可愛い邪魔者 〜short story〜

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今日は久々に、健ちゃんとのデート。


最近ずっと忙しくて、
なかなか二人の時間を作れなくて。


寂しいなー
なんて思ってたら。


急に健ちゃんが休みを取ってくれて、

「俺の一日、お前にやる。」

とか言って。


とか言って!!////



もうずーっと楽しみで、仕方なかったこの日。



〇)ぐふふ…♡
健)朝から気持ち悪い奴がおんねんけどー。
〇)だって…♡


大好きなディズニーシーに向かう途中の車内。

健ちゃんはサングラスをかけて、運転中。

その横顔の、美しさったら…!

もうもうっ!///


健)ニヤけすぎ。
〇)…っ///


信号が赤で。

健ちゃんがこっちを見て、
呆れたように笑ってる。


〇)えへへ…♡


だって、楽しくって仕方ないんだもんっ♡


そんなあたしの嬉しさを知ってか知らずか


健)可愛いヤツ…w


そんなこと言って、頭なでなでしてくれちゃう
あたしの彼氏。


〇)……///


はぁ、たまんない。




また信号が青になって走り出す車。


健)〇〇ーーー


ん?

隣を見れば、口をパクパクさせてる健ちゃん。


健)〇〇ちゃーーん…
〇)……


その呼び方で、わかった。

はい。
この人、甘えてます。


どうやらその可愛いお口は
あたしのポッキーが欲しいと
催促してるみたい。


普通に自分で取れるくせに、もう〜


〇)はいw


口に入れてあげようとしたら、
少しずれて、ほっぺに刺さっちゃって…


健)へたくそか!w


健ちゃんは前を向いたまま

ポッキーを持ってるあたしの手を
グイッと掴んで


パキッ。


いい音を立てて、かじった。


その横顔に見とれてると…


健)ん。


チュッ。


〇)////


あたしの唇まで、食べられた。



ーーーーーーー



〇)わぁ〜〜いっ!夢の国〜〜!!♡♡


ここに来るたびに思う。

本当に「夢の国」だなぁって。


〇)チュロス食べたいっ!♡♡
健)はいはい、買ってきますよーw
〇)やだ、一緒に行く!♡♡
健)ほな…、はい。
〇)…っ


差し出された手。


健ちゃんはディズニーの変装してるから、
今日は手を繋いでも大丈夫。


〇)へへっ♡


ぎゅっとその手を握って、歩き出す。


健)こけんなよー?
〇)なんで!
健)〇〇、どんくさいから。
〇)何もないとこでこけないよ!
健)どうだかw
〇)もうっ


ほっぺを膨らませて隣を見上げると、
すごく優しい笑顔。


〇)////


なんか、その瞳が優しすぎて、照れちゃう。


〇)あ!あのお団子も食べたいっ!
健)はいはいw

〇)あ!あのクレープもーー!
健)〇〇…、お前どんだけ食うねんw

〇)いいでしょっ♡
健)はいはいw


久々のデートだからワガママ放題。

…ってわけでもなく、あたしはいつも割と
こんな感じなんだけど…


健)ほーら、ここ、ついとる。
〇)あっ…


健ちゃんがあたしの唇の端をぬぐって
ぺろっと舐めた。


〇)////
健)ほんま子供みたいやなぁw


「子供みたい」ってよく言われるけど

それはバカにしてる感じとかじゃなくて
「本当にしょうがないな、もう。」
って感じで。

なんか愛を感じるから、すごく好き。


おまけに、頭なでなで付き。

もう、幸せすぎる!!///


健)ん、〇〇ー、それ食べたい。
〇)……


また甘えた声になる健ちゃんに、
クレープを一口あげると


健)さんきゅ♡


チュッ♡


〇)////


また唇も、食べられた。


ーーーーーーー


〇)ねぇ健ちゃん!このダッフィー、欲しい!!
健)……
〇)ねぇ、健ちゃん!可愛いよ!
健)あー、うん。
〇)??


あたしの大好きなダッフィーのぬいぐるみ。


欲しいなぁ〜
欲しいなぁ〜
欲しいなぁ〜


健)そんなどでかいもん買ってどうすんねん。
  邪魔やろ、邪魔邪魔。
〇)え〜〜〜〜


こんなに可愛いのに。

ぎゅって抱きしめたい。


健)大体、そんなもん買うたら
  パーク内歩くのに邪魔やろ。
〇)……


むぅ…っと口を尖らせてると、

あたしの前で手をヒラヒラさせる健ちゃん。


健)俺と手ぇ繋げなくなんで?ええの?
〇)…っ!!!


そんなの、やだっ!!


あたしはその手にまた飛びついた。


〇)健ちゃんと手、繋いでる♡
健)〇〇ちゃんは聞き分けええなーー♡
〇)へへへ♡


だって健ちゃんが一番大好きだもんっ♡




そのまま二人でパーク内を歩いて

いっぱい写真も取って

パレードも見て

思いっきり満喫した後は、また車で移動。


〇)にひひひ♡
健)またニヤけております。
〇)楽しかったぁぁ♡
健)まだ終わりやないでー。
〇)わかってるもんっ♡


だから、まだワクワクるんるんして
ニヤけちゃう。


向かう先は横浜。


また運転中の健ちゃんの横顔を盗み見してると…


健)見ーすぎw


って、おでこをコツンてされた。


〇)////


盗み見じゃなくて、ガン見になってたみたい。






夜のディナーは夜景の見える素敵なレストラン。


ディズニーでは優しくて甘々だった健ちゃんは

今度は紳士的にあたしを
エスコートしてくれる。


もう…


〇)幸せすぎて、とろけそう♡
健)何やそれw
〇)はっ!


あたしってば、口に出てたみたい。


健)目ぇ潤んでんでw
〇)え…?
健)酒まわった?
〇)…っ


健ちゃんが手の甲で、
あたしの頬の熱を吸い取っていく。


〇)////


余計熱くなっちゃうよ。


健)あんま飲みすぎんなよ…?
〇)え…?


そんなに目、潤んでるのかな?

確かにちょっと、ポワポワしてるけど…


でも、久々のデートだし…


〇)飲みすぎちゃ、ダメ…?
健)…んーー、、
〇)??
健)俺に襲われたいんやったら、飲めば?
〇)えっ…


何、それ…///


健)そんな目で見られたら、
  むっちゃムラムラしてくる。
〇)…っ


そんなこと言う健ちゃんの瞳こそ、
なんか色気が漂ってて

見つめられるだけで、胸がドキドキする。


健)俺のこと挑発した分だけ、
  あとで苛めるから。
〇)////


何の宣言ですか、それは。

そしてその言葉に期待しちゃってるあたしは
ドMかな。







ディナーは健ちゃんが
スマートにご馳走してくれて

あたしだけお酒飲んじゃって悪かったなー
なんて思いつつ

たまにはいいか♡
なんて、車に戻る帰り道も
健ちゃんの腕にしがみつく♡


〇)ご馳走様でした♡
健)……


あたしの言葉に返事はなくて、


〇)…??


そっと隣を見上げると、
健ちゃんはあたしを見下ろして
ニヤっと口角を上げるだけ。


〇)////


その表情だけで、クラッとくる。


健)どうぞ、お姫様w
〇)////


助手席のドアを開けてくれて。


〇)……はぁ、///


楽しかった一日もあっという間だったな。


あとは都内に戻って…


……って、え?


〇)……あれ?
  どこ向かってるの?


もうデートコースは終わったはず。


健)んーー?


健ちゃんは返事をぼかして、あたしの手を握る。


〇)……///


あたし、どこへ連れて行かれちゃうのかな?



……



……




健)〇〇ちゃーーん、おいで♡
〇)////


王子様に連れて来られたのは、
ホテルの最上階スイート。


まさかの展開に、鼻血が出そう。


〇)今日は…横浜にお泊まり?
健)そうだよ?
〇)////


普通に家に帰るんだと思ってたから、
嬉しすぎて頭が追いつかない。


窓の外には
さっきよりも広くて鮮やかな夜景が
広がってる。

シャンデリアは暖かい灯で
ムーディーな雰囲気を作り出してるし、


健)ほら、はよ♡
〇)////


ベッドの上には、とろけそうに甘い笑顔で
あたしを誘ってる王子様。


おずおずと近付けば…


健)捕まえた♡
〇)…っ///


ふわりと抱き上げられて、
あたしは健ちゃんの腕の中。


後ろからぎゅっと、甘い匂い。


あたしの大好きな、ラッコ座り。


健)お前、これ好きやろw
〇)////


お見通しですよね。


〇)うん、大好き///
健)ん?
〇)大好き。
健)何が?
〇)だから…


「ラッコ座り」が。

…じゃなくて。

これはきっと…


〇)健ちゃんが…///
健)ん、よく出来ました♡


正解のご褒美に、後ろからキス。


〇)ん、っ///


そのまま、脱がされていく服。


健)……こっち向いて。
〇)…っ


アゴをクイッと引き寄せられて…


〇)んんっ///


重なる唇は、次第に熱を持って…


健)……ああ、もう止まらんわ…。


どれくらいキスしたか
わからなくなった頃、

健ちゃんがそう言ってあたしを見下ろした。


〇)////


あれ…?

ラッコ座りから、いつの間にこんな体勢に…?


健)やっぱりお前、目ぇ潤んでるw


クスッと笑って、頬を撫でられる。


〇)////


あたしを見下ろす、この健ちゃんが

あたしは好きでたまらない。


健)これも、邪魔。
〇)あ…っ///


下着に手をかけられて…


〇)待っ…て、健ちゃん…///


あたしがそう言うと、


健)〇〇…?
〇)…っ///


あたしを射抜くような、色気を纏った瞳。


健)「健ちゃん」やないやろ…?
〇)…っ///


またニヤっと上がる、口角。


健)早く「健二郎」って呼べよ。
〇)////


あたしは…
Hの時だけは「健二郎」って呼ぶから…


「呼べよ」っていうのは
もう観念しろって意味。


〇)あの…///


胸の前で、腕をクロスさせてると…


健)俺に逆らうん…?
〇)////


はぁ、もうダメ///


この目に見つめられたら。

こんな風に言われたら。


あたしはそれだけで…


〇)健二郎…、///


両手を伸ばすと、ぎゅっと抱きしめられる。


それと同時に、邪魔なものは全部奪われて

肌と肌が触れ合う。


健)寝不足になったらごめんなー?


「ごめん」と言いながら
全然悪気のなさそうなその声は

この後の行為の激しさを、物語ってる。


〇)朝…まで…?///
健)当たり前。


ニヤっと笑って、また口を塞がれて。


〇)あ、待って…、///


抵抗したって無駄。


健)苛めるって言うたやろ。
〇)////


そうでした。


〇)あ、…ん、…っ///


上がる息。


熱くなる身体。



甘々な優しい健ちゃんも、

紳士でスマートな健ちゃんも、

ドSでエッチな健二郎も、


全部全部、大好き。



でもやっぱり一番好きなのは、
この健二郎かも…


なんて頭の隅で思いながら、
思考はだんだん遮られて


何度とろけたかわからないくらい、
幸せを感じて。



眠ったのか、意識を失ったのか、
その区別さえつかなくて





……




……





「…………きろ……」


ん…?


「……お…き……ろ……」


ん…?


「起ーーきーーーろーーーー」


次第にハッキリしてくる聴覚。



〇)んん……



まだベッドの中。


愛しい人の温もりを探せば…


〇)ん?


健ちゃん…?


〇)んん??


健ちゃん!?!?


ちょっと待って!
いつからこんな、毛むくじゃらになったの?!


ガバッ!!!


〇)…っ


びっくりして、飛び起きると…


〇)……ダッ…フィー…?


あたしが抱きしめてるのは、
ダッフィーのぬいぐるみだった。


健)あははははっw


笑い声は後ろから聞こえて…


ぎゅっ


あたしとダッフィーを、丸ごと包みこむ
大きな腕。


〇)健ちゃんが…ダッフィーになってた…
健)びっくりした?w
〇)うん…。


一気に目が覚めた。


だって。

この大きなダッフィー。


〇)どうして…?
健)んー?
〇)どうしてこの子、ここにいるの?


あたしがそう聞けば、


健)俺たちの跡、尾けてきたんやない?w


なんて言って、後ろで笑ってる。


〇)////


嬉しすぎるサプライズに、涙が出そう。


健)あーー、でも。
〇)え…?
健)とりあえずやっぱり邪魔やな、こいつ。
〇)ええっ!!


抱きしめてたダッフィーは、ひょいっと取り上げられて。


健)ストーカーはこっちや。
〇)あんっ!ダッフィー!


ダッフィーはキングサイズのベッドの隅へ
追いやられた。


〇)邪魔じゃないよっ!返して〜!
健)あーかーんーw
〇)ダッフィー!


ドサッ


〇)////


あれ、また見下ろされてる。


健)な?あいつおったら邪魔やろ?w
〇)////


ニヤっと笑う「健二郎」に


どうやらあたし、
また溶かされちゃうみたい。




ーendー

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