ごめんね 〜short story〜

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〇)臣、大好き♡
臣)俺も大好き、愛してるよ。
〇)ふふ…///
臣)愛してる?
〇)え…?
臣)「愛してる」って言ってよ。
〇)……///
臣)いっつも俺ばっかじゃん。
〇)だって…恥ずかしいもん…
臣)言って!
〇)……大好き…だよ?///
臣)そうじゃなくて、「愛してる」!
〇)もう、やだーー///
  恥ずかしいのっ!
臣)もぉ〜〜〜〜
  なんなんだよ〜〜〜〜w
〇)きゃ〜〜っw
 
 
ベッドの中で
愛し合って、じゃれ合って。
 
毎日のように、臣に抱かれる。
臣の甘い匂いに、包まれる。
 
 
こんな幸せな日々が続くって信じてた。
 
 
なのに私はいつからあなたに
自分でも驚くくらい上手く、
嘘をつくようになったんだろう。
 
 
臣)俺がいなくて寂しかった?
 
 
海外から一週間ぶりに帰って来た臣。
 
 
〇)うん、寂しかったよ。
 
 
あたたかい腕の中、そう答えた。
 
 
臣)何してたのー?俺がいない間。
〇)寂しいから昨日までずっと
  友達の家に泊まってたよ。
臣)そうだったの?
〇)うん。
 
 
嘘をつく時は
「本当」を少しだけ織り交ぜるようにしてる。
 
 
臣)来て。
〇)うん。
 
 
待ちきれなかったというように
重なり合う、肌と肌。
 
臣がすぐに私を抱くことは、わかってた。
 
 
臣)〇〇、…っ
〇)…、臣っ…!
 
 
昨日まで違う人の名前を呼んでいたのに…
 
 
臣)〇〇、愛してる…、
〇)臣…っ!
 
 
違う人と愛し合っていたのに…
 
 
臣)愛してるよ、〇〇…っ
〇)私も大好き、臣…、っ
 
 
今はこんなにも、
あなたと溶け合う身体。
 
 
だって臣…、
 
私はあなたが大好きだから。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
臣)暑くなる前にさ、
  みんなで泊まりでBBQしようって
  話してて。
 
 
乱れたシーツの中、
臣が腕枕をしながら私の髪を撫でる。
 
 
〇)楽しそうだね、行ってらっしゃい。
臣)いやいや、違う違うw
  お前も行かない?って話。
〇)え?
臣)みんな彼女連れてくるってさ。
〇)……
臣)だから一緒に行こうよ。
〇)……
 
 
瞬間的に思ってしまった。
 
「隆くんに会える」って。
 
 
〇)行きたい。
臣)やった!
  じゃあ一緒に行こうな♪
〇)うん!
 
 
どうしよう…。
 
隆くんに会えるって決まっただけで
嬉しくて、胸がときめいてしまう。
 
 
臣)楽しみだな、BBQ。
〇)うん、楽しみ♡
 
 
一体いつだったろう。
 
私を見つめる熱い視線に、
気付いてしまったのは。
 
 
忙しくてなかなか二人の時間を作れないから。
 
だから臣は時間が合えば
現場や飲みの席にも私を連れていってくれた。
 
 
そしてある日ふと、気付いたの。
 
私を見つめる隆くんの視線に、
異性としての好意が込められていることに。
 
 
ううん、
「異性としての好意」なんて
そんな穏やかなものじゃなかった。
 
 
目と目を合わせてしまえば
心を掴まれそうな…
その熱に溶かされそうな…
 
それくらい、情熱的な視線だった。
 
 
臣や周りの人は誰も気付いていない。
 
気付いたのは
見つめられている対象である私自身だけ。
 
 
どうして…
どうしてそんな瞳で、私を見るの?
 
 
隆)妹の誕生日プレゼント、迷ってるんだ。
〇)そうなの?
隆)何買っていいかわかんなくて。
〇)良かったら一緒に選ぼうか?
隆)え、いいの?!
 
 
いつも当たり障りない会話しか
していなかったのに…
 
最初にそれを飛び越えたのは、私の方だった。
 
 
隆)臣に言った?
〇)ううん、隆二くんが言ってるかと思った。
隆)俺は言ってないよ。
〇)そっか。
 
 
隆くんのオフの日。
 
プレゼントを買いに行く車の中で…
 
なんとなく二人で作り出した
「臣には内緒」っていう雰囲気に
ドキドキしたりして。
 
 
チラッと運転席を見れば
愛おしそうに私を見つめる瞳がそこにあって。
 
彼の私への好意に、確信を持った。
 
 
確信を持ったくせに、
もっともっと確かめたくなるのが
悪い女の性。
 
 
〇)……隆…くん…、///
 
 
小さく呼んでみたら…
 
 
隆)え?!///
 
 
照れたように目を見開く彼の姿に
胸がキュンと音を立てた。
 
 
〇)隆くん…///
 
 
もう一度呼んでみたら…
 
 
隆)その呼び方…なんか嬉しい///
 
 
頬を赤く染めた彼の横顔に
愛しい気持ちが込み上げてしまった。
 
 
それから臣がいない時は
二人で出かけるようになって…
 
二人きりの時だけ
私が呼ぶ「隆くん」に
彼は毎回嬉しそうに頬を緩めるの。
 
 
この人、すごくすごく…
私のことが好きなんだ。
 
それは一緒にいるだけで
痛いくらいに伝わって来た。
 
 
隆くんは核心に触れる一言は
一切言わなかったけど
 
優しい瞳、甘い声色、
彼の全てが、私を好きだって言ってたの。
 
 
そんな切なくて狂おしい彼の想いに
私は、触れてみたくなってしまった。
 
 
隆)楽しかったね。
〇)うん。
 
 
何度目かのデートの帰り道。
 
いつものように車で私を送ってくれた彼は
私を愛おしそうに見つめて…
 
 
隆)好きだなぁ…ほんと。
 
 
そう呟いた。
 
 
それは意図せずにこぼれたしまったような
言葉で。
 
 
慌てたように、「ごめん、忘れて」と言われて
助手席を降りるしかなかった私は…
 
運転席にまわって、窓ガラスに手を置いたの。
 
 
唇で「好き」と伝えたら
彼は窓越しに手のひらを重ねてくれて…
 
それから私たちは、会うたびに
言葉でも想いを伝え合うように
なってしまった。
 
 
隆)ほんと好き。
〇)私も大好き。
隆)へへへ///
〇)ふふふ///
 
 
隆くんが嬉しそうに笑えば
私の胸はうるさいくらいにときめいて
 
隆くんに甘い言葉を囁かれたら
顔に火がついたように熱くなって
 
指と指を絡ませて手を繋げば
もっともっと触れたいと、
私の身体はその先を欲しがるように
なっていった。
 
 
ダメだってわかってる、お互いに。
 
 
だから一線を超えないことで
バランスを保っていた。
 
 
でも、
好きで…好きで…好きで…
 
止まらなくなった二人の想いが
ついにそれを、壊してしまった。
 
 
だって本当は
お互いに触れたくて、仕方なかったから。
 
愛し合いたいって、身体が叫んでたから。
 
 
壊れてしまえば、一瞬で。
 
 
禁忌を犯して触れた、彼の情熱の炎は
私の身を焦がしてしまうような
甘い甘い、危険なものだった。
 
 
臣の目を盗んでは、二人で会って。
臣がいない時には、二人で身体を重ねて。
 
 
何度も愛してると囁かれて
切ないのに、苦しいのに、幸せで。
 
 
最低だってわかってるけど
燃え上がってしまった想いは
もう誰にも止められなかった。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
岩)うあ〜〜〜
  久しぶりのオフだぁ〜〜〜!
N)あなた一番忙しいもんねぇw
女)どうしてたーくんばっかり
  お仕事いっぱいなんですかぁ?
N)え?w
女)NAOTOさんなんて
  暇そうじゃないですかぁ〜
女)あっははは!w
  直くん暇人扱いされてるー!w
N)こらこら!w
臣)俺らも今月は割と暇だよ。
隆)うん。
 
 
青い空。白い雲。
 
暑くなる前にしようと言っていたBBQだけど
今日はなかなかに、暑い。
 
 
女)臣さんと隆二さんも暇なんですかぁ?
  いいなぁ〜〜
N)「暇」って言い方やめなさいw
〇)……
 
 
そう。
今月は割とスケジュールに空きがある臣。
 
だから私と隆くんは会う時間がなくて
今日は2週間ぶりに会えたの。
 
 
N)そこもちょっとイチャイチャしすぎ!
E)え?
 
 
彼女を膝の上に乗せて離さないELLY。
 
 
E)なんかアウトドアって
  テンション上がりますよねぇ〜〜
臣)うん、わかるw
 
 
そう言って臣も
私の腰に手を回してきた。
 
 
健)はぁ…
  俺も彼女連れてくる予定やったのに…
直)元気出せ、健二郎。
臣)あんな女、別れて正解じゃん。
〇)…っ
 
 
健二郎くんの彼女は
他の人と浮気をしていて…
結局健二郎くんの元を去っていったらしい。
 
 
臣)もっといい女、いるよ。
健)……わかってんねん。
  でも…それでも俺はあいつが好きやねん…。
臣)…その気持ちは…わかるけど…。
健)はぁぁぁ……
 
 
ため息をつく健二郎くんの肩を
岩ちゃんがポンと叩いた。
 
 
岩)仕方ないっすよ!
  女ってのはどうしようもないんです。
健)へ…?
岩)女ってのは…
  奪われたい、求められたい、
  そんな我儘な生き物なんですよ。
N)う〜〜ん!確かに!
直)語るねぇ、岩ちゃん!
女)たーくん頭いい〜〜〜♡
E)健さん、今市くんと合コンしたら?w
N)お、それいいじゃん!
 
 
今日、彼女を連れて来てないのは
健二郎くんと隆くんだけ。
 
 
隆)いいよ、合コンなんか。
N)ま〜たお前は硬派ぶってぇ〜〜w
臣)隆二ってさ、どんな可愛い子に告られても
  毎回断んだよ、すごくない?w
〇)え……
岩)そうそう、彼女いるから〜とか
  嘘ついてねw
隆)「彼女」じゃないよ、「好きな人」。
〇)…っ
 
 
胸がドキッと、音を立てる。
 
 
臣)だから断る口実だろー?w
岩)何人の女泣かせんだよ〜〜w
隆)違うよ。
  嘘じゃない。
  ほんとにいるから、好きな人。
 
 
ドキドキドキドキ…
胸の音が、うるさくなる。
 
 
臣)そうなの?どんな子?
隆)俺の話はいいよ。
N)ま〜たお前は硬派ぶってぇ〜〜w
隆)……すげぇ好きなんです。
〇)…っ
隆)ただそれだけです。
 
 
隆くんがあまりに真っ直ぐそう言うから
みんなはもう何も言えなくなって…
 
 
直)よーし、火も丁度いいぞ〜〜
臣)肉焼こ肉〜〜〜!♪
 
 
あっという間に、網の上がいっぱいになった。
 
 
臣)んーーー♡
〇)や、っ///
 
 
後ろから耳たぶを甘噛みされて
思わず肩をすくめた。
 
 
N)おい、ELLYカップルも
  イチャつきすぎだけど
  お前も大概にしろよw
臣)え、だって今日って
  彼女とイチャイチャBBQでしょ?w
N)勝手に変なイベント名付けんな!w
臣)え〜〜〜〜〜
女)たーくん、私たちもラブラブしよぉ〜♡
岩)えーーー、いいよ。
  俺人前でベタベタすんの好きじゃない。
女)えっ///
岩)ん?
女)じゃあ夜二人きりになったら
  ベタベタするってこと…?///
岩)……ほんとお前って
  ポジティブシンキングだよねw
N)ははははw
 
 
臣はずっと私にべったりで
愛おしそうに私を見つめる。
 
 
でも、さっきから気付いてるの。
 
同じように愛おしく私を見つめる視線が
もう一つ、あること。
 
 
その視線に、視線だけで
「愛してる」と返して。
 
 
追加の野菜を洗おうと席を立ったら
さりげなく彼が、後を追って来た。
 
 
隆)手伝うよ。
〇)ありがとう、隆二くん。
 
 
ざるに野菜を敷き詰めて
どんどん冷たくなる水で勢いよく洗う。
 
そんな私の手に、彼の手がそっと重なった。
 
 
〇)…っ
 
 
焼き場とは対面式になってるから
みんなからは見えない。
 
 
〇)隆くん、…ダメ…だよ///
 
 
手が触れただけなのに
熱くなってしまう身体を誤魔化すように
私は下を向いた。
 
 
隆)今日その呼び方で呼んでくれるとは
  思わなかった。
〇)……っ
 
 
ドクンと音を立てる心臓。
 
 
隆)……嫉妬でおかしくなりそう。
〇)……っ
 
 
隆くんは私の手をぎゅっと握って…
 
 
隆)そんな顔してたら、バレちゃうよ。
 
 
その小さな囁きに、
きっと私は今真っ赤な顔をしているんだろうと
自覚した。
 
 
だって…
隆くんの言葉が、嬉しかったから。
 
 
臣と別れろ、とも
俺と付き合え、とも
言わない彼。
 
 
でも、嫉妬してくれてる。
狂おしいほどに、私を想ってくれてる。
 
 
「女ってのは…
 奪われたい、求められたい、
 そんな我儘な生き物なんですよ。」
 
 
本当だね、岩ちゃん。
 
 
こんなに熱く求められたら
私の中の女の本能が
嬉しいって、叫んでしまうの。
 
 
臣)野菜まだぁ〜〜?
 
 
何も知らない、知るわけがない臣が
無邪気にじゃれついてきて…
 
 
〇)今洗ってるから待ってて。
  すぐ持ってくから。
 
 
目の端で捉えた彼の瞳に
また嫉妬の色が滲んでいるのがわかった。
 
 
臣)ん、じゃあ待ってる♡
〇)きゃっ///
 
 
臣は嬉しそうに私の頬にキスをして
戻っていった。
 
 
〇)……
隆)……
 
 
臣の彼女としてしか振る舞えないことは
わかっていたのに、
 
それでも今日、ここへ来てしまった。
 
 
〇)私…酷い女かな…。
隆)……〇〇が酷いことなんて何一つないよ。
〇)…っ
 
 
いつもそう。
 
あなたは絶対に私を、悪者にしない。
 
 
〇)会いたかったの…っ
隆)…っ
〇)隆くんに…会いたかったの…っ
隆)…っ
 
 
だから今日、ここへ来たの。
 
 
ごめんね…
 
ごめんね…
 
 
でも、好きなの。
 
あなたが好きなの。
 
 
切なく笑う隆くんの笑顔が
眩しくて、痛かった。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
N)じゃあまた明日ね〜!
健)明日の朝は俺が釣ってきた魚
  食わしたるからな〜!
女)楽しみ〜〜〜!!
女)健ちゃん頑張って釣って来てね〜!
 
 
夜になって、私たちはカップルごとに
それぞれのロッジへ。
 
 
健)それにしても
  なんで俺がお前と二人やねん。
隆)しょーがないでしょ。
 
 
不満そうに二人で一つのロッジに入っていく
健二郎くんと隆くん。
 
 
臣)一緒に風呂入ろっか♡
 
 
私も臣に腰を抱かれたまま、部屋に入った。
 
 
臣)見て見て、星が見える!
〇)わぁ、ほんとだ…っ
 
 
お風呂の天窓から見える星空は
本当に綺麗で。
 
 
臣)お前と見れて良かった。
〇)うん。
 
 
ひのきの湯船の中、
臣にもたれながら二人で空を仰いだ。
 
 
臣)今日、楽しかった?
〇)うん。
臣)良かった。
 
 
臣は嬉しそうに微笑んで
私を向き直らせて、キスをくれた。
 
 
臣)俺さ、ほんとにお前のこと愛してる。
〇)急にどうしたの…?///
臣)急じゃねぇよ、いつも言ってんじゃん。
〇)うん。
臣)俺ほんとに…
  何があってもお前のこと
  一生好きだと思う。
〇)……
 
 
迷いのない、真っ直ぐな瞳。
 
 
〇)私も大好きだよ、臣。
 
 
それは嘘じゃない。
 
だって私は臣を嫌いになったわけじゃない。
 
大好きなの。
 
 
臣)愛してる。
〇)…っ
臣)愛してる、〇〇…っ
 
 
激しい臣の熱を受け止めながら、
たくましい身体に、しがみつく。
 
 
〇)はぁ、っ…はぁ…っ///
 
 
服も布団も、床に落ちて、
激しく揺れる、二人の身体。
 
 
〇)…お…みっ……
臣)もっと…、っ
〇)…っ
臣)もっと…声聞かせて…っ
〇)……ぁッ///
 
 
深くなる快感に、グッと唇を噛んだのに…
 
その後も臣は、何度も何度も…
「もっと声を聞かせて」と
激しく私を抱き続けた。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
〇)臣…?
臣)……
〇)ちょっと外出てくるね…?
臣)……
 
 
ぐっすり眠ってる臣の頬にキスをして。
私はロッジを出た。
 
 
まだ薄暗い、夜明け前。
 
でも緑の匂いは色濃くて
新鮮な空気に全身が包まれる。
 
 
林の間をくぐり抜けて
川辺にそっと、腰掛けた。
 
 
昼間は暑かったけど
今は丁度、良い気温。
 
水が流れる音に耳を澄ませて、
そっと目を閉じた。
 
 
隆)〇〇…?
〇)……っ
 
 
後ろから聞こえた声。
 
 
隆)何…してんの…?
〇)……
 
 
何気なく外に出ただけなのに、
あなたに会えた。
 
……なんて、嘘。
 
 
本当は、会えるかもって期待して
外に出たの。
 
 
私と臣が二人でいることに
嫉妬で眠れないあなたが
外にいたりしないかな、って。
 
 
〇)……隆くんに…会いたかった…の…っ
隆)……ッ
 
 
そう言い終わると同時に、
私は力強い腕の中に閉じ込められていて。
 
 
隆)〇〇…!
 
 
甘い唇が近付いてきたけど、
私は下を向いた。
 
 
〇)……私…、
 
 
さっきまで臣とキスしてた。
臣に抱かれてた。
 
なのに…
 
 
隆)……いいよ、どうでも…
〇)……あ…っ
 
 
臣の甘い匂いを纏った私の身体を
躊躇いなく貪る彼。
 
 
次々に身体に落とされる、熱い唇。
 
 
気付けば岩場の陰で
隆くんを受け止めるのに、夢中になっていた。
 
 
〇)あ、…ぁっ…、隆く…っ///
隆)愛してる、っ
〇)んん…っ///
隆)愛してる、〇〇…っ
 
 
臣の跡を掻き消したいというような
嫉妬に燃える、熱い瞳。
 
昼間に見たそれよりも、
ずっとずっと、情熱的。
 
 
〇)隆くん…ッ
隆)〇〇…!
〇)愛してる。
隆)…っ
〇)愛してる…!
 
 
さっきまで誰と何をしていたかとか
もう関係なくなるほどに
 
激しく私を求める彼を、
私も激しく欲していた。
 
 
このまま二人で堕ちていきたい。
どこまでも…どこまでも…。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
臣)あれ、シャワー浴びたの?
〇)うん。
 
 
ベッドの中からまだぼんやりした瞳で
私を見上げる臣。
 
 
罪の香りは全て、洗い流した。
 
 
臣)勝手にいなくなんなよぉ…
〇)シャワーだよ?w
臣)それでも。寂しいじゃん。
〇)ごめんね?
臣)……ん。
 
 
帰って来た、臣の腕の中。
 
 
臣)愛してるよ、〇〇。
〇)うん…。
 
 
臣はいつものように
愛おしそうに私の髪を撫でながら
また眠りについた。
 
 
〇)…………ごめんね…。
 
 
 
……
 
 
 

 
 
 
臣)来週からまた忙しくなりそうだわ。
〇)そうなんだ。
 
 
BBQから帰って来て
またいつも通りの日常。
 
 
臣)一緒に行く?パリ。
〇)今度はパリなの?w
臣)うん。
〇)仕事休めないよ。
臣)だよな…。
 
 
寂しそうに笑う臣。
 
 
臣)俺いなくて寂しい?
〇)……(こくん)
 
 
ごめんね、臣。
 
寂しい気持ちは嘘じゃないけど…
その間、隆くんに会えるっていう嬉しさの方が
大きいの。
 
 
臣)俺もさみしーーーー
〇)ふふ…w
 
 
甘えてくる臣を、ぎゅっと抱きしめた。
 
 
臣)愛してるよ、〇〇。
〇)私も大好き、臣。
臣)……愛してる?
〇)え…?
臣)「愛してる」って言ってよ。
〇)……
 
 
これはいつものやりとり。
 
 
臣)いっつも俺ばっかじゃん。
〇)だって…恥ずかしいもん…
臣)言って!
〇)……大好きだよ?
臣)そうじゃなくて、「愛してる」!
〇)やだ。恥ずかしいの…。
臣)もぉ〜〜〜〜
 
 
チュッと重なる唇。
 
 
臣)ほんとお前は可愛いな。
 
 
愛おしそうに私を見つめる瞳。
 
 
臣)一生愛してるよ、〇〇。
 
 
何も知らない、真っ直ぐな心。
 
 
 
ごめんね…
 
ごめんね、臣。
 
 
 
臣のことは大好きなの。
 
大好きだけど…
 
 
 
「愛してる」のは、隆くんなの。
 
 
 
 
 
 
ーendー

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コメント

  1. morning sea より:

    あー!やっぱりダメ!!
    おみくんには幸せになってもらいたいのに
    ストーリーだからいいけど、現実でこんなの起きてたら殴り込みにファン集めて行く爆笑

    • マイコ より:

      殴り込み〜〜〜〜!!ꉂ л̵ʱªʱªʱª (ᕑᗢूᓫ∗)˒˒笑

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