ)え?
瞬)急に…登坂さんが挨拶に来て。
レ)あんたみたいにファンじゃないからねw
瞬)そっか!
レ)まぁ…
  父親として…安心したんじゃない?
瞬)……


レイコがニコッと笑ってそう言った。


安心か…
うん、俺もそんな気持ち。


父ちゃん…

姉ちゃんすごく幸せそうだった。
いっぱい笑ってたよ。


品定めしてやる、なんて思ってたのに
相手はまさかあんなすごい人だったし…

父ちゃん、大丈夫。


あの人なら絶対
姉ちゃんを幸せにしてくれるよ。

俺が保証する!!!




ー続ー

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